君はヴァンガード   作:風寺ミドリ

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052 戦う意味

VFGP…決勝戦。

 

「ターンエンドだ」

 

神沢クンが言う。

 

ターンは再び私の元に来た。

 

 

ダメージは私が4…神沢クンが3……

 

互いに突破口を見つけようと、探り合っていた。

 

 

「スタンドandドロー…」

 

 

ここまで神沢クンは私のヴァンガードによる攻撃を“ノーガード”か“完全ガード”で受けている。

 

これは恐らく私の“力”への対策ということだろう。

 

……ドライブチェックでは使わせてもらえないか。

 

 

「絶望のイメージにその身を焼かれ尚、世界を愛する奈落の竜!!…今ここに!!ライド・THE・ヴァンガード!!撃退者 ファントム・ブラスター“Abyss”!」

 

 

チャンスを探さなければならない。

 

たった一回の能力の……使いどころを。

 

「常闇の深淵で見た光…来たれ!!シークメイトand双闘!!ブラスター・ダーク・撃退者“Abyss”!!」」

 

 

ここからが…真の奈落の始まりだ!!!

 

「詭計の撃退者 マナ(8000)をコールし、スキルで無常の撃退者 マスカレード(7000)をスペリオルコール」

 

そして私はアタックフェイズに入る。

 

「マスカレードでブーストしたマナでローフル・トランペッターにアタック!」

 

パワーは15000だ…レギオンする度にスペリオルコールなど……放ってはおけない。

 

「エポナでガード」

 

ローフル・トランペッターは守られた。

 

「だったら…グロンのスキル、そしてブースト…Abyssでヴァンガードにアタック!!(32000)」

 

「エルドルで完全ガードだ」

 

神沢クンはコストにドロートリガーをドロップした。

 

やっぱり……完全ガードで来るか…

 

「ドライブチェック…first…厳格なる撃退者!クリティカルトリガー!!効果は全てAbyssに!…second…ブラスター・ダーク・撃退者、トリガー無し…………レギオンスキル発動!グロンとマナ、マスカレードを退却しCB2!」

 

これが私の…今のシャドウパラディンだ。

 

「Abyssは再び立ち上がり!!青き炎を消し去ってくれよう!!アタック!!(27000☆2)」

 

「完全ガードだ!!」

再び私の前に光陣の解放者 エルドルが現れ、アタックの邪魔をする。

 

「ドライブチェック…」

 

二度目のドライブチェックでは詭計の撃退者 マナとヒールトリガーを捲ることができた。

 

ダメージは回復し、パワーはダークに……

 

「ドリンのブーストした、ブラスター・ダーク・撃退者でヴァンガードにアタック!!(21000)」

「…………ノーガード」

 

神沢クンのダメージにプロミネンスグレアが落ちる。

 

例え手札に欲しいカードであっても、守るべき攻撃とそうでない攻撃は見分けなければならない。

 

そう言った意味では、神沢クンの能力は難しいのかもしれなかった。

 

ダメージは逆転して私が3、神沢クンが4…

 

鍔迫り合いは続く。

 

 

「俺のターン…スタンドとドロー……」

 

神沢クンはカウンターブラストに手を伸ばす。

 

「プロミネンスコアのスキル発動、CB1、リアガードのプロミネンスコアを退却して、コアの後ろに五月雨の解放者 ブルーノをコール、そして手札から定めの解放者 アグロヴァルをコールする…」

 

神沢クンはそのままアタックに入ることを宣言した。

 

使えるはずのアグロヴァルのスキルを使わなかったのは…やはりデッキトップにトリガーが……?

 

「27000…ブルーノとプロミネンスコアでヴァンガードにレギオンアタックだ」

 

「…………ノーガード」

 

この攻撃はまだノーガードと言える攻撃だ。

 

彼の使うユニットが皆、クリティカルの増加スキルを持っているのだ…これからノーガードと言える機会は殆ど無いであろう。

 

手札は大事にしたい。

 

「ドライブチェック…ヒールトリガー、青き炎の解放者 パーシヴァルだ」

 

神沢クンが狙っていたのはこのヒールトリガーだったんだ……有効ヒールは確かに逃したくない。

 

これでダメージは再び逆転する。

 

私のダメージには督戦の撃退者 ドリンが落ちた。

 

「ブルーノのブーストしたローフルでリアガードのダークにアタックする(19000)」

 

「ノーガード…ダークは退却」

 

「ヨセフスと定めのアグロヴァルでヴァンガードにアタック…パワーは23000だ」

 

「暗黒医術と氷結の撃退者で…ガード!!」

 

「ターンエンドだ…」

 

私にターンが回る…前のターンでの神沢クンの動きはこの次のターンへの布石だった。

 

恐らく次のターン…神沢クンは強烈な攻撃を仕掛けてくる筈だ。

 

なら私がここで…攻撃の手を緩める訳にはいかない。

 

「スタンドand……行くよ」

 

「……!!」

 

私の瞳が緋色に染まる。

 

私の胸の奥が熱く…高鳴っている。

 

「ドロー!!」

 

私の手にはファントム・ブラスター“Abyss”が握られていた。

 

「そして……ライド!!絶望のイメージにその身を焼かれ尚、いつまでも世界を愛する奈落の竜!…今ここに!!撃退者 ファントム・ブラスター“Abyss”!」

 

私はそのままレギオンを行った。

 

「なるほど…あんた、自分の“力”を物にしたんだな」

 

「……まあね」

 

 

黄金の瞳と、緋色の瞳がぶつかり合う。

 

「ブラスター・ダーク・撃退者をドリンの前にコール…カウンターブラストを1枚表にする…そしてマナをコール!!スキルでダークボンド・トランペッターを…更にスキルでCB1!レスト状態で氷結の撃退者をスペリオルコール!!」

 

盤面は揃った…後は攻撃だ!!

 

「だったんでブーストしたマナでアグロヴァルにアタック!!」

 

「……アグロヴァルは退却する」

 

「氷結の撃退者でブースト…Abyssのレギオンアタックだよ!!(27000)」

 

「…ノーガードだ」

 

「……」

 

恐らくこのノーガードは前のターンの私と同じ、この後の展開を考えてのことだろう。

 

一瞬、ここで私の“力”を使うべきかと思ったが、私の力は1回限りである上に、先程“力”を使っていなければAbyssのスキルは使えていなかった可能性が高い。

 

この“力”の使いどころはまだ私には分からない。

 

「ドライブチェック…first…ブラスター・ダーク・撃退者“Abyss”……second…撃退者 エアレイド・ドラゴン…クリティカルトリガー!!効果はAbyssに」

 

神沢クンのダメージにローフルとパーシヴァルが落ちる…ダブクリの可能性も無くは無かったけど…

 

私は若干疑わしげに神沢クンを見つめる。

 

「ふっ…もう俺にはあんたのデッキは見れないよ」

 

「……そうなんだ」

 

ならばこのノーガードは神沢クンの賭けだったということか。

 

「そうでなければ…面白くない」

 

「……うん…そうだね!!」

 

 

私はトリガーを載せたAbyssをスタンドさせる。

 

「CB2とマナ、だったん、氷結の退却でAbyssは立ち上がる……エターナル・アビス!!プロミネンスコアを打ち砕け!!パワー27000クリティカル2!!」

 

「光陣の解放者 エルドルで完全ガードだ!!」

 

 

私はドライブチェックで超克の撃退者 ルケアと無常の撃退者 マスカレードを手札に加えた。

 

トリガーは出なかったが…私はダークでプロミネンスコアに追撃を与える。

まずありえないと思うが、この攻撃が通れば私の勝ちだ。

 

「ドリンのブーストしたブラスター・ダーク・撃退者でヴァンガードにアタック!!(16000)」

 

神沢クンは黄金の瞳を輝かせながら言い放つ。

 

「ノーガード、そしてヒールトリガー」

 

あまりにも滑らかな動きで神沢クンは5点のダメージを維持する。

 

「……ターンエンド」

 

私と神沢クンのダメージは4vs5……残念ながら私はカウンターブラストを使いきってしまった。

 

5点目のダメージを受けてやっと1枚…ブラスター・ダーク・撃退者と督戦の撃退者 ドリンのコンボなら更に1枚用意できるが、そう上手くいくかどうか……

 

 

「俺のターン……スタンドとドロー…そして」

 

神沢クンの瞳はさらに輝きを強くする。

 

分かる……何か特別なことをしているから輝いているのでは無い…彼も、デッキも喜んでいるのだ…このファイトを。

 

私の胸も高鳴っている。

 

「蒼く、青く、ひたすら輝け!!その火は決して消えず、その炎は竜に宿りて我らを照らし、その焔は全てを焼き付くす!!!ライド・my・ヴァンガード!!」

 

「青き炎の解放者 プロミネンスグレア!!!」

 

 

 

 

 

青き炎は消えず…奈落を照らそうとする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

* * * * *

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヰゴールをコール…ソウルに入れカウンターブラストを表に、1枚ドロー……さて、ガノヱクでブーストしたゼヰールでアタック…パワー27000だ」

 

「……プロメチウムで完全ガードっす」

 

VFGP先鋒戦……舞原ジュリアンvs神沢コハク。

 

ダメージは3vs4……

 

「ゲット……ヒールトリガーだ」

 

いや3vs3だった。

 

舞原ジュリアン、神沢コハク共にリンクジョーカーを使うファイト…今のところ優勢なのは神沢コハクだろうか。

 

 

 

「ターンエンドだよ」

 

「僕は…この程度じゃびくともしないっすよ?」

 

 

僕はここまでのターンで2度、神沢コハクのデリートを受けてしまった……が、それでへこたれる僕じゃないっすよ。

 

 

「なかなか強がりだね…君」

 

「君も相当っすよ…たぶん」

 

僕は自分のターンを宣言し、スタンド、ドローと処理を進めていく。

 

前の僕のターンで呪縛した神沢コハクのリアガード達は既に解呪されていた。

 

が、今の僕にとっては問題じゃないっす!!

 

 

 

「行くっす……狂気の中に輝く閃光!!勇気と言う名の切り札!!ライド…ブラスター・ジョーカー!!」

 

 

 

僕の手から星輝兵 ブラスター・ジョーカー(11000)が降り立つ。

 

 

「ジョーカー……なるほど切り札ね…」

 

 

「まだまだ…これからっすよ!!力と力は惹かれ合い、新たな力を生み出す!シークメイト、双闘!!」

 

 

ブラスター・ジョーカーの隣には伴星の星輝兵 フォトンが並び立つ。

 

「マヨロンをレスト…ジョーカーにパワー+10000…そしてマヨロンを呪縛!!レギオンスキル!!」

 

僕は更にCBを2枚、SBを2枚というコストを払う。

 

「アブソリュートロック……君のリアガードは全て呪縛されるっす……さらに!!」

 

僕はヴァンガードを…いやレギオンメイトを指差す。

 

「アブソリュートブレイク…メイトはもうメイトでいられない……」

 

 

レギオンを、リアガードを破壊し、ヴァンガードを孤独にするのがブラスター・ジョーカーの力。

 

友に別れを……告げてもらう。

 

「へぇ……」

 

「ディラトンの上からアストロリーパーを、空いたリアガードサークルにマヨロンを、コールっす」

 

神沢コハクはリアガードを失い、僕は攻撃の布陣を整えた……正に形勢逆転っすね。

 

「ブレイブファングでブーストしたブラスター・ジョーカーでアタックっすよ!!パワー35000!!」

 

「ゴヲトとゴヲト、ヲルグ、プロヰーグでガードだよ(完全ガード)」

 

「……っ!?ドライブチェック…アポロネイル・ドラゴン…クリティカルっす…効果は全て右列のアストロリーパーに!!二枚目は…伴星の星輝兵 フォトン…トリガー無しっす……けど!アストロリー…」

 

「ジュヱルでガード」

 

「ならマヨロンでブーストした…」

 

「ノーガード、ダメージは嘲笑する根絶者 グヱム」

 

「……ターンエンド」

 

 

これでダメージは3vs4で僕の有利……

 

だけど、今のターンの攻撃を軽々といなされたことは若干ショックではあったには……あった。

 

「負けない……」

 

「怖い怖い…ヱガヲが足りないよ?舞原ジュリアン君」

 

「……っ」

 

神沢コハクのターンだ……リンクジョーカーはあまり手札の補充が得意では無い…新たなグレード3には乗らない……と思いたい。

 

だけど僕は思い出す、あのヰゴールとかいうFVでこまめにドローをしていた神沢コハクのことを。

 

 

「僕のターン…スタンド、ドロー…」

 

彼は不敵に笑うと手札からカードを見せる。

 

 

「虚空へ消えた魂を喰らう魔獣…並列する根絶者 ゼヰールに……ライドだ」

 

「…………」

 

 

「シークメイト…レギオン……更にスキル発動……」

 

神沢コハクはCB2を払い、手札からガタリヲをドロップし言った。

 

「“デリート”…」

 

 

三回目だ……僕のヴァンガード…ブラスター・ジョーカーはその力を失う。

 

神沢コハクは再びヰゴールをコールし、コスト回復とドローを行うとアタックを仕掛けてきた。

 

「……ノーガード」

 

「ドライブチェック……ヒールトリガー…クリティカルトリガー……」

 

ダメージはこれで5vs3……追い詰められているのは…僕の方だった。

 

「呪縛されたカードを解呪してターンエンドだ」

 

 

アタックしてもアタックしても……宙を掴むような虚無感が僕を襲う。

 

元スクルドの神沢コハクと、新たなる脅威…根絶者。

 

それが僕の敵、越えなければならない壁。

 

「僕のターン…スタンド、ドロー…」

 

「そろそろ負けを認めるかい?」

 

「ま・さ・か……僕は諦めが悪いんすよ……ブラスター・ジョーカーにライドっす」

 

そうだ…僕は諦めなんて言葉は使わない。

 

「シークメイト……双闘っす」

 

 

「…………」

 

 

「僕は……最強になるためにヴァンガードを始めた…僕がヴァンガードを諦める時は僕が最強になった時か、僕が死ぬ時だけっすよ…」

 

 

「一体……何が君を動かす……」

 

神沢コハクが鋭い目でこちらを睨む。

 

 

「僕は全てをこの手に掴む、掴んで叫ぶ、ここにいる、ここに生きているって……誰にも否定させない!!スキル発動!!アブソリュートロック!アブソリュートブレイク!!」

 

僕はマヨロンのスキルを発動させた後、マヨロンを呪縛し、神沢コハクのメイトとリアガードを再び封じた。

 

「ここに…生きている……否定させない?」

 

「ブレイブファングのブーストしたジョーカー…フォトンをソウルに入れクリティカルも増加…パワー35000クリティカル2でヴァンガードにアタックっす!!」

 

「……完全ガードだ」

 

神沢コハクは拒絶する根絶者 ヱビルをヒールトリガーをコストに発動した。

 

「まだまだ!!ドライブチェック…ヴァイス・ゾルダート…クリティカル!!効果はアストロリーパーに!二枚目は……っ、トリガー無しっすけど…アストロリーパー達で続けてヴァンガードにアタック!!パワー21000のクリティカル2っす!!」

 

「ノーガード……ダメージはクリティカルのメヰズ、そしてヲクシズ」

 

「アストロリーパーのスキル発動!!SB1!山札の上から5枚見て、ヴァンガードと同じユニットをサーチ…見つからない……ターンエンドっ!!」

 

 

これでダメージは5vs5…僕と神沢コハク…そろそろどちらが倒れる頃だった。

 

「君は……強いんだな」

 

「……最強のヴァンガードファイターになる男っす…覚えておいてほしいもんすね」

「やはり…君自身の望みが君を強くしているのかな」

 

「それだけじゃないっす……もし負けたら後でお嬢に怒られるっすからね」

 

「はははっ……そうか……」

 

神沢コハクが山札からカードを引く。

 

「だったら……怒られてもらおうかな」

 

「……何を」

 

神沢コハクはヴァンガードをスタンドさせる。

「これが答えさ…ライド、穢れし愚者の魂を乗せて、来い!!威圧する根絶者 ヲクシズ…!!」

 

それは初めに僕達をデリートしたユニットだった。

 

その恐ろしい所は、相手の再ライドに制限をかける点だ…デリートとデリート解除を妨害する完璧なユニットと言っていいのかもしれない。

 

「虚無に消え去れ……“デリート”」

 

 

「……っ!!」

 

4回目のデリートが僕達を襲う。

 

「何度立ち上がろうと……無駄だね」

 

「……」

 

「存分に絶望を喰らうといい!!ヲクシズでブラスター・ジョーカーの成れの果てにアタック!!(21000)」

 

その攻撃に対して僕は……手札を一気に広げた。

 

「テルル、ヴァイス、アストロリーパーでガード、更にリアガードのアストロリーパー2体でインターセプト!!これで…完全ガードっす!!」

 

僕の手札にはグレード1のカードが立った1枚残されるのみとなった。

 

「ドライブチェック……クリティカルトリガーとヲクシズだ……ターンエンド」

 

ダメージは変わらず5vs5…

 

だけど……

 

「僕のターン…スタンド…………」

 

僕はひたすら祈りながらカードを引く…ここでグレード3を引かなければ僕はヴァンガードのデリートを解除できず、パワーは0のままだ。

 

「ドロー…………」

 

「どうだったかな?」

 

僕の手札がグレード1の1枚しか残っていないことを神沢コハクは分かっていた。

 

そしてグレード3にライドするにはヲクシズのスキルによる妨害で、手札を捨てなければならない。

 

神沢コハクのガード値は…インターセプト込みで20000…彼もここまででかなりの手札を消費していた。

 

こちらは前列のリアガードもいない、ヴァンガードもデリートされている上に新たなリアガードの展開もほぼ不可能だ。

 

「…………このままメインフェイズっす」

 

僕は手札に入ったドロートリガーを見つめる。

 

デリートは……解除できなかった。

 

「残念だけど……これで……エンドだ」

 

「…………」

 

僕は何も言い返さず、顔を伏せる。

 

僕の長い銀髪は僕の表情を隠した。

 

「君の勝利への道は根絶された……」

 

 

神沢コハクがうなだれる僕に言い放つ。

 

根絶者……それは全てを無に帰す、虚無の使者。

 

その前に誰もが力を失い、倒れていく。

 

 

 

 

「デリート・エンド……」

 

 

 


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