無敵のバグキャラをハイスクールD×Dの世界にぶち込んだ話   作:天城黒猫

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今回、会話文だらけです。


リアス先輩との楽しいお喋り……というよりは説明会だな。うん。

さて、兄さんが堕天使に殺されて、リアス先輩に転生悪魔にされてから数時間後。

 今、俺は兄さんの部屋にいる。兄さんはベッドに置かれている。そして、今。俺の目の前には、この駒王町を領地とする悪魔、リアス・グレモリー先輩が裸で兄さんに抱きついている。……言っておくが、これは決してやましいことではないそうだ。リアス先輩曰く裸で密着することにより、魔力を使って兄さんの体を治療するとかなんとか。

 まあ、そんなことはどうでもいいとして。

 

 

「さて、それじゃあ、どういう事か説明させてもらうわね?」

 

「……はい」

 

 

 ……さっきも言ったとおり、リアス先輩は兄さんに裸で抱きついているのである。そして、こともあろうか、リアス先輩はそのまま、兄さんが殺されたことなどについて説明しようというのだ。……裸で。兄さんに抱きついたまま。……神経が図太いのか……羞恥心がないのか……になみにさっきからリアス先輩がもぞもぞ動くたびに胸のサクランボがチラチラ見えている。少し……というか、俺のまあ、聖剣(エクスカリバー)がね……

 

 

 

「まず、アナタのお兄さん、兵藤一誠くんが殺されたのはなぜか……それは神器(セイクリッド・ギア)を持っているからよ。神器(セイクリッド・ギア)というのは、そうね。例えば神話やゲームなどで出てくるアイテム……有名どころだとエクスカリバーやアロンダイトなどを筆頭に、色々な不思議アイテム……とでも考えてくれればいいわ。これまでに歴史に名を馳せた偉人たちは大抵神器(セイクリッド・ギア)を持っていたわ。……そして、君のお兄さんにもその神器(セイクリッド・ギア)が宿っているわ。……小太郎くん、アナタにもね」

 

 

 リアス先輩はかなりわかりやすく説明してくれている。……アレか?脳筋だとでも思われているのか?確かにクラスメイト以外のやつにはそう思われているそうなんだが……これでも色々考える方なんだが……まあ、いいか。

 

 

「それはこれのことですかね?」

 

 

 俺はそういい、千の顔(ホ・ヘーロース・メタ)を持つ英雄(・キーリオーン・プロソーポーン)を発動する。そして、俺の両手に剣が二振り、現れる。リアス先輩は目を一瞬見開いた。

 

 

「え、ええ、そうよ。それが神器(セイクリッド・ギア)よ、それにしても……もう覚醒していたのね……これは是非眷属に欲しいわね……と、ごめんなさい。いきなり眷属なんて言われても分からないわね……まず、私はオカルト研究部、略してオカ研に所属しているわ。……ここまでいいかしら?」

 

「はい、大丈夫ですよ」

 

「そう、説明を続けるわね。そのオカ研に所属している部員はみんな、私を含めて悪魔なのよ」

 

 

 リアス先輩がそういった瞬間、リアス先輩の背中からコウモリのような羽が広がる。

 

 

 

「そして、悪魔の他にも、この世界には天使、堕天使という種族がいるわ、悪魔、天使、堕天使の3つの陣営……3代勢力は少し前まで戦争……いえ、ここは飛ばしましょう。今は関係ないからね。……とにかく、この世界には 悪魔といった存在があり、私たちは悪魔。それだけ認識してもらえば構わないわ。そして、アナタのお兄さんは、堕天使に殺されて、私がそれを助けるために彼を悪魔に転生させたのよ。……ああ、転生悪魔というのは、読んで字のごとく、人間から悪魔に転生した存在ね。そして、何故我々悪魔がわざわざそんなことをするのか分かるかしら?」

 

「……悪魔の数が足りないから。そして、自分の下僕を得るため、そんなところですかね?」

 

「え、ええ。そうよ」

 

 

 リアス先輩は少し動揺……というよりは、驚いたようだ。なぜだろうか?

 

 

「リアス先輩。どうしたんですか?」

 

「え、い、いえ……その……」

 

 

 リアス先輩は何かを言いたいようだが、言いづらいのかためらっている。

 

 

「何か言いたいのなら、遠慮なく言ってくださいよ?」

 

「い、いえ……それは……」

 

「隠されるとムズムズしますし、ホラ、遠慮なく」

 

「……ハァ……分かったわ。さっきの問題、当たるとは思っていなかったわ。一つ聞きたいのだけれど、なぜわかったのかしら?」

 

 

 それは、原作を見ていたからです。なんて答えられないし……適当にごまかすか。

 

 

「……まず一つ目の答えについてですが、リアス先輩はさっき3代勢力で戦争があった。的なことを言ってましたね?だから多くの悪魔が死んでしまったために、数が減り、悪魔陣営の力が弱くなった為に、人間を転生させて増やす。こうすることによって、悪魔という種族の強化を図るため……こんなところでしょうか?そして、二つ目の答えに関しては、単にオカ研のメンバー……子猫ちゃん、木場先輩、姫島先輩がリアス先輩を慕っているから。というところですね」

 

「……凄いわね……大体あってるわ……私はてっきりアナタのことを脳筋だと思っていたわ……意外ね」

 

「……ざっくり言いますね。傷つきますよ?」

 

「あら、ごめんなさい。遠慮なくと言われたものだから、つい」

 

「ストレートど真ん中なデッドボールですよ。ホント」

 

「でも球速は鈍かった様ね?ダメージは殆ど無いように見えるけれど?」

 

「いやまあ……暇さえあれば体を鍛えたりしているんですからね。そういうふうに見えても仕方がありませんよ」

 

「ふふ、そう……話がずれたわね。堕天使……それが今回、アナタのお兄さんを襲った種族よ。彼らは自分の陣営を強化するために、神器(セイクリッド・ギア)を奪うためにこの街に来たんでしょうね。…………小太郎君」

 

 

 リアス先輩は、抱きついている兄さんを離し、ベッドの上に正座し、頭を下げた。

 

 

「リアス・グレモリーの管理する駒王町に堕天使の侵入を許し、その結果。あなたの兄の命を奪ってしまったこと。これは私達の不甲斐なさのせいです。謝罪させて頂きます」

 

 

 ……リアス先輩……自分の管理する土地でこんな事がおこって、俺の兄さんをそっち側(・・・・)にやってしまったことへの謝罪……といったところだろうか?それに……

 

 

「……リアス先輩。顔を上げてください。兄さんは貴女が来なければ、あのまま死んでいた。僕はなんとも思っていません。むしろこっちが頭を下げたいくらいですよ。……それに、そういうのは兄さんに言ってください。まあ、兄さんなら、笑って許すでしょうし」

 

「……わかったわ。それでは今日はもう遅いし、寝ましょう。あなたのお兄さんには悪魔となった感覚を味わってもらうために、明日はなんの説明もしないでおくわ。アナタも明日は黙っててちょうだいね?私は彼の傷が完全に塞がったら、転移して帰るわ」

 

「そうですか。それじゃあお休みなさい」

 

「ええ、お休みなさい」

 

 

 俺は兄さんの部屋を出て自分の部屋にあるベッドに仰向けになる。

 

 

(ついに始まったんだなあ。原作……これから兄さんにはもちろん、俺にも厄介事が色々降りかかってくるだろう。)

 

 

 

 

 

 

 頑張らないとな。神様。二度目の生を与えてくれたことを感謝しよう。




……次回はもっと文字数多く、テンポよくいこう。うん。

次の土日はキノの旅を更新します。
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