問題児たちの邂逅
ふと視界が開けた。眼前には青い空に白い雲。周りには見ず知らずの人が3人。さて、一体ここはどこだ?とルフィは考えていた。たしか、今自分はレイリーに新しい修行場所に連れて行ってもらえることになり、その前に渡された手紙を勝手に開けて気付いたらここにいるわけだ。
「え、ここどこだ?たしか、レイリーのおっさんに手紙を受け取って中身を見たところまでは覚えてるんだけどなー。ええと、とりあえず、今オレは空に投げ飛ばされていて落下中だろ。そんで、このままいくと水の中に落ちて…ってオレ水の中に落ちたら泳げないじゃん!ああもう考えすぎて熱が出そうだ」
とまあ無い頭をフル稼働して頭が痛くなったルフィはとりあえず海に落ちないようにすることだけを考えることにした。一緒に落ちている人たちも自分の置かれている状況に困惑しているらしい。
「お、よく見たら周りに木があるぞ。手伸ばしてあれに捕まれば大丈夫か。いやーそれにしてもどこだここ?何かこの森見てると小さいころ思い出すなー」
少し余裕ができたことで眼下に生い茂っている森も見て懐かしんでいるルフィ。そうこうしているうちに水面が近づいてきたので。
「よし、そろそろ手伸ばすか。ついでに周りで一緒に落ちてるやつも助けてやるか」
そういって近くにいた女性2人に腕を巻きつけたルフィ。急に腕が伸びたことや、それが自分たちに巻き付いていることなどツッコミどころが多すぎて何も言えずにいる女性たち。そんなことなどお構いなしにルフィは。
「やべ、もうこんなに水面に近づいてる」
と言って、あと一人を残して木に手を伸ばして陸に上陸した。
おい、このやろ。と残された男は叫んだが当然ルフィは聞いていない。
「ふーあぶねー。このまま落ちてたらおぼれてたなー」
と地面に足をつけて安心するルフィ。
「ちょっと、そこの貴方。助けてくれたことに対してはとりあえず礼を言っておくけど、誰なのあなた。腕を伸ばしたように見えるんだけど」
と、ルフィが助けたうちの1人が質問をした。
「ああ、お前大丈夫だったか?オレの名前はモンキー・D・ルフィ。海賊王になる男だ」
「海賊王?まあいいわ。じゃあ、そこで猫を抱きかかえている貴女は?」
「春日部耀。この子は三毛猫」
「そう。よろしく春日部さん。私は久遠飛鳥。ところでさっきもう1人いた気がしたんだけれど、生きてるのかしら?」
と冗談半分に言いつつ湖の方に目を向けた。すると1人の男が湖から出てきた。
「ああ、ちゃんと生きてるぜ。おいこら、そこの麦わら帽子。よくも俺だけ置いてってくれたな。おかげでビショビショだぜ」
とルフィに言ったが、当然ルフィは悪びれる様子もなく。
「ん、ああ、わりぃ」
と簡潔に謝った。すでに未開の地への好奇心で彼の頭の中はいっぱいだった。そして、いざ冒険だ、と言わんばかりに森へ入ろうとすると。
「おいこら、待ちやがれ。何勝手にどっか行こうとしてんだよ。たしかお前ルフィって言ったっけか。俺の名前は逆廻十六夜。さっきのことは水に流してやるから俺と戦わないか?お前となら面白い戦いになりそうだ」
と引き止める十六夜。するとルフィも。
「うるせー、オレは冒険がしたいんだよー。まあ、いいや。朝のトレーニングも途中だったし久しぶりに戦うか」
と結局やる気まんまんだった。互いに構えて相手の出方を疑っていると草むらの影から何者かが飛び出してきた。
ああ、書きたいことをまとめるのって難しい。ちなみに僕は問題児の中では春日部耀が1番好きです。