とある魔術の原点越え R   作:会話5

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皆さんこんにちは。最近『フォー!猫!』とか『ウェアァ!スズメ!』とか叫びながら布団に埋まる事が多くなった作者です。
今回、御坂の扱いが酷いです。


線引きは黒のマジックペンで

 

───────

 

 

「オイオイ、何やってくれてんだよ。脳が無事ならいいっつっても限度があるだろーが。この出血じゃあどの道死ぬぞ」

 

 

左肩が吹き飛び、肉と骨の破片をぶち撒けたまま倒れて起き上がらない御坂を『勿体無ェ』といった目で見る木原さん。

 

正直な話、御坂が死のうが死ぬまいが別にどうでもいいのだが、このままオジャンになられると上から文句が出てしまう。それを考えると死なない方が説教も少なくて済むから『まあ死なないほうが楽』ではある。

 

 

「うーん....ではでは木原さん。ここで一つ化学の実験といきましょう」

 

「あぁ?何すんだよ。人体解剖ならとっくに済ませただろ。今さら何の実験だよ」

 

「少しワタシの能力が家庭的な事に使えるかの実験です」

 

 

そう言いながら、ポケットから出したハンドバッグに手を突っ込み、大型のクーラーボックスを引っ張り出す。

木原さんも自分が何をするのかを察したようで、白衣のポケットからタッチパネル式の携帯端末を取り出し電源を入れる。

 

 

「あァ.....そりゃやってなかったな。盲点だったぜ」

 

 

「ええ、ワタシもこれは初めての試みです。ドキドキしますね....」

 

 

言いながら医療キットを開ける。

 

『原点越え』で強化した止血剤と消毒液を適当に吹き付け、膝や腹に貼る絆創膏をこれまた適当に貼り付ける。

 

そしてクーラーボックスを開ける。

中には幾つかの保冷剤と防腐剤。

 

 

「生きたままの人間は、鮮度を保ったまま持ち帰れるのか...?結果は帰ってからのお楽しみだなァ」

 

「そうですねぇ....開けたらシュレーティンガーの猫なんてやめてくださいよ〜」

 

 

ケラケラと笑いながら御坂の身体をクーラーボックスに放り込む。

そしてそれをハンドバッグに仕舞い、折りたたんでポケットに入れる。

 

 

「さあ、では木原さん」

 

「おォ」

 

 

顔を見合わせてニヤリと笑う。

 

そして手に持つ武器を両手に構え───

 

 

「「さァてェ!!貴方達(テメェら)にはキッチンタイマー代わりになってもらうぜェ!!!」」

 

 

凶暴な人格を解放し、恐れ慄き立ち竦む有象無象に向けて突っ込んで行った──────

 

 

 

 

─────────

 

 

数十分後には、あの巨大な研究所は血肉と瓦礫の焼け野原と化していた。これが俗に言う『焦土』というやつなのだろうか。

 

その焦土の中で汚れていない所を選び歩きながら、あの時はどうだったあの装置はなんだったと言葉を交わす。

 

 

「ふぃ〜、久し振りにこんな暴れたわ」

 

「いやぁ、ワタシもですよ。今日は少し多目に寝たいですねぇ」

 

「そっか」

 

「ええ...それじゃあ」

 

 

少しの間だけの沈黙

 

 

────そして────

 

 

 

コレ(生肉)を持って帰って」

 

「どうなってるか見ようぜ!」

 

 

 

─────拳を合わせて同時に走り出す。

 

 

 

帰り道の────快適な場所へのトランスファー(乗り換え切符)を持って─────

 

 

 

 




今回は文字数が少なかったです。
そして予告通り御坂の扱いが酷かったです。
まあ、主人公の中に少しだけあるフレンドリーさを押しのける根本『愛する者、愛を持つ者以外は皆全てよく出来た人形』精神が少し強調されてたら嬉しいです。

次回、色々します。
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