とある魔術の原点越え R   作:会話5

18 / 37
皆さんこんにちは。中間テストが忙しい作者です。
今回もかなり文が荒いです。


好奇心は猫をも殺すと言うけれど

 

 

 

────────

 

 

「────ッ!ハァ.....ッ...何か...最近逃げてばっかの気がしてなら...うわわ!」

 

「いつまで逃げるつもりだ!?一般人には手は出せないか!!笑わせるな!」

 

 

怒声と共に、何発目かの銃声が廃工場に響き渡り、その火薬の炸裂音に足音を紛らせて移動する。

 

先程からこの行動を何度繰り返したことか。

 

「3m以上跳躍して日本刀を鉄パイプで叩き割る人間を一般人と呼べるのなら、さぞ幸せな脳みそをお持ちなんでしょうねその方は.....!」

 

 

ああクソ、何故こうなった。どうしてこんな事になってる。最近回想をする事が多い....しかしまあ、別に難しい話じゃない。先に研究所に戻った木原さんと電話で話しながら御坂を詰めたクーラーボックスを持って帰っていると『ぐ う ぜ ん 』御坂旅掛と遭遇。

 

何故か一瞬でクーラーボックスの中身を見抜かれ、追っ掛け回される。途中応戦しようとしたが、野郎どこで調達しやがったのか、警備員内で試験運用さえされなかった馬鹿みてぇな欠陥品『発条包帯(ハードテーピング)』を全身に施していた。

 

正直な話、あれを長時間使えば、身体が負担に耐え切れず肉離れや疲労骨折を起こして勝手に自滅するものだと思って逃げに徹していたのだが、どうもやっこさん、アレが体にフィットしたらしく、どこぞの史上最強スタンドを彷彿とさせる程の戦闘能力を発揮しやがった。

 

 

 

───────否

 

 

 

「鬼ごっこは終わりだ。覚悟は決まったか糞餓鬼」

 

 

コンクリートの壁をぶち破って尚無傷のこの男は

 

 

「....どっちかと言うと、未来から来た殺し屋サイボーグか.....」

 

 

そっちの方が似合ってた。

 

 

「セイャッ!!」

 

 

────上段の回し蹴り

 

 

当たる前に体を回転させて躱す

 

 

 

────二撃目の返す踵

 

 

上半身を反らして回避

 

 

 

そしてスーツの内ポケットに手を突っ込み、拳銃を取り出し向けてくる。

 

 

「────今だ」

 

 

───全能力カット───

 

 

────『一方通行(アクセラレータ)』発現───!!

 

 

 

瞬間、人気のない廃工場に、今日最後と思われる銃声が鳴り響く。

 

 

「...ぐ....ごふッ.....?!」

 

「おお〜!やったやった!『ベクトルの指向性変換』成功ぉ!くふふっ!どう?どう?どんな感じ?上手くいってた?ちゃんと貴方の肺に穴を開けた?ありゃれれら、もしかして喋れない?困ったなあ困ったなぁあ...ひひっ!」

 

 

咳き込み、血を吐き、地面に倒れ伏した旅掛の前でケラケラと嗤う識城。その様子を、まるで化け物を見るような目で眺める旅掛。そして口を開く。

 

 

「...お...前...だれ...だ?」

 

「....ひひひ....へぁ?なんだってぇ?『俺が誰か』だってぇ?そんなの間宮識城に決まってるじゃないのよさぁ〜。やーね、おじさんったら!ぎゃひゃはははっ!!」

 

 

腹を抱えて髪をくしゃくしゃにしながら奇妙な笑い声を上げる識城。それを見て、旅掛はさらに表情を曇らせていく

 

 

「.....バケモノめ.....!!」

 

「その呼び方には蔑みの意が含まれているので拒否する.....なーんつって!ぎゃはははははは!....あれ?なんか違う気が...ま、いっか!で?なんの話?」

 

「.....なぜ、美琴を攫った...どこへ連れて行くつもりだ!」

 

「おーおー穴開きの体で元気な事で。そうだね、今はクーラーボックスで鮮度を保ってるんだ。さっき肩吹き飛ばしちゃって、脳が無事だったら別段問題はないんだけどさ、その時私ちゃん面白いこと思いついちゃったわけよ!題して!『シュレーティンガーの少女』!あ、猫にしなかったところ要チェックよん」

 

「き、貴様ァッ!!人の娘を道具の様に...ッ!」

 

「人の娘ェ?だから何さ」

 

「何だと?!どういう事だ!」

 

「質問を質問で返すなッ!ってね。で、人の娘だったら何。聞いてんのはこっちだぜ」

 

「人の娘に...いや、人の子供に手を出して...許されると思うな!」

 

「....馬鹿かお前。いつ俺が許してくれなんて言ったよ。それに何さ。人の娘?どんな奴だって、女だったら娘で、男だったら息子だろ?何言ってんの?」

 

「貴様...親はいないのか」

 

「?? 誰にだって一人か二人はいるだろ」

 

「違うッ!そうじゃない!」

 

「うわ!クソ、脅かすなよおっさん。あー、で、ナニが違うって?腹か?」

 

「貴様の親は、いないのかと聞いてるんだ」

 

「あー....残念だねおっさん。その話はもう売り切れたよ。一回限りの限定品だったのさ」

 

「ふざけるな....っ!」

 

「あーあ、血ぃ吐いちゃった。服が汚れてしまいますわーなんつって.....悪いおっさん。吐きそうだから帰るわ。霊柩車くらいなら呼んであげるけど?」

 

「要らん!」

 

「そ。じゃ、ちゃんと歯磨きをして寝るんだよ。そしたらご褒美に、お墓にチョコレートを添えてあげるよ」

 

 

歌うようにそう言い残して、識城は手を振って廃工場を後にした。

 

 

「.......」

 

 

 

ーいつも以上に、不機嫌そうな顔で───

 

 

 

 

 




今回、主人公のお喋りがマッハでしたね。あれは『一方通行』を保存している人格です。うざかったらごめんなさい。

次回、色々します。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。