とある魔術の原点越え R   作:会話5

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皆さんこんにちは。投稿がかなり遅れてしまいました。
今回は題名通りの内容です。

.......え?設定......みんな疲れているようだな....。


三時間......クッキング?

 

 

 

 

 

──────三年四十五組

 

 

ここは『木原』研究所三年四十五組。

あのエヴァ....テレスティーナの研究所程ではないが、生きた人体を使った実験の回数はそこいらの『闇』とは比べ物にならない数をこなして来た『外道御用達の研究所』である。

 

その一室で、1人の研究者と1人の青年が、開かれたクーラーボックスの前であれやこれやと怪しげな機械を並べながら喋っていた。

 

 

「木原さん木原さん、見てくださいよこの御坂の鮮度!どうですか?ワタシの能力も捨てたモンじゃないでしょう?ほら、特にこの肌の色!身体測定時のデータに載ってる写真と見分けが付かない程に健康的....ああー、ちょーっと貧血気味ですけど.....それでも95口径で左肩吹っ飛ばされた後とは思えないくらいには新鮮ですよ!」

 

 

一通り機械を並べ終わり、自慢気に...というよりも嬉しそうに『左肩から先が無い御坂』の入ったボックスを指差しながら、よくわからない身振り手振りを付けて興奮気味に物騒な言葉を吐いている黒の長髪と少女の様な容姿が特徴的な少年は、元天草式十字凄教の魔術師であり、現在はLevel4『原点越え』をその身に刻んだ学園都市の能力者、間宮識城である。

 

 

「おーおーよくやったよくやった。よくやったからくっつくな。人が刃物の準備してる時ァ邪魔すんなって、小せえ頃ママに教わんなかったか?上に返す前に少しでもイジっておきたいんだからよ」

 

 

そして、そんな識城を軽くあしらいながら特殊な実験用のメスをトレーに並べている金髪に刺青というおおよそ研究者とは思えない風貌の男は、学園都市に存在する『闇』の代表格とも言える『木原一族』の1人、木原数多である。

 

 

彼等は麦野沈利のクローンである『最後通知(トランスファー)』を製造していた研究所を一つ潰し、その際に捕獲した『超電磁砲(レールガン)』御坂美琴を持ち帰ったのだが、瞬間、上層部から「御坂美琴を引き渡せ」といった内容の指示が発生した。

 

二人は当然、自分達の手柄を横取りされるのは気分のいいものではないので反発したが、今度は更に上の部署からも命令が下された。

総統部署からの命令とあっては無視する訳にはいかないが、ここで識城が電話越しに総統部署の人間と対談。

 

交渉(恫喝)の末に引き渡し期限を2日後まで延長する事が出来た。

 

そして、二人は急いで御坂の鮮度や演算パターン等の解析を行おうとしているのだ。

 

 

「もう、ツレないですね。もう少し褒めてくれたっていいじゃないですか」

 

 

そっぽを向いてわざとらしく頬を膨らませ文句を言う。実を言うと、これは識城本人の性格に依るものではなく、元々女に変装してお偉い方にモノ(情報)をねだる時の常套手段なのだが、識城が男だと知っている上に、まず女に興味の無い木原が反応を示すわけもなく......

 

「そんなことツマンネェ事言ってる暇があったら『コードリーダー(演算パターン解析機器)』の電源入れろ。オマエの能力強化にもなる。あのクソガキの役に立てるぞ」

 

と『全く興味無いね』という感情すら感じ取れない声で返答した。そして、その返答の中にさりげなく識城の研究に対する取り組み意欲の向上を図る語句を入れるあたり、さすがは元教育係といったところか。

 

 

「! あっくんの役に...ふ、へへへ....」

 

「あァ、だから早く電源入れろ」

 

「はーい!」

 

手を挙げていそいそと作業を手伝う識城。

御坂美琴が目覚めた時、彼女が見るのは真白な天井か、はたまた透明な液体越しに見える鉄の床か.....。

 

 

 

─────────

 

 

数十分後、御坂の身体には怪しげな機械の端末らしき吸盤が平らに貼り付けられていた。

 

「ふぃー、意外に準備だけで時間食うもんですね、実験って。しかし、こいつの演算パターンはワタシのどの能力の強化に使えるんでしょうか」

 

「知ったことか。手っ取り早く始めんぞ」

 

「はい」

 

 

答えると同時に真剣な顔つきになる識城。

Level5を使った豪華な数時間クッキングの始まりである。

 

 

 

─────そして────

 

 

「どうだ?」

 

「.......うひょー、流石Level5。結構重い演算....まあ、二、三分あれば馴染みますよ」

 

「ある程度馴染んだら一方通行を試してみろ。使用時間が延長されてるはずだ」

 

「わかりました」

 

 

─────盛大なクッキングは───

 

 

「見ろ、ここをこうやって....おら、動いた。能力によって身体の構造には僅かな違いがある。それを覚えておけ」

 

「げー...よくそんなもの見れますね....ああもう、ぶら下げないで....うわわわ!振り回したらダメです!.......あぁ...今日は夕飯抜きですかね....絶対吐くっての...」

 

 

─────十数時間に及んだ─────

 

 

 

──────そして

 

 

「....全能力カット....『一方通行』発動」

 

 

ビュム、という音がして、透明な力が識城の全身を覆う。途端、周囲の壁から明らかに殺傷能力を持った風の塊が識城を襲う。

 

その風の塊は識城の身体を覆う『反射膜』に触れ、その進路を正反対にして行く。

 

そして数秒後、ブザーが鳴ると共に風の攻撃が止む。

 

 

「どうだった?俺が改良した第3位の演算パターンは」

 

分厚い鉄の自動扉が開き、その奥からタッチパネル式の端末を持った木原が現れる。

 

「いい感じです。流石ですね、Level5の演算パターンをいじくれるなんて」

 

「興味がありゃ人間どこまでも行けんのさ」

 

 

そう、この木原数多は『コードリーダー』で御坂の演算パターンを読み取り、それを識城専用に改良してみせたのだ。

その演算パターンを組み込んだ結果、能力『一方通行』の展開可能時間は十数秒から1分弱程まで伸び、ある程度の応用攻撃も出来るようになった。しかし『ベクトルの反転』のオート化はまだまだ出来なかった。

 

そして演算の最適化の練習...という訳である。

 

「ま、今日は中々頑張った方だな。休んでいいぞ」

 

「うーん....では、そうさせてもらいます」

 

 

そう言って識城は鉄の自動扉の奥へ消えていった。

 

 

 

 

 

大き過ぎる力は災いを呼ぶと言うが、彼がこの能力を使い不幸になる時は、そう遠くないのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

「あ、そういえば木原さん」

 

「んだよ」

 

「御坂どうなりました?」

 

「箱に詰めて引き渡した」

 

「.......いつの間に....」

 

 

 

 

 

 




今回は途中から作者のボキャブラリーの少なさが発揮されてしまいました。結構辛いです。そしてクッキングの過程は...あからさまにグロいので省略しました。一応、再起可能なくらいにしかいじってません。

次回、色々します。
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