久しぶりの更新ですが、今回かなり短いです。
─────暗部上層部
全体的に管理の行き届いた火薬臭い部屋。
そこに俺と木原さんは呼ばれ、上司の上司に当たるジジイに対して別に畏まることなくソファの背もたれに座っていた。
「.....木原さん....なんか、眠くなってきました」
「.......」
返答は無し
「木原さァん.....」
「.......お前、『アイテム』潰してひと段落ついたからって、馬鹿みてェに薬盛られる程平和ボケしてたって事ァ無えだろォな」
あれー?なんで『アイテム』潰した事がばれてるのかなー?
あっくん以外には喋ってないんだけどなー?おっかしいなー?
「ヒヘヘ、違いますよ...ふ、ひへ....。もしそうでもォ、ワタシの身体は睡眠薬なんか効きませんよォ〜。ただ単に寝不足なんですゥ〜....それにィ」
「昨日の夜飲み過ぎちゃったー♪」
目の前に重役が居るのも気にせず、土御門&エツァリ直伝『重役の変態ジジイに色仕掛けをする時のポーズ』を決める。
エツァリとは誰か?第3位厨の変態魔術師で......あぁ......俺御坂の左肩吹っ飛ばしちゃったわ.....なんとか誤魔化せないかなぁ。
原子レベルで分解とか嫌だっての。
.......そして、自分のやってる事で気分が悪い。
がしかし、それを堪え、ポーズを解き、これまた土御門&エツァリ直伝『謎の頬染め』を繰り出す。
木原さんの脚に力が入っているのは気のせいではない。
土御門&エツァリによれば、これで大抵のやつは落とせるらしい.....というか、これをやれば大抵の変態上司はボロボロと情報をこぼした。
その後『ベッドで待っていろ』なんて言われた日には流石に後悔したが......。
「潰すぞ」
「モウシワケゴザイマセン」
そんな気分の悪くなる技術も、木原さんには全く通用しなかった。
そして、無駄に装飾のついた無駄に高そうなデスクから、ゴホンゴホンと咳払いが五、六回。
なんか咳払いにしちゃ多くないかい?
「........」
「風邪ですか?ティッシュいります?」
「....!?」
いやいや、解ってる。分かってるよ。さっきの咳払いがこっちに注目しろという意味だってことくらい。
でもさ、興味のない長話を真剣に聞くのもつまらないじゃん?だから、話の前にひとつボケをかましてみただけだよ。
出鼻を挫いてやったってヤツさ。
「あれ?いりません?」
更に追い討ちという感じで、ジジイの机に半分乗り上がる形でポケットティッシュを突き出す。
怒ってはいないが、驚いている。
相手の性格や性質が理解出来ず困惑している。
面白すぎンよ、アンタ。
「面白ェのはわかるが、そのくらいにしてやれ」
「はーい。ではでは早速、御坂の引き渡しを....」
いい加減この辛気臭い部屋にも、高圧的な目をしてこちらの様子を伺っている無能なクソジジイにも嫌気が刺してきたので、テキトーに御坂を詰めたクーラーボックスを無駄に高そうなデスクに置き、開いて中身を見せる。
「........」
途端、クソジジイの下れた顔付きが更に醜く変貌する。
欠損した御坂を見て興奮してやがる。気持ち悪ィ。
「....ではワタシはこれで」
「....」
「....アー.....ひとつだけ」
「.....?」
「他人の性癖をとやかく言うつもりは無ェが、怪我した女を見てコーフンするって、流石にドン引きだぜ。だから買った女しか抱けねェンだよ」
「ッ!!」
クソジジイの顔が、これでもかというほどに気持ち悪くなる。そういう特訓でもしてるんだろうか。
そんな風な事を考えながら、ヒラヒラと手を振って部屋を後にする。
木原さんの顔が終始ニヤけていたのは、気のせいだと思いたい。
───────木原研究所
「木原さん木原さん」
「なんだ」
「明日から有給取ります♪」
「まーた『外』か。御苦労なこって」
「いえいえ、弟子に稽古付けるのも、正義ぶったバカを殴り倒すのも、何方も不平等に愉しめますよ」
今回、かなり短かったです。
で、でも、次回から頑張るから......。
次回予告
『あはは、五和、表に出なさい。
ソニックアロー!
潜入ミッションと護衛?.....メタルギアをやり込めば大体行けますよ』
本当にこんな感じだと思います。