早見塾の面々の試合も残り二つとなった。他の参加デュエリストも次々と試合を決めていくがそこまで強いとは感じなかった。
ただやぱり数名は強いと感じる相手はいた。例えば、俺の初戦の相手、シンクロアンデを使っていたレイン恵、アヤトを降した藤原雪乃、敗れはしたものの勝鬨勇雄や権現坂昇。
彼らは強かった。この時点で既に原作とは離れてしまっているため、俺の知る物語はもう展開されない。
それでも罪悪感は感じていない。遊戯王の原作はあくまで可能性の一つ。そのほかにも多くの物語があり、これはその一つだと思う。
だから、今ここでのことを思いっきり全力で頑張っていこうと思う。
さて、なんで冒頭からこんなことを言っているかというと・・・・・・
ミヤ 400
場 精霊王エルフェウス ライトロードドラゴン・グラゴニス(3500)
伏せ 2枚
手札 1枚
デンジ 3000
場 エレキリン(守備)
伏せ 0枚
手札 0枚
最初からクライマックスなのである。
何が起きたかというと簡単である。序盤、デンジはエレキモンスターの直接攻撃や罠を使いミヤに着実に攻撃を仕掛けていた。
ライフも残り300まで削りきり、次のターンで勝利という所まで追い詰めた。しかし、ここで息切れをお越し失速、その一瞬の隙を見逃さず、ミヤが反撃に転じた。そしてエースであるエルフェウスを召喚し、デンジの攻撃を一気に封じ込めた。そして現在ミヤのターン。
「さぁ行きますよ?グラゴニスでエレキリンに攻撃します」
「くっ!!」
「これでフィニッシュです。エルフェウスの直接攻撃です」
デンジ 0
「うわー!!負けたー!!!」
「正直危なかったです。あそこでデンジ君の追撃があったら負けてましたよ」
「悔しー!!やぱり手札の確保が問題か?」
「そうですね。けど悪くないと思いましたよ?今回は運もあったわけですから」
試合はミヤの勝利となり、二回戦も残り一試合となった。最後はヒロヤの試合のみ。相手はリチュアと言う明らかに儀式使いの相手。
『さて、残り試合はひとつとなりました!最終戦!一回戦、これまた相手をサレンダーに追い込みワンキルを決めた椎菜ヒロヤ君!対するのは儀式モンスターで華麗に勝利を決めた揖斐リチュアさん!!』
「よろしく」
「こちらこそ。いいデュエルにしましょう」
『これが二回戦最終試合!二人の手で綺麗に決めてくれ!!』
「「デュエル!!」」
リチュア 4000
ヒロヤ 4000
「先行は私のようだ。お前は一回戦ワンターンキルを決めていたな」
「まあな。手札がそう言っていたからさ」
「そうか、なら私からはこの言葉を送ろう。『この布陣を突破して見せろ』手札より超次元儀式『超次元エナジーホール』発動。カードを一枚引く。そしてエクストラデッキよりレベル7以下の水属性超次元儀式モンスターを特殊召喚する。頂点を目指せ機械の豪腕王!『時空のスター・G・ホーガン』!」
時空のスター・G・ホーガン
レベル7/機械族/水属性/ATK2500/DEF2300/超次元儀式モンスター
効果
① このモンスターが存在する限り、水属性モンスターのレベルを1下げたものとして召喚できる。さらにこの効果で召喚したモンスターがレベル4以下になった場合、このターンもう一度通常召喚を行うことができる。
② ―覚醒―自分のエンドフェイズに発動する。自分のターン中に水属性モンスターを3回召喚していた場合、このモンスターをエクストラデッキに表側で戻し、エクストラデッキから『イチバンの覚醒者オーシャン・G・ホーガン』を特殊召喚する。この効果は無効化されない。
「そしてホーガンの効果でレベルが1下がった扱いになるレベル5の水属性モンスター。『崇高神ケミカル』を召喚する」
崇高神ケミカル
レベル5/悪魔族・ゴッド/水・闇属性/ATK2000/DEF1600
効果
① このモンスターを召喚したとき、山札から2枚引く、その後手札を1枚捨てる。
② -ゴッドリンク-『無上神アンダーワールド』または『極上神プロディジー』自分フィールドにこのモンスター指定のモンスターが存在していた場合、そのモンスターと『崇高神ケミカル』は1体のモンスターとして扱う。
③ このモンスターはリンクしているとき、モンスターとの戦闘で相手に与えるダメージは1500になる。
「効果で二枚ドロー。その後一枚墓地へ、私が捨てるのは『水精鱗アビスリンデ』さらにアビスリンデの効果発動、手札から『水精鱗メガロアビス』を特殊召喚する。特殊召喚されたメガロアビスの効果発動だ」
「ストップ。エフェクトヴェーラーを捨てて効果発動。その効果を無効化する」
翼の生えた少女?少年?が現れメガロアビスの効果を止める。しっかし水精鱗か。嫌な思いでしかない。特に海王子が出てきてからのメガロアビスには特に。
「そうか、そう言えばそのようなカードもあったのな。なら続けよう。ホーガンの効果でこのターン追加の召喚権を得ている。手札から『RPアクア忍者ライヤ』を召喚する。そのまま効果だ」
RPアクア忍者ライヤ
レベル1/戦士族/水属性/ATK100/DEF100
効果
① このモンスターを召喚・特殊召喚したときに発動する。自分フィールドのモンスター1体を手札に戻す。この効果は1ターンに2回しか発動しない。
② ①の効果で手札に戻したモンスターが水属性モンスターの場合、自分は追加でレベル3以下の水属性モンスターを通常召喚できる。
「私はメガロアビスを手札に戻す。これでレベル3以下のモンスターを通常召喚できる。私は『RPアクアシャークス』を召喚。カードを一枚セット。そしてエンドフェイズに入りホーガンの効果発揮だ。私はこのターン『崇高神ケミカル』『RPアクア忍者ライヤ』『RPアクアシャークス』の水属性モンスター三体を召喚した。よってホーガンの覚醒条件クリアだ。現れろ。惑星すら握りつぶす豪腕王!その拳で頂点を掴み取れ!覚醒!『イチバンの覚醒者オーシャン・G・ホーガン』!!私はこれでターンエンド」」
RPアクアシャークス
レベル3/戦士族/水属性/ATK900/DEF400
効果
① このモンスターが破壊されたとき、山札から一枚手札に戻す。
イチバンの覚醒者オーシャン・G・ホーガン
レベル14/機械族/水属性/ATK4100/DEF3100/超次元儀式モンスター
効果
① 自分が手札からモンスターを召喚した場合、山札の一枚目を全てのプレイヤーに公開する。それがモンスターならば特殊召喚できる。それ以外貼った場合、そのカードを山札の一番下に送る。この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン攻撃できない。
② このモンスターが①の効果でモンスターを特殊召喚した場合、このモンスターの攻撃力はエンドフェイズまで3100になる。
③ 自分は1ターンに通常召喚に加えて、水属性モンスターのみ二回目の通常召喚を行える。
④ このモンスターが相手に与えるダメージは2000以下になる。
リチュア 4000
場 ホーガン ケミカル ライヤ シャークス
伏せ 一枚
手札 二枚
水精鱗にRPホーガンだと・・・!!?しかもあのデッキでライヤの効果はあかん。下手しあらあれとホーガンだけでメガロが2体いてしかものリリースコストが揃う可能性がある。ヒロヤ結構きつくないか?
「俺のターンドロー。取り敢えず落ち着いて行こうか。メイン。『電池メン-角形』召喚。効果で『充電池メン』を手札に、そして『二重召喚』発動する。『角形』をリリースして『充電池メン』を召喚して効果、デッキから『電池メン―角型』を特殊召喚。効果発動。デッキから燃料電池メンを手札に」
「確認したい。今加えたモンスターは名前に『電池メン』と付くモンスターが二体以上いれば特殊召喚できるのだな?」
「そうだけど・・」
「ならば伏せカード発動速攻魔法『ハイドロ・コミューン』だ」
ハイドロ・コミューン
速攻魔法
① 自分の種族一つを選び発動する。選んだ種族を自分のフィールドから手札に戻す。その後手札に戻した数の相手モンスターを手札に戻す。
「私が選ぶのは戦士族。ライヤとシャークスは戦士族だ。よって2体を手札に。その後今出てきた2体の電池メンには手札に帰っていただこうか」
「んなっ!!?それは予想外だぞ!!?」
「何の考えもなしに攻撃力の低いモンスターを2体も置いておくわけがないだろう?」
「うっわ・・・・破壊なら全然良かったのにこれじゃぁ完全に予定崩れたっていうか何にもできないんだけど・・・・取り敢えずカードを5枚伏せてターンエンド」
ヒロヤ 4000
伏せ 4枚
手札3枚
ガン伏せかよっ!!?電池メン以外全部伏せカードかよおいっ!?充電池メンいなかったら完全に事故じゃねーかコレ?
「私のターンドロー。手札から『水精鱗アビスパイク』を召喚。そして効果発動だ。さらにホーガンの効果を使う。何かあるか?」
「ねーです」
「なら効果だ。ホーガンの効果でデッキの一番上を見せる・・・『水精鱗リードアビス』だ。よって特殊召喚。さらにアビスパイクの効果で二体目の『アビスグンデ』を捨てて三体目の『アビスグンデ』を手札に。さらに墓地に送ったアビスリンデの効果発動。再び手札からメガロアビスを特殊召喚する。またメガロアビスの効果を発動するが何かあるか?」
「ないよ」
「ならばデッキから『アビスケイル-ミズチ』を手札に加えてそのまま発動。メガロアビスに装備する。」
リチュア 場
ホーガン ケミカル アビスパイク リードアビス メガロアビス(ミズチ装備)
うっわ・・・・なんだこのフィールド。
「さらにリードアビスの効果だ。アビスパイクをリリースして手札を一枚墓地に送る。真ん中の一枚を墓地に送ってもらう」
「燃料電池メンだ」
「さらにメガロアビスの効果発動だ。ケミカルをリリースして二回攻撃を得る。このままバトルだ。一応手札を警戒しておこうか。まずはホーガンから攻撃だ」
「どうせ通らなけど伏せカードオープン『邪神の大災害』」
「勿論無効化させてもらう。ミズチの効果発動だ」
「うっし、なら更にチェーンして発動『アーティファクトの神智』!更にもう一枚!『アーティファクトムーブメント』!」
ヒロヤのやつ。アーティファクトを混ぜた構築にしたのか。これまた面白い構築にしたな。
「ないならチェーン処理だ。ムーブメントで俺の伏せカードを破壊。『アーティファクト・ベガルタ』、その後デッキから『アーティファクト・アキレウス』をセット。神智でデッキから『アーディファクト・カドケウス』を特殊召喚」
「私のミズチの効果で邪神の大災害は無効とする。その後ミズチは墓地だ。だが自分の伏せカードを破壊したのだ。しかも伏せられていたのはモンスターだった。何かあるな?」
「当然!セットされていて墓地に送られた『アーティファクト・ベガルタ』効果発動!こいつを特殊召喚!そしてカドケウスの効果で一枚ドロー!そしてベガルタ効果!俺の伏せカードを破壊『アーティファクト・アキレウス』!」
「また『アーティファクト』モンスターか・・・そいつらも同じような効果なのか?」
「その通り!『アキレウス』効果!特殊召喚!カドケウス効果でアキレウスが出たときに一枚ドロー!」
因みに、カドケウスのドロー効果にはチェーンブロックを作るらしいので今の処理の仕方は間違いではない。たまに間違える人がいるので注意しておく。俺も実際最初は間違えたのですごく大変だった。
「ここで『アキレウス』効果発動!このターン俺の『アーティファクト』モンスターは攻撃対象にならない」
「そうか。アーティファクト。なかなか厄介なモンスター達だな。ならこのままメイン2に入る。ホーガンの効果で私は水属性をもう一度通常召喚できる。『RPアクア忍者ライヤ』召喚。そしてライヤとホーガンの効果だ」
「ヴェーラー無いんだよなぁ・・・いいぜ続けても」
「そうか、ならば発動する。ライヤの効果で自身を戻す。そしてデッキの上を公開する・・・『アビスフィアー』だ。モンスター以外はデッキの一番下に送る。更にライヤの効果でレベル3以下のモンスターを召喚できる。私はもう一度ライヤを召喚。そして先ほどと同じ効果を使おう」
「ライヤを戻しデッキオープン・・・『RPアクアメルゲ』よって召喚する。これで最後だ。『RPアクアシャークス』を召喚する。ここで『RPアクアメルゲ』とホーガンの効果発動だ。手札の『RPアクア忍者ライヤ』を捨てて一枚ドロー。デッキトップは『RPクリスタルランサー』こいつは進化モンスターだ。素材は『RP』と付くモンスター。よって『アクアシャークス』を素材に進化する。水の騎士よ!今現れ敵を打ち砕け!『RPクリスタルランサー』!!」
RPアクアメルゲ
レベル2/戦士族/水属性/ATK400/DEF400
効果
自分がモンスターを召喚・特殊召喚した場合、手札を一枚捨てても良い。そうした場合自分は山札から一枚引くする。
RPクリスタルランサー
レベル7/戦士族/ATK2700/DEF2400/進化モンスター
効果
① ―進化―『RP』と付くモンスター。このモンスターは自分の『RP』と名のつくモンスター1体を下に重ねることで召喚、特殊召喚することができる。
② このモンスターは相手に直接攻撃できる。
③ このモンスターが相手に与えるダメージは2000以下になる。
「私はカードを一枚伏せてターンエンドだ。この際だ。はっきり言おう。この布陣を全て突破出来るならお前の勝ちだ。ただし一体でもモンスターを残せば私は次のターンで勝つ」
リチュア 4000
場 ホーガン メガロアビス リードアビス メルゲ ランサー
伏せ 2枚
手札 2枚
一旦切ります。
続きは近々『崇高神ケミカル』のアイディアありがとうございました。