デュエルスルヨ・・・
「止めだ!!行け!!ドルゲーザ!!妖精左神パールジャムに攻撃!!」
「バトルだ、暴君の悪魔龍デストロキールで夢幻左神スクエア・プッシャーへ攻撃!」
塔の内部にはまだまだ動けるデュエリスト達が多くいた。彼らは皆同じデッキを使用していて、展開力、攻撃力、守備力はGリンクによって異なるが通常のデュエリストでは手も足も出ないほどの実力だったと思う。
だが彼らのデッキを持っても、赤羽零児とストロング石島のタクティクス、そしてプレイングから感じ取れる実力には敵わなかった。
それだけじゃない。流石だろう。赤羽零児が選び抜いたメンバー達は皆並のデュエリストではなかった。
「・・・・これでおしまい。直接攻撃」
「無駄無駄無駄ァ!!!そんな攻撃力しか持たない連中じゃ私のディアボロスの前にすら立てないんだよぉオオオ!!!」
「・・・・ハァアア・・・・!!!眠るがいい!!行け!超巨岩獣メガロクラウザー!炎王神獣ガルドニクス!!」
「地将星ハヤテで直接攻撃!!」
「超重武者ビックベンKで攻撃!!」
頼もしすぎた。うん。おかげで私と鏡原さんの出番がない。ちょっと寂しい。
「いやぁこれはもうあれよね。私たち二人お姫様みたいに守られているみたいね」
「皆の戦意が高すぎるだけだと思うんですけどね・・・」
でもまぁあれよね。あの画面見ると確かにやる気は出るわよね。
行く道先々に設置されているモニターには街で現在囮を買って出ている先生と望佳のデュエルの様子が映し出されていた。
何度窮地に追いやられても切り札たちと戦う二人の勇姿を見て、私たちも頑張らないとって思う。
最も危険な役を請け負った二人の意志も一緒に連れて行く。見てなさい。イズモ。あなたの思い通りにはさせないわ!
『おい望佳、お前の予想通りもういけそうだ』
『ん、なら第二フェイズに進めるよ』
『『愚かな者に神の慈悲を』』×10
『ちょうどいい餌が来た。始めよう』
『『デュエル』』
『デュエル』×12
『私の先行。一気に作るよ。『龍の霊廟』発動。『青眼の白龍』、さらに『伝説の白石』を墓地へ送る。白石の効果で手札に『青眼の白龍』を手札に。さらに『龍の渓谷』発動。手札の『エクリプスワイバーン』を墓地へ送りデッキからもう一体のエクリプスを墓地へ』
『二体のエクリプス効果で『嵐征竜テンペスト』『焔征竜ブラスター』を除外。さらに今除外されたブラスターとテンペストの効果。デッキから風属性ドラゴン族『超天星バルガライゾウ』火属性ドラゴン族『超竜バジュミカズチ』を手札に』
『墓地と手札にいる二体の青眼を除外することで手札の『無双龍聖ジオマスタージャ』は特殊召喚できる。『ジオマスタージャ』効果で墓地のカードを除外するとき、それがドラゴン族であれば二体分として扱える。けど今回は無視する、『エクリプス』二体を除外して『武装竜鬼ジオゴクトラ』を特殊召喚。エクリプス効果で二体の征竜を手札に戻す』
『場の二体をリリースして除外されている『エクリプス』『エクリプス』『白石』の3枚を重ねることで特殊召喚。進化GB(ギャラクシーボルテックス)『超天星バルガライゾウ』を場に』
『バルガライゾウの効果発動。このモンスターが攻撃する時、もしくは特殊召喚に成功した時、このカードの下にあるカードを任意の数墓地へ送ることで発動。デッキの上から3枚を公開してその中のドラゴン族モンスターすべてを場に出す』
『一枚目『偽りの王ナンバーナイン』二枚目『龍世界ドラゴ大王』三枚目『界王類絶対目ワルドブラッキオ』すべて場に出す。ライゾウの効果を特殊召喚時に発動した場合、発動したターンは攻撃出来ずライゾウの効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できない。さらにライゾウは破壊される。けど手札は回復させてもらう』
『二体のエクリプスと白石の効果発動。最後の『青眼』を手札に『竜星バルガライザー』二体を除外してターンエンド。今の状態だけど間違えないで。あなた方は魔法罠が一切使えない。ドラゴン族以外のモンスターを召喚・特殊召喚できない。召喚・特殊召喚時の効果を発動できない。わかったら進めて』
『・・・・・ドロー・・・・・エンド』
『ドロー・・・・エンド』
『ドローエンド』×10
『俺のターンドローっと、メインで発動『メンデルスゾーン』だ。効果で山札上二枚を除外する。『偽りの王モーツァルト』『偽りの王ヴィルヘルム』2体ともドラゴンだ。よって除外する。除外されているドラゴン族は合計三体だ。メンデルスゾーンの効果でドラゴン族の償還時のレベルを除外されているドラゴン族一体につき1下げる。さらに『戦慄のプレリュード』発動だ。これで俺は無属性のモンスターの召喚時のレベルを最大5下げる。これで終わりだ。こい!!戦慄を超え!修羅へと化した龍王!!召喚!!『修羅の頂VANベートーヴェン』!!』
『召喚時効果だが・・・まぁ無意味だな。だがVANの常在効果発揮だ。』
『ロック追加だよ。貴方たちはさらにドラゴン族・悪魔族・天使族モンスターを召喚・特殊召喚する代わりに墓地に送る。ここから乱入許可したよ。何人だろうと何千にんだろうと乱入してきなよ』
『全ドラゴンでプレイヤーに攻撃だ』
WIN 浅原智樹&浅原望佳
WIN 浅原智樹&浅原望佳
WIN 浅原智樹&浅原望佳
WIN 浅原智樹&浅原望佳
WIN 浅原智樹&浅原望佳
WIN 浅原智樹&浅原望佳
WIN 浅原智樹&浅原望佳
WIN 浅原智樹&浅原望佳
WIN 浅原智樹&浅原望佳
WIN 浅原智樹&浅原望佳
WIN 浅原智樹&浅原望佳
・・・・・・・・・
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・・・・・・・
・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・
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・
「「「「「「「「「 」」」」」」」」」
はっ!?
「えーっと・・・・つまり・・・あれなぁに?」
「全カード封じだな・・・・発動すらできん。コストすら払えん」
「・・・・逃げる必要性を感じない」
おっかしいなぁ・・・さっきまで追い詰められながらも勝ち続けてて精一杯頑張っていた映像が流れてたのに気が付けば完全ロック。寧ろデュエル禁止状態に全対戦相手を陥れる恐怖の現場になってるんだけど・・・・
「・・・・・・・・・」
「あんたは悪くない」
頭を抱える赤羽くんに鏡原さんがフォローにはいる。私もそう思う。あなたは悪くないわ。
『フアハハハ!!!見ろや!!敵がモブのように倒れていくぞぉおおお!!!』
『兄ちゃん真面目にやって』
『ア、 ハイ』
『とりあえずこの状態のままどうせなら塔まで行こうか』
――――総員に通達。何としてでも最優先対象の撃破の為出撃せよ。繰り返す・・・・
ここまで全て計算して動いている望佳が人間の域を超えているだけ。
そう。今まさに起こっていることすら全て計算通りなのだ。私たちがするデュエルの回数、タイミング、そして対戦相手の動きに至るまで全て、望佳の計算通りだから本当に怖い。
望佳の”本気”の状態の凄さ、恐ろしさが今はすごく頼りになる。
まぁたヒトリデヤッテルヨォ?