勇雄ファンの皆さん!!お待たせしました!!
ついに!!ついに!!
「さぁ君のターンだ」
なんとしても奴の布陣を突破する!その為には!
「自分のターン!ドロー!!」
「この瞬間再び手札を一枚捨てて永続魔法『知識と衰弱のアシスト』の効果を発動させてもらう」
「それがどうした!ならばそれを突破する!手札より『HN・究極兵士ファルゲン』を召喚!」
HN・究極兵士ファルゲン
レベル2/戦士族/火属性/ATK6000/DEF0
効果
① 『HN・究極兵士ファルゲン』がフィールドにいる限り、このカードのコントローラーはエンドフェイズに手札からモンスターを一体捨てなければならない。捨てられない場合、このモンスターの攻撃力分のダメージを受ける。
② このカードの攻撃力は自分の墓地のモンスター1体につき1000ポイントダウンする。
③ このカードが存在する限り、自分はこのモンスターでしか攻撃できず、カードをセットすることができない。
④ このモンスターが墓地へ送られた場合、自分は手札を一枚墓地へ送らなければならない。送れない場合、1000ポイントのダメージを受ける。
「ほう、面白いモンスターを使うのだな。デメリットが多いがその分攻撃力は高い」
「少なくともこのままなぶり殺しにされるよりはマシだ!」
「勇敢なる少年よ。君の勇気に敬意を。だが容赦はしない。伏せカードオープン速攻魔法『拳撃と混乱のアシスト』自分フィールドの『アシスト』と名の付くカード一枚につい相手モンスターの攻撃力を1500ポイント下げる。私の場にアシストと名のつくカードは合計4枚、つまり6000下げる」
「なっ!?」
「『拳擊と混乱のアシスト』のさらなる効果だ。この効果でモンスターの攻撃力が0以下になった場合、そのモンスターを破壊し、相手は手札を一枚捨てる。さらに『知識と衰弱のアシスト』の効果で一枚ドローだ」
「『HN・究極兵士ファルゲン』の効果で1000ポイントのダメージを受ける・・・グッ」
「勝鬨っ!」
勝鬨&昇 2600
「くっ!だがこれで!!速攻魔法『将星降臨』を発動!自身の攻撃力2000以上のモンスターが効果により破壊された場合に発動できる!この効果により墓地の『星』と名のつく戦士族モンスターを1体特殊召喚する!こい!『海飛星レクウ』!!」
「なるほど、手札破壊を逆手に取ったか」
「『海飛星レクウ』の効果発動!1ターンに一度墓地の『星』と名のつく戦士族モンスター1体を除外して発動する!自分は墓地の『天昇星テンマ』を除外!この効果で相手フィールに存在するカード一枚の効果を無効し除外する!!『猛攻と進撃のアシスト』を除外だ!!」
海飛星レクウ
レベル6/水属性/戦士族/ATK2300/DEF1900
効果
『海飛星レクウ』の①②の効果はそれぞれ1ターンに一度しか発動できない。
① 1ターンに一度、自分の墓地の『星』と名のつく戦士族モンスター1体を除外して発動する。相手フィールドに存在するカード一枚の効果を無効にして除外する。この効果は相手ターンでも発動できる。
② このモンスターが相手モンスターを戦闘で破壊した場合に発動する。自分の除外されている『星』と名のつくモンスターを1体手札に戻す。
「更に手札より魔法カード発動!『星の遺志』!自分フィールドの『星』と名のつくモンスター1体を破壊する!自分は『海飛星レクウ』を破壊!!その後破壊したモンスターの属性によって効果を発動する!『海飛星レクウ』の属性は水!よって山札から『星』と名のつく戦士族モンスターを1体墓地へ送る!!『炎焼星シンク』を墓地へ!」
「自らモンスターを破壊してまで一体何をする気だ勝鬨っ」
「黙って見ていろ!!今墓地へ送った『炎焼星シンク』の効果発動!!このカードが墓地へ送られたとき除外されている『星』モンスターと墓地の『炎焼星シンク』以外の『星』モンスターをデッキに戻すことで相手の魔法カードを一枚選択し除外する!『天昇星テンマ』『海飛星レクウ』をデッキに戻す!消えろ『知識と衰弱のアシスト』!!」
「ほう、なかなかやるではないか」
「『炎焼星シンク』の更なる効果!!墓地のこのカードを除外することで次の自分のターンのドローフェイズをスキップする代わりにデッキからレベル8『星』モンスターを一体条件を無視して特殊召喚する!!こい!我が新たなる半身!!『業将星トモガラ』!!」
星の遺志
魔法
① 自分フィールドの『星』モンスターを1体破壊する。その後破壊したモンスターの属性により以下の効果を得る
火属性・風属性:山札からレベル4以下の『星』モンスターを1体特殊召喚する。
水属性・闇属性:山札から『星』モンスターを1体墓地へ送る。
光属性・地属性:山札から一枚引く。その後墓地の『天昇星ハヤテ』を特殊召喚する。
炎焼星シンク
レベル6/火属性/戦士族/ATK1600/DEF2400
効果
『炎焼星シンク』の②の効果はデュエル中1度しか発動できない。
① このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。自分の墓地と除外されているカードから『星』と名のつく戦士族モンスターをそれぞれ一枚ずつ山札に戻す。その後相手フィールドに存在する魔法カードを一枚選び除外する。
② 墓地にあるこのカードを除外することで発動する。次の自分のターンのドローフェイズをスキップする代わりにデッキからレベル8『星』モンスター1体、召喚条件を無視して特殊召喚する。
「なんとっ!一気に最上級モンスターを召喚するとはっ!」
「『業将星トモガラ』のモンスター効果!自分の墓地に『星』と名のつくカードがある場合!フィールドに存在する全てのモンスターの攻撃力・守備力は変化しない!!よって二体のモンスターの攻撃力は元に戻る!!」
フリル ATK3500→1500 DEF2500→1000
ターメリック ATK3100→100 DEF2000→500
「やるではないか。残念ながら今の私には打つ手がなさそうだ」
「バトルだ!『業将星トモガラ』で『浮魂ターメリック』に攻撃!!」
バラモン 4000-(2800-100)=1300
業将星トモガラ
レベル8/光属性/戦士族/ATK2800/DEF2200
効果
① このモンスターは自分の場の『星』モンスターを二体リリースした場合のみ召喚できる。
② 自分の墓地に『星』と名のつくカードが存在する場合、フィールドに存在する全てのモンスターの攻撃力・守備力は変化しない。
「なるほど、伊達にここまでたどり着いたデュエリストではないようだ。ここまで一気にダメージを受けたのは久しぶりだ」
「その余裕もここまでだ!自分はこれでターンエンド!」
勇雄&昇 2600
場 トモガラ セットモンスター
伏せ 0枚
手札 0枚
「私のターン。ドロー。ふむ、どうやら神はまだ私を見捨ててはいないようだ。メインフェイズ、『フリル』をリリースし『純潔の信者パーフェクトリリィ』をアドバンス召喚する」
純潔の信者パーフェクトリリィ
レベル5/光属性/機械族・オラクル/ATK2300/DEF2200
効果
① このモンスターが場を離れるとき、攻撃力が0以上なら場を離れない。
② このモンスターの攻撃宣言時発動する。攻撃対象のモンスター以外のモンスター1体を選び表側守備表示にしてもよい。
「手札より『邪魂創世』を発動。『リリィ』を破壊してカードを3枚ドローする。だが『リリィ』は自身の効果で場に残る」
「ちっ!」
「もう一度『邪魂創世』を発動する。再び3枚ドローだ」
「一気に手札が五枚に増えたっ!?」
「『地砕き』を発動する。生まれいでし地の底へ帰りたまえ『業将星トモガラ』よ」
「くっ!」
「させん!!俺は手札の『超重武者装留クロスアーマー』のモンスター効果発動!フィールドに存在するモンスターに『クロスアーマー』を装備する!装備モンスターは攻撃力を1000下げる代わりに効果では破壊されなくなる!」
「・・・礼は言わんぞ」
「礼はいらん。この漢権現坂、先の恩を返したまでだ」
超重武者装留クロスアーマー
レベル1/地属性/機械族/ATK0/DEF0
効果
① 相手ターン中に手札にあるこのカードを見せて発動する。フィールドのモンスター1体にこのカードを装備する。
② このカードを装備したモンスターは攻撃力が1000下がる代わりに、効果では破壊されなくなる。
③ このカードを『超重武者』モンスターに装備した場合、守備力を1000ポイントアップする。
「それは予想外だ。『トモガラ』の効果で攻守は変化しないため『クロスアーマー』のデメリットは消える。更に『トモガラ』の効果でこちらの攻守も上がらないためオネストも使えないか・・・仕方ない。カードを3枚伏せてターンエンドだ」
バラモン LP1300
手札 0枚
場 パーフェクトリリィ
F魔法 慈悲と慈愛のアシスト
伏せ 4枚
「俺のターン!!ドロォオオオ!!」
「随分と気合のあるドローだ。君に私のリリィを突破できるのかな?」
「勝鬨がここまでやってくれたのだ!!俺もそれに答えるまで!!俺は手札から『超重武者カゲボウ-C』を召喚!『超重武者カゲボウ-C』の効果発動!!自身をリリースして手札より『超重武者ビックベン-K』を特殊召喚!!」
「・・・・・・・・まぁいいだろう」
「?」
こいつ・・・一体どうした?権現坂が硬派を発動したとき一瞬だけ顔を顰めた?
「『超重武者ビックベン-K』の効果で守備表示に変更する!更に!手札の『超重武者装留イワトオシ』の効果発動!!手札のこのカードを『ビックベン-K』に装備する!!」
「それはさせない。速攻魔法『サイクロン』発動、『イワトオシ』は破壊させてもらおう」
「墓地へ送られた『イワトオシ』の効果発動だ!デッキから『イワトオシ』以外の『超重武者』を手札へ加える!『超重武者ツヅ-3』を手札へ加える!」
「この瞬間伏せカードオープン。速攻魔法『インフェルノサイン』。墓地より『魔竜バベルギヌス』を守備表示で特殊召喚する」
「そのカードは・・・っ」
「知っているのか!?勝鬨!?」
「『バベルギヌス』の効果発動だ。私は『リリィ』を破壊。そして私の墓地からレベル9『神託の王ゴスペル』を特殊召喚する」
「いつの間にそのようなカードをっ!?」
「知識と衰弱のアシストのコストかっ」
「よく見ているようだね。その通りだ。『神託の王ゴスペル』の登場時効果発揮。君のデッキの一番上を表側にする。それが魔法カードならばコストを支払わずに発動し、墓地へ送ることができる」
「なんという効果だっ」
「では確認させてもらおう。・・・・『超重武者マガルガエシ』魔法カードではない。更に効果は続く。同じ効果を私のデッキで行う」
まずいぞ。ここで除去カードが出てしまえば!?
「さぁ、神託を受けようではないか。見届けよ。これが神の意志!!『サーフ・スパイラル』どうやらこれが神託のようだ。これは速攻魔法。よってそのまま発動する。その効果で相手フィールドのモンスター1体を手札に戻す。『業将星トモガラ』を現ターンプレイヤーである権現坂くん。君の手札に加えてくれ」
「しまったっ!!」
「これにより攻撃力・守備力の変化無効は消えた。『ゴスペル』の更なる効果だ。この効果で表向きにした魔法以外のカード一枚につきデッキからカードを1枚ドローする。そして『サーフ・スパイラル』の効果でも一枚ドローする。更に伏せカードオープン。『拳撃と混乱のアシスト』を再び発動。『ビックベン-K』には退場してもらおうか」
「まだだ!!手札の『超重武者装留ファイヤー・アーマー』を捨てて『ビックベン-K』を対象にして効果発動!このターン中、守備力を800下げる代わりに戦闘・効果では破壊されない!」
「やるではないか」
神託の王ゴスペル
レベル9/ドラゴン族・オラクル/水属性/ATK3100/DEF2900
効果
① このモンスターが召喚・特殊召喚、攻撃宣言時に発動する。相手の山札の一番上を表側にする。それが魔法カードであれば自分がコストを支払わずに発動し、墓地に置いてもよい。その後自分の山札の一番上を表側にする。それが魔法カードであればコストを支払わずに発動し、墓地へ置いても良い。
② ①の効果で表向きにした魔法以外のカード一枚につき山札から1枚引くことができる。
③ このモンスターが相手に与えるダメージは2000になる。
「・・・『ビックベン-K』は守備表示のまま攻撃できる。バトルだ。『魔竜バベルギヌス』を攻撃する」
「何もない。受けよう」
「俺はこれでターンエンドだ」
昇 LP2600
場 セットモンスター ビックベン-K
伏せ 0枚
手札 3枚(内、トモガラ&ツヅ-2)
「私のターン。ドロー。手札は豊富。君たちに伏せカードはない。ならばこのターンで決めよう。伏せカードオープン『強化蘇生』墓地より『浮魂ターメリック』を蘇生する。リリィとターメリックをリリースし我が身『マントラ教皇バラモン』をアドバンス召喚」
現れたのは目の前のバラモンと全く同じ姿のモンスター。これが奴のエースなのか?
「我が身『マントラ教皇バラモン』の効果だ。私の場にいる種族『オラクル』一体につき攻撃力が1000アップし、相手に与える戦闘ダメージも1000ポイント上昇していく」
「「相手に与えるダメージが1000ポイント固定で上がるだとっ!?」」
マントラ教皇バラモン
レベル7/光属性/オラクル/ATK2000/DEF2000
効果
① 自分フィールドに存在するこのカード以外の『オラクル』モンスター1体につきこのモンスターの攻撃力は1000ポイント上がり、相手に与えるダメージをプラス1000する。
② このモンスターが破壊されるとき、代わりに自分フィールドの『オラクル』モンスターを1体破壊しても良い。
バラモンATK4000
「流石に貫通効果は持っていないがね。バトルフェイズに入る『神託の王ゴスペル』で『超重武者ビックベン-K』を攻撃する。この瞬間ゴスペルの効果発揮だ。君のデッキの一番上は『超重武者ファイヤー・アーマー』、続いて私のトップは・・・『光の護封剣』よって発動だ。君たちはこれより3ターン攻撃できない。更に魔法以外のカードが1枚捲れているので1枚ドローする」
「うおぉおおおお!?!?」
「『ビックベン-K』を撃破。続いて『リリィ』でセットモンスターに攻撃する。『超重武者カブ-10』守備力2000か、問題なく破壊だ。最後の攻撃だ。我が身『マントラ教皇バラモン』で直接攻撃」
「く・・・くそぉおおおおお!!!!」
爆風が俺たちを巻き込み壁際へぶつかる。肺の中から酸素がたたき出される。その時、一瞬カードのような何かが見えた。その瞬間、体の中の何かが鼓動した。
「君たちの勇姿は忘れない。その強さも決して私は忘れない。神により再び君たちが新たなる意思を持ったとき、また決闘をしよう。それまでしばし眠るといい。『神の審判・オラクリオンジャッチメンツ』」
目先に迫るまばゆい光がフロアを進んでいく。その輝きが臨界に達したとき、俺たち二人を襲うのだ。負ける・・・・・先へ行った奴らへあれだけの啖呵を切っておきながら何もできずに敗北する・・・・・・・・・・・・ふざけるな。
先ほどの鼓動がさらに大きくなる。俺の知らないこの鼓動はなんだ?
「何処へ行こうというのかね?何処へ行こうとも君の敗北は揺るがない。君は敗北を受け入れられないのか?」
この正体はわからない。だが・・・思うがままに今、動けばそれが掴めるかも知れない。今の俺が思うこと・・・・そうだとも。俺は負けを認めない。
「それは愚かだ。君は戦士なのだろう?ならば勝敗の結果を受け入れることも大切だ」
受け入れるさ、すべてを尽くしてその上で敗北するならばな。だがまだだ。自分にはまだやれることがある。今動かずしていつ動く。
手を伸ばせ
前に出ろ
掴み取れ
己の勝利の為に今!!
この鼓動の正体を!!俺が知らない俺を掴み取るために!!!!
「ウォオオオオオオオ!!!!!!」
そして・・・光が爆発した。
「・・・・・愚かな少年よ・・・・・敗北を受け入れられずに逃げるからそうなるのだ・・・・」
「・・・か・・・・勝鬨ぃいいいいいい!!!」
ガラスが吹き飛びフロアの中に風が通る。光が消えるとそこに勝鬨勇雄の姿はなかった。それは勝鬨勇雄が外へ吹き飛んだということを意味する・・・・!!
「お前!!!なぜだ!!攻撃を中止すれば彼奴の命までは・・!!!」
「敗北も受け入れられぬ真の愚者に慈悲は無用だ。神からの慈悲も受け入れられるならもう神へ命を返すしかあるまい」
「貴様ァアアア!!」
「安心するがいい。君は敗北を受け入れた。その命、その愚行は神によって浄化され、君は生まれ変わる」
「ならば勝利を過信してその結果から目を背けるお前は戦士としては未熟だな」
「何?」
「この声は・・!!」
吹き飛んだガラス張りの窓の外から響く声。そこに居たのは翼竜に乗る勝鬨勇雄の姿だった。
LP 600
場 神滅竜騎ガルザーク
「馬鹿なっ!?何故生きている!?それにそのモンスターは一体!?」
「アクションマジック『逆転への切り札』の効果だ!!自分フィールドに、モンスターが存在せず!!2000以上の直接攻撃を受けるとき!!その攻撃を無効する!さらに!自分のライフを2000払い!デッキから攻撃力2000以上のモンスターを特殊召喚する!!」
逆転への切り札
A魔法
自分フィールドにモンスターが存在せず、2000以上の直接攻撃を受けるとき、その攻撃を無効にする。更にライフを2000払い①の効果を発動できる。
① デッキから攻撃力2000以上のモンスター1体を特殊召喚する。
神滅竜騎ガルザーク
レベル6/火・闇属性/ドラゴン族/ATK2000/DEF2500
効果
① 自分フィールドに自分の他のドラゴン族モンスターがいるとき、このモンスターは攻撃対象にならず、このモンスターの攻撃力は3000になる。
② このモンスターは効果の対象にならない。
「まさかこいつをこのように使う日が来るとは思なかったが・・・おかげでこうして助かった」
「くっまさか耐えるとは・・・だがその攻撃力はわずか2000。私の場のモンスターは全て攻撃力2000以上!最弱のリリィですら『慈悲と自愛のアシスト』の恩恵を受けて3300だ!」
「ふっ」
ようやくだ。ようやくコイツの本性が顔を出してきた。そして確信できた。この鼓動の正体!!
「何がおかしい!!」
「貴様、何を焦っている?」
「なん・・・・だと・・・?」
「それにさっきまでの聖職者面した言葉はどうした?」
「黙れ愚者め!!なにを言おうと私の絶対有利は変わらない!!私は再びカードを3枚伏せてターンエンドだ!!」
バラモン 1300
場 バラモン ゴスペル リリィ
F魔法 慈悲と自愛のアシスト
伏せ 3枚
手札 0
「君は『炎焼星シンク』の効果でこのターンドローフェイズにドローできない!!そのままターンエンドする以外できないのだ!!!」
「ふふ・・・・ふはは・・・・・フハハハハ!!!」
「な・・・何を笑っている!?」
「自覚したのだ!!自分の感情を!!今この瞬間!!俺は震えている!!恐れではない!!これから起こるかもしれない未来を思うとゾクゾクする!!この絶対的絶望を乗り切ろうと体が!!心が震えているのだ!!」
「なっ・・・・」
先ほどだってそうだ。アクションカードを見た瞬間体が動いた。自分でもわかる。あの時俺は叫びながら笑っていた。あの絶望という闇を!手先すらわからなくなったあの闇の中で俺は笑っていた!
「これが闇!!!これが光!!!黒い光の中に俺は見た!!!白き闇を!!俺だけの闇!!この絶対的不利が俺を潤す!!!」
「か・・・勝鬨・・!?」
「見せてやるぞバラモン!!勝利を求め絶望から光を見出す闇の力!!!俺のターン!!」
今この場を切り崩す・・・いや!!これで勝負を決めるために必要なカード!!まずは!!
「ハァアア!!!!!」
「くっ!?なんだ・・・この威圧はっ!??!」
「そこかぁああああ!!!!!!」
「勝鬨が天井には何もないぞ!?」
天井にはない!!だが!!!天井裏にはあるぞぉおおおおお!!!!!
「ドォオオリャァアアアア!!!」
「て・・・・・天井を殴って砕いたぁあああ!!!??!?!」
「アクション魔法!!『命の代償』!!このターン終了時に自分は2000ダメージを受ける代わりにデッキからカードを1枚引くことができる!!」
「なっ!?まさか今の声の波長でアクションカードの場所を特定したとでも言うのか!?それにその効果!このターンで自滅する気かっ!?」
「いいや違うぞバラモン!!!見ろ!!この俺の体を!!!この震え!!それは歓喜!!狂気!!笑気!!狂乱の宴!!!貴様にも味あわせてやろう!!!この俺の感情の全てを!!!魂の声を聞けぇええええ!!!!!!ドロォオオオオ!!!!」
「ぐおぉおおおおおお!?!?」
「な・・・なんという迫力だ!?」
「来た!!!行くぞ!!俺は手札より『超新星融合』を発動!!」
「『融合』!?勝鬨!?お前いつの間に融合を!?」
「このカードは自分の手札、フィールドから『滅』と名のつくモンスターを1体墓地へ送り!更に!相手フィールドの魔法・罠ゾーンのカード3枚を墓地に送ることでのみ発動できる!!」
「なんだその効果は!?インチキではないか!?」
「何とでも言うがいい!!俺はフィールドの『神滅竜騎ガルザーク』を墓地へ送り!更にお前の三枚の伏せカードを墓地へ送る!!」
「ならば使い不発で終わらせるまで!!罠発動!!『リビングデットの呼び声』・・・なぜだ?!何故発動できない!?」
「『超新星融合』の効果に対して相手はカード効果を発動できない!!よって貴様のカードは使えん!!」
「馬鹿なっ!?」
「『超新星融合』の効果発動!!自分の墓地に存在する『星』と名のつくモンスターを除外することで融合モンスターをエクストラデッキから特殊召喚する!!」
「除外して融合?フワハハハ!!!どうやら君は可笑しくなってしまい正常な思考ができなくなったようだな!」
「今勝鬨の墓地にモンスターはいない!これでは!」
「馬鹿か貴様は!!人の話は最後まで聞くべきだ!!『超新星融合』の更なる効果!!この時自分フィールドにモンスターが存在せず!相手フィールドに攻撃力2000以上のモンスターが二体以上存在する場合!!ライフを半分にすることでデッキから『星』と名のつくモンスターを墓地へ送ることで融合できる!!!」
勝鬨&権現坂 LP300
「きさまぁ!!流石にインチキすぎるぞ!!!」
「フハハハ!!!困難な発動条件!!それすら今の俺には快感だぁああ!!!!俺はデッキから『天昇星テンマ』『地将星ハヤテ』『炎焼星シンク』『海飛星レクウ』の4体を墓地へ送り融合!!!天の星!!炎を纏え!!地の将よ!!海を飛べ!!そして肉体から魂を開放し絶望を超える闇を生み出せ!!!融合召喚!!!こい!!レベル10!光と共に現れる希望の闇!!『絶暗星ブルド』!!!」
絶暗星ブルド
レベル10/融合/戦士族/光属性/ATK3000/DEF3000
効果
『星』と名のつくモンスター×4
『絶暗星ブルド』は『超新星融合』でのみ特殊召喚でき、フィールドに1体しか存在できない。また、このモンスターを特殊召喚したとき、その融合素材の属性によって以下の効果を得る。
・1属性・このモンスターは相手のカード効果を受けない。
・2属性・このモンスターが攻撃する時、相手はカード効果を発動できない
・3属性・このモンスターが戦闘でモンスターを破壊したとき、墓地または除外されているの『星』モンスター1体、条件を無視して特殊召喚する。ただしその効果はこのターン無効となる。
・4属性・このモンスターが戦闘を行うとき、戦闘を行う相手モンスターの攻撃力をこのモンスターの攻撃力に加える。
「俺が素材にしたのは風・地・火・水の4属性!!よってすべての効果を得る!!」
「キサマぁああああ!!!!!!!」
「!!!行くぞ!!バトル!!!行け『絶暗星ブルド』!!『マントラ教皇バラモン』に攻撃!!!!『ブルド』の効果!!攻撃宣言時に相手はカード効果を発動できない!!更に!!『バラモン』の攻撃力を『ブルド』の攻撃力に加える!!その拳を叩き込め!!希望の拳!!『黒滅血撃拳』!!」
「認めん!!!この私が負けるなど認めないぞぉおおお!!!」
なりふり構わず暴れだしアクションカードを探すバラモン。だが無駄だ。この瞬間に貴様は敗北する!!
「先ほど貴様が言っていた言葉を返してやる!!『敗北を認められん者に救いはない』!!」敗北の味をその身で味わえ!!!!」
「うわぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バラモン LP0
「勝鬨!!」
うううう・・・流石に疲れたぞ・・・・だがしかし
「勤めは果たしたぞ、赤羽零児」
「勝鬨・・・お主・・!!」
「勇雄だ。そう呼べ。勝鬨だと姉上と間違える」
「勇雄・・・!!お前の漢気!!見事だったぞ!!」
「そういう貴様は何も出来なかったな、雑魚め」
「その通りだ・・!!!この漢権現坂!!!今ほど不甲斐ないと思う日はない!!!」
「だが助かったこともあった。次共闘するときは足を引っ張るな」
「っ!!!応!!!」
「それとだ。肩を貸せ・・・・流石に疲れた」
「あぁ!それならお安い御用だ!」
しかしデカイなこいつ。本当に俺と同い年か?俺の倍はあるんじゃないか?
「ぐ・・・・うううう」
唸り声をあげ気を失っているバラモン。少なくともしばらくは目覚めんだろう。寧ろ目覚めてくれるな。出来れば先程行っていた神とやらにその歪んだ性格を直してもらって来い。
少なくとも相手に対する嫌がらせが半端じゃないぞ。
妄想大爆発!!勇雄マジ主人公!!