IS 傷つきし少女と幻想に住まう者達 「凍結」 作:この先釘抜き注意
それではどうぞ!
第十四話 今宵、月は少女を照らす
一夏side
千尋がチェインライドを使って一夜が過ぎた。
千尋は保健室でまだ休んでいる。
意識は戻ったが、今週の金曜日にあるクラス代表戦には間に合わない。
皆その事を知っているが、口を合わせて仕方ないと言っていた。
クラス代表戦には学食デザート三か月フリーパスが優勝賞品としてあった。
まあ、皆悔しがってたけど、仕方ないか。
そして今は放課後、私は学校の門に居た。
すると、にとりさんがコンテナを持ってきた。
「にとりさん。お疲れ様です。」
「久しぶりいっち~。ちっず~は大丈夫?」
「はい。明日からは動けますが、ISの機動は少し・・・。」
「うん。そっか~、まあいいや。それじゃあアリーナに行こう!」
そう言ってアリーナに向かった。
道中、
「あれって、八雲重工の開発主任の川城にとりじゃない!?」
「本当だ!それにあれって・・・。」
「八雲重工の量産第三世代型。凄い・・・。」
そんな声が聞こえた。
そしてアリーナに付いた。
そこには誰もいなかった。
「さーて、このコンテナはちっず~用に持ってきたけど、見ている?」
「良いんですか?」
「うん。問題は無いからね~。」
「それじゃあお願いします。」
そう言って見た。
そこには一本の赤い槍と、黒い剣が有った。
「これが・・・。」
「うん。槍はカシウスの槍、剣は斬月だよ。」
そう言った。
私は、斬月をずっと見ていた。
そして、気が付けばIS、セルグリッドを展開し、斬月に手を伸ばしていた。
「いっちゃん!」
「へ?」
そんな間の抜けた声と共に、私は斬月に振れ、光に覆われた。
目を開けると、そこは白い空間だった。
すると、炎と風が起き、マゴクさんと、イールシアスさんが現れた。
「二人共・・・どうしてここに?」
「その剣が、貴方を呼んだんです。この幻想世界に。」
「斬月が?」
「ああ、其の剣はお前を持ち主として選んだ。後はその剣に合うくらい強くなってもらう。
二時間以内で終わらせるぞ。」
「でも、どうするんですか?マゴクさん。」
「そんなの簡単です。」
「イールシアスさん?何をするんですか?と言うより何で構えてるんですか!?」
「そんなの、二時間ずっと戦うだけです!」
そう言って鎌鼬が私を襲う。
私は逃げる様に避けた。
「うわぁ!」
「ほらほら!よそ見は出来ねえぞ!」
そう言って、マゴクさんが拳を振う。
私は斬月で防御していく。
「やるしか・・・ないなら!」
私は覚悟を決め、斬月を振う。
その攻撃は避けられるが、私は必死に食らいつく。
(こうなったら、強くなる!皆を守れるように!)
そう思い、剣を振う。
???side
とある場所。
そこで二人の女性が話していた。
「予測通り、中国代表候補生が、男性操縦者の一人に攻撃しました。」
「そうか。結果は?」
「は、男性操縦者は現在療養中。中国代表候補生は本国に帰還されてます。」
「なら、彼女を迎えに行って来なさい。」
「了解しました!青き正常なる世界の為に!」
「ああ、青き正常なる、世界の為に。」
そう言って、一人の女性は出ていった。
そして残ったもう一人は、
「貴方達は邪魔なのよ。この世界に。
世界を変えようとする者達は・・・!」
そう言った。
一夏side
「ハァアアアアアア!」
「クッ!イールシアス!」
「ええ、一夏さん、これでラストです!」
そう言って、二人は力を一つにし、風と炎が合わさった球弾を作る。
(私に力を貸して、守るための力を!)
そう念じると、斬月の刃に、力を感じた。
私は、刃先を地面につける様にし、力を溜め、目を閉じた。
そして、球弾が私に飛んでくるのを感じた。
私は、目を開き、斬月を下から思いっ切り上に振り上げる。
「月牙――――――天衝ォ!」
そう言い放つと、黒い斬撃が、全てを切り裂き、二人に命中する。
すると、私は目の前がかすんでいった。
「合格ですよ。今の貴方なら、きっと勝てます。」
そうイールシアスさんが言い、気が付けば元の世界に戻っていた。
すると、にとりさんが、
「いっち~!心配したよ。大丈夫!?」
「あ、はい。幻想世界に言ってただけなので。」
「そうなんだ。後、その武器はいっち~の物になったし、ちっず~もOKだってさ。」
「そうですか。よかった~。」
そう言った。すると、月が私を照らした。
私は斬月を月に向け、光らせる。
「宜しくね、斬月!」
私はそう言い、セルグリッドを解除した。
一夏は、月牙天衝を覚えた!
はい、これで役者はそろいました。
次回からは、クラスマッチ戦を書きます!
そして、戦う内容は変更します!
お楽しみに~。