IS 傷つきし少女と幻想に住まう者達 「凍結」 作:この先釘抜き注意
第十六話 魂、覚醒
千尋side
今日はクラス代表戦だ。
一組は俺の代わりに一夏が出ることになった。
そして俺は今、幻想世界にて、テトラドライブの攻撃を槍と剣で防いでる。
テトラドライブの攻撃は、それこそ紫さんの弾幕を簡単に凌ぐ。
俺は攻撃を見極め、体を動かし、剣と槍を振う。
そして、一瞬のすきに槍を投げる。
しかし、槍は弾幕によって壊された。
俺はもう一本の剣を作り、攻撃を弾いて行く。
そして、テトラドライブが攻撃を止めた。
「どうした?もっと来ていいんだぞ?」
俺がそう言うと、
「客人が来たようですよ。主に。」
そう言って、指を指すとそこに居たのは、
「・・・真由?」
「久しぶりだね。お兄ちゃん。十年ぶりかな?」
そう笑顔で言った、真由が居た。
姿は、マユ―ⅩⅢと同じだったが、髪は腰まで白色の髪を伸ばしていた。
「どうしてここに!」
「・・・お兄ちゃんは今、何で戦うの?」
そう言われ俺は、
「もう二度と、目の前で何かを失いたくないからだ。」
「其の為なら、命だって捨てれるの?」
そう言われ、俺は驚いた。
「真由、まさかお前は・・・」
「知っているよ。兄さんの命がもう短いのも。」
そう言われ、俺は驚いた。
真由が俺の命の短さを知っている事に。そして真由は、
「兄さんは、何で命を削ってまで戦うの?
守るために自分が犠牲になったら、意味が無いのに、何で?」
そう聞かれた。
俺は真剣な表情で、
「たとえ命が枯れて、俺が死んだとしても、守れるものがあるなら、守りたい。
あの日の様に、目の前でただ失ってしまうのを繰り返すのは、絶対にできない!」
そう言うと、真由は笑って、
「兄さんは、やっぱり馬鹿だよ。
けど、その優しさに彼女は救われた。
やっぱり、お兄ちゃんは私にとって誇れる存在だよ。」
そう言って、右手に光の球体を作り、俺に投げた。
それは俺の体に入り、直後、少し体が軽くなった。
「これは?」
「お兄ちゃんの命の消費を抑える術と、新たな力・・・かな。」
そう言った。
するとルキエが、
「マスター!大変よ!」
「どうした?」
「外の世界で、襲撃者が!しかもIS十機!」
「何!?分かった!すぐに行く!」
俺はそう言って走り出した、そして後ろを向き、
「ありがとな!真由!」
そう言って、外の世界に戻った。
俺が戻る瞬間、
「じゃあね、お兄ちゃん。
魂の炎消えかける時、私はまた現れるから。」
そう言ったのは聞こえなかった。
一夏side
「クッ!フランちゃん大丈夫!?」
「うん。って言いたいけど、もうエネルギーが!」
そんな会話をしていた。
私達が二人で戦っている時、上空からシールドを破り、十機のISが現れた。
十機のISは人が乗っているのが二機、他はどうやら無人機だ。
妖夢さんと文さんは既に避難していたから良いものの、私達は既に満身創痍だった。
緊急用のシャッターも、降りており、今藍さんが解除の途中だ。
私達はと言うと、お互いに逃げながら戦っている。
すると、シャッターが開いた。
そこから、魔理沙さんが専用機である、「星屑の魔法使い(スターダストマジシャン)」を、椛さんが「絶狼」を展開した状態で入ってくる。
「二人共!待たせたんだぜ!」
「お二人は下がってください!」
そう言った。
フランちゃんはすぐにピットまで戻ったが、私は距離が合った為、戻るのに時間が掛かる。
その瞬間、
「消え去れ!この世を汚すものよ!
青き正常なる世界の為に!」
そう言いながら一人の女性が、荷電粒子砲で私を攻撃する。
私は避けられないと思い、目を瞑る。
しかし、いつまでたっても、衝撃が来なかったため、少し目を開けると、そこには、
「待たせたな、一夏。」
ハルベリオンを纏った、千尋が居た。
挿入推奨曲 Luminous Sword (ソード・アート・オンラインより)
千尋side
何とか間に合って良かった。
俺はそう思い、一夏に声を掛ける。
「よく頑張って耐えたな。後は任せてくれ。」
そう言い、
「二人も下がってくれ、此処は俺が相手する。」
そう言った。
魔理沙と椛はこっちを見たが、すぐに一夏を連れて、ピットに戻った。
「一人で私達を相手にするなんて!死にたい様ね!」
そう言って女性は近づき、ブレードで攻撃してくる。
俺は事前にもらっていたカシウスの槍を展開し、攻撃を防ぐ。
「お前たちの相手なんてな・・・俺一人で十分だ!」
そう言い、女性を吹っ飛ばす。
俺はカシウスの槍を両手で持ち、新たな力を使う。
「我が武器よ、今こそ我が魂の鼓動に答え、その姿を変えよ!」
そう言うと、カシウスの槍は、二本の赤い剣へと変化した。
「く!行きなさい、ファントム!」
そう言うと、八機の無人機が俺に向かってきた。
しかし、攻撃は読める!
俺は加速し、二本の剣を自由自在に操り、攻撃していく。
相手の攻撃を避け、急所に一撃を入れていく。
そして、俺は全てのファントムを一瞬で片づけた。
「な!?ファントムが一瞬で!」
「アンタ達が何者かは知らないがな、乱入してきたのなら、覚悟はあるんだろうな!」
そう言って、二本の剣を構え直し、体勢を整える。
一人は突撃し、もう一人は射撃をしてきた。
俺はテトラドライブと練習した技、弾はじきを使い、銃弾を剣で切り裂いていく。
「嘘!?」
一人がそう言っている間にもう一人が来た。
俺は攻撃を左手の剣で受け流し、右手の剣で上にあげる様に切り上げ、バランスを崩したところを狙い、左手の剣で一閃入れた。
そしてISは解除された。そいつは魔理沙によって回収された。
「クソがァァァ!」
やけくそな感じに、もう一人が銃弾を撃ってくる。
俺は二本を合わせ、今度は一本の太刀にする。
それを腰のあたりで構え、一気に瞬時加速で近づき、
「ヒィイ!」
「虚空陣・・・烈風!」
そう言い、通り過ぎる瞬間剣を振り、攻撃を当てる。
しかし、まだエネルギーは切れてなかった。
俺はすぐにカシウスの槍を元に戻し、投擲した。
こうして、襲撃事件は幕を閉じた。
どうでしたか?
それでは解説。
二本の双剣
デザインモチーフはSAOでキリトがアインクラッド攻略の時に使っていた二本の双剣を赤くしたもの。
太刀
ブレイブルーのハクメンの太刀を此方も赤くしたもの。
虚空陣とは
実際はブレイブルーでハクメンが使う技の総称。
この世界では千尋君が妖夢に剣技を習った際に独学で生み出した剣技。
虚空陣 疾風
相手の横を瞬時に通り過ぎ、切り抜く技。
速さと連続技の繋げやすさが売り。