IS 傷つきし少女と幻想に住まう者達 「凍結」   作:この先釘抜き注意

22 / 41
今回も覚醒回です。
最近オリジナルヴァンガード考えるのが楽しい。


第四話

第四話 騎士の過去、絶望の未来

 

プラチナエイゼルside

私は一人、幻想世界にある、緑豊かな場所に来ていた。

この世界は、私が昔居た世界とは違う。

私は、マスターによって、最初にこの場所に連れてこられた。

そしてここで私達はお互いに殺し合った。

 

(懐かしいな・・・。)

 

そう思いながら私は、過去を振り返った。

 

私がマスター、千尋に会ったのは三年前、此処とは別の場所だった。

私は当時、闇に堕ちていた。

深淵の王、マヌス。

私はそれを討伐した後、マヌスの闇により、体を浸食され、仲間に剣を振った。

 

過去エイゼルside(三人称)

 

ここはエイゼルが昔居た世界。

千尋と契約を結ぶ前の世界。

そこには、黒き鎧を纏ったエイゼル。

それと敵対する様に並ぶ三人の剣士。

 

「エイゼル!目を覚ませ!」

 

一人の剣士、アルフレッド・アーリーがそう言いながら剣を振り上げる。

それを、エイゼルは防御する。

 

過去エイゼルside

 

私はマヌスとの戦いで、闇に飲まれた。

そんな私に、騎士団にいる理由は無い。

私はそう思いながら、三人の仲間と戦っていた。

 

「なんで、どうして戦わないといけないの!エイゼル!」

 

そうセロメが言う。

私はアルフレッドを押しのけ、彼女に剣を向ける。

 

「私はもう戻れない!貴方達とは、共に歩めるわけない!」

 

そう言いながら剣を振る。

攻撃はガードされ、つばぜり合いになる。

 

「それは貴方がマヌスの闇に囚われてるだけよ!その闇さえ祓えば、皆貴方と共にもう一度戦ってくれる!」

 

「そんな・・・嘘言わないでよ!」

 

私はそう言い、セロメと距離を取る。

 

「一度闇に飲まれたら、たとえ祓ったとしても、何時また闇に飲まれるか解らないじゃない。

 そんな奴と一緒にいたいなんて、皆思う訳ないじゃない!」

 

そう言って剣を振うが、其の剣はエクターに止められる。

 

「それは君の考えだ!私達は違う!」

 

「それだって貴方だけの考えでしょ、エクター!

 もうこれ以上私に関わらないでよ!それならいっそ殺してよ!」

 

私は涙を流しながら言った。

皆はそれぞれ、暗い顔をしている。

そんな時、上空から私に向かって弓が放たれた。

全員が上を向くと、そこには龍と一体化したような少年が居た。

 

その少年はゆっくりと、エイゼルの前まで来る。

 

「君が、プラチナエイゼルか。今はどうやら闇に飲まれているようだね。」

 

そう言い放つと、

 

『そうだな、千尋。』

 

そう声が聞こえ、全員が驚いた。

すると、千尋と呼ばれた少年が、

 

「そこの三人は引いてくれませんか?彼女は私に任せて下さい。」

 

そう言った。三人は渋い顔をしながら、撤退した。

すると彼は口を開き、

 

「君はなぜ、仲間を信じれないの?」

 

そう口を開いた。

私は、

 

「私は闇に堕ちたんだ。そんな奴のそばにいたい奴なんていないだろう?」

 

そう言った。

その瞬間、少年は、

 

「お前は馬鹿か!

 そうやって自分の考えだけにこもって!

 周りを見てないのはアンタの方だ!

 さっきのアイツらは、お前を闇から解放したい一心で戦っていたんだ!

 何でそんな事に気付いてやれないんだよ!」

 

「な!お前に何がわかる!私の気持ちが!」

 

「分かるわけないだろ!お前みたいなウジウジした奴の気持なんか!」

 

「貴様ぁ!」

 

「来いよエイゼル!武器を持ってかかってこい!」

 

そう言って私達は幻想世界に行き、殺し合った。

 

エイゼルside

今思えば些細な事だった。

しかし、其の為に私は救われ、今の私が居る。

そう思いながら、座っていると、目の前に一人の少女が現れた。

するとその少女は、

 

「貴方がエイゼル?」

 

そう聞いてきた。

 

「ああ、そうだが。」

 

私がそう答えると、

 

「私の名前は真由。

 千尋お兄ちゃんの妹だよ。」

 

そう聞いた瞬間、私は起き上がった。

 

「君が、千尋の妹さんか。」

 

「うんそうだよ。

 貴方には、頼みたいことがあるの。」

 

「頼みたい事?」

 

私がそう聞くと、真剣な顔つきで、

 

「絶望の未来を変える為に、手伝ってほしいの。」

 

「絶望の・・・未来?」

 

そう聞くと、真由は映像を表示した。

そこは、IS学園が有った。

しかし、それは所々がボロボロになっていた。

 

「これは!?」

 

「IS学園。

 私達の予想だと、この一か月内に、IS学園が襲撃され、この状況になる事が分かった。」

 

「な!?マスターは?」

 

そう言うと、顔を俯けた。

 

「まさか!?」

 

「・・・うん。これを見て。」

 

そう言って出された絵には、ほぼ大破状態の千尋とハルベリオンが、何者かの剣によって、貫かれている状態だった。

 

「お兄ちゃんは、このままじゃ最悪死んでしまう。

 だから、助けて欲しいの。」

 

そう言われた。

私は、決心を固め、

 

「分かった、私はあの人に救われたんだ。

 今度は私が!あの人を救って見せる!」

 

「有り難う。

 それと、この剣を貴方に。」

 

そう言って剣を渡され、真由は消えた。

その剣は、まるで短剣のようで、剣の部分は無かった。

私は、剣を握り、

 

「剣よ、お願いだ。私に、マスターを、千尋守る力をくれ!」

 

そう言うと、剣は光だし、展開した。

その光は、私も包み込んだ。

 

気が付くと、其の剣は白色のエネルギーブレードが出来ており、

鎧は、白をベースに、金色のラインが入っていた。

私はもう一度、幻想世界に向かった。

 




それでは、設定紹介!

覚醒の白獅子 オリハルコンエイゼル

千尋を守りたい意思により、真由から貰った剣が覚醒し、新たな力を得た姿。
剣は闇を切り裂く剣、ルインシャルムを装備している。

どうでしたか?
それでは次回で会いましょう!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。