IS 傷つきし少女と幻想に住まう者達 「凍結」 作:この先釘抜き注意
推奨BGM1(怪獣出現)
2(アグル降臨)
第五話 折れる刃
千尋side
俺が六体の眷獣と別れ、一週間が過ぎた。
今は既に放課後、俺は吹雪、数馬、シャルル、一夏、簪に誘われて、今は第三アリーナの更衣室にいる。
俺は着替えを済ませて、すぐにアリーナに向かった。
そこにはすでに皆揃っていた。
「俺が最後か。すまないな。」
そう言うと、吹雪が、
「気にしないで下さい。それじゃあ、練習しましょうか。」
そう言って全員がISを展開した。
吹雪のIS「シュバルツア・ケンプファー」は、吹雪がドイツ軍に所属していた時のIS,シュバルツア・レ―ゲンをベースに、機動性と火力を極限まで上げた機体だ。
ワイヤーブレード、レールカノンなどの中距離支援を目的にした武装が多く、其の火力と面性圧力では魔理沙の専用機を超える。
その後は、全員で射撃訓練や近接戦闘、俺は数馬と模擬戦をした。
数馬も最近では実力を上げてきており、ここ最近では俺に弾丸を当てれるようになってきた。
それでも、俺は負ける気は無いし、すぐには負けない。
そう思いながら、俺は数馬に手を指しだす。
「大丈夫か?」
そう言うと、
「ああ。有り難う。千尋さん。」
そう言われた。中々にさん付けは慣れないな。
そう思っていると・・・
「二人共・・・一体どんな練習してきたの?」
そうシャルルが言った。
確かに、この二人の動きは、それこそ代表候補生を超えている。
数馬は、
「いっつもこれくらい練習してたからな。」
そう言った。
シャルルはそれに驚きを隠せていなかった。
俺達は少し話していると、一夏が、
「!?みんな逃げて!!」
そう言った為、俺達はすぐにスラスターをふかせ、移動した。
推奨BGM1開始
すると、俺達の居たところに、無数の熱線、ミサイルが飛んできた。
上空を見上げると、先日のクラス代表戦の時に現れた無人機の改良型と思われる物が三十機以上、そして、正体不明機が一機あった。
すると、正体不明機が此方に向かってきた。
俺はすぐに全員に指示を出した。
「一夏はシャルル、簪と共に避難!数馬は織斑先生と幽香さん達を呼んでくれ!
吹雪は俺と共にここで抑えるぞ!」
俺はそう言い吹雪と共に空へ飛んだ。
俺はビームセイバーを抜き取り、正体不明機は青竜刀をだし、ぶつかる。
すると、
「久しぶりねぇ!如月千尋!」
「その声!?凰鈴音か!
なぜお前が此処にいる!お前は確か・・・!」
「貴方達の様な特異点は、いらないのよ!
一夏を狂わせる貴方は特にね!」
俺はそう言われ、押し切られる。
明らかに機体のパワーに差がある。
俺は地面に衝突し、砂煙をあげながらゆっくり立ち上がる。
上空を見上げれば、幽香や鈴仙、藍さんに文が既にきており、一夏も戦っていた。
「クッ、お前の相手は俺だ!」
そう言い俺は立ちあがる。すると鈴音は、
「貴方の事は既に知っているのよ、体も限界だってこともね!」
そう言い、無数の熱線を放出してくる。
俺は防御するが、攻撃は装甲を溶かしていく。
(なんて出力だ!装甲が解けている!?)
俺はそう思いながら、足を付く。
攻撃が止むと、ハルベリオンの装甲は一部が溶けていた。
「貴方じゃ私は止められないわ!」
そう言って鈴音は上空に向かう。
俺は立ちあがるが、増援の無人機部隊により、更にダメージを受ける。
(機体ダメージ、イエローゾーンに突入。)
そんなマシンボイスが聞こえる。
俺は自分の無力さを呪う。すると、その瞬間に光が全てを遮った。
そして、光と共に、声が聞こえた。
推奨BGM2開始
「全てを切り裂け!リベルテよ!」
その言葉と共に、爆発音が聞こえ、目を開けると、そこには鎧を纏ったカロンが居た。
「カ・・・ロン。」
「マスター!無事かい?」
「何とか・・・な。ゴホッ、ゴホッ!」
俺は少し血を吐いてしまう。
それでもそれで俺は立ちあがり、空へ飛ぼうとした。
それをカロンに止められる。
「待って!その体で!その機体で行くのは無茶だよ!」
そう言われた。俺は、
「たとえ、無茶でも!守りたいものがあるんだよ!」
そう言い、飛翔した。
上空では、無数の無人機と、皆が居た。
一夏side
私は今、鈴ちゃんと戦っている。
「どうして!何で鈴ちゃんは敵になるの!」
「一夏!貴方はアイツに利用されてるだけなのよ!貴方を理解してるのは、私だけなのよ!」
そう言い、斬月と青竜刀がぶつかる。
私はその力に圧倒され、押される。
「クッ!」
「私と、一つになりましょう!一夏!」
そう言い、鈴ちゃんは右肩に装備されている拡散ビーム砲を起動させる。
私は全弾当たってしまい、海面付近まで近づく。
鈴ちゃんはそのまま剣を振りかざし、私に向かってくる。
私は目を塞ぐ。
そして次の瞬間、
ズシャ!!
そんな音が聞こえた。
私は目を恐る恐る開けると、そこには、
青竜刀に腹を貫かれていた千尋が居た。
「千尋・・・?」
「い・・・ちか。まもr・・・ゴハァ!」
千尋はそう言い、血を吐く。
少しセルグリッドに掛かる。
私は瞬間的に千尋の手を握った。
「千尋!ねえ!死なないでよ!
まだ一緒にいたいよ!私は・・・まだ千尋に何もできてないのに・・・!」
「い・・・・ち・・・か。」
「本当の気持ちだって、まだ言えてないのに・・・。
何で、何でかばったのよ!」
「お・・れは、おま・・・・えを・・まも・・れて・・・よ・・・か・・・った。」
そう言い、握られていた手は外れ、千尋は海に落ちていった。
その瞬間、
「皆、有り難うな。」
そう口元が動いたのが分かった。
私は手を伸ばすが、その手は届かない。
動こうと思っても動けない。
私はただ、涙を流した。
そして、千尋は海の中に消え、戦っていた敵は、すべて撤退した。
はい。最後超ハイテンポでしたね。
申し訳ございません。
千尋君はちょくちょく出ますが、次章までちゃんとした活躍は無いです。
次回からは本編に沿った内容にします!