IS 傷つきし少女と幻想に住まう者達 「凍結」 作:この先釘抜き注意
それでは、どうぞ!
ExtraStoryⅠ 魂に刻まれた傭兵としての記憶
真由side
私の手の平には、一つの球体がある。
それは、お兄ちゃんである千尋の記憶。
傭兵として・・・いや、
最悪の反対勢力、ORCA旅団の最後の一人として生きた記憶。
その名は、ディンゲール。
ディンゲール(千尋)side
俺は今、一つの音声ビデオを聞いていた。
「カラードのリンクス、いやディンゲール
マクシミリアン・テルミドールだ
君がこれを聞いているのであれば、私は既に死亡している
恐らくは、アルテリア・クラニアムに斃れたのだろう
メルツェルも、ビックボックスから生きて戻れまい
ORCAは、君一人になったという事だ
頼む。私に替わり、クラニアムを制圧してくれ
クラニアムが停止すれば、クレイドルは最後の支えを失い、全ての人は大地に還る
衛星軌道掃射砲は、クレイドルを支えたエネルギーを得てアサルト・セルを清算し、宇宙への途を切り拓くだろう
全てを君に託す
人類と、共に戦ったORCAの戦士たちのために」
それを聞いた後、俺はガレージに足を運んだ。
そして、ガレージには一機のAC、俺の相棒である、アリーヤ=ラストジョーカーの目の前で立ち止まる。
ラストジョーカーは、アリーヤをベースに改造を施しており、加速に優れている。
右手にはマシンガンが、左手にはライフルが装備されており、背中の部分にあるユニットには、右肩にはチェーンガンが、左肩にはレーダーが装備されていた。
色は白と黒の二色。
俺はコクピットに乗り込み、システムを起動させる。
そして、ブースターをふかせ、一気に加速した。
(ORCAの意思を、俺は受け継いでみせる!)
そう思い、俺はクラニアムに飛んだ。
そして、クラニアムに到着する。すると、オペレーターのセレンの声が聞こえた。
「目標はネクスト二機
レイデルパラッシュ、およびマイプリスだ。
成就しろよ。お前の答えを。」
そう言った。
そして、二機のACを見つける。
俺は、人類の為なら、人の死を問わない。
それが、矛盾していたとしても。
それから数分、俺は二機のACを倒した。
すると、一機のAC
それは、テルミドールだった。
「な!?」
「テルミドール・・・裏切ったか
もとより貴様らが始めた事だろうが!」
そうセレンが言った。
すると、
「テルミドールは既に死んだ。
此処に居るのはランク1、オッツダルヴァだ。」
そう言い、銃弾が飛んできた。
俺は加速をもう一度し、攻撃を始めた。
そして、俺はオッツダルヴァを倒した。
「クローズ・プラン、第一段階完了か
今や、お前だけがORCAだ。
一つの命を想う
それを愚かと呼ぶか。」
そう、セレンが言った。
その後、ORCA旅団はクラニアムを制し、支えを失ったクレイドルは、地上に降りた。
荒廃した大地に絶望する母親の腕の中で、幼子が、汚れた大地に激しく咳き込み
衛星軌道掃射砲が、ゆっくりと充填されていく。
やがてその砲火が、企業の塵、地球を覆うアサルト・セルの網を払いのけるだろう。
人類は、その数を大きく減らしながら、宇宙という、フロンティアを手に入れる。
正のエネルギー、成長と野心と、新しい戦争の時代の始まりだった。
どうでしたか?
次回からは本編にしていきたいです。