ラブライブ!~オタク女子と九人の女神の奮闘記~【完結】   作:鍵のすけ

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第二十話 ~僕らは今のなかで~

 右を見ても、左を見ても他のスクールアイドルたちがいる空間。思穂にとってみれば、そこはまさに夢のような空間で。思わず深呼吸をするのも無理はないだろう、と彼女はそう自分に言い聞かせ、また深々と呼吸を再開する。

 

(全方位美少女とか、ここお金払わなくてもいいのかな……?)

 

 そんな良からぬ気配を察知されたのか、隣に座っていた海未に肘で軽く小突かれてしまった、痛い。おまけに『こんな所でふざけたことは許しませんよ?』などと小さく小言まで頂いた始末。

 何を隠そう、現在思穂を含めたμ'sは今、ラブライブ本選で発表する順番を決める抽選会にやってきていた。どんどん他のグループが呼ばれ、ステージの中央に置かれている箱からくじを引いている。

 そしてとうとう、音ノ木坂学院スクールアイドルμ'sの名前が呼ばれた。立ち上がった瞬間、送られる拍手。あのA‐RISEを超え、今この場に立っているのだから、無理もないことだろう。

 穂乃果がステージに上がると、彼女はそこで立ち止まり、にこの方を向き名前を呼んだ。

 

「にこちゃん! くじを引くのはにこちゃんだよ!」

「わ、私っ!?」

 

 すぐに意味を理解したにこはあからさまに驚き、うろたえた。そんな彼女の肩を思穂はポンポンと叩く。

 

「まあ、“部長”であるにこちゃんが引かないことには始まらないよねぇってな感じで」

「そうにゃそうにゃ! にこちゃん頑張って!」

「最後はビシッと決めなさいよ」

 

 凛や真姫の激励を受け、彼女は意を決し、ステージへと上がり、穂乃果の隣へ立つ。

 にこは唾を飲み込む。

 少しだけ緊張した。最初で最後の瞬間、くじを引いた瞬間に全てが決まるのだ。責任は重大である。

 ふと、彼女は穂乃果の方を向いた。すると彼女は無言で頷く。いかな結果になろうが、それで自分達の“全力”に何ら支障はないと、そう言いたげに。

 

「……分かったわよ!」

 

 ――そんな後輩からのメッセージに何も思わないほど、矢澤にこは安い女ではなかった。

 先ほどよりもはっきりとした足取りで、にこはくじが入っている箱まで向かい、その中へ手を突っ込んだ。

 

 

 ◆ ◆ ◆

 

 

「いやぁ……さっすがにこちゃん。ここぞの引きは希ちゃんを凌駕するかもだね~」

「私たちの発表は最後……これは相当なプレッシャーになりそうですね」

「でもわくわくするよね! 念願のラブライブに出場出来て、しかも一番最後に歌えるんだよ!?」

 

 μ'sの発表順番は最後であった。幾多のスクールアイドルグループの中での最後。

 一番注目が集まるであろうこの順番に何かしらの意味がある。そう穂乃果が言うと、皆も同じことを感じていたのか、首肯で彼女へ同意した。

 実際一番“旨味”がある順番だと、現実的な考えを思穂はする。『奇貨可居』、これは好機である。これが中間や始めだったら、インパクトは薄くなっていき、下手をすれば忘れられてしまったりなどが考えられてしまう。こんな千載一遇のチャンス、活かさない方がどうかしている。

 

「そうだよ皆! ヒーローはいつも遅れて登場してくるんだよ! にこちゃんが引いてくれたこの順番が何を意味するか分かる?」

 

 思穂は続けた。というより、言葉が抑えきれなかった。

 

「これはもう、すべてを出し切れって、全力を出せってことなんだよ! そしてヒーローは最後に勝つ。絶対に勝つんだよ!」

 

 皆が顔を見合わせる。思穂の言葉にやる気を新たにしたように。

 

「優勝だ! それしか私達にゃあ似合わない! だから今は!」

「ええ、思穂の言う通りよ! ここまで来たんだから、悔いを残さないように今は出来ることをやりましょう!」

 

 思穂の言葉を引き継ぎ、絵里が手を合わせながらそう言った。彼女の言葉に後押しされ、皆が練習するため、屋上へと出て行く。

 そんな中、残ったのは花陽とにこ、そして思穂である。

 

「にこちゃん」

「……花陽」

「私達はどんな結果になってもきっと、こういう感じだったと思うよ?」

「そーそー。にこちゃんは相変わらずにこちゃんだなーって感じだねー」

「……二人とも、分かってるわよ」

 

 言いながら、にこは柔和な笑みを浮かべた。

 

「最後の最後まで、私たちらしくいようってことでしょ?」

「……ふ、もうただのネタキャラではなくなったねにこぢゃっ……!?」

「だからこれも私らしくだからね、ぶっ飛ばすわよ思穂」

「もうぶっ飛ばしてるのですがそれは……」

 

 落とされたチョップによって痛む頭を擦っている思穂を冷ややかな目で見ながらも、花陽に対しては覇気溢れる表情を向ける。

 

「さあ花陽! 練習に行くわよ! あ、思穂。あんたはしばらく私のことを褒める言葉を百個程度は考えておきなさい」

「い、いえっさー……」

 

 

 ◆ ◆ ◆

 

 

「今私は猛烈に感動している!!」

「部室の中で騒がないでください」

「はい」

 

 一瞬で部屋の隅っこにうずくまることとなる思穂。そんな彼女の視界に広がるのは“並べられた十床の布団”、そして時計を見れば夜。

 夕方まで練習をしている間、皆は気づいていたのかあえて口に出さない事実があった。

 ――“これでμ'sの練習が最後である”こと。

 その事実を改めて認識したとき、一人、また一人と自然に集まってきたのはやはり皆考えることは同じなのだろう。まだこの時間を終わらせたくはない、その一心で。

 そこで穂乃果が打ち出した案があった。

 それはまた突拍子もないことで、思穂ですら容易く辿りつけなかった案だ。だからこそ、彼女は面白がり、すぐさまことりと一緒に理事長の元へ直談判をしに向かった。

 実は相当ダメ元であった。何故ならことりの母親は本当に真っ直ぐな教師の鑑といっても良い人物だ。そんな人にいきなりそんなことを言っても通るわけがない。

 そんな教師の鑑が南ことりの母親じゃなければ、だったが。実際のところ、彼女はすぐに柔軟に取り計らってくれた。

 その結果が今こうして行われている、夜の“お泊り会”であった。

 

「いやぁそれにしてもおばさんはホント話が分かる人だね! 普通、こうはいかないよね!」

「ほんと、理事長には感謝よね」

「絵里ちゃんもあの頃に比べると随分ノリノリだよねぇ」

「あ、あの頃って何よ……?」

 

 絵里から振られた思穂はこほんと一つ咳払い。さりげなく喉の調子を整え、彼女はキリリと表情を引き締める。

 

「『片桐さん、そこの書類まだ終わってないわよ? 早く片づけなさい?』とか『片桐さん? これが貴方のいうお掃除なのかしら?』とか言ってたあの頃だよ」

「言ってないわよ! いつの話よそれ!?」

「ほわっちゃ!? あれ? 言ってなかったっけ? 特に二つ目は窓のサッシを指でつぅーってやりながら言ってたような……?」

「私がいつそんな小姑のようなことしたのよ!?」

「っていう感じには、昔ならならなかったでしょ?」

「……ほんと、思穂には敵わないわね」

「あーもう! 家庭科室のコンロの火力弱すぎじゃないの!?」

 

 そう言って入ってきたのは中華鍋を手にしたにこであった。そこから匂うは香ばしくも刺激的な『(まー)』の芳香。家庭科室の設備で一体誰が麻婆豆腐を作ると予想したものか。しかも実に見事な出来栄えというのが思穂の感想。

 そこからは皆でテーブルを囲み、楽しい夕食の時間となった。思えば十人でご飯を食べるのは合宿以来だなと想いを馳せつつ、割と辛い麻婆豆腐に舌鼓を打つ。

 決して意識をしている訳ではないが、これでにこの手作り料理を皆で食べるのも最後かもしれないという事実が頭を過ぎる。だが、決して表情には出さず、思穂はただ楽しむことにした。ご飯は楽しく、これが彼女のモットーである。

 

「というか思穂、あんたもうちょっとお上品に食べなさいよ」

「ふぁっほふぁっぼふぁふぁふぁふぁ」

「思穂ちゃん、食べたまま喋らない方が良いと思うなぁ」

 

 ことりにほんのり指摘されてしまった思穂はすぐさま水で流し込み、そしてどこからともなくナイフとフォークを取り出すとまるで貴族かのような振る舞いで麻婆豆腐を食べ始めた。

 恐ろしく器用な食事風景を見た凛が一言。

 

「どうして凛、こういう変なことで思穂ちゃんをすごいって思えるんだろう?」

「とてもじゃないけど、ナイフの腹に豆腐載せたり、フォークで掛かっているタレを掬っている人をそんな目では見れないわね」

「ほわっちゃ! 凛ちゃんはともかく、真姫ちゃん。今の発言は見逃せないねー! 裁判ゲームなら『待った』掛けてるよこれ!」

「うぇっ!? ちょ、ちょっと思穂、こっちに来ないでよ!」

 

 思穂が真姫に抱き着き、凛がそれに続いて抱き着いたりなど非常に賑やかな食事となった。穂乃果までもが面白がり、思穂達の輪に混ざりだす始末。

 ――そうなると、オチはやはり海未によって雷が落とされるというのはもはや決まりきったことと言ってもいいのだろう。

 何をやっても楽しい時間、明日には全てを掛けたパフォーマンスをするというのがまるで嘘のようにひたすら楽しむ。それが今のμ'sに許された最高の英気の養い方なのだから。

 

 

 ◆ ◆ ◆

 

 

「色々話が通るとは思ってたけど、まさかバスも用意してくれるなんて夢にも思わなかったよ」

「たった十人の為に……理事長、良いんでしょうか?」

「まあまあ! 学生がそれを考えるのは学生らしくないよ! ここはただ感謝して、これからに備えるだけだよ!」

 

 決意を新たにしたラブライブ本選当日。思穂達は今、音ノ木坂学院が借り上げたバスで会場へ向かっていた。二十五人定員の中型バスは広く、非常に贅沢な気分であった。

 思穂は少しばかり皆の顔を見回した。そして、彼女は座席から立ち上がる。

 

「よし皆! だいぶ顔に固さが見られるからこの思穂ちゃんが一曲歌ってあげよう! こんなこともあろうかとマイクも持ってきたし!」

「どういう時なのよ」

「へいにこちゃん、そういう野暮は止めよ? にっこにっこにーだからほんと、にっこにっこにーな感じになるから止めよ?」

「私はあんたの言っていることが一ミリも理解出来ないわよ」

 

 にこのジト目をなるべく見なかったことにしていき、思穂はおもちゃのマイクを片手に、スマートフォンを逆の手に持つ。そして、音楽を掛けると、皆が一斉に首を傾げた。当然である、何故なら歌はともかく、曲だけとなるとピンと来ない。

 そんなことはお構いなしに、彼女は腹から声を出した。μ'sの皆に届くように。

 

「わーたしーはしーほー!!! おーたくじょーし! おーいえー! せいんとしーほ! 馬車馬のよ~うに~!!」

 

 そこから始まるのは様々な方面から怒られそうな緻密な歌詞構成と共にバスの中に響く“騒音”。ボエーという感じである、何がとは言わないが。思わずμ'sメンバーは耳を塞ぎ、顔をしかめる。

 やがて、我慢できなくなったにこが思穂の元へずんずんと詰め寄る。

 

「思穂! あんたなんなのよそのダミ声は! それ女子が出して良い声じゃないからね!?」

「ほわっちゃ!? 嘘だよね!? ええっ!? 正直美声だと思ってるんですが!?」

「これで美声なら私達みんな美声よ!!」

「……ぷっ、あははは!」

 

 突然笑い出した思穂に、皆が目を丸くした。中にはついに頭がおかしくなってしまったのかと思ってしまう者もいる始末。具体的には絵里と希、そして海未という比較的、常識人達である。

 そんな生暖かい目を無視し、彼女は両手を広げた。

 

「オッケーオッケー! 皆、だいぶいい顔になってきたね! それでこそ最終決戦にふさわしい顔だよ!」

 

 思穂は続ける。もう少しで本選会場。ゆったりとした時間で言葉を贈れるタイミングはここだけ。なれば、自然と彼女の口から言葉が出るのは必然ともいえる。

 

「私はね。これを奇跡なんて思ってないよ。これはね、皆が頑張ったからこそ辿り付けた必然なんだ! 誰かが、じゃなくて皆が頑張ったから……だから私は今更皆に“頑張れ”だなんてつまらないことは言わないよ。言うのは一つだけだよ!」

 

 下手な言葉はもういらなかった。片桐思穂が、μ'sへ贈る言葉は世界でたった一つ。ある意味もっとも難しく、そしてもっとも無責任な言葉。それを、恥ずかしげもなく彼女は言った。

 

「――楽しんで! 本選に参加する誰よりも、どのグループにも負けないぐらいに! そして!! 優勝だー!!」

 

 底抜けに明るい思穂を見て、既にμ'sの皆には“緊張”などという言葉は消え失せていた。目指すところはたった一つ、方法も単純。

 だからこそ、μ'sは決戦の舞台へ行くことが出来たのだ――。

 

 

 ◆ ◆ ◆

 

 

 時間は夜。本選の会場には観客がひしめいてた。既に他のスクールアイドルグループは発表を終え、その余韻に浸っているところ。μ'sとしてはこれからが本番である。

 既に着替えは済ませ、あとは出るのを今か今かと待つだけ。ことりが気合に気合を入れた衣装に身を包んでいる皆は思穂の眼から見ても全然可愛くて、思わず抱きしめたくなるほどであった。

 

「思穂ちゃん、どうどう?」

「オッケーだよ穂乃果ちゃん! もう目に入れても痛くないよ!」

「どうして思穂はそう、穂乃果に甘いのですか……」

「海未ちゃんも可愛いよ! 特にそのおみ足が!」

「どこを見て言っているのですか!」

「海未ちゃん、ここで体力を使っちゃ……」

 

 ことりに窘められながらも海未は思穂を睨むが、彼女はそのスラーっと伸びる足を眺めきり、にこの方へ視線を向けた。

 

「にこちゃん、ブルってない? 大丈夫?」

「ふん、私を誰だと思ってんのよ」

「まきりんぱなはどう? 緊張する?」

「何で私と花陽と凛を纏めてんのよ! ……今はそれよりも、早くあのステージに立ちたいんだから」

「私は、緊張しちゃうけど……でも、真姫ちゃんと同じ気持ちだよ」

「凛は早く踊りたいんだにゃー!」

 

 三人三色の答えは絶妙に違うも、その本質は一緒で。

 それに、希と絵里が加わった。また違う感じで。

 

「今日のウチは遠慮しないで前に出るから覚悟しといてね!」

「なら! 私もセンターのつもりで目立ちまくるわよ!」

「おお! 二人とも今日はすっごい張り切ってるね!」

「当たり前や! だって今日は最後のステージなんやから!」

 

 そこからは徐々に盛り上がってくるμ's。まだ盛り上がれる、まだ楽しめる。次々に名乗りを上げる“センター”達。

 これこそが最後のステージにふさわしい。そんな瞬間が、とうとうやってきた。

 

「さあ、とうとう時間だよ。穂乃果ちゃん!」

 

 思穂は穂乃果を皆の前に突き出した。彼女に背中を押された穂乃果は表情を引き締め、言った。

 

「皆、全部ぶつけよう! 今までの気持ちと、想いと、ありがとうを全部乗せて歌うんだ!!」

 

 そして、誰からともなくピースサインを合わせた。いつもの儀式だ。だがそこに思穂はあえて加わらなかった。

 

「思穂ちゃん?」

「私がそこに加わるのは――ね?」

 

 その笑顔で九人が彼女の言いたい事を察し、頷いた。

 穂乃果が口を開くも、声が出ない。そのことを海未に指摘された彼女は素直に言った。

 

「なんて言ったらいいか分からないや」

「穂乃果ちゃん……」

「だって本当にないんだもん。もう全部伝わってる。もう気持ちは一つだよ」

 

 感じていることも、考えていることも同じ。

 そう続けた穂乃果は、大きく息を吸い込み、そして吐く。

 

「μ'sラストライブ! 全力で飛ばしていこう!!」

 

 

 ――『KiRa-KiRa Sensation!』。

 

 

 奇跡という名の階段を登り切った先に視えた“光”の中、全力で“今”を楽しもうとする少女たちの歌だ。

 

「ああ、良いね。やっぱり穂乃果ちゃん達は最高だ」

 

 パフォーマンスをする彼女たちを遠目に見ながら、思穂は少しだけ涙ぐんでいた。今、あの瞬間は全ての観客が穂乃果達だけを見ている。

 こんなに嬉しいことはないだろう。講堂でのファーストライブの時に比べればその数は数えるのすら馬鹿馬鹿しくなってくるほど。

 

「良くもまあ、ここまで来たね。すごいよ、本当に」

 

 曲が――終わった。

 一瞬の余韻の後、すぐに起こる“アンコール”の声。その声達はラブライブ本選の規定には載っていない“ありえないこと”。そんなありえないことが今こうして起こったのだ。

 

「よっしゃ……なら、やらないわけにはいかないよね!」

 

 思穂はこんなこともあろうかと持って来ていた“ある物”を取りに行こうとすると、彼女の目の前にヒフミトリオが現れた。

 

「あれ……三人ともどうしたの?」

「思穂ちゃんの考えなら!」

「お見通しだよ!」

「ほら、これを取りに来たんでしょ?」

 

 ミカが持っていた袋はまさに思穂の取りに行こうとしていたもので。ちょうど、その時、後ろからμ'sが歩いてきていた。

 

「思穂……ちゃん」

「やあ穂乃果ちゃん。それに皆、お疲れ様だったね。っていうかあ~あ、穂乃果ちゃんまだ泣くのは早いよ?」

 

 言いながら、思穂は穂乃果を抱きしめ、頭をポンポンと撫でてやった。しばらく彼女の温もりを感じた後、思穂はゆっくりと離れ、袋を手渡した。

 

「ほら! 泣くのは皆のご要望にお応えしてからだよ! もー、皆で言ったでしょ? 最後の最後まで楽しもうって! だから!」

「うん……、うん!!」

 

 涙を拭った穂乃果はしっかりとその袋を受け取った。

 自分たちが今の中で、今出来ることを全力で成し遂げるために――。

 

「さあ行って皆! そして楽しんできて! 皆の為に! 自分たちの為に!!」

 

 

 ――『僕らは今のなかで』。振り返る暇もなく、ただ輝きを追い続けていた彼女達の軌跡を綴った歌である。

 

 彼女達は間違いなく“夢”を駆け上がり、輝いた。

 これより語られるのはそんな彼女達と、ひっそりと輝き続けた少女の最後の物語。後にも先にも一生彼女達の記憶に残り続けるであろう、そんな話。

 今、その最後のページが開かれる――。

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