アイドルマスターシンデレラガールズ スタントマン兼インストラクターはちひろの弟 作:インプレッサ
「いきなり決まるとは思わなかったよ」
「私もびっくりよ。すぐに決まるなんてね。765プロの社長みたいにひらめいたのかな?」
「765プロって、姉さんの後輩で秋月律子さんがいる事務所だよね。」
「そうそう、アイドルからプロデューサーになったりっちゃんでしょ、あの子は何でもできるからすごいわ。」
「そういえば、地下駐車場で、向井拓海に会って話したよ」
「へえー、顔見知りなの?」
「日光のいろは坂に、ドライブに行ったときに出会って、所々で会っているし、バトルしたこともある」
「デビュー前なんかほんとに苦労したわ。大変だったんだから」
「まあ元ヤンだったし」
さまざまな話をしながら、必要な物をそろえ、宿舎の部屋に置いた後、実家へ一旦帰り、インストラクターの服や靴、即応隊関連の物品等を積み、両親に、就職したことを報告し、夕食を食べてから宿舎に帰ったのであった。
翌日、宏樹は、9時に出勤し、スケジュールを見ていた。
「[11時~13時 PVのカーアクション・体験(場所 筑波サーキット)、15時~16時 アイドル部門での「ZUNBA」レッスン講師(場所 346プロレッスンスタジオA)]結構きついな」
宏樹は、経理部に行き、346プロ名義のETCカードをもらいに行き、筑波へ向かって、走っていったのであった。
筑波サーキットに到着し、サーキット内の指定されたピットに車を止め、ピットを見渡した。
今日だけで7台の車が来ており、RX-7・R34・インテグラ・スープラ・ランエボⅦ・FT86・R35がピットに止まっていた。
筑波サーキット ミーティングルーム
ここには、たくさんのスタッフが集まっていた。その中に、961プロの天ケ瀬 冬馬の姿があった。
「今日は、プロモーションビデオの撮影を行い。その後、収録でいろんなプロダクションのアイドルが来るので、念入りなチェックをするように」
スタッフたちが、ピットでの機材の準備等を行っている間、宏樹は、自分の車を乗り入れ、ピットに停め、ロッカールームに行き、ドライバースーツに着替え、車に乗り、タイヤやエンジンを温めるための走行を始めたのあった。
その一方、筑波サーキットへ向かっているバスには、346プロの高垣楓・765プロの秋月律子P・菊池真・馬場このみ 865プロの秋月涼・日高愛 が乗っていた。
バスの中で、秋月律子といとこの秋月涼と菊池真が話していた。
「あら、涼、あんたも希望したの?」
「うん、アクションを体験してみたかったからね。」
「そういえば、千川ちひろを覚えてる?」
「よく律子姉さんの家によく来ていた。」
「その弟の宏樹君は?」
「知ってるよ。自衛隊に行って人が変わっているけど、宏樹君がどうかしたの?」
「自衛隊満期で退職して、346プロのアクション部門の社員にスカウトされて、今日、来ているのよ。」
真は、話を聞いているうちに、父から聞いたことを思い出した。
「涼、千川宏樹ってたしか、モータースポーツ界では、有名だよ。」
「そうなの?」
「史上最年少で、昨年の全日本のスーパーGTで優勝して、走り屋界では、峠のスペシャリストと言われているんだ。また数々の峠のレコードを塗り替えていて、誰も破ることができていないらしいんだ。」
いろいろ、話していると筑波サーキットに到着したのであった。
一方、サーキットのピット
宏樹は、愛車にガソリンを入れ、準備をしていた。
「よう、宏ちゃん、じゃねえか。」
「Rの坊さんじゃないですか」
「Rの坊さん」こと新島 高次が訪ねてきたのであった。
「聞いたよ。346プロに入ったんだってな。これから忙しくなるって聞いたぞ」
「そうなんですか」
「知らねえのか、シンデレラプロジェクトが始まるんだよ。親戚の娘の凛ちゃんに通知がきてな」
「やばいな、オレ、これのほかにも、インストラクターやっているしな。」
「いきなりの大仕事が来るかもな。話変わるが、手に入ったんだよR35が」
「マジですか、家一軒買えるぐらいのR35をですか?」
「おうよ、今日、おまえさん乗ってみな、」
「お言葉に甘えて、失礼します。」
「やっぱり、宏樹がいたじゃないの」
聞いたことのある声が聞こえ、向くと秋月律子ら10人のメンバーがピットに来ていた。
他のメンバーは、いろんなところを見回っている。
「律姐に涼、どうしたんだ?」
「アクション見学と体験よ。あんた聞いたよ。346プロに入社したって」
「社長に、アクション部門のほうでスカウトされてね。インストラクターも兼任してるし」
「宏ちゃんもアイドルに囲まれるなんでいいよな。」
「仕事先がこれだから仕方がない」
「涼、いまから走りこむが助手席に乗るか?」
「いいんですか?」
「死ぬなよ」
「宏ちゃん、軽く走ってこい、」
高次のR35の助手席に青ざめた涼を乗せ、宏樹は、R35を走らせたのであった。