ネギまとかちょっと真面目に妄想してみた   作:おーり

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根本的にネタみたいな作品なのでタイトルに釣られて真面目に読むのではなくて斜めに流し読むのがある意味正解な気もしますけれど、読む側の事情を慮るのもないわーというのが実は小説を書く者の一般的な心情。お好きにどうぞとしか言えやしねえ

相も変わらず先行き不明な二十八話
二十八話にまできて未だに行方不明とか、構成力の成長性の無さに全俺が涙する



『俺のロリ姉と妹系が修羅場過ぎる』

 

 前回起こった三つの出来事!

 ひとぉつ!

 女子寮一室に主人公が潜入!

 ふたぁつ!

 連れ出していった先は西洋の古城!

 みっつぅ!

 連れ出された少女はメイドらによって丸洗いにされるのだったぁ!

 

 

   × × × × ×

 

 

「おや」

 

 

 茶々量産型にアキラたんを任せて別荘探索なう、な俺に気づいて声をかけてきたのは他でもない6号だった。

 ちなみにさよちゃんはアキラたんに任せた。道案内も兼ねて。

 

 

「お先に失礼しています。少々遅かったようですが何か御用事でも?」

 

「まーな、そっちは説得はどうなった?」

 

「駄目ですね。マクダウェルさんは聞く耳を持ってくれません」

 

 

 まあそうだろうなあ、とは思ったけど。それにしたって聴く耳すら持たないのはないだろ。とも思いつつ、何気に水着に着替えてバカンス気分を満喫している幼女の頭に手を乗せる。

 

 

「まー期待しないようにな。俺の発言権だってそんなに無いし」

 

「――いえ、気長に待ちます。こちらは今のところ特に命令みたいなものもありませんし」

 

 

 そーなのかー。

 ちなみに6号の水着は白のビキニ。ぺったんぺっ(ry

 

 

「ようやく来たか、そら」

 

 

 ――おう。鬼が居る。

 

 

「ただいま帰りました、お姉さま

 これ、お土産です」

 

 

 魔法世界産『白い旧支配者』京都産『宇治茶&餡蜜セット』『ご当地キティ@両面宿禰Ver』を手渡す。

 やや乱暴な手つきでそれらをぶん取られた。

 

 

「……これだけか?」

 

「え、ツッコミなし?」

 

 

 色々ツッコミ所の多い土産だとも、我ながら思うわけだけど。

 

 

「……茶々丸には買ってやったみたいだが」

 

 

 言われて、エヴァ姉の後ろに控えていた茶々丸に目を移す。

 魔法世界にて買ってやったシルバーアクセのネックレスを、これ見よがしにちらちらと見せていた。

 ……ほんと、こいついい性格してるわ。

 

 

「エヴァ姉は銀系だめじゃねえかなー、と思ってさ

 それでご満足いただけないのでしたらば後日修行でもなんでも付き合いますのでそれでご容赦を」

 

「ふん……」

 

 

 拗ねたようなエヴァ姉かわえええ、

 

 

「なんでも、と言ったからにはきっちり付き合えよ」

 

 

 そりゃあもう。ええ、必ず。

 

 

「それで、こいつはいったいなんなんだ」

 

 

 未だ不機嫌そうなエヴァ姉が6号を指差して聞いた。ちなみにエヴァ姉も水着。というよりは南国チックなチューブトップにパレオという若干解放的なお姿。白いおみあしがちらちら見えるのがまたなんとも、

 

 

「聞いてるのか」

 

「おう、ええ、はい。えーと……

 自己紹介とかしてねえの?」

 

 

 思考が反れそうに成るのを抑えつつ現状確認。

 

 

「鈴木6号とかふざけた名前は聞いた

 お前を魔法世界のとある組織に連れて行っていいかとも聞かれた

 で、その組織が魔法世界を救済しようと言う名目で大量殺人を敢行しようと言うことも聞いた

 魔法世界の住人がそもそも仮初めの存在だから件の『完全なる世界』へ送ることは殺人ではない、という意見もな」

 

「はぁ、ずいぶんこと細かくネタバレしてんね」

 

 

 秘匿意識とかないのかね、この6号は。

 

 

「で、だ。私としてはお前がそれにかかわろうと言う理由がわからん」

 

「っていうと?」

 

「私にとってもお前にとっても、魔法世界なんてものは元より関係ないだろうが

 そもそも『魔法使い』自体に深く関わるわけでもない私たちが『そんなもの』をどうするべきかという理由もない

 ――そら、お前がこの事情にかかわろうと言う理由は何だ?」

 

 

 改めて言われても、実は大した理由もない。

 『魔法使い』には結構生活を引っ掻き回されている感もあるけれど、直接こちらに関わることも無ければ放置していても問題ない程度の距離感だと自負できる。

 彼らの『本国』がどのように崩壊しようと知ったことではない。ああ、でも――

 

 

「下手に魔法世界が終わると、そこにいる現実世界人が『こちら』に押し寄せて来そうではあるかも」

 

「――ふむ?」

 

 

 原作でもクルトが言っていたメガロメセンブリアの『実体』を持つ6700万人、だっけ? がいきなり現れたとして、下手な皺寄せが麻帆良に関わってくると回りまわって嫌な影響が出る気もする。

 関西との諍いとかメじゃないくらいのメンドクサイ影響がさ。

 

 

「じゃあ、それを考慮して手を貸してもいい、と?」

 

「いや、その辺は今適当に考えたもっともらしい理由って程度なんだけどね」

 

 

 本音を言うと、本気でどっちでもいいんだよな。

 手を貸そうと貸すまいと。

 結局はエヴァ姉に俺の意見を一任しても構わないくらいには。

 

 

「エヴァ姉に任す。好きに采配していいよ」

 

「丸投げか……

 まあ聞いたとおりだ鈴木とやら。私はこいつを手放す気はないからな」

 

 

 それでもそうやって庇護してくれるエヴァ姉が大好きです。

 

 

「では、貸してください」

「駄目だ」

「半年でいいですから」

「新聞の契約か」

 

 

 食い下がらないなぁ、この6号。

 長くなりそうだから俺はこの辺で――

 

 

「――ああ。待て、そら」

 

 

 残念! 吸血鬼からは逃げられない!

 

 

「その話はともかくとしてお前には色々と聞きたいこともある

 魔法世界でこんな幼女を引っ掛けたこともそうだが、どうやら京都では現地妻までこさえたそうじゃないか……?」

 

 

 え、ええー、なんでそんな話になってんの?

 

 

「こさえてません

 つーか誰から聞いた話なの」

 

「茶々丸が記録していた」

 

 

 風呂場に、居たの……?

 

 

「せっかくだ、修行してゆけ」

 

 

 ――実戦モード、一丁入りまーす……。

 

 

   × × × × ×

 

 

 マスターとそらさんの久々の実戦を●RECしていると、大河内さんがさよさんにつられてふらふらと現れました。若干足取りが覚束無いようですが、一体なにがあったのでしょうね?

 服はわが姉たちのメイド服を着させられているご様子。胸部のサイズが合ってないらしく、上半分がはみ出ていますね。

 

 

「いらっしゃいませ大河内さん。ご気分はいかがですか?」

 

「あ、お邪魔してます……、というか、絡繰さん、もいたんだ。烏丸くんは?」

 

「そらさんなら、あれあの通り」

 

「……?」

 

 

 大河内さんは訝しげに私の見上げるほうへと視線を移します。見上げるとそこには――

 

 

『大体お前はいつもいつも私のことばかり放っておいて他の女子ばかり構って! お前私の弟子だろう! もっと師匠を敬えやコラァーーー!!!』

 

『十分敬ってるよ!? あとそんな理由で極大魔法を放ってくるのは納得いかないっす師匠!』

 

『お前に拒否権はない!』

 

『ひでぇ!?』

 

 

――のりのりで極大魔法を連続でぶちかますロリロリなマスターと、魔法を使う暇も与えられずに逃げ惑うそらさんの優雅な空中戦闘が繰り広げられておりました。

 楽しそうですね、マスター。

 

 

「あれ……マクダウェルさんと烏丸くん……、空飛んでる……?」

 

「そうですね」

 

 

 マスターのは飛行魔法に高速術式をアレンジしたガチの空中戦仕様ですが、そらさんは杖も発動体も持っていないのでアレは自由落下の状態らしいと以前に聞きました。

 その割には縦横無尽に動き回れるのは一体どういうわけなのかと聞けば重力魔法の応用だとか。相変わらず変な方向に魔法理論を開発する人ですね。

 

 

「うわぁ、マクダウェルさんの手から吹雪みたいなのが出た。エターナルフォースブリザード? 烏丸くん死んじゃうね……」

 

「そうですね」

 

 

 大河内さんは若干現実感のないご様子で傍観しています。確りと覚醒するまで代わりに実況しましょうか。

 そらさんが携帯に手をかけました。

 どうやらそらさんは、詠唱が面倒だという理由で携帯電話に魔法をストックしているらしいのです。

 遅延魔法と圧縮魔法を電子精霊で構築して端末に封入してあるとか仰っていましたが、それって魔法世界にとって完全に新理論なのではないでしょうか。

 それなのに時々詠唱みたいなことをするのは一体……、ああ、俗に言う『中二病』というやつですね。わかります。眼帯はしないのでしょうか。

 

 

「わ、なんか火が出た。烏丸くんの周囲を覆ってる」

 

「ファイヤーウォールですね。全方位型の障壁魔法です。視界が狭くなるのであまり好まれない戦術なのですが」

 

「そうなの?」

 

「はい」

 

 

 いきなり『詰み』に自分から首をつっこんでますね。

 そもそもそらさんの発動法自体、実は問題が山積みだったりします。

 本来の魔法の発動は、杖などの発動体に魔力を流し込み伝播させ、其処から周囲に拡散させて精霊を喚起する。と言う実は面倒くさいシステムだったりします。

 その際に流し込む魔力量によって喚起される精霊の物量に差が出るのですが、その現象こそが才能と魔力量に魔法の実力が左右される。という状態。即ち「今のはメラゾーマではない、メラだ」という非情な現実となるわけです。

 そらさんの場合は、使う魔法は予めストックしてある代物ですし、携帯電話自体魔法発動体としては相応しくないものですから、過剰に魔力を伝播させれば携帯自体が自壊する恐れもあります。

 恐らくは流し込む魔力量も必要最低限の規定値なのでしょう。

 Q:そんなもので発動した魔法が、物量で圧しているマスターの魔法に敵うとお思いですか?

 A:無理です。

 

 

「あ、吹雪が火の壁を撃ち貫いた」

 

「そうですね」

 

 

 まるでごみのように『炎の壁』が散って逝きます。

 ある意味綺麗ですが、かべのなかにいるそらさんは無残なすぷらったでしょうね。

 

 

「………………。あれ? 烏丸くんはどこ?」

 

「なるほど。ファイヤーウォールを囮にすでに脱出していましたか」

 

 

 いつの間にか別方向に『跳ねて』いたそらさんを発見。アレは『雲耀』でしょうか、それとも『跳ね馬』? 魔法を多重に発動させたのかそれとも体術か。逃げるときは実は形振り構わないので、予め持っている手札をリストにしてもらっても照合が追いつかないのが口惜しいですね。そらさんのくせに生意気な。

 

 

「……ねえ、絡繰さん」

 

「なんですか、大河内さん?」

 

「あの二人が使っているのって、なに?」

 

「魔法です」

 

「……りありー?」

 

「ですから、魔法です。そらさんにはご説明いただいてないのですか?」

 

 

 そういえば改めて、大河内さんは何故ここにいるのでしょうか。

 間接丁寧に答えると、「きいてないよー……」とダチ●ウ倶楽部のような台詞を出して項垂れました。

 なんだかそらさんに振り回されているご様子ですね。大河内さんもハーレム要員なのでしょうか?

 

 

   × × × × ×

 

 

 大体半日くらい。

 命辛々逃げ延びて終了の合図が鳴り響いて、城のバルコニーへと降り立ってみれば、ぱっつんぱっつんのメイド服を着たアキラたんにお出迎えされた。

 エロい。エロいよアキラたん。

 しかもミニスカメイドとか、俺をどうするつもりだぁー!?

 

 

「って、なんで睨むの」

 

「……別に」

 

 

 あらやだテンション低っ。

 こっちはたった今まで戦い(逃亡)を繰り広げていたから気分は上々なんすけど。

 なにこの温度差。

 

 

『やはり凄まじい腕前ですよね。貸してください』

『だが断る』

『三ヶ月でも構いません』

『拒否』

 

 

 あっちはあっちで6号とエヴァ姉がそんなやり取りを再開していた。

 いよいよ新聞屋染みた攻防になってきているな。

 

 

「……絡繰さんから、」

 

「うん?」

 

「絡繰さんから聞いたんだけど、烏丸くんは魔法も使える、って?」

 

「ああ、うん」

 

 

 まあ説明必要になるだろうけど、一応はこっちの意図もあるから連れてきたんだし。

 まあ説明の手間が省けて良かったけど。

 

 

「それにしたってもっと前もって言ってくれてもいいんじゃないかな。いきなり連れてこられて……、ゆーなや亜子だって心配してるんじゃないかな」

 

「ああ、それなら大丈夫」

 

「どこが? もう半日以上経ってるし、携帯も圏外でまったく連絡取れないんだけど」

 

「そりゃここは一日経たないと出れない仕組みだからな」

 

「はぁ?」

 

 

 あ、そっちは説明してないのか。

 

 

「まあここでの一日は外じゃ一時間だから。安心しろよ」

 

「なにその精神●時の部屋」

 

 

 伏せ字になってねーよ。

 それにしたってアキラたんも意外とものを知ってるよね。

 

 




~京都土産
 両面宿禰キティは何処かのネギま二次で依然読んだのを流用させていただきました。勝手に。
 いえ、どこで見たのかが思い出せないんです。この場を借りて謝罪します。

~6号の勧誘
 この時点で完全にネタバレなことを知ってしまったエヴァ。いいの? これ?

~●REC
 貴様ッ! いったい何処で見ていたッ!?

~一体なにがあったのでしょうね?(すっとぼけ)
 地の文がこうなっててもおかしくない。

~「~っす師匠!」
 某虎道場のノリ。但しこの世界にコンテニューはない。

~携帯
 そらくんの手札の一つが判明したよ!
 正確には発動体ですらない普通の携帯。中に封入してあるのは構築に時間がかかったりする魔法で、ショートカットの役割も兼ねている。対ラカン戦でネギ君がやったみたいな奴だとお思いくだせえ。
 ちなみに電子精霊という概念はちうたんが仮契約する前からあったはず。原作での麻帆良停電の際に茶々丸がそんなことを口走った記憶ガガガ。

~茶々丸の視点
 そらに対する心情は茶々丸は大体こんな感じ。
 つうか、しれっとした顔してネタを多分に仕込む思考回路の茶々丸が……。
 改めてそらに対する評価が妙に低いのは対抗意識もあるつもりで書いてみましたがいかがでしょう。
 ちなみにそらの手札の多さは異常。これでまだ一端。


前回の続きに見えない二十八話でした
書きたいことをやっと書けたはずなのになんだろうこの不完全燃焼
まだ書ききれてないからだな。でもあんまりそれやりすぎるとギャグが足りなくなる。やだー

あと総合評価がなんか一万超えてました。感謝感激
記念に特別編でも書こうかなーと画策していますが、執筆速度は鈍亀以下なのでその辺りはご了承ください
出来上がれば程度の感覚で

そろそろ新学期が始まる時期かなー
次回次々回辺りに久方ぶりにあの娘らを登場予定
それでは
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