ネギまとかちょっと真面目に妄想してみた   作:おーり

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原作ファンだという方に感想返信でちょっと毒を吐いちまったようで、スミマセン
原作好き閲覧注意、とかタグに用意しておいたほうがいいのでしょうかねぇ・・・
あれ、でも待って? 純粋に原作好きならそもそも二次創作を見る必要性なくね?
そんなことをふと思った

それはそうと前話の感想では、ネギ君下衆ぅい! という意見がちらほら出ました
しかしうちの茶々丸はそんなことモノともしません
そんな三十三話




『そろそろ私の輝かしい過去を披露するときじゃないのかな……(チラッチラッ』

 

「すいまっせんでしたーーーッ!!!」

 

 

 一体何事でしょう。

 休日明けの月曜日、昇降口で私を見るなりネギ先生が土下座をかましてきました。

 一緒に登校していたアキラさんもびっくり仰天です。

 

 

「何事ですか、これは?」

 

 

 思わず、ネギ先生と一緒に居た雪広さんと宮崎さんに目線を向けます。心なしか居心地が悪そうなのは、休日前のネギ先生の蛮行を脛に抱えているためでしょうかね。知ったことではありませんが。

 

 

「ええと、私からも謝罪しますわ。先日はあのようなことをしてしまってごめんなさい」

 

「す、すみませんでした……」

 

 

 雪広さんと宮崎さんまで謝罪してきました。

 さすがに土下座はしませんが、この休日はさぞかし心持ちが悪かったのでしょうね。

 

 アキラさんと顔を見合わせて、目で語り合います。

 ふむ。つまりは、この未だに土下座姿勢のネギ先生も、そういう意図、ですか。

 

 

「別に構いませんよ。アキラさんのお陰で窮地は脱せましたし、あれも立派な作戦です。結果として子猫も無事でした、もう気にしていません」

 

「そ、それじゃあ許してくれるんですか……?」

 

「誰が顔を上げていいと言いました」

 

 

 土下座の姿勢から顔を上げた、ネギ先生の頭を踏みつけます。

 顔を上げられるとスカートの中が見えちゃうじゃないですか。

 恥ずかしいことをしないでください(棒。

 

 

「プギュムッ!?」

 

 

 踏みつけたまま、私は唖然としているお二人に言葉を続けます。

 

 

「むしろこちらからは、襲撃していただきお礼を言いたいくらいです」

「「えっ」」

 

 

 おや、まだ気づいてないのですか?

 

 

「いえ、マスターと直接対決に踏み出す前にわざわざ自分たちの戦力を披露していただけるとは、対策を練ってくれと言っているようなものではありませんか」

 

 

 そう教えて、思わず不敵に笑みを浮かべます。

 ドヤァ。

 

 

「そ、それは……ッ」

 

「――茶々丸さん、エヴァンジェリンさんは、どうしても僕の血を諦めてくれないのですか?」

 

 

 言い淀んだ雪広さんの代わりに、ネギ先生が尋ねてきました。

 

 

「何故、僕の血を狙っているのか、理由をお聞きしてもよろしいでしょうか?」

 

「……そうですね。特に隠すことでもないですし、後でお話します」

 

 

 それはそうと、ネギ先生は未だに土下座の姿勢の上に私に頭を踏まれた状態です。

 いくら凛々しい声を上げても、どうにも格好がつかないのは宜しいのでしょうか?

 

 

「あ、あのー、ところで今日はエヴァンジェリンさんは……?」

 

「そ、そういえばお姿を見ませんわね。またサボタージュですの?」

 

「いいえ、マスターは――、

 ――風邪で寝込んでいます」

 

「「「ほんとにあの人吸血鬼ですかッ!?」」」

 

 

 季節の変わり目には至極通常営業な事実をさらりと語ると、揃って驚愕の表情で目を見開きました。

 ネギ先生の中では『真祖の吸血鬼』というものは無敵且つ絶対の人間にとっての天敵であり上位存在である、という認識があるのでしょう。それを教えられていたのであろうお二人にとっても驚愕の事実だったようです。

 それはそうと、

 

 

「誰が顔を上げていいと言いました」

「アリガトウゴザイマスッ!」

 

 

 私は起き上がったネギ先生の頭を再度踏みつけました。

 

 

   × × × × ×

 

 

「最近、茶々丸が出張りすぎだと思うんだ……」

 

 

 どうも。多分物語も二章目くらいに突入したお陰か、最近めっきり地の文を読む機会が減った烏丸です。一応主人公なのに、この扱いはひどいと思うんだ。

 

 

「って、なんだ今の回想……?」

 

 

 キッチンでの炊事の最中、電波のようなモノローグが脳裏をよぎった。

 

 ネギ君の茶々丸襲撃から土日が明けて月曜日。

 本来ならば俺も学校に行っている時間なのだが、現在済し崩し的に同居しているロリ姉の感冒の看病という理由を伝えて自主休校とさせてもらった。

 春先だっていうのに、あんなセクシーな下着みたいなパジャマで寝ているからそうなる。

 格好はセクシーかも知れんが、正直欲情するかと問われたら否と答える姿だ。見た目十歳だし。可愛らしくて微笑ましいことは否定しないが。

 

 ちなみにこの休日中、原作ではあったはずのネギ君の家出はまったくなかったらしい。

 むしろネギ君は土日総じて引き篭もっていたと、小動物からのご報告。

 「バカにできねぇっすね、日本の文化……」などと電話口で呟いていたのだが、お前らこの休日何してたの?

 

 

『そらー……、そらー……』

「はいはーい」

 

 

 おおっと、エヴァ姉がお呼びだ。

 ちなみに家中に声が響いたわけではなく、拾音魔法でエヴァ姉の声を拾って対処している。魔法のチカラってすげー。

 

 

「はいよ、何ー?」

 

「うー……、はなれるなー……」

 

 

 寂しかっただけか。

 思わず頬が緩む。普段からこうなら最高なんだけどー……。って、不謹慎だな。イカンイカン。

 

 

「はいはい。

 あ、桃缶とりんご、どっちがいい?」

 

「うー……、……りんご」

 

「ん、起きれるか?」

 

 

 尋ねてみれば、もそもそと布団の中で蠢く気配。

 しかし、数秒後、

 

 

「……むぅーりぃー……」

 

 

 言いつつ、腕をこっちに伸ばす。

 起こせ、ということかー。

 

 

「ん。じゃあ、失礼しますよー」

 

「ん……」

 

 

 気怠気なエヴァ姉の背中に手を回して、優しく起き上がらせる。そのままベッドの上に座らせて、寒くないように半纏を羽織らせる。

 

 

「自分で食べれる?」

 

「んん……」

 

 

 首を横に振り、チラッとこちらを見上げる。

 まあ答えはわかっていたので、苦笑しつつ、傍らに置いた食器を手に取った。

 中身は摩り下ろしたりんごで、一口分、スプーンで掬って口元へ持ってゆく。

 

 

「はい、あーん」

 

「あー……」

 

 

 この先が読みたい方はワッフルワッフルと書き込んで(ry

 

 

 




~昇降口で土下座先生
 裸エプロン先輩リスペクトは回避。期待していた方はスミマセン。
 でもこれもアウトだと思うんだ。

~それを踏みつける女王様
 茶々丸の恥じらい(棒)。
 「えっちなのは許しません(キリッ」

~休日家出無し
 引き篭もって自分を見詰め直していたネギ君。
 でもやっていることが正しかったかどうかはカモの発言で思いっきり謎。恐らくはあさっての方向へ行ってると思われ(ry
 お陰で忍者フラグ無し。

~そらの出番が最近めっきり減ったよね
 主人公視点縛りという当初の予定は何処へ行ったのか・・・
 実際書き方どう思います?

~エヴァが可愛い
 書き込んでも続きは書かないがなァ!


期待した方はほんとにゴメン。でもあまりの甘甘な内容に壁の厚みがどんどん磨り減ってゆくんだ。仕方ないよね?

ダルげなエヴァが森久保か双葉かと間違われそうだけど、そんなつもりは全然ないよ! 少なくとも本人に自覚はないからセーフ!
最近こういうネタが無駄に過剰な気がするので、とりあえず宣言しておく。ふぅ

人気も評価も低空飛行を続けても構わないつもりの書き起こしだったのに、気がつけばお気に入り登録数は実は1700を突破という事実にマジ感謝
君らも好きだよねー、ネギま。それともジョジョ?
両方を兼ね備えた作品が最近出ているらしいので、そちらでスタンド募集しているらしいので、こちらは一端打ち切ります。少なからずも応募していただいたもののうち、数点は採用させていただきますので、「こんなのを登場させたいんだぜッ」という方が居たら是非とも応募を続けていただいても構いませんが、全部が全部というわけにはいきません(作者の執筆能力的に)
逆に「こんな作品に出されるくらいなら秘蔵するぜッ」という方はそれはそれで。まあここも二次創作なので、その点は割とフランクにやっていきたいですよねー
問題なのはその『点』が触れて小説をいつの間にか消されるとかいう事態にならないといいなー、という懸念。盗作疑惑とかかけられてたら泣くに泣けないし・・・
まあ、件の作品の作風はなんか結構違うらしいので言うほどの懸念もないんすけど

言いたいことがわからなくなったので本日ここまで
次回、本領発揮の予定。では


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