ネギまとかちょっと真面目に妄想してみた   作:おーり

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スタンドバトル?なにそれ美味しいの?


『乙女はオオカミなのーよー【蛇足】』

『王さまだーれだっ?』

 

「わったしー! 奏者よっ、愛でよ~っ」

 

 

 おい、なんか違う王様混じったぞ。

 明日菜とかこのかとかの5班も混じった1班の部屋にて、色つきの割り箸を掲げてドヤ顔している桜子大明神様がいた。なんかどっかの恥女王とか混じっている気もするけど、可愛いので許す。

 というか、気がついたら王様ゲームが始まっていた。

 

 武器を持たずに一方的に標的にされるだけの枕投げが始まったと思ったら途中で5班の残りの面子がやってきて、へるぷと泣きつけばこの様だよ。

 いや、なんか茶々丸とかがどう見ても丸太にしか見えない禅寺の修行枕とかいう代物を引っ張り出してきたのを目にすれば、それと比べればずっとマシな現状なのだけれども。

 女子と混じっての王様ゲームとか、後々男子への遺恨を遺しかねない。どうあってでも隠し通さないと。Code:1、いのちだいじに。

 

 

「それじゃあ~、メガネの子は男子にひざまくら~」

 

「せめて王様ゲームの体裁は保とうぜっ!?」

 

 

 あらやだ桜子大明神様ってば初っ端っからハジケすぎぃ……ッ!

 

 

「メガネかー、あたしか千雨ちゃんだね?」

「男子の頭はひとつしか無いし、じゃんけんだな」

 

「ちょ、なんか不穏な会話してるんだけど!?」

 

 

 頭って!? 聞きようによっちゃ標的扱いなのが変わってないんすけど!?

 

 

   × × × × ×

 

 

『王様だーれだ!』

 

「あ、私だ。それじゃあ……

 ミサーシュ・ヴィ・カキザキニアが命じる!」

 

 

 語呂悪っ。

 膝の素振り、というなんかムエタイの踊りみたいなことをしていたちうたんから全力で逃れることとりあえず一分。頭の横を膝が通過し空気を切るという、日常ではありえない経験の後、二人目の王様はミサミサ。

 とりあえずさっきから王様キャラで宣言するのは仕様なのか?

 

 

「ツインテールさんは色黒の子にだいしゅきホールドしろっ!」

 

「止めろ! 王の力はお前を孤独にするぞっ!」

 

 

 だから、せめて王様ゲームの体裁は保てよっ!?

 割り箸に割り振ってある番号ってなんの役に立つんだよ!?

 

 

「ツインテール……えーと、アタシ?」

「あたしもかな~」

「ボクもだね~」

 

 

 ほらぁ、三人いるじゃんツインテール。

 

 

「いや、桜子とふーかはツーサイドアップだし、対象は明日菜じゃないかな?」

 

「余計なことを言うなヒューマン!」

 

 

 まどかっちがほんと余計なこと言った。

 だが残念だったな! 色黒キャラは俺だけじゃねえっ!

 

 

「出番っすよ龍宮さ……ん?」

 

 

 あれ、いつの間にかいなくなってるんだけど……?

 

 

「あ、あの、マナとまき絵さんは枕投げの後にすぐに部屋に戻りましたけど……」

 

「……マジで?」

 

 

 改めて見てみれば、古とか長瀬とか雪広とかもいなかった。

 

 

「うん、まあ、し、仕方ないわよね

 ……ほら」

 

 

 ん。と腕を広げる明日菜。

 ……どーすりゃいいの、俺?

 

 

   × × × × ×

 

 

『王様だーれだっ』

 

「あ、うちやな~

 ぶるぅあぁ~」

 

「お嬢様!?」

 

 

 このかさんが、しゃるるさんに……。

 思えば、このときに逃げておいたほうが良かったのかもしれない……。

 ちなみに明日菜はさっきのことで茹蛸になった。多分今夜はもう再起不能。

 ……飲茶シヤガッテ……。

 

 

「ほんなら、色黒の子がー」

 

「だから、せめてゲームの体裁を……っ」

 

「サイドポニーの子にキッスやなー」

 

 

――一瞬の、静寂。

 その後に、広がってゆく波紋。

 

 

『――お、おぉ~……』

 

 

 冷や汗がどばぁどばぁと背中に流れる。

 一番恐ろしいのはこのかだった……っ!

 

 

「ほら、せっちゃん」

「え゛!? そ、それは絶対なのですか!?」

「そやなー、王様の命令はー……?」

 

『ぜった~い』

 

 

 口を合わせるように全員(内再起不能を除く)がこのかの台詞の後に続いた。

 エヴァ姉までっすか……!?

 

 だが残念だったな!

 この烏丸そらのもっとも得意とすることは、優位に立っている者に対してNOと言うことだっ!

 

 

「まあまあそらっち」

「に、逃げちゃだめだ~、ですよ~」

 

「は!? 離せ貴様らぁ!?」

 

 

 じりじりとふすまの方へと距離を取っていたら、いつの間にか早乙女と宮崎に退路を塞がれてた。

 こ、こいつらいつの間に移動した!?

 くそっ、こんな乱●パーティ会場みたいな所に残っていられるか! 俺は部屋に戻るんだっ!

 

 

「おおっと、足が滑りました。すいません」

「え、はわっ?」

 

 

 な、なにぃぃぃ!!?

 綾瀬が桜咲に足払いだとぉ!?

 

 

「す、すいません……」

 

「え、あー、いや……」

 

 

 トサッ、と俺の胸に飛び込む形になった桜咲。

 女の子の肢体の柔らかさに逃げることが出来なくなってしまうけど、さすがにそのままラッキースケベみたいなキスには至らない。支えるくらいの体幹はあるっつうの。

 

 

『キース! キース! キース! キース!』

 

 

 外野、うるさい。

 

 

「え、えと、どうすればいいのでしょうか」

 

「いや、離れろって。このままなのも嫌だろ? 桜咲も」

 

 

 この娘も突然の距離感に戸惑っているご様子。

 男慣れしていないにもほどがあるだろ、お前。部活ではどうしてるんだよ。

 

 

「おおっと、足が滑ったぁ!」

 

「甘い」

 

 

 バキィ! という音が鳴るくらいに、ちうたんが俺の向こう脛を蹴っ飛ばした。

 が、そのくらいで崩れる体幹じゃねえって言ってんだろうが。

 

 痛そうに蹴飛ばしたほうの自身の足を押さえるちう。

 ザマァ――、

 

 

「盛大に手が滑りました」

 

「「――はっ!?」」

 

 

 ズガッ、と足を払われる。

 自重を支えきれなくなり倒れるそのとき、視界の隅に見えたのは、修行枕を横に薙ぎ払う茶々丸の姿だった。

 

 き、貴様ぁぁぁぁ!!!?

 

 

   × × × × ×

 

 

「………………セクハラは犯罪だぞ……っ」

 

「女子からのならセーフだよっ!」

 

 

 そんなわけあるか。

 

 

 




~奏者よ、愛でよ!
 赤い騎士王。青はオワコン。


え、これで終わり!?
と思ったあなた。ええまあ、蛇足なので
膝枕とキッスのフラグはなんとか回収できたはず
5000文字の半分も無いって・・・あははー

そしてお待たせしました
次回、IFルート【その3】
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