その割にすごく短い…
大変申し訳ないです(´・ω・`)
「つーかよォ、マジでなンでこの高校なんだァ?」
現在、
彼は行きたくないと散々言ったのだが、輝夜から《超丁寧に》お願いされたので、ついて行かざるを得なかった。
「なんでって、そりゃアレよ。自由気ままな校風に引かれたから」
「ナニ戯言ほざいてンだボケ。ンな理由でお前が選ぶわけねェだろォが」
「えぇ~?結構真面目に考えたデタラメなんだけどなぁ――――あ」
「詰ンだな」
「…はぁー」
輝夜は己の失態を認め、ちゃんとした理由を話し始めた。
「ほら、お前はあんまり興味無いかもしれないけどさ、学園都市の都市伝説ってわかる?」
「あァ?都市伝説っつーとアレか?能力の効かねェやつがいるとか」
「おっ、正解!なんだ、レータもそういうのに興味あるのか」
「レータ言うな、ネット見てたら見つけただけだ」
「第一位が何もしないでネットとか引きこもりやんクソワロタ」
「テメェ殺されてェのか?」
「冗談だって」
舌打ちした一方通行は並んで歩いている輝夜の横顔を見やった。
苦笑を浮かべながらも楽しそうに話す輝夜を見ると、怒る気も失せてくる。
第一位の自分が唯一認める友であり、また、自分がどう足掻いても勝てないと思い知らされた相手。なぜ第八位に収まっているのか不明だが、聞いても素直に教えるわけがないと諦めている。
「そンで?その都市伝説がどォした」
「あー、そうそう。その都市伝説の正体が俺らの行く高校に入学するっていうんだよ」
「…どこから情報引っ張ってきやがってんだ」
「ネット」
「完全にテメェも引きこもりじゃねェか」
「ネカフェで見たんだから引きこもってはない!」
「いやそれ堂々と言ってもほとンど同じだ」
違うと喚く輝夜の声を反射し、一方通行はため息をつく。
輝夜は基本的にボケでツッコミが不在の場合、無限のボケ地獄に陥らせるという能力がある。もちろん、これは超能力ではなく素である。
(この話術で第八位に収まったのかァ…?)
学園都市のトップであるアレイスターがコイツに乗せられるとは考えづらいが、コイツならやりかねないと考え直す。
ようやく隣のボケが落ち着いたようなので反射を解除すると、ちょんちょんと肩を突っついてきた。彼の反射は輝夜に効かないということはずっと前に承知済みなので驚いたりはしない。
「どォした?」
「ほれ、あそこの郵便局」
「ン?」
輝夜が指さした方に目をやると、そこにあった郵便局に重厚なシャッターがおろされていた。
「今日って定休日じゃないよな?」
「あァ、通常営業日だ」
はっきり言って一方通行としてはどうでもいいことなのでさっさと立ち去りたい気分だ。その彼とは真逆に輝夜は気になるようでシャッターとにらめっこしている。
「ヤベ、超気になるわ」
「やめとけ、面倒事に首突っ込むンじゃねェ」
「えー…」
「高校の手続きに行くンだろォが。わざわざついてきてやってンだ、道草食ってンじゃねェよ」
「はぁー、わかりましたよー…」
しょぼーんとしながら輝夜は渋々一方通行に従った。
一方通行は反論しない彼に若干驚いたが、表情には出さなかった。逆に、久しぶりに輝夜を論破(?)した爽快感の方が上回っていた。
そのはずなのだが――――
「
「……なンだと?」
一方通行が先ほどの郵便局がある方向に目を向けると、そこには郵便局を襲ったのであろう犯人と思われる覆面男数人が道路に横たわっていた。
もちろん、全員気絶しており口から泡を吹いている。
ポカーンとする一方通行の耳に、
怒涛の展開に一方通行は輝夜を睨みつける。
「能力、使ったな?」
「おう、時間歪めたついでに空間も歪めて全部解決してやったぜぃ」
「……相変わらずチートくせェ能力だァ」
「何でもかんでも反射するやつよりマシだと思うけどね」
一方通行は首をコキコキ鳴らし、輝夜を見た。
「なンでお前が第八位なのかわかンねェなァ」
「わからなくていいよ?どうせつまんない理由だからね」
そんなことは気にしないで高校にレッツゴー!と輝夜はテンションを上げた。一方通行はこれじゃ答えないというのがわかり渋々ついていった。
一方通行は気づけなかった。
テンションを上げている輝夜の目に、うっすらと悲しみの色が浮かんでいたことに。
◆◆◆
輝夜と一方通行はようやく、ようやく入学予定である高校にたどり着いた。
なぜようやくが二度欲しかったのかというと……
『あれぇ?ここどこだっけ?』
『オイ、迷子とか冗談じゃねェぞ』
『……アハハハ』
『冗談じゃねェぞ…?』
『アハハハ…、迷った』
『なンでいっつもテメェは道に迷うンだよォォ!』
そう、輝夜は重度の方向音痴なのだ。
地図を見ても目的地と反対方向に行くのは日常茶飯事、時には右と言っているのに左に行くというほどのものである。
一方通行もそのことをすっかり忘れており、あの郵便局から高校にたどり着くまで、なんと一時間も消費していた。
「二度とテメェが先に歩くな、いいな?」
「はい…」
「チッ、何もなかったからよかったがな…」
どよーんとした輝夜を後方につけ、一方通行は校舎を見上げる。
目の前には校門、ごくごく普通の平均的なもの。どこも突出しておらず、ただ普通に普通のことを教えてますよーという雰囲気が溢れ出ている。
「あっ、君たちが入学予定の人達なのですかー?」
声のする方を見ると、そこには身長が異様に小さい子どもがいた。
なぜ高校にこんな餓鬼がいるんだと一方通行は眉をひそめる。と、その時彼の後ろにいた輝夜が前に出てきた。
「そうです。これが入学申込書で、こっちが――――」
「オイ輝夜。何だこの説明不能な生き物は?つーか何でこンな餓鬼に丁寧に喋ってやがンだ?」
「えっ、レータ知らないの?この人先生だぞ」
「………は?」
「そうなのですよー。名前は月詠小萌なのですよー」
輝夜が先生と言った餓鬼がエッヘンと腰に手を当ててふんぞり返る。
「こう見えても先生は普通に大学を卒業して学園都市にやってきたのですー!」
「…どォなってやがンだ」
「まぁまぁ、細かいことは気にしない気にしない」
「いや全然細かくねェよ」
「一方通行?細かいことは気にしないよねぇ…?」
一瞬、ほんの一瞬。一方通行は輝夜から反射できないほどの重圧を感じた。
「はいっ、気にしませンッ!」
「よろしい」
にこやかに頷き、輝夜は再び子どもセンセーと話し始める。その間、一方通行は終始無表情で気をつけの体勢をしていたとか。
◆◆◆
その後いろいろと書類の手続きを(主に輝夜が)終わらせ、二人は帰路に着いていた。といってもまだ昼過ぎであり、これから帰っても暇なだけだ。
「オイ輝夜」
「ん?」
「ゲーセン行くぞ」
「えっ、今日もゲーセン行くのか?」
「ったりめェだろォが。勝ち逃げかましてンじゃねェぞコラ」
「お前に勝てるやつはゲームくらいしかないからなハッハッハ」
「ナニほざいてンだボケ。あらゆる面で俺より上回ってるだろォが」
「いやいや、ゲームの腕から力の差、ガラの悪さは完全にお前より下―――」
「反論出来ねェけど結構ひでェこと言いやがるな!?」
「自覚してるならいいじゃないの」
ということで二人は第六学区のゲーセンに行くことにした。
ゲーセンに着いた後二人が勝負を開始したのは言うまでもないことだが、その結果は毎度のごとく引き分けになっていた。
グダグダな内容になってしまった
最近不眠症なのか全然眠れず、頭が冴えません(←元から)
次回からはちゃんとした内容にしたいです、というかするようにします。