ラブライブ!変態お兄ちゃんはμ'sのプロデューサー!?(凍結)   作:流麗なアリス

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どうもアリスです。先に言っときます。今日は千文字ほど長くなってしまいました。いや〜、μ'sの部分書いてたらまだ行けるなと思って残り書いてたらいつの間にかこんな字数行っててこれを消すのは勿体無いなと思いこれで出しちゃえ!と思って出しました。今回は前半がμ'sの話で後半があり得ないことが起こり、遂にあの人が!?そして優の心がついに解放されます!
第20話どうぞ!


第20話 それはμ'sと優の奇跡

 

「と、いうことなんだ」

 

俺が全てを話し終える頃には、辺りは暗かった。いや、景色じゃなくて雰囲気が。

そこには地味に泣いてるやつもいた。

 

「……凛が泣くのはわかるが、何で穂乃果たちまで泣いてんだよ」

 

「だって……ぐす……優くん…辛い思いしてきたんだな、って……」

 

「まあ、そうだけど。でもさ、これは所詮俺の問題なんだ。だからお前らが気にすることじゃ…」

 

「気にするよ!!!!」

 

「っ!穂、穂乃果……」

 

突然穂乃果が大声を上げる。それに反応して下を向いていたメンバーも次々と顔をあげる。

 

「優くんだって……大切なμ'sの仲間なんだよ?十人で初めてμ'sなんだよ?仲間のことなんだから気にするよ!」

 

「穂乃果……」

 

「穂乃果だけじゃありません」

 

後ろから声を出してきたのは海未だった。

 

「優は、誰よりも私たちのことを想ってくれていたんですね。でも、それがそんな約束の為ならいりません。その約束なしで優が私たちを幸せにできるように、私たちも最善を尽くします」

 

「海未……」

 

「優くん。優くんは前に、ことりがいるだけで元気が貰える、って言ったよね?ことりも同じなんだよ。ことりも、優くんといるといつだって笑える。優くんもここのかけがえのないメンバーなんだよ」

 

「ことり……」

 

「……優は、前私に壁なら俺が壊してやるって言ったわよね?それは私たちも同じ。優が前に進めないなら手を差し伸べるし導いてあげる、そんなグループだって貴方が教えてくれたんじゃない」

 

「真姫……」

 

「…にこは、優に色々助けてもらったわ。μ'sに入れないときに背中を押してもらった。優の優しさと笑顔に何度助けられたか。たまにウザいときもあるけど、それも含めてあなたなのよ優」

 

「にこ……」

 

「優……貴方の心の傷は深いわ。でも、それを一人で抱え込もうなんて許さないわよ?私たちは十人でμ's、一人の荷物は皆で抱えるのがこのグループなんじゃないかしら?大丈夫。また壊れそうになったら、包んであげるから」

 

「絵里……」

 

「ウチね、優くんはとても強い子だって思ってた。皆を導いて、助けて、指導して。高校生なのかなって思ったりもした。でも、そんな優くんでも脆い部分はあるんやね。ウチは、そんな囚われてる優くんを解放してあげたい」

 

「希……」

 

「優くん、優くんの気持ちはわかるよ。私だって優衣ちゃんが死んじゃったときは泣いたもん。でもね、それをいつまでも背負ってちゃ優衣ちゃんも笑顔になれないし許してくれないよ?優衣ちゃんの性格だから優くんに説教しに来ちゃうかも。だから優くんは、今を優衣ちゃんの分まで楽しくしなきゃだよ」

 

「花陽……」

 

「凛ね、実は優衣ちゃんから言われてたことがあったんだ」

 

と、凛だけは皆と違う話し方だった。

 

「言われてた、こと?」

 

「うん。優衣ちゃんが死んじゃう前にね、優衣ちゃんに言われたの。優がもし、この先私のことで沈むことがあったら、こう言ってほしいって」

 

その言葉は、俺を解放するには十分すぎる言葉だった。

 

 

「「安心して、いつも隣にいるから。大好きだよ優。愛してる」」

 

「っ!!優衣……優衣ィィィィィィ!!!」

 

「だから、もう悲しまないでお兄ちゃん。凛たちは優衣ちゃんにはなれないけど、お兄ちゃんの隙間なら埋めてあげられるから」

 

「うぅ……くっ……ぐす………ありがとう皆!そして、ありがとな、優衣……」

 

 

「もうよくなった?優くん」

 

「ああ。ありがとな穂乃果。そしてごめんな皆。見苦しいとこ見せちまった」

 

「優、この前もそんなこと言ってなかった?見苦しいとかそんなのいいから、何でも話しなさい!それが私たちでしょ?」

 

「お、おう……わかったよ絵里」

 

「ならよし!さて、練習しましょ!」

 

「そうだな!よし皆!神社に行くぞ!」

 

「「「「「「「「はい!!」」」」」」」」

 

 

「穂乃果!そこ少しずれたぞ!」

 

「は、はい!」

 

「にこ!ちょっとキツくなってきたか?」

 

「ぜ、全然!まだいけるわ!」

 

あれからみっちり練習し、十分の休憩を入れた。

その間に各々は会話をしたり寝転がったり飲み物を飲んだりしていた。

そして俺は、一人で神社の奥に来ていた。

 

「ふぅ……ここは涼しいな」

 

夏にも関わらず新鮮さと涼しさを感じ、どこか安心させてくれるような雰囲気の場所だった。

 

『楽しんでるみたいだね』

 

「っ!?な、なんだ……今の」

 

突然、どこかから声が聞こえてきた。メンバーじゃない。あいつらは向こうで遊んでいる。

 

「気のせい、なのか」

 

『本当に気づいてないの?相変わらずだね優」

 

「っ!?まさか……」

 

この声には覚えがある。いや、覚えどころじゃない。懐かしくて涙が出そうだ。今は、聴けるはずない声。俺は、そっと後ろを振り向いた。

 

「…………ゆ、優衣……?」

 

「あ、やっとか。遅いな〜」

 

「え……これは、夢、なのか?」

 

「夢、じゃないよ。久しぶりだね優」

 

「なんで……お前が……」

 

「多分、ここが神社だからかな。神聖な場所だから、出てこれたんだと思う」

 

「優衣……触れるのか?」

 

「うーん……ダメみたい。今日はね、特別なんだよ?特別に神様に話せるようにしてもらったの。私ずっと見てたんだよ?優がμ'sの皆さんを助ける姿も、屋上で泣いてる姿も、さっきの場面も見てたんだからね」

 

「ゔっ……見られてたのかよ…」

 

「あ、後……クリスマスのこと、あんま言わないでよ……恥ずかしくなってくる…」

 

「いや、だってお前がいるって思わなかったし」

 

「自分のエッチの話とかして楽しいの?」

 

「いや、どうせなら全部伝えようかな、と」

 

「もう……でも、話せるようになったんだね?それは、あの人たちだから?」

 

「……そうかもな。もしかしたら、あいつらにはもう心を開いているのかもしれない。でも、お前への気持ちがまだ残ってるんだ」

 

「はぁ……何で死んだ人のことずっと好きでいるのよ。あの人たちのこと、好きなんでしょ?それにさ、私は、優が私のこと好きでいてくれてるよりあの人たちの笑顔でいる優を見るのが好きなんだ。だから、私のことはもう気にしないで」

 

「でも……」

 

その時優衣が、ああもう!、と言いながら俺に近づいてきて、抱きつきながらキスをしてきた。

って、あれ?

 

「んむ!?んむむ、むむんんむむん………」

 

「あふ……ちゅ……じゅる……」

 

「んん!?れろ……んむ!ぷはっ!お前なぁ!」

 

「はぁ…はぁ…やっぱ私優が大好き!」

 

「そ、それはわかったけど、お前触れなかったんじゃなかったの?」

 

「今さっき神様にお願いしたら良いって!」

 

「んな簡単なのかよ……」

 

「今のが、最後のキスだよ。あ、もうすぐ消えちゃうな。優、もう大丈夫?」

 

「はは、全くお前ってやつは。ああ!もう大丈夫!いつもの俺だ!もうお前に縛られない!ありがとな優衣。最後に会えて、ほんとによかった」

 

「私も!いつも見てるから安心して。って凛ちゃんから聞いたかな。後で凛ちゃんと花陽ちゃんと穂乃果さんとも話さなきゃな」

 

「な、なんで穂乃果?」

 

「だって、優の入ってるグループのリーダーでしょ?その子と話してみたくって」

 

「そうか。面白いやつだよ」

 

「ん。期待しとく。優、愛してる」

 

「ああ、俺もだ。優衣」

 

「じゃあ、またいつか」

 

「会える日まで……」

 

そうして、優衣は消えていった。俺の顔は清々しい笑顔で笑っていたが、涙が流れていた。

 

「おーい優くーん!って、なんでまた泣いてるの!?」

 

「穂乃果たちか。いや、今優衣と話してたんだ」

 

「へ?」

 

穂乃果たちがポカンといった顔をする。まあ、そりゃそうだ。死んだ人と会話できるとかどこの天使だってなるよな。

 

「だから、優衣と会話したんだって。んじゃ、それだけだ!練習すんぞ!」

 

「あっ……はーい!」

 

俺、穂乃果の後に皆が付いてくる。もうすぐ秋になり、新学期が始まる。最後まで、このメンバーといよう。それが今の俺の願いだ。

 

 

「凛ちゃん?どうしたの?」

 

「へ?あ、なんでもない!かよちん先行ってて」

 

「う、うん。わかった」

 

「……優衣ちゃん。お兄ちゃんはこんなにも成長したよ。ありがとね。お兄ちゃんに何か言ってくれたんでしょ?私たちもついてるから、お兄ちゃんはもう負けないよ。ありがとう優衣ちゃん」

 

私はその場から立ち去ろうとする。すると、風に乗って何かが聞こえてきた。

 

「凛ちゃん、優をよろしくね」

 

「っ!……うん!」

 

そして私は、再度その場を走り去る。そこには、神社の一角があるだけだった。

 

 

「ふふ…二人とも強くなって。優、これからもまだ試練があるかもだけど、乗り越えなきゃダメだよ。私が見込んだ男なんだから!」

 

 

 




「やってきましたこのコーナー!」
「お相手は私優衣と優でお送りしまーす!」
「ってはぁ!?!?!?!」
「どうしたの優?私じゃ、イヤ?」
「いやいや!ってそういう意味じゃなくて。そんなエロいセクシーな言い方しても意味ないから!つうかなんでお前がここに!?」
「んー、なんでだろ」
「優衣……お前って本当死んでから神出鬼没だよな」
「死んでからってまだ一回しか会ったことないじゃない」
「でもお前またいつかって言ったろ」
「だからまたいつか来たんじゃない」
「いや早すぎんだろ!」
「あはは、やっぱ優面白いね」
「ったく。あ、そういえば、お前成仏しねえの?」
「えっと、したんだけど、なんか神様に残って優の手助けをしてもいいって言われたんだ」
「手助け?どういうことだ?」
「うーん。私ね、ごく稀に優に触ったり話したりできるんだ。だからその時に色々アドバイスしたり、夢の中にも出れることがわかったから優が困ってたらでてきてあげる!」
「そんな機能あったなら使えよ……」
「今まではできなかったの!」
「そっか。ありがとな!っと、もうそろそろ終わりだな」
「え〜!優ともっと話したかった〜!」
「我慢しろ。また会えることがわかったんだ。そのときにたくさん話そう」
「わかった!優もほんと強くなったね。かっこいいよ」
「お前だって高校生らしくなって胸も大きくなって大人っぽくなったな。可愛いぞ」
「えへへ。それじゃあね優!ばいばい!」
「おう!それじゃ次回、お楽しみに!」
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