ラブライブ!変態お兄ちゃんはμ'sのプロデューサー!?(凍結) 作:流麗なアリス
では、どうぞ!
「なんでこうなったんだっけ……」
ことの状況を簡単に説明しよう。ことりと一緒に歌詞を考えている。いや、正確にはことりの作詞の手伝いをしている、のが正しいか。
それはに遡ることになる。
「え?ことりが最近おかしい?」
俺は部活が終わった後、部室にて代表して穂乃果に呼ばれた。穂乃果の話によると、ことりが最近部活に出る頻度が低くなったという話だった。
「なんか用事があるんじゃないのか?」
「そうだとしても、なにか言うはずだと思うんです。それに、慌てている様子も見れますし」
「そうか。じゃあ、尾行でもしてみるか?」
「「「「「「「「尾行?」」」」」」」」
「そうだ。ことりがなにしてるか見るんだ。そうでもしないと穂乃果たちにも教えてくれないんだろ?このままだとあいつだけ踊れなくなって足を引っ張るということにもなり兼ねない。どうだ?やってみないか?」
「……ことりちゃんには悪いけど」
「やってみるしかないですね」
穂乃果と海未が了承してくれて、他の皆も受け入れてくれた。
「よし!ことり尾行大作戦、実行だ!」
その翌日の放課後、俺たちは準備をした。
「こちら穂乃果、ことりちゃんは校門へ走って行きました」
「了解。俺たちもすぐそっちに行く。穂乃果と海未は引き続き尾行を頼む」
「了解」
俺たちは今尾行作戦を実行中だ。穂乃果と海未はことりを近くで尾行、三年生組と俺は部室で連絡が来るまで待機、俺は今から穂乃果たちに合流することになる。一年生組はそれぞれの配置について三年生組に連絡することになっている。
…っていうかなんでトランシーバーなんてあるんだろ俺の家。誰か使ってたっけ。
「てことだ絵里。後は頼むぞ」
「ええ。任せといて」
俺は走って校門へ向かう。穂乃果の情報だと校門を出てからは歩いているので普通に間に合うはずだ。
しばらく走ると、穂乃果たちに合流した。
「穂乃果、海未。ご苦労さま」
「あ、優くん」
「状況はどうだ?」
「ことりは現在、特に気にはせず歩いているようです。目立った動きは見当たりません」
「そうか。ありがとう海未」
しばらくして俺はあることに気づいた。
「なあ穂乃果。ことり、秋葉原に家なんかないよな?」
「うん。穂乃果と海未ちゃんの近くだもん」
「こっちは秋葉原方面だ。だとすると、あいつはバイトでもしてるんじゃないのか?」
「バイト?ことりがですか?」
「うーん。でも私たちに話してくれると思うんだけどな〜」
「人間には誰にも知られたくない面があるもんだよ。それはことりにだってそうだ」
「優くんは、変態なとことか?」
「残念ながら隠すことでもないな。俺からエロを抜いたらなにが「とりあえず黙ってください」…すいませんでした」
海未から咎められてしまい、落ち込んでいると
「あ!ことりがどこかに入っていきました!」
「なに!?」
「あれは………」
「「「メイド喫茶?」」」
「はい絵里よ。え?ことりが?……わかったわ。今すぐ行く」
「どうしたの絵里ち?」
「ことりがメイド喫茶に入ったらしいから今から乗り込むらしいわ。それで全員に来て欲しいってこと」
「なるほどね。メイド喫茶になにしに行ったのかしら」
「とりあえず行きましょう」
俺は全員をことりが入ったメイド喫茶の前に集めた。
「ここに、ことり先輩がいるんですか?」
「ああ。俺たちが確認した。んで今から二年生組で乗り込もうと思う。なにもなかったらお前たちもどうせだから来い」
「わかったわ」
「じゃあ行くぞ。穂乃果、海未」
「「はい!」」
「いらっしゃ……い…ませ……」
カランコロン、という喫茶店特有の音が鳴る。
そこにいたのは、メイド服に着替えていることりが立っていた。先ほどまで笑顔だったのだが、俺たちだと認識した途端に顔が固まった。
「よ、ことり。なにしてんだ?こんなとこで」
「え……コトーリ?wha「胸揉むぞ」きゃあっ!優くんのエッチ!…あ………」
「さてと、ご主人様に席をご案内して下さいよ?家畜メイドが」
「優……あなたSの顔になってます…」
「ことりちゃん、何で言ってくれなかったの?」
「うぅ……」
「まあ待て穂乃果。ことりにだってなんかあるんだろ。ここは腹減ったからなんか頼まないか?」
ここで俺は、絵里たちにGOサインを送る。別段嫌がってる様子でもなかったしな。
「し、失礼しま〜す」
「なかなかいいとこじゃない」
「え?み、皆まで!?」
「俺が呼んだんだ。どうせなら皆いた方がいいかと思ってな。んでことり、なんでここでバイトしてるんだ?」
「そうだよことりちゃん!穂乃果たちに言ってくれても良かったのに!」
俺と穂乃果が言うと、ことりは困ったような悲しいような表情をした。
「ごめんね穂乃果ちゃん。私は、なにもないから。穂乃果ちゃんみたいに皆を引っ張っていけるわけじゃないし、海未ちゃんみたいにしっかりもしてない。だから、私も誇れるなにかを見つけられたらな、って思って」
ことりはそんなことを考えていたのか。メンバーの変化にも気づけないなんて、俺もまだまだか。
「ことりちゃん……」
「ことり……」
その後、皆は帰ったが俺だけことりを送るということでバイトが終わるまで残ることにした。
「ごめんね優くん。残ってもらっちゃって」
「いや、気にすんな。俺もお前と話したかったからな」
「話したいこと?」
「ことり、お前は自分に何もないと言ったな?それは間違っている。ことりには衣装も作ってもらっているし、それにあの二人が暴走したら誰があいつらを止めるんだ?それに、俺はことりがいるだけで、いつも元気がもらえてるんだ。だから何もないなんて言わないでくれよ」
「優くん……うん!私だって役に立ててたんだね!」
「ああ、誰一人欠けたらダメなんだ。それがこのグループ、μ'sなんだからな」
「やっほー!穂乃果だよ!」
「いや知ってるし」
「もー!釣れないな優くん」
「はいはい。えーっと今回からμ'sのメンバーがランダムで出てくるっていう話だよな。ということで今回は俺と穂乃果でお送りします」
「あ!因みにこの話と次回は続いてるんだよね?」
「ああ。だから最初の俺の一言は次回のときの言葉ってわけだ」
「なんか紛らわしいね」
「なんでも、作者が上手く纏めて一話にしようと思ったんだけど思ったより長くなっちゃってできなかったらしいんだ」
「そうなんだ。でもことりちゃんがあんなこと思ってただなんて」
「だから言ったろ?人間には誰しも隠したいことがあるんだって」
「うーん。でも、次回で優くんが解決してくれるんだよね?」
「なにその期待!?……わかった。なんとかしてやる」
「やったー!じゃあ、次回!ワンダーゾーン」
「俺のセリフが!!」