ラブライブ!変態お兄ちゃんはμ'sのプロデューサー!?(凍結)   作:流麗なアリス

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アリスです。皆様、投稿がすごく遅れてしまい申し訳ありませんでした!!体育祭だとか色々絡んできて中々投稿できずじまいでして。今回は少し長編です。では、どうぞ


第35話 絶対負けない

第35話 絶対負けない

 

「んー、どうすっかな〜」

 

よう皆。優だ。俺たちは今新曲を披露する場を探している。校内をあらかた見て回ったがそれらの場所は既にやったことがあって目新しさがないので悩んでいた。

 

「そうよね……秋葉の路上も使ってるし…」

 

そこで俺たちは外に出てみることにした。しかし秋葉はwonder zoneで使った。それに秋葉はあいつらの敷地内。迂闊に使う訳にはいかない。

そこで俺たちは、ふと大型ディスプレイに映るアライズを見る。

 

「なんとしても、あいつらに勝たねえと……」

 

俺たちが観ていたのは、アライズが映ってるUTX高校のディスプレイだった。

 

「そうだよね……強敵だけど、そんなんじゃ優勝なんて無理だよね」

 

穂乃果の言葉に全員が決意の目で頷く。気合いは十分なようだ。

そこに、その気合いが飛んでくほど驚く人物が現れた。

 

「高坂、穂乃果さんね?」

 

「え?」

 

俺たちは穂乃果でもないのに呼ばれた方を向いてみる。そしてその状態から動かないメンバー。

 

「ん?まあいいわ。とりあえず来てちょうだい」

 

と、そいつは穂乃果の腕を掴んでそのまま走り去って行こうとする。ってちょっと待てごらぁ!

 

「っておい!綺羅ツバサ!!穂乃果は俺のもんだこんにゃろう!」

 

「え?なに?貴方たちどういう関係なの?まあそれは後で聞くわ。とりあえず付いてきて」

 

「はぁ!?クッソ!お前ら付いてこい!」

 

俺は綺羅ツバサの後を付いて行きながら走り出す。それを見た皆が驚きつつも走り出した。

 

「って、あれ綺羅ツバサよね!?本物!?」

 

「本物だよにこちゃん!?サイン貰わなきゃ!」

 

「んなこと言ってる場合じゃないでしょあんたたち!早く追うわよ!」

 

「ゆ…優くん……さっき穂乃果のものって……」

 

その場で穂乃果だけは別のことで頭がいっぱいだった。

 

 

「改めて初めまして。アライズのリーダー、綺羅ツバサです」

 

「………μ'sのプロデューサー兼コーチをしている星空優だ」

 

「μ'sのリーダーの、高坂穂乃果です!」

 

俺たちが着いた場所はなんとUTX高校だった。後ろからメンバーも息も絶え絶えに付いてくる。

 

「あ、あのツバサさん!サ、サイン下さい!」

 

「あ、ズルいわよ花陽!わ、私にも!」

 

「ふふ、いいわよ」

 

こんな時にこいつらは……まあ、アイドル大好きだから仕方ねえか。

 

「さて綺羅ツバサ。お前は何で俺らをここに?」

 

「ツバサでいいわ。そこで見かけたからちょうどいいと思ってね。ちょっと付いてきて」

 

「お、おう……」

 

 

「ここは……?」

 

「私たちが使わせてもらってる席なの。さ、中に入ってちょうだい」

 

そう言われてその部屋の中へ俺が入ると、

 

「お、お前は!あんじゅ!?」

 

「あ、優くんじゃん!ヤッホー!」

 

俺の知り合いである優木あんじゅがいた。

 

「って、アライズなんだからいるのは当然じゃない?そちらもμ'sなんだし」

 

「「あ、それもそうか」」

 

「っていうか、早く入りなさいよ。後ろ詰まってるんだけど……」

 

 

「で、お前らは何で俺らを探していた?」

 

「随分なご挨拶だな。星空優」

 

「優で構わねえよ英玲奈さん?まあ、敵に急に彼女連れ去られたとなったらちょっと不機嫌にもなるわ」

 

「ちょ、ちょっと優くん!」

 

「え?貴方たちって、付き合ってるの?」

 

「俺が付き合ってるのは、この九人全員な」

 

「「「九人!?」」」

 

「ああ。そりゃ驚くよな。でも俺はそんな下心で付き合ってるんじゃない。……なんだお前ら?そのほんとかよって目は。ほんと決まってんだろ。俺はお前らを真剣に付き合ってるんだ」

 

俺がそう言うとμ'sは顔を赤らめて俯いて、アライズはツバサは目を大きく開けたまま固まり、英玲奈は溜息を吐いて首を振る。あんじゅは苦笑いを浮かべた。

 

「まあ、なんというか、と、とりあえずよかったな……」

 

「なにも感じられないがありがとう」

 

「さて、本題に入ろうかしら」

 

ツバサがそう言うと、全員が真剣な顔になる。

 

「今日あなたたちを呼んだのは、単純に会ってみたかったから。前回のラブライブでも私たちはあなたたちのことを一番危険視していた。だけど、あなたたちは前回のラブライブを棄権した。何故棄権したのかしら?」

 

「……まずはありがとう、と言っておこう。トップスクールアイドルにそんなことを言ってもらえるとは俺らも名が上がったものだ。ラブライブを棄権した理由は、メンバーの不調によるライブ中の事故。とだけ言っておこうか」

 

「そう……残念ね。あなたたちのことを調べてもいたのに」

 

「調べていた?」

 

俺が反復すると代わりに英玲奈が答える。

 

「そうだ。高坂穂乃果。μ'sの発起人でありグループのまさに太陽のようなムードメーカーでありリーダー」

 

「あ、あはは……」

 

「園田海未。高校穂乃果と南ことりと幼なじみ。人前に出ることを嫌うがアイドル活動は好きなもよう」

 

「な、何故そのようなことまで……」

 

「南ことり。二年生とは幼なじみで衣装作りを担当していて可愛い服が好き」

 

「ど、どうしてそのこと知ってるの?」

 

そして英玲奈は次から次へとμ'sの情報を暴露していった。だが何故か希の情報だけは出てこなかった。つくづく謎なやつだよな。

 

「そして最後に、星空優。μ'sの星空凛の兄であり同時にμ'sのプロデューサー兼コーチをしている。まさにμ'sの原動力は彼にあると言ってもいいだろう」

 

「へぇ……中々嬉しいこと言ってくれるな。それに、よくそんな皆のことも調べたな」

 

「こんな風に、私たちはあなたたちを懸念していた。そして何より、、、負けたくないと思った」

 

「「「「「「「「「っ!」」」」」」」」」

 

王者からのこの宣告、皆からすると驚きだろう。

だが俺としては、、

 

「嬉しいねぇ。王者にそんなこと言ってもらえるとはな。そんじゃ悪いけど、勝たせてもらうから覚悟しとけ」

 

俺とツバサは笑みを浮かべながら睨み合う。

が、ツバサが途中で笑い始めた。

 

「ふふっ、面白い人ね貴方。あなたたち、ライブをする場所を探していたんじゃないかしら?だったらここを貸してあげましょうか?」

 

「ここって、UTX高校ってことか?」

 

「そう。私たちもライブをすることになってるからアライズとμ'sのスペシャルライブ、なんてのはどうかしら?」

 

その提案にμ'sは不安な顔で俺を見てくる。こんな面白そうなの、受けないわけないだろう。

 

「いいぜ。ありがたく使わせてもらう。ただし、俺たちが目指すのは、、、優勝だからな」

 

「ふふっ、楽しみにしてるわ」

 

と、アライズの三人が部屋を出ようとしたところで穂乃果が声を上げる。

 

「あ、あの!」

 

その後全員が立ち、アライズに向かって一言。

 

「絶対に、負けませんから!!」

 

 

「も〜!優も穂乃果も何してんのよ。優勝候補よ?それ相手になに宣戦布告してんだか」

 

「そうよ。冷や冷やしたじゃない全く……」

 

UTXから帰る時に、にこと真姫に注意をされる。

 

「悪いか?いいじゃないか。元々俺らが目指してるのは優勝なんだ。あいつらぶっ飛ばさないと進めないだろ」

 

「そうだよ!私たちは勝つんだよ。それにライブの場所も見つけられたんだしいいじゃん!」

 

俺と穂乃果が、な〜!と言い合っていると二人の溜息が聞こえた。

 

「「似た者同士ね……」」

 

 

「流石に二つの優勝候補というだけあって人が多いんだな〜」

 

俺は今控え室の前の廊下から下にいる観客を見ていた。特別な席というものはなくモニター越しだがたくさんの人が騒いでいた。

 

「優くーん?入っていいよ〜」

 

「お、了解〜!」

 

俺がドアを開けると、衣装に身を包んだ穂乃果たちが現れた。

 

「よし、皆!行こう!」

 

 

俺たちがステージへ着くと、もうすぐアライズの曲ご始まるところだった。既に下は人で埋め尽くされていた。

 

そしてアライズの曲、shoking partyが流れた。

優勝候補というだけあってダンスもアライズらしいクールさで人々を魅了していた。

 

「す、すごい………」

 

俺を含むμ'sもその演技に驚いており、徐々に不安そうな顔になっていく。

 

「全然……違う………」

 

「や、やっぱり…私たちじゃ、アライズには…」

 

「叶わない……」

 

「認めざるを得ません……」

 

「本当にそうか?」

 

「「「「「「「「「っ!?」」」」」」」」」

 

俺の言葉に全員がこっちを向く。

 

「あまり時間がないから簡潔に言うぞ。お前らはあいつらに勝てる。今日の衣装だって十分可愛いし、お前らも沢山練習してきた。それに本来はお客さんを楽しませることだ。勝たなくていい、全力で伝えてこい!お前らの気持ちをな!」

 

「優くん……そうだよ。皆、私たちも本気でぶつかろう!目一杯やろうよ!」

 

「「「「「「「「「うん!」」」」」」」」」

 

そして皆がステージに立ち、曲が始まる。そして音ノ木坂の生徒もμ'sにエールを送っていた。

 

さあ、ここからだぞ。ここが、お前らの

 

ユメノトビラだ!

 

 

 




「さあやってきましたこのコーナー!」
「お相手はウチと穂乃果ちゃんでお送りするよ〜」
「よろしくね希ちゃん!」
「うん。今回はユメノトビラ編だったね」
「そうだね。やっぱりアライズってすごいよね!」
「そうやなぁ……ウチたちの思い、伝わったかな」
「伝わったよきっと!この調子で優勝目指して頑張ろー!」
「そうやね。優くんのためにも、ね」
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