ラブライブ!変態お兄ちゃんはμ'sのプロデューサー!?(凍結) 作:流麗なアリス
「まさか、台風が来るなんてな〜」
「そんなぁぁぁぁぁ!!海で遊びたいのに!」
「まあ俺たちは天候まで操れないからな」
沖縄にいる俺たちに突然襲いかかる自然災害。その中でも特に厄介と世間で言われているのがこの台風だった。
「仕方ないよ穂乃果ちゃん。部屋の中で遊ぼ」
「あ、じゃあさツイスターゲームやらね?」
「え?なにそれ面白そう!」
「ダメです!あんな破廉恥なもの!って優、持ってきてるんですか?」
「もちろん!暇になりそうだったからな!」
「ことりもやりたーい!」
「なっ!?ことりまで!」
ふっ、穂乃果とことりさえ来ればこっちのもんよ。さて、必殺技を発動してもらおうかね。
「ことり、やってくれ」
「うん!……海未ちゃん、おねがぁい♡」
「うっ!…か、勝手にしてください!」
さっすがことりだぜ!さて、念願のツイスターゲームだ。思う存分楽しむぜ。
「……凛ちゃんたち、大丈夫かな?」
穂乃果が突然そんなことを言い出す。それにつられて俺らも穂乃果の方を向く。
あいつら、ちゃんとやってるかな〜。
「えぇ!?り、凛がセンター!?」
「そうよ。台風の影響で穂乃果たちが帰ってこれないことになったから六人でやることにしたの。そして今のリーダーは貴女なんだからセンターは凛よ」
「それに、センターにはこの衣装を着てほしいって言われてるから凛ちゃんよろしくね♪」
急に告げられたセンターというプレッシャー。そして、何より驚いたのがその衣装の事だった。
「え……こ、これってウェディングドレス?!」
「ええ。向こうから頼まれてたのよ。今度ファッションショーでのライブを引き受ける時にセンターはこれにしてくれ、って」
「む、無理だよ!凛にこんなの似合わないって!他の人のがいいよ!ほら、かよちんとか似合いそうだよ!」
「えぇ!?り、凛ちゃん……」
「凛………あなた…」
「でも、センターはあなたなんだから」
「とにかく!!凛にはこんなの、似合わないよ!!!」
そのまま、教室のドアを開けて走って帰ってしまった。
「お兄ちゃん……助けて。凛には、無理だよ」
凛は泣いていた。かよちんたちに対して怒ってしまったこと、自分がリーダーになるというプレッシャー、そしてあんな綺麗な衣装を自分が着ていいのかという不安、この三つに押し潰されそうになってた。
「………ぐす…お兄ちゃん、起きてるかな」
今は夜の一時。普段ならお兄ちゃんは起きているけど今日は折角の修学旅行。穂乃果ちゃんたちと遊んで疲れているのではないかと考え、どうしようか悩んでいた。
すると、唐突に携帯が鳴り出す。
「うわっ!あ、あれ?お兄ちゃん?」
お兄ちゃんからの電話ということを知って電話に出る。
「もしもし?」
「よ、凛。元気にしてるか?」
「あ、うん。どうしたの?」
「ん?いや別に。凛の声が聴きたくなっただけだぜ。それじゃだめか?」
「ううん!ダメじゃない!……むしろ、今電話しようか悩んでたとこ」
「……うん。言ってみ?どうしたんだ?」
そこで凛は、ありのままを話した。さっきのことも、リーダーになって不安なことも全部。
「……そっか。よく頑張ったな凛。……なあ、そんなにリーダーが嫌か?」
と、突然お兄ちゃんはそんなことを聞いてきた。
「い、嫌だよ……だって凛、そういうの向いてないし………」
「向いてる向いてないの問題じゃなく、お前がリーダーを嫌なのかどうか聞いてるんだ」
「………嫌では、ないよ。でも、どうしたらいいかわからないよ。それに、凛にはウェディングドレスなんて、似合わない……」
「そんなことはない!!!」
「ひっ!」
お兄ちゃんが急に声を出すからビックリして変な声が出てしまった。
「俺は、あの日からずっと凛はいつスカートを履くんだろうって楽しみにしてた。でも、お前は履いてこなかった。衣装とか制服は仕方ないけど、私服では全く履かない。凛、そろそろ素直になれよ。お前だってスカート履きたいんだろ?女の子っぽくオシャレとかしたいんだろ?すればいいじゃねえか!そしたら俺は目一杯褒める!可愛いって!一番可愛いって!」
「で、でもまたなんか言われたらって思うと…」
「そんな奴らがいたら、俺がぶっ飛ばす。お前のことを笑うやつなんて俺がぶっ飛ばすから、何があってもお前を守る。凛を護るから!」
「お兄ちゃん………」
そうだ。お兄ちゃんはいつもそうだった。凛のために、μ'sのために頑張ってた。そんなお兄ちゃんだから、一生懸命でカッコいいお兄ちゃんだったから、好きになったんだ………
「……ありがとうお兄ちゃん。今までごめんね。凛は、凛のやりたいようにやる!もう逃げない!もし何かあっても、お兄ちゃんが助けてくれるんだよね?」
「ああ、当たり前だ!俺に任せろ!」
「ふふ、ありがとにゃ♪じゃ、おやすみ」
「おう。おやすみ凛」
今日はいい月だなぁ、とか考えてみちゃう。気分が上がってるのかな。それもこれも、全部あの人のせいだ。
やっぱり凛のお兄ちゃんは、凛の彼氏さんは、最高にカッコいいにゃ!!
「さあやって参りましたこのコーナー!」
「お相手は星空兄妹でお送りするぜ!」
「あれ、この組み合わせ初めて?」
「んー、どうだろうな。ともかく、よろしくな凛」
「うん!よろしくにゃお兄ちゃん!」
「そういえば、お前俺の前でもにゃ付けるようになったな。どうしたんだ?」
「んー、わかんない。でもにゃが癖になっちゃったのかも。それか、お兄ちゃんの前だと落ち着くのかな?」
「そ、そうなのか?まあ、ありがとう」
「あ〜、照れてる!お兄ちゃん可愛い〜!」
「ちょ!お前なぁ!頬っぺすりすりすんな!……お前のほっぺぷにぷにでツルツルなんだな」
「うひぁ!お、お兄ちゃん!?」
「触ってていいか?なんかすげえ気持ちいい」
「わ、わかったから!とりあえず終わったらね?ね?」
「いや、無理かも……」
「ちょ!え、えと、次回をお楽しみに!うひゃん!お兄ちゃん!」