ラブライブ!変態お兄ちゃんはμ'sのプロデューサー!?(凍結) 作:流麗なアリス
「相変わらずでけえなぁ………」
よう皆。優だ。俺が今立っているのは真姫お嬢様のお家の前。今日はあいつが勉強を教えてほしいということなので家に招待してもらった。
なんで外じゃないのかって?寒いからに決まってんだろ。
「ふぅ……よし!」
気合いを入れ直し、インターホンを押す。前は他の皆もいたからそこまで緊張はしなかったが今回は俺一人、それに親にもきちんと挨拶しておきたいしな………。
『あ、優ね。今開けるから待ってて』
真姫の弾んだような声がして俺自身自然とにやけてしまう。きっと俺が来るまでドキドキして待っててくれたのだろう、そう考えるとやはりにやけてくるものだ。
「いらっしゃい。ちょっと寒かったでしょ?早く中に入って」
「おう。じゃあお邪魔しまーす」
「やっぱお嬢様のお家はでけえよな……」
「そ、そんなお嬢様なんて……でも、そうかしら?こんなもんじゃないの?」
「お前には常識と普通と世間というものを教えてやらなければならないらしい……」
真姫の家はリビングだけでも俺の家ごとありそうでそこから何個かに部屋が分けてある。そして金持ちの家によくあるシャンデリアが上でキラキラと輝いている。
それに綺麗だ。そりゃ金持ちの家だから綺麗なんだろうがそういう意味じゃない。掃除もきちんとしてある。この大きな家を掃除するんだからとても綺麗好きじゃないとやってけない。
「あら?星空くん?」
「あ、美姫さん。お邪魔してます」
階段を降りてきたのは真姫のお母さんの美姫さんだった。相変わらず真姫に似てとても綺麗な人だ。いやお母さんにまで欲情する気はないが。
「あ、ママ。今からリビングで勉強するからお茶かなんか用意しといてくれる?」
「はいはい。ごゆっくりね」
真姫がそういうと、美姫さんはお茶を淹れに行った。
そこでふと思った俺は真姫にあることを聞いてみることにした。
「なあ真姫。俺らが付き合ってること、お母さんに話したか?」
「え?あ、あー……話してない」
「そうか。話した方がいいんじゃないか?俺がお邪魔する機会もまだあるだろうし」
「そ、そうね……言いましょう。…………………優が言ってくれるかしら?」
どうやら俺の彼女はいつまでもチキンだったようだ。
「あの、美姫さん!」
「ん?どうかした?」
美姫さんがお茶を淹れた後、タイミングを見計らって俺は美姫さんの前に出た。
真姫はというと後ろでもじもじしている。
「大事なお話があります」
「ふむ……なにかしら?」
そこで俺は深呼吸をした。あれ?これってそんな緊張することか?ただ言うだけじゃないか。
「え、えっと……実は、俺たちは付き合ってるんです」
「………」
「え、えっと……美姫さん?」
「そうだと思ったわ」
「え……?」
思っていた答えと違ったために多少混乱してしまう。後ろの真姫も同じだったようで目を丸くしていた。
「わかるわそんなの。真姫の様子見ていればね。男の子なんて連れてきたことないし、真姫は男の子に興味がないのかと思っていたのに突然男の子を呼んでくるんですもの。それに、いつも貴方のことを話すと声が弾んでいるのよこの子」
美姫さんがクスッと笑う。やはり親には敵わないらしい。真姫は顔を赤くして俯いてしまっている。
「そうですか……では、許してくれるんですか?」
「許す? ふふ、真姫が選んだ子なんでしょ?なら真姫の好きにしなさい。私に、娘であろうと恋路まで縛れる権利はないわ」
「マ、ママ……あ、ありがとぅ…」
……俺は、今確信した。美姫さんは、とても優しい人だ。そして、ある決心も同時にした。
「美姫さん!俺、真姫を幸せにしてみせます!」
俺がそう言うと、美姫さんは優しく微笑んだ。
「あ、もうこんな時間か」
あの後、少し美姫さんと三人で話してから早速目的の勉強へ移った。
そして勉強を開始してから約二時間が経って現在七時半。
「あ……帰るの?」
真姫の寂しそうな顔。これを見たら、どうしても帰りたくなくなった。だが、いいのだろうか?
「真姫、大丈夫なのか?」
「……一応、ママに聞いてみる」
俺の意が通じたのか、真姫は階段を降りてリビングへ向かった。
そしてすぐに階段を駆け上がる音が聞こえてきて
「マ、ママが良いって……言ってた」
「そっか……じゃあ俺も連絡入れとくか」
「優……ありがとう」
「俺が真姫と離れたくないだけだよ」
頭を撫でながらそう言ってやると顔を真っ赤にしてから俯いてしまう。だけど、俺は知ってるんだぞ?俯きながら笑ってるの。
「あ、そういえばお父さんには言わなくていいのか?」
「そうね……でも今日帰ってこれるかしら?パパは仕事が忙しいから中々早く帰ってこれないし」
と言ってる最中だった。
「ただいま〜〜」
「「!?」」
俺と真姫はドアを開ける音に二人して同じ反応で驚いてしまった。
「真姫〜!美姫〜!今帰った……ぞ…」
真姫のお父さんは真姫の隣に立っている見知らぬ男を見て固まってしまう。そういえば、あの時はいなかったもんな。
「パ、パパ?え、えっと……私のか、彼氏の、優よ……」
「えっと……よ、よろしくお願いします。星空優と言います」
「あ、ああ……真姫の父の亜樹と申します」
「と、ところで優くん?」
「は、はい。亜樹さん」
なんとか食卓へついて食べ始めたがぎこちなさが三人の中で渦巻いていた。
そんなとき、亜樹さんが俺に話しかけてきた。
「何故、真姫なのかね?」
「……真姫は、いつもは少し冷たいところもありますが、実は優しい子ですし最近はよく笑うようにもなってもっと色んな真姫を知りたいと思うようになったからです」
「ふむ。真姫は確かに可愛い。少しツンデレなのもまた長所だ」
「わかります?そのツンデレなところが寧ろ良いんですよね。そこも魅力の一つですよ」
「おお、君わかってるじゃないか。あの髪をクルクルしながら了承してくれるところも中々いい」
「あ、わかります!それに何気にメンバー想いなんですよ。メンバーが怪我したら真っ先に駆け出しますし、まあそこも可愛いんですけどね」
「おお!それは見てみたいな。是非今度朝練に呼んでくれないか?真姫の踊ってる姿を見てみたいのだ」
「あ、見たことないんですか?いいですよ。あ、時間があったらライブとかも来てくださいよ!いつもと違う真姫が見れますよ!」
「おお、それはいい。是非行かせてもらおう」
「さて、そろそろ止めないと真姫ちゃんが恥ずかしすぎて死んじゃいますよ?」
「〜〜〜〜〜〜っ!」
つい亜樹さんと真姫の可愛さについて話していると美姫さんに止められる。横を見ると、恨めしそうな目をした真姫がこっちを睨んでいた。
「いいだろ本当のことなんだから。真姫はこんなに可愛いんだよ」
「う、うるさいわね!パパも!娘のこと自慢してなにが楽しいのよこの親バカ!彼氏バカ!」
「お、親バカとはなんだ!真姫が可愛いのは当然じゃないか!ま、母さんには負けるがな」
「あらまあ……ふふ、ありがとお父さん」
「なに言ってんすか。確かに美姫さんも美人ではありますが真姫の方が可愛いに決まってます」
「こ、こここ、このバカァァァァァァァァ!」
「もう!さっきのは何なのよ……」
「ごめんごめん。ついお父さんと話弾んじゃってな」
あれから美姫さんが事態を収拾させ、豪華で賑やかな食事は終わった。その後、俺の風呂の三倍はありそうな風呂に驚きながら風呂も済ませた。
「でもいいのか?同じベッドに寝かせてもらっちゃって」
「い、いいのよ。私がそうしたいって言うんだから」
寝るって時になって場所に一瞬困りかけたがなんと真姫が一緒のベッドで寝ていいと言ってくれた。幸い真姫のベッドはそれなりに広く、俺が入っても大丈夫な広さだったので遠慮なく入らせてもらった。
「そっか。ありがとな真姫」
「え、ええ。………ねえ優」
「ん?どうした?」
真姫が突然横を向いて話しかけてきた。俺も真姫の方へ体を向け、話す態勢になった。
「えっと………す、好きよ……」
「え?」
「だ、だから!好き…大好きって言ってるの!」
まあなんと突然のことだろう。きっとさっきの論争で何か心境に変化があったんだろうけど。
それに俺は、行動で返してあげることにした。
「ん!?む……んん…ちゅ」
「ん……んん……ちゅ」
少し柔らかいキスをした。真姫は驚いていたが慣れたのか真姫からも少し求めてきていた。
「も、もう!するなら言ってよ……」
「はは、ごめんな。……愛してるよ、真姫」
「優……私も、私も愛してるわ」
「そっか。……ところであれなんだが、もう止められそうにないんだけど、どうする?」
俺の意図がわかったのか、真姫は呆れたような顔をして笑った。
「わかったわよ……愛してる者同士当然の行動だものね」
そこから、愛を深め合った俺たちだった。
「さあやって参りましたこのコーナー!」
「お相手は私海未と穂乃果でお送りします」
「わあ、海未ちゃんとは初めてだっけ?よろしく!」
「そこら辺は私も曖昧ですが、よろしくお願いします」
「さて今日はここま「ま、待ってください穂乃果!」えー、どうしたのさ海未ちゃん」
「あ、あの、まだなにもしてないのですが……」
「だってこれ真姫ちゃんとのいちゃいちゃ回でしょ?説明したくないもん!」
「そ、そんなワガママを……」
「だって好きな人がいくら彼女だろうが他の子といちゃいちゃしてるんだよ?穂乃果だってしたいもん……」
「あー、きょ、今日はここまで!ほら穂乃果、落ち着いてください」
「あ、ありがとう海未ちゃん……」
「次回をお楽しみに!」