ラブライブ!変態お兄ちゃんはμ'sのプロデューサー!?(凍結) 作:流麗なアリス
七夕の願い事
もっと上手く書けますように……
「あぁ……参ったなこりゃ………」
今日は月曜日。休み明けということもあり、体調を崩す人が多いと言われる日だ。
そしてその例が俺だ。
熱は38.7と高熱を出し、ベッドでぐったりとしている。さっきは凛に看病してもらっていたが、あいつはもう学校に行ったので家には誰もいない。
〜〜〜〜回想〜〜〜〜
「あー、すげえだるい……」
だるいというのは何も学校に行きたくないとかそういうんじゃない。なんでいきなりグレなきゃいけないんだ。
と、くだらないことを考えているとドアからトントンと音がする。そして無断で開けられる。
「お兄ちゃん?どうしたの?早く行くよ」
「そ、そうだな。おっと……」
「わわっ!って、すごい熱!?だ、大丈夫?」
「はは、こんくらい平気だって……」
とは強がってみるものの、凛の膨れてる顔を見ればまあ強がってられないわけで……
「………ちょっと、無理かもな」
「そんな熱なんだから休まないと。待ってて。色んなもの持ってくる!」
「お、おい凛!お前学校は?」
「ちょっと遅れて行く!」
全く、俺のこととなると少し無茶するんだから申し訳なくなる。まあ俺のために動いてくれるのは嬉しいんだけどな。
「ふぅ、これで大丈夫かな」
「大丈夫だ。ありがとな凛」
「じゃあ、最後におまじないしてあげる」
「おまじない?」
そう言うと、凛は俺のおでこにキスをした。こんな凛からの積極的なキスは初めてだったので少し驚いてしまう。
「えへへ、少しでも良くなりますように!行ってきます!」
「あ、ああ。いってらっしゃい凛」
〜〜〜〜〜
そして今に至る。凛が出てから恐らく三十分。
そろそろ連絡が行ってる頃だろう。その証拠に携帯が鳴った。
愛は〜太陽〜大きな太陽〜
「どうした穂乃果?」
「あ、優くん。急にごめんね?大丈夫?」
「ああ、凛から聞いたのか。まあ、今は凛が用意してくれたおかげで楽かな。でもまだ歩くとフラフラする」
「そうなの?今日は午前中で終わるからその後お見舞い行くよ」
「あ、ああ。ありがとう穂乃果」
「うん!あ、先生来た。それじゃあね!」
そう言って穂乃果は電話を切った。まあ、色々と困ったやつだがこういう時は面倒見がいいというかお姉さんっぽくなるもんだ。まあ、俺にしたら妹でしかないんだが。
「………寝るしか、ないか……」
「ん………なんか冷たいものが……」
「あ、ごめんね。起こしちゃった?」
「穂、穂乃果……?もう、そんな時間か」
「うん。お見舞いに来たよ」
何やら額に冷たいものを感じて目を開けてみたら目の前に穂乃果がいた。どうやら穂乃果が替えてくれたらしい。そして穂乃果がいるってことはもう午後なのか。
「ありがとな……穂乃果」
俺は手を伸ばして頭を撫でようとするがその手を穂乃果の手で包まれてしまう。
「いいの。今日は病人なんだから無理しないで。たまには穂乃果も頼ってよ」
「……そ、そうだな。じゃあお願いしようかな。因みに穂乃果、お前ご飯作れる?」
「え?まあ、ある程度は。……あ、そっか。お昼時だからご飯食べてないんだね。じゃあお粥作ってくる!それとアイス枕も替えてくるよ」
「ありがとう穂乃果。いいお嫁さんになりそうだな……」
俺がそう褒めると後ろからでもわかるボフッと音がしそうな程に顔が赤くなった穂乃果は無視して去っていってしまった。
「ほら、お粥作ってきたよ。起きれる?」
「た、多分………うっ!」
「あ!もう、無茶しないの。食べさせてあげるから」
戻ってきた穂乃果を見ると心なしか顔はまだ赤かったがあいつはさも平然とお粥を持ってきた。
そしてそれを受け取ろうと起き上がろうとしたのだが起き上がった途端に頭痛がして結局起き上がれなかった。
そして仕方なく穂乃果が食べさせてくれることになったのだが………
「ん……お、おい穂乃果……ごくん」
「ん…ちゅ……んっ……ん……」
穂乃果がやった方法とは口移しだった。まあ、嫌ではないのだが、普通にアーンという方法はできなかったのだろうか。
「ぷはぁ、どう?美味しかった?」
「美味しかったけど、お前なんでいきなり……」
俺がそう聞くと穂乃果は寂しそうな笑みを浮かべた。
「最近、忙しくて優くんと二人ってことないでしょ?だから……つい………ごめんね」
「あ、いや、お前が謝ることじゃない。俺って、そんなに皆のこと構ってやれてなかったのか…」
「え?どういうこと?」
「……この前、ことりが熱出したろ?その時は俺が看病してやったんだ。その時もあいつは、ことりだけ何もしてない。優くんとイチャイチャしたいって言ってたんだ。……穂乃果」
「え?優くん!?んっ!こ、こら!ん……ちゅ…ん…ゆ、優くん!熱あるんじゃないの?」
……俺は、まだまだ皆のことを分かっていなかった。いや、付き合う前の皆のことなら全てわかっていた。だが付き合う前から追加されたことは、愛する人への欲求。
なかったわけではない。ただ付き合おうってなった時に愛する人への欲求がさらに強くなる。そして自分だけのものにしようとする。
と、そこまで考えて思考が止まった。いや、思考が止まったというより……
体が動かなくなって、倒れた。
「ゆ、優くん!?優くん!どうしたの!?ねえ!ねえってば!優くん!!」
「あ、あれ?熱……上がったのかな………」
俺の意識は、そこで途絶えた。
「ん……あれ?俺、倒れたんじゃ……」
気づいたらベッドで寝ていた。心なしか熱も下がったような気がする。そして左手を動かそうとして不意に違和感を感じる。
「ん?左手が、動かない……?」
「んふぅ……ん…」
恐る恐る横を向くと穂乃果が俺の腕に抱きついて寝ていた。それはまあ、良かったんだ。穂乃果の寝顔は可愛いからなうん。
だが問題は、俺の手の位置だった。
俺の手は穂乃果のパンツの位置に丁度当たっており、俺が動かそうとしたときの違和感と声はこれが原因だった。
「穂乃果?ちょっと起きてくれ……」
「ん、んん……あれ、優くん……優くん!?」
穂乃果は眠そうに目を擦り俺の名前を呼んだ後、俺に向かって飛んできた。って……え?
「おいちょ……ゴフッ!」
「優くん!元気になったんだ!よかったぁ」
「いてて……そっか。穂乃果が看病してくれたんだな。ありがとう穂乃果」
「えへへ。どういたしまして!」
彼女の太陽のような笑顔に、俺はまた癒されたようです。
「さあやって参りましたこのコーナー!」
「お相手はウチとにこっちでお送りするで〜」
「なんであんたとなのよ……」
「ほお…?ウチとは、嫌と?」
「そ、そんなこと言ってないわよ!だからその手をしまいなさい!」
「分かればいいんや。ところで、今回は穂乃果ちゃんがまあ積極的やったなぁ」
「いつも積極的じゃない。まあでも、今回はさらにだったかもね」
「それに優くんも積極的だったし、この二人が一番ピッタリなカップルなのかな?」
「そ、そんなわけないでしょ!優はみんなのものなんだから!」
「そうやね。てっきり私のもの!とでも言うかと思ってたけど」
「そ、それは……い、いいのよ別に!ほら、そろそろ終わりにしましょう!」
「ふふ、まったくにこっちは……じゃあ、終わろうや」
「「次回も、ミュージックスタート!」」