ラブライブ!変態お兄ちゃんはμ'sのプロデューサー!?(凍結) 作:流麗なアリス
「っ!?………な、なんだ今の」
なんか、とてつもないものに何かを奪われている、そんな曖昧な言葉だがその言葉どおりなのだから仕方ない。大事な何かを、奪われた気がしたんだ。
「夢、だったのかな………」
俺は学校に着いても朝のことについて考えていた。あれは、一体なんだったんだろう……
「優?どうしたのですか?暗い顔をしています」
「あ、海未か。いや、心配しなくても大丈夫。こっちのことだ」
「そうですか。わかりました。なにかあったら言ってくださいね」
そう言って海未は自分の席に戻っていった。こんな不確定なことを話したって仕方ないもんな。よし!俺もこんなことにいつまでも悩んでないでいつも通りにしよう!
「え?真姫が来てない?」
「うん。学校を休んでるんだ。お兄ちゃん、何か聞いてない?」
「いや、なんも。帰りに家に寄ってみるか」
俺が部活に行くと、一年生二人が困っていたようだった。話を聞くと、真姫が無断欠席をしたらしい。俺自身真姫らしくない、と思う。普通の風邪とかならいいんだが、嫌な予感が頭をよぎる。
そして部活が終わった。皆も真姫がいないことについて心配そうにしていたが練習にこれといって支障はなかった。俺は凛と花陽と一緒に真姫の家に寄ってみることにした。
「な!?真姫が家にいない!?」
「そうなのよ。警察に届けを出そうと思っていたところなの」
「真姫ちゃん……どうしたんだろう………」
「美姫さん。警察には、まだ言わないで下さい。俺たちで探してみます!」
「でも………わかったわ。私も個人的に探してみるから」
俺はこのことを、μ'sのメンバーに話した。
「えぇ!?真姫が失踪!?」
「うっせえな絵里。鼓膜破れるだろうが」
「ご、ごめんなさい。でも、それ大丈夫なの?」
「警察には、届けたんですか?」
「お兄ちゃんが届けないでくれって」
「ああ。一応人気のμ'sから失踪者が出たなんて知れたら大変だろ?出来る限り俺たちで探してみよう」
「そうやね。こっちからも真姫ちゃんに連絡を取ってみるよ」
「ありがとう希。今日はもう遅いから明日の部活の時、皆で話し合おう」
「わかりました。では、また明日」
そう言って全員電話を切る。俺は、言いようのない不可解な予感に襲われていた。何か、何かがいるような……俺たちの知らない何かが、近くに。
ーーーーー
その時真姫は、買い物から帰る途中だった。
「全くママってば……娘をパシるだなんて」
私は、近くのショッピングモールに足を運び、ママから頼まれたものを買いに来ていた。
そしてその帰り、道を歩いていると前から見たことある人影が来た。
「あれ?穂乃果じゃない?」
「あ、真姫ちゃん!どうしたの?こんな時間に」
そう。μ'sのリーダーである穂乃果が前にいた。穂乃果がこんな時間に出歩いているのは珍しい。まあ、私も珍しいんだけど。
「私は母親に頼まれて買い物よ。穂乃果は?」
「私もそんなとこ。今から頼まれちゃってさ〜」
「そう。お互い大変ね。それじゃ気をつけてね」
私は、そう言って穂乃果と別れた。
そう。別れた、はずだった。
「うん!じゃあね!あ、後……」
私が振り返るよりも早く、それは来た。
「きゃあぁっ!!」
「真姫ちゃんこそ、気をつけてね」
「穂、穂乃果……?な、なんで……こんな」
私は、一瞬でわかった。穂乃果はスタンガンを使ったんだ。私の背中に。おかげで私は痺れてその場に無様に倒れてしまった。
「ふふ。許してね真姫ちゃん。これも、優くんを私のものにするために………」
「ゆ、優は皆のものだって約束したはずでしょ!どうしたのよ穂乃果!」
その時、私は本能的にやってしまったと思った。外から見てもわかるほどに、雰囲気が変わっていた。まるで、別人。
「一々騒ぐなよ雑種が。気安く優くんの名前を呼ぶな」
「あぁぁぁぁぁっ!!」
私は、そこで気絶を余儀なくされた。
「ふふ。まずは一人目。待っててね優くん。すぐに迎えに行くから。あは、あはははは……」
夜道で女の子が入った袋を抱えながら笑っているのは、心底不気味だった。
「さあやって参りましたこのコーナー!」
「お相手は俺、優と凛でお送りするぜ!」
「お兄ちゃんよろしく!因みに今回は話の内容は知らされてないからわからないんだよね」
「ああ。題名しか知らないから真姫がどうなってるのかさっぱりなんだよなぁ」
「うん。大丈夫かな?」
「俺はそれよりもう一人の方に大丈夫かと言いたいわ」
「もう一人?」
「犯人、かな。まあ、その内わかる!」
「そ、そう?あ、そろそろだ!では、次回も」
「「ゆっくりしていってね〜」」
「よく合わせられたな………」