ラブライブ!変態お兄ちゃんはμ'sのプロデューサー!?(凍結) 作:流麗なアリス
「ん……?うぅ……こ、ここは?」
「お兄ちゃん!!」
「うぇ!?り、凛?俺は一体……」
俺が目を覚ますと、そこは白い天井に白い部屋。体を起こすと白いベッドに俺に泣き伏せた凛。
なるほど。俺はどうやら、倒れた後にこの病院に連れてこられたようだ。
「あ、そうだ!ことりちゃんたちにも伝えなきゃ!」
そう言って凛は走って出て行ってしまった。あいつも元気になってよかった。
あの時の感じだと俺以外に怪我した人はいないらしい。それが今の俺にとって一番喜ばしい。
「優!!」
「優くん!」
少しすると、ことりたちが駆け寄ってきた。その後ろから凛も付いてくる。
「よかったぁ……体には異常はないって」
「そうか。ありがとなことり。海未も。心配かけたな」
「全くです。あんな無茶なことまでするなんて。………それで、どうするんですか?」
「どうするって……そりゃ、この頭の中の地図に従ってあいつらを助けるしかないだろ」
「でもそんなことをしては!また昨日のようになってしまいます!」
「そうだけど……でもだからって放っておけないだろ」
「………はぁ。あなたはほんと、穂乃果に似ていますね。そういう強引なところとか」
「そうか?……穂乃果を取り戻さないと、皆を救えないんだよな」
「うん。きっと幽鬼って子が管理してる。優くんたちを誘い込む気だよ。でも、ことりは優くんについて行く。だって、大事な仲間の為だし、彼氏のためだもん!」
「ことり……わかった。凛、お前はどうする?」
その時、凛の体が僅かにビクッと反応した。恐らく、まだあの時の恐怖が離れないんだろう。
だけど凛は、俺が思っているより強い子だった。
「り、凛も行く!怖いけど……それでも、かよちんも皆も穂乃果ちゃんも助けたいから!凛だけなにもしないなんて嫌だもん!!」
「凛……そっか。でも無理はすんな。いつでも俺が守ってやっから」
「そんな怪我しといて何言ってるんですか。それじゃあ優が怪我しそうになったら私が助けてあげましょう。武道を嗜む家の娘、舐めないで下さいよ?」
「……ははっ、そうだな。頼りにしてるぜ。そんじゃ、行くか!皆を救いに!」
「とは言ったものの、なんの準備もなしに行くんですか?」
「いや、一応武器やらなんやら必要なものは持ってくけど、、、なんで俺の家?」
あの後、急に海未が俺の家に行こうと言い出した。俺は構わないんだが俺の家になんかあったんだろうか?
「え?いや色々あったじゃないですか。トランシーバーだったりスタンガンだったり」
「あー、お前覚えてたのな……まあ、探してみるよ」
そんなこともあったな〜、と心の中で思う。前はそんな日常的なことが幸せだった。
だが今は、もうそんな面影はない。でも、まだ取り返せる。チャンスはあるんだ。
「ど、どうしたのですか優?顔が強張っていますよ?」
「あ、いや大丈夫だ。さて、探そう」
「優くん。もう、行くんだよね?」
「ああ」
「よ、よし!凛、頑張るよ!」
「私も、こうなったら着いていきます」
「ありがとな皆。ことりは、どうする?」
「私は……行くよ。やっぱ怖いと思うけど、大切な穂乃果ちゃんの為だもん!」
「そっか。俺よりも、大切か?」
「うっ……そ、その質問は卑怯だよぅ………」
「はは、ごめんな。よし、行こうか!」
いつも通りの日常を、皆を、取り戻すんだ!穂乃果が、笑顔で帰ってこれるように、俺らが迎えてやらないといけないんだ!
あ、そういえばすいませんでした。出す回の順番を間違えていました。こっちが先ですので了承しといてください