ラブライブ!変態お兄ちゃんはμ'sのプロデューサー!?(凍結) 作:流麗なアリス
では、楽しんでください!
「おいお前ら、そっちの準備できたか?」
「ええ。とりあえず飾り付けはできたわ」
「そうか。……あ、ことりか。どうだ?そっちは」
「うん。上手く引き付けられてるよ!」
「わかった。じゃあ引き続き海未と一緒に引きつけといてくれ」
「了解!」
よう皆、優だ。俺たちは今、とある計画を立てている。それはある一人にはバレてはならない計画なのだ。
「さてと………あ、真姫か?買い出しの方はどうだ?」
「バッチリよ。必要なものは買ったから今からそっちに向かうところよ」
「そうか。わかった」
今日は何を隠そう、穂乃果の誕生日なんだ。
そして俺たちは担当を振り分けて誕生日パーティーの準備をしている。
絵里たち三年生組は部室の飾り付け、一年生組は料理の買い出し、ことりと海未には穂乃果を引きつけておいてある。そして一年生が帰ってくると三年生と俺で料理を作る、といった担当だ。
今日は夏休みということで時間もあるしな。え?俺は何をやってるのかって?
皆と連絡を取って今後の計画を立てる、言わば司令塔みたいなもんだ。
「ただいま。優、頼まれたものは買ってきたわ」
「おう。サンキューな真姫、花陽、凛」
「こっちもあと少しよ。優、そろそろ作っちゃいましょ?残りの飾り付けは真姫たちに任せて」
「そうだな。じゃあ三年生、花陽は俺と一緒に調理室に来い。真姫と凛は飾り付けの残りをやっててくれ」
「なんかナチュラルにディスられた気がするわ」
「うん。ナチュラルに、お前らは料理できないから飾り付けでもしててくれ、って言われた気がしたにゃ」
そして三年生と俺と花陽の五人は調理室にて早速料理作りに取り掛かる。今回は夜まで楽しむので料理は豪勢にするつもりだ。だからこうやって家事担当のこいつらと俺で料理を作るんだ。
「さて、じゃあ俺と花陽でケーキを作るか」
「うん!上手くできるかわからないけど、頑張る!」
「優、こっちは飾り付け終わったわ」
「そうか。助かったよ真姫、凛。じゃあお前らは会場の用意をしといてくれ」
「わかったわ。ほら凛、行くわよ」
「よっし!できたぞ!花陽」
「うん!よかった……上手くできたみたい」
「こっちもできたわ」
「おう。じゃあこれを運ぶか!」
俺たち五人は落とさないようにワゴンに乗せて料理を運んでいった。途中で凛が食べそうになったが何とか真姫が抑えてくれていた。
これで全ての準備は終わった。後はことりたちを呼び寄せるだけだ。
「………ことりか。そろそろ来させろ。準備はできてるぜ」
「うん。今向かうよ!」
「……さてと、じゃあお前らはクラッカーを持っとけ。あ、後プレゼントは端に寄せとけよ?」
「はーい!ふふ、楽しみやね」
「盛大にするわよ」
「お前、盛大にしすぎて空回りすんなよ?」
「どういう意味よ!?」
「ことりちゃん?どうして部室行くのに目つぶらなきゃいけないの?」
「ふふ、それは後のお楽しみです!」
「海未ちゃん?海未ちゃんも知ってるの?」
「はい。きっと驚きますよ」
そして穂乃果が部室に入ってくると同時にことりが目隠しを外し、俺たちはクラッカーを引っ張る。
「「「「「「「「「穂乃果、お誕生日おめでとう!!!」」」」」」」」」
「うわぁ!?皆……穂乃果のために…ありがとう!!」
「さあ皆!穂乃果の誕生日っつうことで無礼講だ!どんどん食えよ!」
「わぁ!これ優くんが作ったの?」
「優だけじゃないわよ」
「にこちゃん!」
「にこと私と希と優と花陽で作ったのよ。穂乃果の口に合うかしら?」
「いっただきまーす!……うんっ!美味しい!!すごく美味しいよこれ!」
「ふふ、喜んでくれてなによりやんな」
「このお肉美味しいにゃ!」
「こら凛!肉だけじゃなく魚も野菜も食べなさい!」
「いいじゃんいいじゃん!今日は何してもいいんだよ?」
「ったく……今日は穂乃果の誕生日よ?別に何してもいいってわけじゃないんだから……」
「いいよ!もっと楽しもうよ!」
「あ、このお菓子すごく美味しい!」
「よかった。それは俺が作ったんだぜ」
「本当!?穂乃果ちゃん、このお菓子美味しいよ!」
「どれどれ……おぉ!?うちの和菓子より美味しい!」
「お前それお母さんの前で言うなよ……」
「全くです……」
それから暫くは料理を食べてワイワイ楽しんでいた。そして料理が半分ほどなくなってそろそろ頃合いかと思った俺は壇上に上がった。
「さて皆!盛り上がってるか?まあ、盛り上がってるよな。料理も堪能したところで、μ's恒例のプレゼントお渡し会をやろうと思う!」
「プレゼントお渡し会?」
「ほら、前もやっただろ?皆で穂乃果にプレゼントを渡すんだよ」
「そうなの!?わあ、楽しみだなぁ……」
「それじゃあ先ずは、絵里!」
「え?私!?」
「ああ。順番はランダムだからな」
絵里は顔を染めながらも自分の持ってきたプレゼントを持って穂乃果の前に行く。
「絵里ちゃんは何をプレゼントしてくれるの?」
「え、えっと…穂乃果、誕生日おめでとう。私は穂乃果に色々助けられたわ。あの時穂乃果が教室に来なかったらずっと一人ぼっちだった。ありがとね。はいこれ。開けてみて?」
「うん……わぁ、これブレスレット?」
「ええ。私はこういうアクセサリーを作るのが得意だから、μ'sをあしらったブレスレットにしてみたの」
「わぁ……可愛い!それにちゃんとμ'sのそれぞれのチャームが付いてる!ありがとう絵里ちゃん!」
「ふふ。気に入ってもらえてよかったわ」
まあ、アクセサリーなんかは絵里らしいな。でもこれ、結構ハードル上がったんじゃねえか?
「では気を取り直して次は、にこ!」
にこは特に動揺することもなく平然と穂乃果の前に歩いて行った。
「穂乃果。あんたには感謝してるわ。あんたがあそこでにこを受け入れてくれなかったら、にこはずっと一人ぼっちだった。だから、あ、ありがとう」
と言うとにこはずっと背中に隠してたクマのぬいぐるみを出した。
「え?これって………」
「ええ。まあ、完璧ではないけど、あんたが前にゲーセン行った時に欲しがってたけど取れなかったやつあったでしょ?それをにこなりに作ってみたのよ。こういう裁縫とかはまあまあ得意だから」
「……にこちゃんありがとう!!これ欲しかったんだぁ!!にこちゃんだと思って毎日抱いて寝るね!」
「え!?い、いやそれは穂乃果のつもりで……まあいいわ。好きにしなさい……」
いや〜、ツンデレにこにー可愛いな〜。この渡す時の片手でそっぽ向きながらっていうのがまた可愛いんだよなぁ〜。
「ちょっと司会。なにニヤニヤしてんのよ!さっさと次進めなさいよ!」
「はいはい。では次、真姫!」
「あれ!?ウチじゃないの!?」
「ランダムっつったろ?」
希が膨れるのを尻目に真姫が出てくるのを見る。
照れているのかほんの少し顔を赤くしている。
「穂、穂乃果。私は、穂乃果が羨ましかったわ。素直で、何にでも恐れず突き進んで、ずっと笑顔で、そんな穂乃果が羨ましかった。穂乃果は私に勇気をくれたのよ。ありがとう穂乃果。それと、誕生日おめでとう。受け取ってちょうだい」
真姫が取り出したのは、オレンジ色のシュシュだった。これを見れば普通だが、俺はその真姫の指を見て思わず涙が零れそうになった。
「真、真姫ちゃん……その指……」
「ああ、これ?ふふ、情けないわよね。私、裁縫とかこういうの、一度もやったことないからママに頼んで教わったの」
「真姫ちゃん……真姫ちゃんありがとう!!手作りのこのシュシュ、毎日着けてく!真姫ちゃん大好き!」
「ちょ!?あ、暑いからやめてよ!そ、それに別にそんな大層なものじゃ……って皆まで何泣いてんのよ!?もう!意味わかんない!」
いやそりゃ泣くわ。あの真姫が穂乃果のために指を怪我してまでシュシュを作ってくるという快挙を成し遂げたんだぞ。これは泣くわ。
「って司会!あんたまで泣いてないで進めなさいよ!」
「……ああ。すまんな。これは泣けるわ「いいから!」……えっと次は、希!」
「やっとウチやね!」
待ちくたびれたと言うように腰を上げた希は穂乃果の前に歩いていく。
「穂乃果ちゃん。お誕生日おめでとう。ウチは、μ'sが三人の頃から、ずっと見てきたよ。穂乃果ちゃんは、諦めずに何度も、ダンスに挑戦して、体力作りして、えりちに何言われてもくじけなくて、そんな穂乃果ちゃんを見てきたウチだから言うよ。ありがとね穂乃果ちゃん。はいこれ」
「これは、ブレスレット?」
「うん。だけどえりちのとはちょっと違う。パワーストーンを集めたスピリチュアルブレスレットや!えりちと考えたんよ。ウチのとえりちのを合わせたら最強になるんじゃないかって。これも九つの玉をμ'sに見立てたんよ」
「希ちゃんありがとう!!よし、これ二つとも着けてこう!!うんそうする!」
よーし!まだまだプレゼントお渡し会行くぜ!!
変なところで終わりましたがこの後も残りの五人をやっていこうと思います。では、次回!