ラブライブ!変態お兄ちゃんはμ'sのプロデューサー!?(凍結) 作:流麗なアリス
「さてと!次は、花陽いこうか」
「は、はい!」
花陽は緊張しているかのようにガチガチになって前に出て行く。
「あはは、花陽ちゃん。そこまで硬くならなくていいよ」
「う、うん!穂乃果ちゃん。花陽はね、穂乃果ちゃんたちに感動してμ'sに入ったんだ。花陽はまだ声も小さいし、自信もない。でも、できる限り穂乃果ちゃんに追いつけるように頑張ってるんだ!だから、穂乃果ちゃんには感謝してるの。お誕生日おめでとう穂乃果ちゃん!」
すると花陽は、花の形をした可愛らしい髪留めを渡した。
「真、真姫ちゃんと被っちゃったけど……」
「ううん。嬉しいよ!それにこの花、花陽ちゃんらしいね!可愛いよ。ありがとね!」
「う、うん!」
いやぁ、いいねぇこの二人。なんか緩い雰囲気が包み込んでるわ……
「次は、凛だな」
「うん!」
堂々と出て行く凛。プレゼントの内容は俺もわからない。俺が覗きにいこうとするとビンタされたからなぁ……なに作ってたんだろう。
「穂乃果ちゃん!凛は穂乃果ちゃんが大好きだよ!いつも凛たちを引っ張ってくれて、凛たちに笑顔を振りまいてくれて、穂乃果ちゃんといるといつも楽しめるんだよ!笑顔でいれるの!だからそんな穂乃果ちゃんが大好き!お誕生日おめでとう!」
凛はポケットからあるストラップを取り出した。
なるほどな。凛はこれを作ってたのか……でも
「お前ら手作りのもの作りすぎじゃね…?」
「むっ!いいじゃん!誕生日なんだから!」
「そうだよ優くん。それに、嬉しいよこれ!穂乃果をモチーフにしてくれたんでしょ?これ携帯に付けようかな〜!ありがとね凛ちゃん」
「えへへ……喜んでくれてよかったにゃ」
「次は、海未だな」
海未はまあ凛々しい立ち姿で穂乃果の前に出て行った。さすが武士道を嗜んでる大和撫子だよな。
「穂乃果。あなたにはこの人生で色々と迷惑をかけさせられました。それはもう数え切れないほどに。そして、それと同時に私が絶対行けないであろう所に連れて行ってくれました。穂乃果には、感謝の心でいっぱいです。で、ですから……その、プレゼントなんてものは……ありません。というか……プ、プレゼントは、私…です!こ、これからも、ずっと一緒にいましょう。穂乃果」
「え、えぇ!?ど、どどど……うぇぇ!?う、海未ちゃん……あ、ありがとぅ……でも恥ずかしいよ!じゃ、じゃあ……これからも、よろしくね海未ちゃん!」
まさか……海未がこんなことをするなんてな。皆驚きすぎて口開けてるやつしかいねえよ……
「なっ!?穂、穂乃果だってこういうことするじゃないですか!?っていうか皆さんまでなんですか!?そのあり得ないみたいな顔は!」
「い、いや実際あり得ねえし……」
「優は黙っててください!!」
「なんでだよ………」
その後、海未を抑えるのに十五分掛かった。
「じゃ、じゃあ気を取り直して、ことり!」
「うんっ!」
ことりは気軽い感じで歩いて行った。ことりならなんか服とかそういう手作り系をプレゼントしそうだけどな。
「穂乃果ちゃん。私ね、穂乃果ちゃんと一緒にいて、穂乃果ちゃんについて行ってほんとよかったって思ってるよ!まだ終わってないけどね。私は
穂乃果ちゃんが大好き!!私のプレゼントはね、これだよ。穂乃果ちゃん。目をつぶって」
ことりは、穂乃果に目をつぶらせると、ネックレスを取り出す。恐らく、ことりお手製なのだろう。ほの字が書かれたチャームが付いている。ほんとこいつはなんでもできるな。
そのネックレスを穂乃果の首に付ける。
「穂乃果ちゃん。目を開けて?」
「うん……うわぁ!これネックレス!?ことりちゃんすごいよ!こんなのも作れたなんて……ありがとうことりちゃん!可愛い〜〜!」
「ありがとっ!そ、それとね穂乃果ちゃん………ちゅ♡」
「「「「「「「「はい!?」」」」」」」」
「え……えぇ!?」
「えへへ///これからもよろしくね穂乃果ちゃん」
「う、うん……」
こ、こいつ今……穂乃果にキス、したよな………あ、あの野郎……
「おいこらことり!なに俺の穂乃果にキスしてんだてめえ!誰の許可取ったんだ!」
「突っ込むところそこ!?違うでしょ!」
「別にいいじゃん!ことりもキスしたって!優くんのケチ!」
「俺は別にダメなんて言ってねえ!俺の許可を通せっつってんだ!」
「あんたは穂乃果の何なのよ!!」
「俺は穂乃果の彼氏だ!」
「んなこと知ってるわよ!!」
「じゃあ、穂乃果ちゃんとキスさせてください優くん!」
「おう。いいだろう」
「いいんなら突っ込むんじゃないわよ!!」
暫く俺とことりとにこの漫才及び言い争いが続いたのは言うまでもない。
「えー、ごほん。後は俺だけだな」
俺はさっきのこともあり多少顔を赤くしながら穂乃果の前へと歩く。
しかし、ここ中々に緊張するな。花陽の気持ちがよくわかるよ。
「穂乃果」
「はい」
「俺は、穂乃果と会って変わった。明るくなったよ。最初は、廃校を止めるためにアイドルをやるっていうバカな考えを持ったお前を本物のバカだと思った。でも、そうやって笑顔でいるお前を見るとそんな本物のバカだからこそこういうことをやってのけるのかも、って思うようになったんだ。実際に、こうやって成功してる。俺はお前に感謝の気持ちでいっぱいだ。皆もそう。お前らに会ったから俺は変わることができた。優衣との決別もできた。穂乃果、これを受け取ってくれ」
そして俺は、よく結婚指輪とかが入ってそうな箱を取り出した。
「え……こ、これって………結婚指輪!?」
「「「「「「「「えぇ!?」」」」」」」」
「と、とりあえず中を見ろって!!」
「う、うん」
穂乃果が中を開けると、そこには確かに指輪が入っていた。
「や、やっぱり結婚指輪じゃない!」
「うるせえな!裏側を見てみろ」
「え?……これは……You are leader of μ's?」
「ああ。他にもあるから見てみろ」
「えっと……I love you be together all the time……ってえぇ!?」
「うっせえな……それ、特注すんの金かかったんだぞ……ってかお前、英語わかったのか?」
「いや、I love youのとこだけだけど……」
「だと思いました……」
「優、あんた説明してやんなさいよ」
「うぐっ……仕方ねえな。”ずっと一緒にいてくれ”ってことだ」
「っ!?え、ええと……あ、ありがとう。優くん」
「まだ終わってねえよ。ちょっと目をつぶってくれるか?」
「あ、うん」
俺はさらに、穂乃果に近づいてさっきことりがやったことを少し長くした。
「ん!?」
どうやら穂乃果が目を開けたらしくパニックに陥っている。残念ながら俺は目を閉じているので詳しくはわからない。
「ん……ふぅ。ちっ……さっきことりがやらなきゃ俺だけのプレゼントだったんだけどな。誕生日おめでとう穂乃果。この二つが俺の誕生日プレゼントだ」
俺がそう言うと、何故か皆から拍手が送られた。
正直そういうの照れるんだけどな……と思ったら何故か穂乃果が泣いていた。
「穂、穂乃果!?なんで泣いてんだ!?」
「だ、だって……皆、色んなものをくれて、こんな私についてきてくれて……優くんも、こんな我儘な彼女と付き合ってくれて……こんな人生で一番のプレゼントも貰っちゃって……嬉しいんだもん!!ありがとう皆!優くん!大好き!!ずっとずっと、ずーーっと!穂乃果と一緒にいてね!」
と言って穂乃果が俺に抱きついてくる。
「おぉっと。……はは。おう!当たり前だよ」
「ふぅ……どうだった?穂乃果」
「うん!最高だよ。本当に、ありがとね。企画してくれたの、優くんでしょ?」
「まあな。でも実際あいつらも似たようなことやろうとしてたと思うぜ?真姫の時もそうだったろ?」
「ふふ。でも今回は、穂乃果にとっては特別なんだよ」
俺たちは今、屋上に来ていた。何故かというと、他の皆に行ってこいと言われたからである。どうやら俺たちを二人きりにしたいらしい。実際俺も二人きりで話したかったからよかった。
因みに今は夜の八時。外は真っ暗で、街の灯りが幻想的に見える。親には許可を取ってあるから問題ない。
「ああもう!!」
「えぇ!?どうしたの優くん?」
「お前が好きすぎるんだよ!」
「………へ?」
「なあ、もう誰もいないからさ、キスだけなら、いいか?」
「え?う、うん。でも珍しいね。優くんから求めてくるなんて」
「う、うるせえよ!ただ……その……な、なんでもない!」
「あれ?隠すんだ?じゃあキスすんのやめようかな〜?」
「なっ!?お、お前なぁ……わかったよ。さっきのさ、ことりのキスが、その、なんか嫌で……」
「え?」
「だ、だから!なんか、取られた気がして、嫌だったんだよ……」
「……ふふ。優くんも嫉妬するんだね。大丈夫だよ。穂乃果は優くんのものなんだし♪」
「………穂乃果!」
「あっ……ん……ふぁ……んっ……」
そこからはキスだけをした。キスだけといっても深いのだったりとにかく色々と、充実な時間を過ごした。
「はぁ……はぁ……」
「……優くん。これからも、一緒だよ?」
「ははっ、勿論!俺が離さねえよ」
俺たちは、二人して笑いあった。街の灯りを背景にして。
今回はそこまでエロにせずにすんだ…がんばったぞアリス。うん。そして今回は結構大事な日になったと思います。そして穂乃果は優から貰った指輪をいつも付けています。だから学校に付けて先生に怒られたというエピソードもあります。それもいつか話しますので。
では次回。ここからはメンバーそれぞれの失踪編後の想いを書いていこうと思います。