ラブライブ!変態お兄ちゃんはμ'sのプロデューサー!?(凍結) 作:流麗なアリス
「クッソ………」
「優梨ちゃん。クソ、なんて言葉女の子は使わないよ?」
「うっ………な、なんでこうなった、のよ……」
「そうそう♪優梨ちゃんって可愛いよね〜♪」
「穂、穂乃果!頬をスリスリす……しないで!」
「えへへ♪もう慣れてきたんじゃない?」
「慣れるわけないでしょ……」
もうお察しの人もいると思う……思いますが、俺………私は今女の子になっています。いや、されています。あのことりというメルヘン少女に。
時を遡ること一時間ーーーー
練習が終わり、俺たちは少しの間お喋りをしていた。練習終わりに最終下校時間まで駄弁る、これが俺たちのいつもの風景だった。
「でさ、そこで凛がな………」
「うにゃーーー!!お兄ちゃんそこからは言わないでにゃ!」
「なによ今更ね凛。それで?早く教えなさい優」
「私も気になるなぁ……どうなったの?」
「かよちんも!?う……うぅぅぅぅ……」
「どうしよっかな〜?」
「ねえ穂乃果ちゃん」
「ん?どうしたのことりちゃん」
「優くんってさ、可愛いと思わない?」
「可愛い?カッコいいじゃなくて?」
「うん!なんか、女の子っぽい顔立ちっていうか、整ってるでしょ?想像してみて。優くんが女の子になったところ」
「優くんが女の子………あ、可愛い…」
「でしょ?」
「なになに?何を話してたのかしら?」
「あ、絵里ちゃん。実はね……」
「ふむふむ……言われてみれば、うん。結構可愛いかも!」
「だからさ、今から優くんをイメチェンさせようよ!」
「今から?でも色々と準備が……」
「それならここに!」
「さすがことりね………」
「よーし!優くん!!」
穂乃果から呼ばれたのでそちらを向いてみる。向きたくはなかったが穂乃果とことりと絵里の顔がすごい輝いてみえた。
「ど、どうした穂乃果?心なしか顔がにやけてる気がするんだが……なんかあったか?」
「あのさ、優くんって、綺麗だよね!」
「は…………?」
「顔立ちも良いし、イケメンだし!」
「え、えっと……お前急に何を?」
「だからさぁ……女装してみてよ!」
「……………あぁ!?」
じょ、女装だと!?なんでそんなことになったかは知らんが原因なら一人二人心当たりがある。そう。μ's随一の脳内メルヘンワンダーランド娘。
「お前か……ことり!」
「うっ……あ、あはは……」
「あはは、じゃねえよ!今すぐ止めろ!」
「え〜?でもさ、優くんって本当女の子っぽくしたらそれはそれで可愛いと思うんだよねぇ……」
「お、おい……その選別するような目をするな!ちょ、だ、誰か!」
だが、俺の願いは叶わなかった。
「確かに…優くんの女装気になるかも……」
「面白そうだにゃ!」
「日頃の恨み、ここでなら晴らせそうね」
「花陽!?真姫!?凛まで!?」
「うん……面白いことになりそうやん!」
「そうね……日頃弄られてる分、たっぷり返してあげるわ!」
「エリーチカは賢い子…エリーチカは賢い子……で、でも気になるのよね……」
「絵里お前途中まで正常だったのに!?頑張れよ!って希とにこまで!?」
「まあ、いつもあんなことしてる罰ですね」
「うふふ〜♪それじゃあ着替えよっか〜!」
「穂乃果は可愛いと思うよ!それに、楽しみだし!」
「お前ら……覚えてろよ………」
「うわぁ!?可愛い〜〜!!」
「そうね……すごい完成度だわ」
「お、お兄ちゃん…?これが…?え、えぇ…」
「というより……お姉ちゃん、だね」
「はぁ……なんで俺がこんな目に」
結局あれから、ことりに着替えさせられる羽目になった。服自体はことり好みそうなメイド感のフリフリのじゃなく、案外単色やらのあっさりしたものだった。だがそれでも女の子もの。そこは抵抗があったがことりが睨んで、もとい笑ってくるので仕方なく着替えた。そして最後にカツラを被って少しメイクアップすればあら不思議。
女の子の完成です……
「優くん?女の子は俺なんて使わないよ?」
「………え?」
「そうだよね!あ、そしたら名前も変えたいな」
「お、おいお前ら!」
「だからぁ、女の子はそんな言葉使わないでしょ?」
「そこまで!?そこまで徹底してやるの!?」
「当たり前じゃん!女の子なんだから、ね?」
この、ね?の時のことりの顔はものすごい笑顔だった。もう裏まで見えるほどに笑顔だった。
「は、はい………」
「では優梨ちゃん!」
「………え?それ、まさかお…私の名前!?」
「そうだよ。いい名前でしょ〜?」
「いや、んなこと言われても……「ん〜?」いい名前だなうん!女の子らしいよ!」
逆らえなかった……ことりの、ん〜?、にはものすごい笑顔の中に隠された修羅が見えた。どうやらことりには性的と病弱な時にしか逆らえないらしい。あの時はあんなに甘えてたのに……
と、そういうことがあってその後も全員に弄られた。だが鏡を見てみると、案外女の子っぽくなってることに気がついて驚いた。髪は腰辺りまで長くなっていてしっかりとした黒髪。顔のメイクもしっかりしていて、コーディネートも水色っぽい鮮やかな色の服に少しヒラヒラのスカート。思わず鏡の前で一回転してしまったほどだ。
そのせいでまた弄られてしまったのだが。
そして下校時間になり、帰路に着く。そこで冒頭だ。今は公園で穂乃果と話している。
「全く……皆調子に乗るんだから………」
「えへへ…でも可愛いと思うよ優梨ちゃん」
「そ、そうかしら……?」
「ね、ねえ!優梨ちゃん、なんだよね?」
「え?そ、そう……だけど」
「ゆ、優くんじゃないんだよね……うん。優梨ちゃんさ、ちょっと話聞いてくれる?」
「え?あ、うん。わかった」
「穂乃果ね、二度も皆に迷惑かけて、愛想尽かされたりしてないかなって不安だったの。こんなリーダーでいいのかなとか私はここにいていいのかなとか。でもね、いつも優くんが慰めたり助けたりしてくれて……皆もずっと付いてきてくれて、ほんと穂乃果って幸せ者だよねっ!」
「穂乃果……」
「それにね、聞いたよ?優くんが皆に穂乃果のことを聞いて回ってるって。優くんはいつも自分の事より相手のことだから、心配してくれるのは嬉しいんだけどこっちだって心配になっちゃうよ。でも、嬉しかった。そんなに想ってくれる人が出来たんだって、守ってくれる人ができたんだって」
「穂乃果……こっち向いて」
「え……んん!?」
「ん………ふぅ」
「ど、どどどうしたの優梨ちゃん!?」
「何でこういう時だけ挙動不審になるのよ……穂乃果、私はね穂乃果が大好きなの。いや、愛してるって言った方がいいかもしれない。一生かけても愛してる自信がある。穂乃果……こんな俺、ってわかったからその怖い目で見るな!ゴ、ゴホン!穂乃果……こんなわ、私でも一生隣にいていいかな?」
「うんっ!勿論だよ!」
そして夕陽に照らされながら俺、もとい私と穂乃果はキスをした。
「……女の子って意識すると女同士って途端に恥ずかしくなるわね……」
「そ、それを言わないでよっ!!」
書いてみたかったんですよね女の子同士。つまり百合。うんいいんだけど文才がないせいでイマイチ納得できん……そして次からは予定を変更して一話ほど日常やってから本編に行こうと思います。