ラブライブ!変態お兄ちゃんはμ'sのプロデューサー!?(凍結) 作:流麗なアリス
穂乃果side
私たちは、10月も半ばということで学校帰りに秋葉に寄っています!街はハロウィン一色でいやでもハロウィンの時期を感じさせます。
「うわぁ……すっかりハロウィンだね!」
「なんでも、この街でハロウィンイベントがあるらしいわ」
「へぇ……優くんも行こうよ!」
「…………」
「あ、あれ?優くん?」
見れば、優くんはイヤホンを耳に挿して音楽を聴いていました。
優くんが私たちと歩いてる時にイヤホンを付けるのは少し珍しいことで、普段は穂乃果たちと話せなくなるのが嫌なのか、ほとんど付けないのに。
「優くん!優くーん!」
「………ん?どうした?」
やっと気付いた優くんがイヤホンを片方外して私の方を向いてくれました。それにしても、、、、優くんのイヤホン付けてる姿、カッコよかったなぁ……えへへ。
「なんだお前?気持ち悪」
「酷くない!?っていうか、優くん何聴いてるの?」
「ん?はい」
優くんはスマホを見せてきた。そこには恐らく歌手の名前だろう文字が英語で書かれていた。
わ、私、英語読めない………んだけど。
「ペ、ペティット……ラ……」
「一応読めるんだな。だが残念ながらぷちラビって読むんだ」
「プチ、ラビ?」
「ああ。ほら、聴いてみろよ」
優くんは私に片方のイヤホンを渡してくる。えへ、なんかこうしてるのって恋人みたいかも。
「あ……可愛いねこの歌!」
「だろ?今ハマってる曲でな。でも穂乃果がそういうの好きで良かったよ」
「そういうのって?」
「いやほら、そういう曲とか嫌いな人いるだろ?それだったら嫌だなって思ってさ。偏見とかは持って欲しくないんだよ」
「大丈夫!穂乃果は可愛いと思うよ!それに、ウチにも似たようなのいるしね……」
「あ、それもそうか」
と言って私と優くんは後ろのにこちゃんを見る。
「ん?………何よその妙に安心したような目は」
「い、いや別に………それより穂乃果、俺になんか用でもあったのか?」
「あ、そうだった!実はね、この街でハロウィンのイベントがやるらしいんだけど、それに一緒に行こうかな、って!」
私がそう言うと、優くんの足がぴたりと止まった。
顔を見てみるといかにも何かをしでかしたといった顔をしていた。
皆もそれに気づいて優くんを見る。
「ゆ、優くん?どうしたの?」
「わ、忘れてた……」
「何を?」
「い、いや実はさ……そのイベントに、俺らμ'sが出演することになってるんだよ」
「え………………?」
「いや、つい忘れてて……」
「「「「「「「「「そんな話聞いてない!!!」」」」」」」」」
「んで、どうやらアライズも参加するみたいなんだ」
「もっと早く言いなさいよそういうこと!」
「今回ばかりはすまない……」
突然のイベント参加を聞いた私たちは近くのファミレスで話を聞くことにした。なんでも、数日前にイベントの主催者が優くんに頼みに来たらしい。それを快く受けた優くんだけど今さっきまで忘れてたようです。
「アライズも出るなら今まで通りじゃ行かないわよ。なんかこう……インパクトがあるような、新しさが欲しいわね」
「新しさ……確かにそれは一理あるな。相手は優勝候補。しかもそれに勝たないと俺たちは先へ進めない訳だし。しかし新しさかぁ………」
二人の発言に皆は頭を悩ませた。新しさと一口に言っても中々思いつかないもので、その日は各自アイデアを考えてくるということで解散することにした。
「……………これが、新しさ?」
「凛、ハラショー」
「うぅ……今日も元気に、行っくにゃー!!」
「凛、その調子です」
今の状況を説明しよう。海未が凛になってことりが絵里になって穂乃果が海未になっている。
どうやら皆を入れ替えることで新しさを見出そうとしたらしいんだが、どうも考えが偏ってるような。
「ちょっと凛!それ私のモノマネ!?」
「何それ?意味わかんない」
「ちょ、やめなさい凛!」
「お断りします!」
「ゔぇ!?」
こっちはこっちでまあなんか似てる気はするが。
「希、貴女もやるんですよ?」
「ゔぇ!?え、えっと……」
「あれ〜?真姫ちゃんだけやらないのはズルいにゃ〜!」
「そ、そんなこと!あるわけ、ないやん?」
「希、ハラショー」
なんてカオスなんだ……ことりに至っては絵里の真似がそれしかないのかハラショーしか言わねえし。
「いや〜!今日もパンが美味い!!」
「わ、私いつもあんな感じなの?」
「「「いやそっくりだよ」」」
今度は穂乃果の真似をした希が出てきた。いや穂乃果の真似っつうかパン食ってるだけなんだけど。
その時、ドアを開ける音と共に聞いたことあるフレーズだが声が全く違うあの名ゼリフが聞こえた。
「にっこにっこに〜!あなたのハートににこにこにー!笑顔届ける矢澤にこにこ!青空も、にこ♡」
「グハァっ!?」
「「「「「「ここに来て吐血!?」」」」」」
にこの真似をしてきたのは花陽。普段とは違う姿とその声から発せられるウザくない天使のにっこにっこにー。これで倒れない男子はいないはずだ。
「にこちゃーん?ちょっといいかな〜?」
「邪魔すんな穢れた堕天使が」
「あたしの扱い酷くない!?」
「可愛いは正義」
「理不尽よ!」
と、言い合いしてるところに花陽の格好をした絵里が現れた。うん。中々にロリ感を出せているな絵里よ。これぞハラショーだ。
「た、大変なんですぅ!」
「ん?」
「皆が、皆が………………………変よ」
「うんわかってた」
真顔でそう言う絵里に皆はさすがに苦笑いだった。
その後も、それぞれが部活風の衣装にしてみたり、デスメタル風にして校内を歩くという羞恥プレイをしたりと色々あったが、決定的なものは得られずにいた。
そしてハロウィンイベントの前日。俺たちはイベント会場の下見に来ていた。
「どうしたらいいのかな?」
「結局何もわからなかったわね」
「新しさというのは早々見つかるものでもないんですね……」
新しさ……今思ったら、本当にそれは必要なのか。俺たちは俺たちだからこそのμ'sであり、無理に変える必要はないんじゃないだろうか?
「新しさなんて、必要ないと思うぞ?」
「え?」
「どういうことよ優?」
「そのままだよ。μ'sって個性に溢れてるだろ?何故ここまで違う人物が、いがみ合ってた人物同士が繋がれたのか。それがμ'sなんじゃないかな。俺たちに新しさなんていらないんだよ。俺たちは俺たちのオリジナルを持ってる。だからそのままの姿勢で挑めばいいのさ」
そうだ。無理矢理変えても意味がない。色んな人がいる、それがμ's。それぞれが巡り合ってつながった、それもμ's。そのままが一番新しいんだ。
イベント当日。それぞれが仮装のような衣装に着替えてハロウィン独特の世界観と音楽によって始まったライブは、会場の人も踊っていて楽しそうだった。
「これがμ'sだ。ツバサ」
「へぇ……やっぱり、私たちが危険視するべき存在だと思うわね」
「そうしてもらわなきゃ困る。こいつらは、お客さんを楽しませることよりも自分たちが楽しむことを考えてる。俺がそう教えたからな」
「何故かしら?」
「自分が楽しめないと相手も楽しめないからさ」
「………そうね。だけど、勝つのは私たちよ」
「望むところだね」
さて俺も、ハロウィンを楽しませてもらうとしようか。
気づいた方もいるでしょう。ぷちラビとはごちうさのメンバーで構成されたユニットです。そろそろ二期やるし出したかったんですよね。
さてお知らせです。突然ですが新たに小説を書こうと思います。その作品は夏のアニメにもなった城下町のダンデライオン。急に書きたくなったんですよね。そしてそれからはそっちをメインでこっちをサブで書こうと思います。メインの方もなるべく、なるべく更新速度は速くするつもりなので是非見てください。