ラブライブ!変態お兄ちゃんはμ'sのプロデューサー!?(凍結) 作:流麗なアリス
「素晴らしい!いや実に素晴らしい!!」
俺がなぜこんなにハラショーと言っているかと言うと、目の前の光景が原因だった!そうだ!こいつらが悪いのであって俺は悪くない!
「きゃ!も〜、やったな穂乃果ちゃん!」
「うわっ!ことりちゃん、こそ!」
「絵里ちゃん!覚悟!」
「きゃっ!り〜〜ん〜〜!」
「うわぁっ!も〜絵里ちゃん!」
そう。この状況だ。μ'sの皆が水着でキャッキャウフフと遊んでいるのだ。これだけでもおかずになれるぞ。グヘヘへ……
「またそんな汚い顔して……あの二人に怒られるわよ?」
「あの二人?あの二人って誰なんだ?」
「あの二人は、あの二人よ……」
「ん?誰かな〜?」
「……海未と、絵里よ」
「……やっと、名前で言ったな。いい進歩だ」
「………ふんっ」
「なあ、真姫。お前はこのμ'sが嫌いなのか?」
「……そんなこと、ないわよ」
「だったら、素直になってみろよ。こいつらはお前を既に受け入れてる。後はお前が手を伸ばして掴むかどうかだ」
「なによ……そんな良いこと言っても騙されないんだから」
「なにを騙すんだよ。俺は、真姫に皆と仲良くなってほしいだけだ。μ'sはお前も含めて全員なんだからな。真姫は、欠けちゃだめなんだ」
「………わかったわよ。なんとか、してみるわ」
「うん。それでいいんだ」
真姫は、極度のツンデレだ。メンバーの前でもたまに素直になれないでいる。だから今回の先輩禁止令でもなかなかそれができてないのだ。
「へぇ、にこって料理できたんだな」
「当たり前よ。にこを誰だと思ってるの?っていうか、あんたもできたのね優」
「ああ。俺は凛は作れないし家事スキルも持っといた方がいいかなって思ってな」
俺たちは遊び終わって現在、夜ごはんを作っているところだ。とは言っても、作っているのは俺とにこなんだが。そういえば、買い出しに行っていた真姫と希がなんか雰囲気変わってたんだが、なんかあったのだろうか。
「ほら。できたぞ皆!優お兄さんとにこにー特製のカレーだおら!穂乃果!凛!皿運べ!」
「は、はい!」
「自分でお兄さんって……」
「ほら絵里!ブツブツ言ってねえでお前も手伝え!他の皆もだ!」
『(なんか、急にお母さんみたいになった)』
「ふぅ、食った食った」
「美味しかったよ優くんのカレー!」
「そうか。ならよかったよ」
穂乃果が俺に笑顔で言ってくる。あ〜、この笑顔のためなら俺は死ぬまでカレー作るぞ!
「ちょっと!にこも作ったんだけど!」
「そうだな。にこもいなけりゃこんな美味しいのできなかったぞ?」
「そうだね。にこちゃんもありがと!」
「え、ええ。どういたしまして」
「なあ真姫。ちょっといいか?」
「……別にいいわよ」
凛side
「ん?あれ?お兄ちゃんは?」
「あ、そういえば。真姫ちゃんもいない!」
「あの二人…なにしてるにゃ……」
私は、なにか変な気分になった。別段不思議なことではない。同級生と兄が話してるだけだ。それなのに、なんだろうこの気持ち。モヤモヤする。
「あ!あそこに二人が!」
私は即座に振り向いた。お兄ちゃんと真姫ちゃんが真剣な表情で話している。なに話してるんだろう。
「凛ちゃん、穂乃果ちゃん」
「「希ちゃん?」」
「優くんは今、真姫ちゃんの殻を破ろうとしてるんや。そっとしといてあげて?」
「わ、わかったにゃ…」
それを聞いても、心はモヤモヤしたままだった。
優side
「悪いな。急にこんなとこに呼び出して」
「いいわよ別に。それで、話って?」
俺は真姫を砂浜に呼んだ。真姫の心を、解き放ってやりたかったからだ。
「真姫、いい加減素直になれよ」
「な、なによいきなり。私は普通よ」
「嘘だな。本当は皆と遊びたい。だけどプライドが邪魔して素直になれないんだろ?心を開いてみろって。壁なら俺が壊してやっから。一緒に行こうぜ?皆が待ってる」
「……ふふ。全くあなたって人は。普段は変態なのになんでこんなときだけこんなにカッコよくなるのかしらね」
「それが俺だからな」
「……わかったわ。頼らせてもらうわよ?このグループも、優も」
「ああ!どんとこい!」
これで真姫は大丈夫だ。そう思って不意に後ろを向くと、希と絵里がサムズアップをしていたので俺も笑顔で返してやった。
「本当の、私ね……」
真姫がボソッと呟いていたが俺は聞いてないことにしよう。
「やってきましたこのコーナー!」
「お相手は私と優でやっていくわ」
「私じゃわからないぞ」
「うっ……ま、真姫よ」
「よくできました!」
「あんた覚えてなさいよ……」
「真姫もいい調子に調教できてるな」
「ちょ、調教なんてされてないわよこの変態!」
「お、おい!叩くなよ!」
「うるさい!」
「全く……今回は真姫の心に迫った回みたいに言ってるけど、そこまで真姫の心に踏み込んでないよな」
「それでいいのよ。開いてくれたことには変わりないんだから」
「そ、そっか。ならよかった」
「そ!そろそろ次回の予告するわよ!」
「お、おう!次回、合宿最終戦!もう何でもやっちゃえ!」
「なんて題名よ……」
「知るかよ。って、なんか逆になってる?」
「お楽しみに!」