人身御供はどう生きる?   作:うどん風スープパスタ

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今回は二話を一度に投稿しました。
前回の続きは一つ前からです。


258話 岳羽ゆかりの憂鬱

 岳羽ゆかり視点

 

 ~月光館学園中等部・校門前~

 

「うっはー! テンション上がってきたー!」

「ちょ、やめてよ順平こんなところで。ほら人見てるじゃん! もう、恥ずかしい」

「なんだよゆかりっちー、もっとハジけてこーぜ。何と言っても文化祭だしな!」

「私たちだって先月やったばっかじゃん」

「それはそれ、っつーか自分たちのは演劇とか気になってフルに楽しめなかったって言うか……やっぱお客様の方が気楽っつーかさ?」

 

 はぁ……なんで私、せっかくの休みにこんな奴のお守りをしてるんだろ……

 

「その気持ちは分かる気がするな。素直にイベントを楽しむこと……運営に関係する立場ではどうしても気になってしまうからな」

「ちょっ、桐条先輩までそっち側に行かないでくださいよー」

「ふふっ。心配無用だ、岳羽。伊織も楽しむのはいいが、周囲に迷惑をかけないようにな」

「うっす! もちろんっす!」

「まったく、調子いいんだから。ってか……」

 

 あれ? あとの4人は何処行ったんだろ?

 

「先輩、真田先輩と荒垣さん。あと風花と天田君がいないです!」

「静かだと思えば、どこに行ったんだ? 人は多いがまだ校門前。はぐれるような場所でもなかろうに」

「あー……ゆかりっち? 先輩ら見つけたけど、何やってんだ?」

 

 順平の視線を追うと少し離れた場所で、荒垣さんが天田君と真田先輩にしがみつかれていた。

 風花はその横であたふたしている。

 

「え、本当に何やってんの?」

「大方、荒垣が帰ると言い出したんだろう。元からあまり乗り気でなかったのは知っているが、往生際の悪い奴だ」

「そういや荒垣さんって休学中なんでしたっけ?」

「ああ、少し込み入った事情があってな。しかし今日は休日。休学も正式な手順を踏んだ上でのものであるのだから、堂々と顔を出しても良いだろうに」

「校門前まで来といて今更だと本当に往生際が悪い感じしますねー」

「確かにな。人の目も集まり始めている。迷惑をかける前にさっさと回収してしまおう」

「そうっすね!」

 

 桐条先輩と順平が、4人の方へ向かう中。

 私は皆の背中を見て思う。

 

(何で私、この人たちと文化祭に来てるんだろう……)

 

 

 ……

 

 …………

 

 ………………

 

 

 ~中等部校舎・1F廊下~

 

「ったく、しつこい連中だ」

「まぁそう言うな。2年前まで我々も通っていた校舎なんだ、思い出話の1つ2つしてもいいだろう」

「……目的は葉隠のステージだろ。さっさと見に行くぞ」

「あのっ、葉隠くんのステージは時間が決まってるので。今からはまだ早すぎますよ」

「風花の言う通りっすよ。のんびり回って、なんか食って。時間つぶして、最後に見に行きましょうよ」

「んなのんびりしてて大丈夫なのか? 今のあいつ、これまで以上に注目されてるらしいじゃねぇか。ステージだって場所取りが必要なんじゃ」

「その点は大丈夫です! 僕、近藤さんに連絡して関係者席を用意してもらってますから」

「グッジョブだ天田」

「そうか……」

 

 本当に往生際が悪い。

 場所取りを理由にしてどこか行くつもりだったの?

 そのまま帰るつもりではなさそうだけど、この人そんなに一緒に行動したくないのかな……

 

「もしかして岳羽先輩?」

「えっ!?」

 

 呼ばれて振り返ると女の子が立っていた。

 

 ……誰?

 

 綺麗な子。よそのクラスの子?

 どこかで見たような気はするけれどピンとこない。

 

「ごめんなさい、どちら様でしたっけ……」

「一回しか会ってないし無理もないよね」

 

 失礼を承知で聞いてみると、女の子は仕方ないと言いたげに笑った。

 そして少し顔を近づけ、小さな声で、

 

「夏休みにアクセサリーショップで。デビュー前、葉隠先輩に占いをお願いしに行って、紹介してもらったアイドルの」

「! もしかして久慈」

「わー! っと、それ以上はダメ、お願いします」

「っ!」

 

 そっか!

 

 全部はっきり理解できた。

 どこかで見たと思ったけど、葉隠君ともテレビに出てたアイドルの久慈川りせさん

 今日は“お忍び”ってやつだったわけね……

 

「おーい、ゆかりっちー?」

 

 ヤバ、順平が……

 

「おっ! 誰そのかわいい子。ゆかりっちの友達? 俺はいおブヘッ!」

「秒速でナンパすんなっつーの!」

「な、なんだかいつもより当たりが強くありませんこと?」

「どうしたの? ゆかりちゃん」

「ついて来ないと思えば、こんなとこで何騒いでんだ?」

 

 皆が次々と戻ってきて、人の目も集まってきた。

 これ、マズくない?

 

「移動! とりあえず移動しましょ。こんなところで固まってたら迷惑だし」

「立ち止まっていたのは岳羽だと思うが」

「ん? ……なるほどな。明彦、話は後だ。どこか人が少なく落ち着けるところへ行くぞ」

「美鶴? よくわからんが、そういうことなら良い場所がある。ついてこい」

 

 

 ……

 

 …………

 

 ………………

 

 

 ~空き教室~

 

 事情を察した桐条先輩の指示を受け、真田先輩が案内してくれたのはダンボールが整然と積み重ねられている空き教室だった。部屋は当然、この一帯もお客が入る範囲から少し離れていて、私たちの他にはだれもいない。

 

「ここは災害時の非常食なんかを保管している部屋でな。生徒は本来立ち入り禁止なんだが、鍵が壊れていて入ろうと思えばいつでも入れるんだ。昔はよくサボるのに使ったもんだ」

「……まだ修理されてなかったんだな。俺らが卒業したのは2年前だってのに」

「さ、真田先輩? あと荒垣先輩? 懐かしそうに話しているところ悪いっすけど、後ろ後ろ……」

「後ろ?」

「後ろが何だいお、りッ!?」

 

 先輩たちの後ろには、若干厳しい目の桐条先輩がいた。

 一部のファンにはご褒美だろうけど、私は勘弁してほしい。

 

「お前たちは随分とここに思い出があるようだな。それに明彦はサボりと言ったか」

「む、昔の話だ。そう怒らなくてもいいだろう。なぁ、シンジ」

「授業をサボったことはねえよ。アキも部活であれこれ面倒な時に使ってただけだ」

「……今更言っても詮無き事か……まぁいい。私もせっかくの文化祭に説教などしたくない」

 

 その一言で張り詰めていた空気が解ける。

 次に先輩は久慈川さんへ話しかけた。

 

「久しぶりだな。先月の文化祭では世話になった」

「こちらこそ! おかげさまで、あれから仕事も軌道に乗ってきたところなんです」

「聞いているよ。葉隠からもそれ以外からもな」

「えっとー、すんません。桐条先輩も知り合いっすか? ゆかりっちだけじゃなくて」

「順平さん、まだ気づかないんですか?」

 

 天田君の鋭い一言。

 ここまでの道中に風花や天田君は気づいたみたいだし、 真田先輩と荒垣さんも今の会話で気づいたっぽい。仕方がないから教えてあげますか。

 

「アイドルの久慈川さん。知ってるでしょ?」

「アイドルの久慈川、ってまさか“りせちー”!? えっ、嘘マジで!? 本物!?」

「うるっさい! お忍びなんだから騒がない! てか呼び方!」

「うっ! す、すんません……あ、あと今の呼び方は……」

「あははっ! そんなに慌てなくても大丈夫ですよ。伊織順平さん?」

「!? 俺の名前……」

「葉隠先輩の話によく出てくるから、名前は知ってました。他の皆さんの事も聞いてます」

 

 1人1人名前を確認する久慈川さんは、本当に葉隠君からよく話を聞いているらしい。

 面識のある私と桐条先輩は省かれたけど、的確に名前を当てている。

 

「伊織先輩はさっき私の事を“りせちー”って呼んだでしょ? その呼び方する人、まだ葉隠先輩ぐらいしかいないはずだから、まず間違いないかなって」

「お、おう。アイドルに名前が知られてたって、どう反応していいかわかんねーけど……影虎とは寮で会ったりもするからな! あいつも久慈川さんのことよく話してたし、そのせいで移っちまってた。なんか、ごめんな。馴れ馴れしくて」

 

 順平がそう言うと、彼女は大きく首を振る。

 

「大丈夫。それ、事務所が公式発表した私の愛称だから」

「そっか! じゃあ今後もりせちーで」

「節度は守りなさいよ」

「分かってるって。んで、りせちーは今日、何でここに?」

「敵情視察、かな」

「久慈川さんも僕らと同じで、葉隠先輩のステージを見に来たんですね」

「ちょうどスケジュールにも都合がついたし、前回は文化祭をあんまり楽しめなかったから、きてみたの。メイクと髪型を普段と変えて、ちょこっと変装してね」

「大人っぽいメイクだから、最初わからなかったよ」

 

 風花の言う通り。

 今なら分かるけど、さっきは本当に分からなかった。

 テレビに映ってる姿と印象が違うんだから。

 

「実は私もまだ違和感があるけど……そろそろ気をつけないといけなくなってきたからね」

「にしてもその化粧、ちと派手じゃねぇか?」

「そうですか? 一応バレてもイメージ崩さないように、清楚系でまとめてるんですけど……」

「アイドルとは分からなくても、おかしな連中の目に留まり易いんじゃねぇのか?」

「言われてみれば、人目は引きそうだな」

「テレビとは印象が違っても、美人感は出ちゃってますよね」

「確かに……」

 

 真田先輩と天田君の言うとおりかも。

 オーラが隠せてない、って感じ?

 

「アイドルとか関係なく絡まれるかも?」

「そういえば、チラチラ見られることが何度かあったような……」

「ちっ……おい、美鶴」

「?」

 

 荒垣さんが小声で桐条先輩を呼んだ。

 2人は視線を合わせて黙ったかと思えば、桐条先輩は頷く。

 

「久慈川さん。葉隠のステージを見るという目的は我々も同じだ。もしよければ一緒に行動してはどうだろうか? 男も女もこれだけ数がいれば、不埒な輩も近づいては来ないだろう。万が一何かあっても助けられる」

「あっ、それイイじゃないすか! 先輩」

「そうさせてもらえると私も安心」

 

 反対意見が出ることもなく、久慈川さんは一緒に行動することが決まる。

 すると彼女はおもむろに、荒垣さんの方へ歩いていって……?

 

「今日一日よろしくお願いします。荒垣先輩」

「……なんで俺に言うんだよ。誘ったのは桐条だろうが」

「えー? だって、私を仲間に入ようって最初に提案したの、荒垣先輩でしょ? さっき桐条先輩と目配せしてたし、私のメイクのことに気づいたのも先輩が最初だったし。ちょっと文句をつけるみたいに無愛想な言い方だったけど、私のことを心配してくれたんですよね?」

「なっ!?」

 

 この子……なんかすごい。

 良く知らないはずの荒垣さん相手にグイグイ行ってる。

 てか、珍しく荒垣さんのほうがうろたえるくらいに。

 

「ふっ、良く見ているな」

「どうしたシンジ、顔が赤いぞ」

「うるせぇ! 赤くねぇ!」

「っ! あはは! やっぱり荒垣先輩って、葉隠先輩に聞いてた通りの人みたい」

「あ?」

「りせちゃん?」

「ふふっ、ごめんなさい。ほら、私、葉隠先輩から皆の話を聞いてたって言ったでしょ? それで荒垣先輩は“顔は怖く、態度は無愛想に見えるけど、実は誰よりも他の人の様子を良く見ていて、お節介なくらいにやさしい料理が得意な世話焼き人間だ”って言ってたの。

 怖い顔と無愛想な顔は照れ隠しなんだって」

「「ぶっ!?」」

 

 それを聞いて噴き出す先輩が2人。さらに当の本人は愕然とした様子。

 

「人のいない所でなに適当な事を吹き込んでるんだ、あの野郎……」

「いいじゃないか荒垣。私には全て事実のように思えるぞ。葉隠もよく人を見ているな」

「もう少し正確に表現するために、“ひねくれ者”と“頑固者”も付け足すべきだと思うがな」

「お前ら」

「ふふふっ。荒垣先輩って、なんだか漫画の根は優しい不良みたい。周りに刺々しくふるまって、実は野良犬に餌をあげ「んなっ!? あいつ喋ったのか!?」――へ?」

 

 久慈川さんの言葉が驚いた顔の荒垣さんに遮られた。

 

「……喋った……? 野良犬に餌って、漫画の話ですけど……?」

「お、あ……っ!」

「もしかして、図星っすか」

「荒垣さん、野良犬に餌とかあげてたんだ……」

「しかもその様子を先輩に見られた事があったんですね」

「「ぶふぅっ!?」」

 

 ちょっ! 順平! 風花! 天田君! それナチュラルにトドメ!

 桐条先輩と真田先輩は笑ってないでフォローしてよ! なんか小刻みに震えてるし!

 

「あのー、荒垣、さん?」

「…………帰る」

「ちょっと待った! また始まった! 桐条先輩! 笑ってないでとめなくて良いんですか!? あと真田先輩は煽らないで!」

 

 気持ちは分からなくも無いけど、荒垣先輩の帰宅を阻止。

 皆同じ気持ちみたいで、すぐに先輩や順平たちも止めに入った。

 

 ……なんだか不思議な気持ち。

 

 会長や先輩方も含めて、今年に入ってから急に付き合いが増えたメンバーで。

 葉隠君のステージを冷やかし半分応援半分で見に行こうと決まったのが数日前。

 皆一緒に行動すると、人数が多すぎて動きづらい。

 ステージまではお店側に迷惑をかけるかも……って事でチーム分けをしたのがその翌日。

 その日から、正直複雑だった。

 

 ……違う。複雑だったのはもっと前から。なんだったら、今年に入ってからずっと。

 自分の気持ちを複雑にする原因が、桐条先輩がぐっと身近になってから。

 

 お父さんの事を知りたい。調べるって決めてから、先輩は意識していた。

 だけど、具体的に何をどうするかが分からなくて。素直に聞く事もできなくて。

 そのままどんどん距離だけが近づいてきた。

 

 先輩は聞こうと思えばすぐに声をかけられる場所にいる。

 どこかに呼び出そうと思えばできるだろうし、携帯に電話する事もできる。

 きっと昔の私が今の私を見たら、狂ったように怒ると思う。

 

 ただ一度行動すれば全てがハッキリする。自分の知りたかった事が分かるかもしれない。

 なのに、何を躊躇っているのか。分かっているけど一歩が踏み出せない。

 

 知りたかった事はもう知ってる。

 思いもよらない相手から、全てを聞いたから。

 今、一歩踏み出してできるのは事実の確認だけ。

 彼の言葉が嘘でも本当でも、納得したくない事実が残るだけ。

 

 そして何より、私達の関係はどうなるだろう?

 

 桐条先輩と真田先輩、それに荒垣さんも。

 3人の間に深い信頼関係があるのは、冷静に見ていれば分かる。

 きっと、彼が話していたのと同じ、秘密を共有できる関係だと、なんとなく……

 

 そして今まさに、3人の先輩は仲良く笑い合っている。

 ちょっと前までは、苦手だったはずなのに。

 よく分からない事も多いけど、今では一緒にいるのがあまり苦痛じゃない。

 順平が馬鹿やって、風花が笑って、天田君が生意気言って。

 3人も加わると、なおさら楽しいと感じる。

 

 彼の話を信じるなら、桐条先輩達は何も悪くない。

 実際に先輩達は悪い人じゃないと思い始めた。

 前より気安く話せるようになって。

 知らなかった一面を知って。

 

 この関係にヒビが入るのを、怖いと思っている。

 自分がどうしたいのかが分からなくて、前にも後ろにも進めない。

 だからかな……楽しいのに、心のどこかに何かが引っかかる。

 

「ゆかりっち?」

「っ!? なに、順平?」

「なーにボケッとしてんだよ~。ほら、荒垣さんの“帰る”が終わったから、そろそろどっか行こうって話。こんなとこで時間つぶしてても、もったいないじゃん?」

「どうした岳羽? まさかもうスタミナ切れか?」

「こんだけドタバタやってりゃ疲れもするんじゃねぇか? つか俺も疲れた……」

「だったらどこか休憩できるところに行きましょうか」

「休憩できる所となると、やっぱり模擬店とか?」

「山岸さん、久慈川先輩、僕パンフレット持ってますよ」

「ありがとう天田君」

「おっ、天田君準備がいいぞ! ……定番だけに多いなぁ」

「ふむ。私はお好み焼きに一票だ。作法も事前に調べてきた。テコ、と言う独特の道具で食べるらしいな。使った事はないが、イメージトレーニングは万全だ」

「お好み焼きの、作法?」

「あー、りせちーは桐条先輩のこれ初めてか……つーか先輩、言いづらいんすけど、その食べ方ってたぶん目の前に鉄板がある専門店じゃないとできない」

「なにっ!? で、ではここではどう食べる?」

「普通に箸で食えばいいだろうが。模擬店ならパック詰めが基本だろうしな」

「ちゃんとした店でも食べ方はコテでも箸でも客の好きに食べていい」

「……荒垣はともかく、明彦は嘘をついていないか?」

「何故俺がそんな嘘をつく必要がある!?」

「お前の食事マナーは少々信用できん。以前私が初めて牛丼を頼んだ時、お前は勝手にプロテインをかけただろう。あの時はガッカリしたが、その後ちゃんとした物を食べたら美味だった。葉隠じゃないが、お前の食べ方はどこかおかしい!」

「あれはお前が俺のオススメをと注文したからだろう!」

「食べ方っつーより、おかしいのはアキの味覚じゃねぇか?」

 

 あーあ……まーた喧嘩が始まった。

 喧嘩するほど仲がいいって言うし……本当、仲いいなぁ……

 

「はいはい! こんな事してるとどんどん時間なくなりますよ! とりあえずここから出て歩きましょ!」

 

 放っておくと何時間でもこ続きそうなやりとりを強引に打ち切って、無理やり動いてもらう。

 

 まったく……本当に楽しいんだか苦しいんだか……不思議な気分。




岳羽ゆかりは桐条たちと中等部の文化祭を見に来た!
岳羽ゆかりは久慈川りせと再開した!
久慈川りせが仲間になった!
荒垣真次郎が墓穴を掘った!
桐条美鶴がポンコツ化した!
岳羽ゆかりは微妙な表情でそれを見ている!
桐条美鶴個人への敵意や苦手意識はだいぶ薄れているようだ……

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