艦これ 粒子の光る先で   作:神風 刹那

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 遅くなりましたが、第2話です。


第2話 初戦闘

演習場

 

 宿毛湾内に設定された演習場にて、艦娘達が艤装を装備して仮想敵相手に演習を実施していた。

 俺にあっては、水上に立つことはできないため、ゆきなみ型イージス艦の艦橋から様子をみている。このイージス艦は妖精によって改造が施されており、コンピュータ制御により乗組員は俺と妖精だけだ。

 

日置「これなら実戦も問題ない・・・・かな?」

 

 すこし危ない感じがするやつもいるが、練度的には問題なく、特に、重巡や空母系が高いようだ。

 

日置(まあ、これから見ていけばいいか・・・)

 

 そのとき、緊急を告げるサイレンが鳴り始め、海上の艦娘達もサイレンを聞いて、ざわつきだした。

 

大淀「提督!土佐清水沖南方約60海里の位置に敵艦隊の反応を捕捉しました!」

 

日置「了解した。敵艦隊の編成はわかるか?」

 

大淀「軽巡1、駆逐艦4です」

 

日置「そうか・・・」

 

日置(実戦での動きを見るのにちょうどいいか・・・)

 

天龍「おい、提督!俺に行かせろ!!」

 

日置(天龍か・・・動きをみるかぎりには問題ないか・・・)

 

日置「分かった。天龍を旗艦として、龍田、吹雪、白雪、磯波で行ってくれ。ただし、この前言ったことは必ず守れ!」

 

天龍「わかってらあ!じゃあ、いくぞ!」

 

といって、天龍を旗艦とした艦隊が向かった。

 

日置「よし。鳳翔さんはここに残ってくれ。他の者にあっては、泊地周辺の警戒に回るように」

 

鳳翔「わかりました」

 

他艦娘「「了解です!!」」

 

 

海洋上

 

龍田「もうすぐかな〜」

 

吹雪「電探に感あり!敵艦隊です!」

 

天龍「よっしゃ!行くぞ、お前ら!!」

 

 天龍を先頭に敵艦隊へと走っていく。

 

磯波「有効射程距離まで、あと少しです」

 

 じわじわと敵艦隊との距離が近づいていく。

 

天龍「砲雷撃戦よーい!」

 

 旗艦である天龍の掛け声とともに、砲門を個々に敵艦へと向ける。

 

天龍「撃てええええ!!」

 

 幾つもの砲弾が敵艦へと発射される。だが、敵艦はこの砲撃は予想ずみのようであり、すべて避けた。そして、敵艦からも砲撃が始まり、こちら側にも水柱があがる。

 

白雪「きゃあ!」

 

吹雪「白雪ちゃん、大丈夫!?」

 

白雪「大丈夫です。近くに着弾したので・・・」

 

 相手の方が、戦力的には低いが、練度は高いようだ。少しずつであるが砲撃が修正してきている。

 

天龍「おらおらおらああ!この天龍様が相手だあ!」

 

 駆逐艦イ級、大破。

 

龍田「さ~て、死にたい船はどこかしら?」

 

 駆逐艦イ級、轟沈。

 軽巡姉妹のおかげで、残り2隻になった。

 

天龍「よっしゃあ!残り2隻は、俺だけでやってやるぜえ!」

 

磯波「えっ!?て、天龍さん!?」

 

 天龍が、刀を構えて突撃していくが、それは相手を侮り過ぎた。

 

天龍「おらあああ!」

 

 軽巡ホ級相手に刀を振り下ろしたが、それを駆逐艦イ級が身を挺して庇った。

 

天龍「なっ!?」

 

白雪「天龍さん!危ない!!」

 

 天龍が射線上にいるために援護砲撃もできず、イ級により体勢の崩れた天龍にホ級の5インチ砲が向けられる。

 

 

天龍(ちくしょう・・・こんなところで終わりかよ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

九九式艦爆妖精「モクヒョウホソク、バクゲキカイシ!」

 

 

 

 

 上空より急降下してきた九九式艦爆隊による爆撃が、ピンポイントでホ級を襲う。

 

 

 

演習場

 

日置「鳳翔さん、一つお願いがあります」

 

鳳翔「なんでしょうか?」

 

日置「艦爆隊を発艦させて、戦闘海域上空で待機してもらっていてかまいませんか?」

 

鳳翔「わかりました。それで、私を残したんですね?」

 

日置「はい、用心にこしたことないので・・・

 

 鳳翔は納得した様子で、弓を構え、矢をつがえた。

 

鳳翔「風向きよし・・・航空部隊発艦はじめ!」

 

 空へと放たれた矢が、複数の九九式艦爆へと姿をかえ、飛んでいった。

 

 

海洋上

 

吹雪「九九式艦爆・・・鳳翔さん!?」

 

龍田「天龍ちゃん、ダイジョーブ?」

 

天龍「大丈夫だ・・・」

 

近距離での爆発に巻き込まれたが、損傷は少ないようだった。

 

白雪「泊地から入電。敵艦隊の反応消失、索敵警戒を厳として帰還するようにとの命令です」 

 

天龍「了解した・・・全艦帰還する・・・」 

 

天龍(・・・俺だけでは勝てなかった)

 

龍田「天龍ちゃん、そんなに気を落とさなくていいわよ」

 

天龍「ああ、わかってる」

 

 

 

 

提督室

 

日置「お疲れ様。突然の任務だったが、よくやってくれた。十分に休んでくれ」

 

艦娘達「わかった『ました』」

 

 天龍は、不満そうに何か言いたそうだが、龍田に促され執務室を出て行った。

 

日置「ふう・・・もっとなんか言えればいいんだけどな・・・」

 

 今回の戦闘は、急遽の編成にしては良かったが、かなり運によることが多かった。これからの課題が見ることができたと言えば、いいが、一歩間違えれば天龍を失っていた。

 

日置「俺は、提督なんて責任が大きい役職なんて向いていないんだが・・・あの大将・・・」

 

 そういいつつ、上着を脱いで、椅子に掛けた。

 

日置「はあ・・・まあ、なんとかするか・・・」




 お久しぶりです。
 物語では、宿毛湾ですが、ラバウルで提督やっています。(春イベ一つもクリアできないほどの無能提督ですが・・・)

 この物語の設定は、一つの話数をつかって示したいとおもいます。(以前別の作品では、やらない方が良いと教えてもらいましたが、自分的に別個でやったほうがやりやすいので・・・・)

では、また次回に
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