艦これ 粒子の光る先で   作:神風 刹那

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宿毛湾泊地日常?


第3話 日常?

宿毛泊地執務室

 

日置「はあ・・・・」

 

 ここでの初戦闘から1週間たち、新体制となった宿毛湾泊地も穏やかになってきた。

 しかし、提督という役職は何も起きなくても面倒で、本部から送られてくる大量の書類を処理していかなければならない。

 まして、この宿毛湾泊地は補給ラインの拠点の為、3日に1回くらいの割合で船団が立ち寄り、それに対する書類も多数出てくる。

 パソコンは使えるため、手書きではない分楽だが、それでも量が多い。

 

鳳翔「まあ、提督。お茶でも飲んで一度休まれてはどうですか」

 

 鳳翔は、この宿毛湾泊地では最古参であることから、一定期間秘書艦をお願いしている。(歳も同じだし・・・)自分がちょうど休もうと思った時に声を掛けてくれたり、お茶を出してくれている為、すごくありがたい(時々、心を読まれているのではないかと思うこともあるが・・・)

 

日置「そうですね・・・そうします」

 

 俺は、パソコンをスリープにしてソファーに腰かけた。鳳翔もお茶を出しながら、向かいの席に腰かけた。

 

鳳翔「そう言えば、提督はここが初配属なのですか?」

 

日置「まあ・・・そうですね。わからないことだらけなので、忙しい中すみませんが、もう少し秘書艦おねがいし  ます」

 

鳳翔「いえ!私なんかでよければいつまでも・・・」

 

 少し顔を赤らめながら答える姿を見れば、やはり年頃の女の子なのだろうと思う。

 

日置(だからこそ・・・)

 

鳳翔(?提督の顔が一瞬、悲しそうに・・・・)

 

 

「ドッガアアアーーン!!」

 

 

 その時、突然部屋全体を揺らすほどの爆音が鳴り響いた。

 

日置「敵襲か!?」

 

鳳翔「提督、演習場の方向からです!」

 

日置は鳳翔と共に演習場へと向かった。

 

 

演習場 

 

 

夕張「あちゃー。これはやばいかも・・・」

 

 夕張が見る先では、倉庫が勢いよく燃え上っていた。そして、陸から水上ボートに乗ってくる提督の姿が見える。

 

夕張「射程が飛躍的に伸びたのは良かったけど、これは伸びすぎ・・・」

 

 夕張は実験兵装巡洋艦としての役割があることから、選ばれる女子も機械いじりが好きな子になる傾向にある。そして、これはここの夕張にも当てはまり、今日も新型連装砲の試射をしていたのだが、想定以上に射程が長く、的の遥か先にある備蓄倉庫に直撃したのだ。

 

日置「君か・・・」

 

夕張「新型連装砲の性能を直接確かめたくて・・・すみませんでした!!」

 

日置「まあ、悪気がなかったのはわかるが・・・」

 

 しかし、備蓄倉庫が燃えている・・・そちらには鳳翔さんが行ってくれているから、なんとかなるとは思う・・・というかなんとかなってほしい。

 

日置「はあ・・・しかし、新型連装砲なんて何時配備されたんだ?そんな話聞いていないが?」

 

夕張「いえ、私と妖精さんで開発したんですよ。15.2cm連装砲を改造して、15.2cm連装砲改を開発したんで  す」

 

日置「そういうことか・・・」

 

 すると、九六艦戦が1機こちらに飛んできて、光信号を送ってきた。

 

日置「鳳翔さんからか・・・・けが人等なしか・・・」

 

 その言葉に夕張も肩をなでおろした。

 

日置「まあ、けが人がいなくてよかった。でもまあ、今は倉庫の処理をしないといけないな・・・もちろん夕張がだよ」

 

夕張「うっ・・・わかりました」

 

日置「まあ、俺も手伝うさ・・・というか、全員総出でやらないといけないが」

 

夕張「すみませんでした・・・」

 

 それから、泊地にいる艦娘と妖精さん総出で5時間かけて、破壊された備蓄倉庫を更地に変えた。本来であれば、明日まで持ち越すと思っていたが、利根が的確に指示してくれたおかげで予想以上に早く済んだ。

 

日置「利根って監督に向いているな・・・」

 

利根「まあ、これでも吾輩は艦娘になって長いからのう・・・ここの前にいた鎮守府ではよう空襲を受けていたか  らのう。手慣れてしもうた」

 

日置「そういうことだったのか・・・すまない」

 

利根「なぜ、謝るのじゃ。・・・まあ、艦娘になったときからそういうのは覚悟しておったから大丈夫じゃ」

 

 利根はそんな風にいっているが、空襲をよく受ける鎮守府といえば、ラバウルやトラック泊地などの前線にある鎮守府である。ここにいたということはかなり厳しい戦いを生き延びたということであり、すなわち仲間が沈むところも見ているということだ。

 

利根「にしても、そんなことで謝ってきたのはお主が初めてじゃ。まあ、これからよろしく頼むぞ」

 

日置「わかってる」

 

 そう言葉を交わした後、利根は筑摩達に呼ばれて宿舎の方へと走って行った。

 

日置「はあ・・・さて、俺は残りの書類を終わらせようかな。あと、夕張への罰も考えないと・・・」

 

 そして、俺は執務室にむけて歩き出した。

 後日、夕張には1週間、鳳翔さんの手伝いをさせるという罰を伝え、働いてもらった。




 どうもです。今回は、ちょっとした日常についてです。日常なのかと思われるかもしれませんが、それはあしからず・・・

 次回は、戦闘をいれて、シリアスになるかもしれません。

                       (翔鶴が手に入らないよおおお!!)
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