光side
次の日、亮介と俺は残りの二人を勧誘するために他のクラスに来ていた
「白洲、野球部に入ってくれないか?」
「頼む」
「わかったよ」
俺たちが頼むと、白洲は快く引き受ける
「そういえばもう一人の男子は?」
「あいつなら……って、いないな。トイレか?」
亮介がもう一人の所在を聞くが、教室にいないようだ
「それじゃあ次の休み時間も来るから、そいつに一応伝えるだけ伝えてもらっていいか?」
「ああ」
俺の言葉に白洲は快く返事をしてくれた
そうして俺たちは自分たちの教室に戻った
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昼休み
今までの休み時間、白洲のクラスにずっと行ってみたがもう一人の男子生徒に会えずじまいだった
今度こそはと思ってきてみたが、またいなかった
「すまない、一応伝えたんだが」
「いや、白洲が謝ることはないさ」
もう一人のやつは一向に会えないな
やりたくないにしてもできれば本人の口から聞きたいな
「あの……」
「ん?」
白洲を連れて他のメンバーと食事に連れて行こうとすると、一人の女生徒に声をかけられた
「あなたたちって野球部を作ろうとしてる人たち?」
「ああ、そうだが」
「ちょっといいですか?」
うーん、なんの用かは知らないけど白洲を他のメンバーのところに連れていかなきゃならんし
「白洲なら俺が連れて行くからはなしして来たら?」
俺が迷っていると、亮介提案してくる
「サンキュー」
「別に。こっちはちゃんと伝えておくよ」
亮介はそういってくれるが白洲を連れて行ってくれたが、黒い笑みを浮かべてたよな
まあ、気にしてもしゃあないか
「それで何の用?」
「えっと、さっき青葉君---もう一人の男子生徒を野球部に誘おうとしてたでしょ?」
「ああ」
この子は一体何を言いたいんだ?
「お願いします。青葉君を野球の道に戻してください」
「えっと、どういうこと?」
いきなりの言葉に俺は困惑してしまう
そして詳しくそのことについて教えてもらった
「-―――なるほどな。話してくれてありがとう。それじゃあ二つほど頼みたいことがあるんだけど」
「えっと、何?」
「まずは青葉を放課後、教室に居残らせてくれ。話がしたいから」
俺の言葉を聞いて女生徒はうなづく
「それじゃあもう一つは?」
「ああ。名前教えてくれないか?」
俺がそういうと、女生徒はこける
名前がわからなきゃ交渉にも使えないからな
「小山。小山雅だよ。それで君は?」
「赤川光だ。それじゃあよろしく」
雅にそう告げて俺はみんなが待ってる屋上に向かう
……みんなまだ残ってるかな
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「すまん、遅れた」
俺が屋上に行くと、まだ全員いた
「ちょっとどういうこと!」
「どういうことでやんすか!」
俺の姿を見た瞬間、あおいと矢部君が詰め寄ってくる
「お、遅れたのは悪かったが、亮介に理由を伝えてもらうように……」
「俺はちゃんと言ったよ」
じゃあ一体何について二人は怒ってるんだ?
「「女の子に告白されたってどういうこと!?(どういうことでやんすか!?)」」
「……what?」
二人の言葉に俺の思考は追い付けなかった