新世紀ヱヴァンゲリオン ~アナザーシンジ~   作:kageto

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もうあれですね。ISDS書かないでなにをやってるんだと。

思ったよりも長くなった。
この話でアニメ第01話部分が終了です。次からは第02話部分かな。
完全にアニメに沿って進むわけではないとあらかじめ宣言だけはしておきます。


第04話 使徒、襲来

 戦う前に死ぬんじゃないか?純粋にそう思ったよ。何この『エルシーエル』って液体。肺に満たされれば呼吸できますっていうけどさ。怖すぎるよ。中学生の子供でも知ってる常識。『人間は水中で呼吸できない』これは絶対だと思うんだ。そしてなにより

 

「きもちわるい」

 

 味が最悪。これはあれだ、素人がステーキで初めてレアで仕上げようとして、何をトチ狂ったか完全生で血が滴りまくってる状態で出してきたのを食べたときに似てる。まぁその素人は数年前の僕なんだけどさ。あの時は即効で吐き出して焼きなおしたよ。若い日の思い出ってヤツだね。まぁまだ若いんだけど。

 

『ごめんなさい。LCLは成分の関係上味をどうこう出来ないの。申し訳ないけど慣れてちょうだい』

 

「善処します」

 

 今度すっぽんの血でも飲んで味に慣れてみようかな。すっぽんの血なんて飲んだこと無いけど、エルシーエルも血の味に似てるし、すっぽんの血も動物の血だし、なんとかなるかな。きっと。普通はなれるようなもんじゃないんだろうけど、血の味なんて。

 

『マヤ、このまま続けてちょうだい。シンジ君、これから視界が急激に開けます。驚かないでね』

 

 つないだままの通信回線から赤木さんの声が響く。こちらの様子は音声じゃなくて映像で確認されてるらしいので、少し大きめにうなずくだけにする。口の中のエルシーエルが気持ち悪くて、あまり言葉を出したくない。

 

 そんなことを考えてたら、ホントに急激に視界が広がった。プラグとかいう、この円筒状の搭乗スペースの壁面が全部スクリーンになった。この技術でプラネタリウムとかやったらすごそうだな。とか思ったのは秘密にしておこう。子供っぽすぎる。

 

 

 それから大体30分くらい、格納庫の中で手を動かしたり、軽く足を動かしたりして操縦方法の確認をしていたら

 

『通達が来たわ。指揮権がネルフに移ったわ。シンジ君これから出撃になります。心の準備だけしておいて』

 

 いや、準備だけならもうとっくにですよ。こんなのに乗ってる時点で準備万端ってヤツです。

 

『日向君、ミサトは?――まったく、どこで油売ってるんだか。日向君、作戦立案、指揮、両権をあなたに委譲します。技術的オブサーバーとして私がフォローに入るわ。よろしいですね』

 

『それでかまわんよ。私も碇も口は出さん。存分にやりたまえ』

 

 あ、知らない声だ。結構なおじいさんみたい。これで声を聞いたのは、赤木さん、父さん、マヤさん、ヒュウガさん、アオバさんに続いて六人目かな。名前は後で赤木さんに確認しよう。

 

『シンジ君、日向だ。これから発進になる。モニターの片隅にマップが表示されるから、使徒との位置関係にだけは気をつけて。それと』

 

「ケーブルには気をつけろ。ですね」

 

『そうだ。こちらも兵装ビルなどで援護をするが、基本はエヴァが主力だ。頑張ってくれ』

 

 うん。きっとこの人はお人よしだ。声色というか雰囲気というか。間違いない。

 

『エヴァンゲリオン初号機、発進』

 

 体に急激な圧力がかかる。これが戦闘機パイロットとかが感じる『G』ってやつか。きつすぎるだろ。

 

 ビルの陰に射出されて、隠れながらマップを参考に使徒を覗き見る。

 

 埴輪みたいな顔をつけた使徒がこちらに向けて手を差し出していた。手のひらにはピンクの光。

 

 

 

 

「あ、死んだ」




次回、『見知らぬ、本部長』



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