新世紀ヱヴァンゲリオン ~アナザーシンジ~ 作:kageto
この更新頻度で、完結するのはいつになるんだろう?
青葉さん同席で簡単な検査をうけた。検査といっても、怪我の具合よりも精神的な検査みたいで、いろいろと質問をされただけだったけど。精神検査必要になるものに子供乗せたんだ。
そして現在、車椅子に乗って青葉さんに押されながらジオフロントの赤木さんのところに来ていた。
父さんが来ているから会うか聞かれたけど、断った。ロクデナシになってしまった父さんに会う心構えなんて出来てない。
父さんがロクデナシになったのって、僕が産まれるより前だったりしないよね?もしそうだったら母さんが不憫すぎる。不憫なのは僕も一緒か。
父さんロクデナシ期間問題に頭を悩ませてたら、疲れてると思ったのか、青葉さんがジュースをおごってくれた。こんなにイイ人もいるのに、うちの父さんはなんでロクデナシなんだろう。
グレープジュースのはずなのに、微妙にしょっぱい気がした。気のせいだよね。
技術開発部技術局第一課 なんてプレートの貼ってある部屋で待ってた赤木さんは、疲れた顔をしながらも、僕に「お疲れ様」と「ありがとう」を言ってくれた。
第二にいた時に聞くことがなかった言葉だったから、泣きそうになったのは心にしまっておこう。
「最初に、昨日の戦闘の記録を見せるわね。シンジ君がどこまで覚えてるのかの確認もしたいの」
そう言って赤木さんが昨日の戦闘記録をいくつものパソコンのモニターで流し始めた。
プラグの内部に僕が座ってる映像。青葉さんや赤木さんたちが忙しそうにパソコンを操作をしている映像。使徒とかいう怪獣が街を歩いてる映像。僕が操縦した紫色のエヴァンなんとかっていうロボットの格納庫?にたたずんでる映像。他にも色々な所の映像が同時に流れている。
僕の記憶の終わりが近づいてきた。
『エヴァンゲリオン初号機、発進』
あ、エヴァンゲリオンね。エヴァンゲリオン。噛みそうな名前だよ。あと、あのメガネの人が日向さんなのか。赤木さんの近くにいるのがマヤさんかな。
『あ、死んだ』
実際に声に出てて、記録にも残ってたんだ。
プラグ内部の映像が消えちゃった。僕が覚えてるのはここまでかな。
「ここまでしか覚えてないです」
そう申告すると、「わかったわ。けど、このまま続けるわね」という返事が来て、続きを見ることになった。
映像の中で、マヤさん(仮)が僕の名前を何度も読んでる。それでもキーボードをたたくのを止めないのはすごいと思う。
『……』『…』
映像の中のエヴァンゲリオンは僕が気を失ってるはずなのに、見事に戦ってた。戦ってるの、か?猿か何かが狩りをしてるみたいに、跳ぶわ跳ねるわ、がむしゃらにぶんなぐるわ、すごいことになってる。日向さんが『暴走?!』とか言ってる。勝手に動くなら僕いらないんじゃないかな。
最後は爆発。十字架みたいな爆発って、どういう爆発なんだろう。
あと、あの爆心地に僕いたんだよね?なんでエヴァンゲリオンと僕無事なの?
街の映像に、爆心地からエヴァンゲリオンが歩いて出てきた。この映像だけだったら、エヴァンゲリオンの方がヒーローアニメの敵キャラだよね。
『パターン青、消滅を確認』
マヤさんの声が流れたところで再生は終わった。
『勝ったな』『あぁ』
マヤさんの叫びに埋もれてた言葉。聴き逃せばよかった言葉。
父さん。本当にサードインパクト起こそうとしてるの?
そう、思える言葉だった。
次回、『見知らぬ、天井』
誤字脱字などあるようでしたら報告いただけると幸いです。
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