新世紀ヱヴァンゲリオン ~アナザーシンジ~ 作:kageto
新劇場版はたまに見るんですが、TV版も見返そうかと思います。
改めて思うのは、エヴァって1話あたりに話詰め込みすぎじゃない?
鳴らない電話って、訓練パート→学校パート→シェルターパート→戦闘パート→学校パート。
この作品だとかなりカットしてるけど、エヴァの二次創作が長くなる理由がわかる気がする。
第08話 鳴らない、お腹
第3に来て2週間が経った。
学校もこっちの中学に転校手続きがあって、数回だけ行った。前の学校とそれほど環境が変わらない。ぶっちゃけて言ってぼっちだ。僕にコミュニケーション能力なんてすぐれた才能はない。
それにエヴァの操縦訓練が忙しすぎて学校にほとんどいってない。勉強は夜に日向さんとマヤさんに見てもらってる。文系の日向さん、理系のマヤさん。赤木さんの教え方は難しすぎてわからなかった。天才の言葉は凡人に理解できないらしい。青葉さんとの共通認識だ。
首のむち打ちが治ったころに、葛城作戦部長さんと初めて会った。
この人とは無理。クラスに必ず一人いるしきりたがり女子と同じだ。こっちを心配してる風だけど、自分のことしか考えてないタイプ。絶対に合わない。
けど結構偉い人らしい。そのせいで学校に通うはめになった。赤木さんは時間の無駄って言ってたけど。正直僕もそう思う。
「アレの猪突猛進は学生の頃からだから諦めたわ」って言ってタバコの煙を吐く赤木さんの目は遠くを見てた。
で、今何してるかっていうと。
『目標をセンターに入れて、スイッチ』
敵を認識したら反射的に銃が打てるようにする訓練だそうだ。ある程度成果が出たら、敵味方の識別が反射的にできるようにする訓練になるらしい。
ちなみに今のこの訓練の前に、とっさに隠れる時にケーブルを破損、パージさせない訓練をさせられた。
後二人いるパイロットたちが10年かけてやっていたことを最低ラインまで詰め込めるだけ詰め込むらしい。
インドア派の人間には身体を動かさない、コレみたいなシミュレーション訓練はありがたい。そのうちやるらしい格闘訓練が憂鬱でしかない。
「お疲れ様。シンジ君」
私服に着替えて赤木さんの所に行くと、こちらに視線を向けることなく声をかけられた。部屋に入る時の音がしなくてもだれが入ってきたのかわかりそうで怖い。
「どう?訓練は。こちらで取ってるデータだと順調だけど」
赤木さんがイスごとくるりとこちらを向いて、足を組みながら聞いてきた。
赤。大人だ。
「最初よりは出来てるのかなって思います。だけど実感があまり・・・」
この前の使徒もなにもしないまま一撃で気絶しちゃったから、あのシミュレーションの使徒の動きについていけるぐらいで何とかなるのか分からないんだよね。
「まぁそうよね。でもやっておいて損になる訓練じゃないそうだから、がんばって」
赤木さん曰く、作戦部の提案した訓練らしい。
「それよりも、シンジ君。あなた最近ちゃんと食事してる?」
「なんか食欲がわかなくて、少ししか…。すみません」
最近お腹が鳴らない。お腹すいてる気がするんだけど、食べようって気にならない。
「ストレスかしら。ちょっとまってね」
「マヤ?作業を下に割り振ってこっちに・・・。いえ、私の仮眠室に来てちょうだい。途中で労務によってストレスチェックテストのデータ貰ってきて。私じゃないわよ。シンジ君。そう。おねがいね」
さてと。赤木さんはそう言って僕の手を取った。
「ミサトに捕まる前にいきましょう。彼女に捕まると面倒なのよ。体育会系だし」
確かに体育会系のあの感じは勘弁してほしいけど、葛城さんが赤木さんの事親友って言ってたような・・・。
次回、 『鳴らない、警報』
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