ハンバーガー屋のピエロと問題児が異世界から来るそうですよ?   作:れんにゅう

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はい!2話が書き終わりました!!
今回は最後らへんが少し真面目になってしまいましたが、今作はギャグをたくさん出したいと思います!


ドナルド異世界に来ちゃったよ!

「わっ」

 

「きゃっ!」

 

「おっと!」

 

「アラァー!」

 

ドナルドの視界が公園からぐるりと変わって驚いちゃったよ。周りには女の子が2人と男の子が1人それに猫が1匹だね

ここってまさかお空かな?いきなりこんな高いところに移動してどうなってるんだろう

ドナルドは周りを見渡してこのままだとこの子たちが危険だとわかった。いくら下が湖でも絶対安全って保証はないよね

 

「さて、移動するよ!せーの、ランランルー!」

 

「えっ?」

 

「ヤハハ、おもしれぇ」

 

ドナルドはその場で体勢を立て直して手を叩いた。そしたら瞬きの一瞬で湖の近くの地上に着地していた

3人とも無事でよかったと思い、そこに隠れている子はあとで話しかけようと決め、まずはこの3人に挨拶をしようと考えた

 

「し、信じられないわ!まさか問答無用で引き摺りこんだ挙句、空に放り出すなんて!」

 

「右に同じだクソッタレ。場合によっちゃその場でゲームオーバーだぜコレ。石の中に呼び出された方がまだ親切だ」

 

「いえ、石の中に呼び出されては動けないでしょう?」

 

「俺は問題ない」

 

「そう。身勝手ね」

 

「此処...何処だろう...」

 

「(お嬢、無事でよかったの...)」

 

「世界の果てっぽいものが見えたし、どこぞの大亀の背中じゃねえか?」

 

「ドナルドもこれにはびっくりだよ」

 

猫を抱きかかえてる少女の呟きに学ランの少年が応え、世界を旅しているドナルドでもこんな体験はしたことがない、そして次に、学ランの少年が口を開いた。

 

「まず間違いないだろうけど、一応確認しとくぞ。お前達にも変な手紙が?」

 

「そうだけど、まずは"オマエ"って呼び方を訂正して。私は久遠飛鳥よ。それで、そこの猫を抱きかかえている貴女は?」

 

「…春日部耀、以下同文」

 

「そう、よろしく春日部さん。次に、野蛮で凶暴そうなそこの貴方は?」

 

「高圧的な自己紹介をありがとよ。見たまんま野蛮で凶暴な逆廻十六夜です。粗野で凶悪で快楽主義と三拍子そろった駄目人間なので、用法と用量を守った上で適切な態度で接してくれよ、お嬢様」

 

「そう。取扱説明書をくれたら考えてあげるわ、十六夜君」

 

「ハハ、マジかよ。今度作っとくから覚悟しとけ、お嬢様」

 

なにやら楽しく話しているね、あんなに楽しく子ども達を見てるとドナルド嬉しくてダンスを踊っちゃうよ

 

「それと、そこでなんでかダンスを踊ってるピエロの貴方...私たちをここに移動させてくれたのは貴方よね?」

 

ドナルドが踊っていると、お嬢様って感じの女の子が話しかけてくれた

 

「その通り、あんなところから落ちたら危ないからね、3人とも無事でよかったよ」

 

「ええ、それは感謝しているわ、それであなたのお名前は?」

 

「おっと言い忘れていたね、ドナルドの名前はドナルド・マクドナルドって言うんだ!」

 

「そう、ドナルドさんね。よろしくお願いするわ」

 

自己紹介をしていたそんな彼らを物陰から見ている人物がいた

 

「(なんか問題児ばっかりみたいですね...それに1人は明らかに変ですよ!年の差が大きすぎます!)」

 

物陰から見ていたその人物は、彼らが自分に協力する姿がまったく想像できなかった

 

 

 

 

 

 

 

「んで呼び出されたのはいいけど、なんで誰もいないんだ?そろそろ説明役が出て来てもいい頃だろうが」

 

「そうね、説明無しじゃ動きようがないものね」

 

「…この状況で落ち着きすぎているのもどうかと思う、あとドナルドさん何してるの?」

 

「ドナルドは今、ダンスに夢中なんだ。ほらね!」

 

(ごもっともです!!もう少し慌ててくれないと...ってなんでこの状況でダンスなんて踊っているんですか!?)

 

「なんで、今なのかしら..」

 

「いいじゃねぇか、おもしろいからな」

 

「はぁ...もういいわ...」

 

「たく、仕方ねぇ、そこの隠れて....」

 

ぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ.....

 

 

 

 

 

十六夜君がなにか喋ろうとした時、十六夜君のお腹から音が聞こえた。元気のいい音だね

 

「ちっ...そういや飯まだ食べてなかったぜ」

 

「そういえば私もまだだったわね」

 

「私も...」

 

「お腹が減っているのかい?それはいけないことだ!ちょうど周りは自然がいっぱいだし楽しい楽しいご飯としよう!」

 

「おいおい、冗談は顏だけにしてくれ。俺たちは今、ここに来たばかりだぜ?そんな状態で食べ物なんて持っているわけねぇだろ?」

 

「それもそうね...でもこのままだと空腹で死んでしまうわ」

 

「大丈夫さ!ドナルドがいる限り子どもにそんな思いはさせないよ!」

 

ポケットから多めのブルーシートを出して、木の側にひく。

そして、次にポケットから紙袋を取り出し、中身を出した

そこには、ハンバーガーが3個、ポテトMサイズが3個、チキンナゲットが3箱、ジュースが3個、猫用に小さいチキンナゲットが1箱が並び立った

その場で起こったことに、3人は驚いていた

 

「おいおい、そのポケットはいったいなにもんだよ。質量どうなってやがる..だが、今はそんなことどうでもいいか!まさかこんなところでハンバーガーが食えるなんてな!」

 

「ハンバーガー?それってなにかしら?」

 

「飛鳥はハンバーガー知らないの?ハンバーガーはハンバーグにレタス、玉ねぎをパンを挟んだ食べ物、すごくおいしい」

 

「そ、そうなのね。初めて見たけど...肉の香ばしい匂いでとても美味しそうだわ」

 

「ハンバーガーを食べたことないなんてお嬢様人生の半分を損してるぜ」

 

「まぁまぁ。そんなことはいいから暖かいうちに食べて!」

 

こうして、この場は楽しくピクニック的な雰囲気になった。子ども達が笑い、喜び、幸せそうな笑顔を見るのがドナルドにとってとても幸せなことだった

 

 

 

 

 

 

 

だが、お忘れでしょうか?ここに、この香ばしいいい匂いがしても、あの場に出れない人物が一人いるのを....

 

「(うぅ...とてもいい匂いです..黒ウサギもおなかが減ってきてしまいました...でもなにか出にくい雰囲気ですし....)」

 

木の端からひょこっと楽しそうにしている所を覗いて、匂いだけしか楽しむことができなかった

 

 

 

 

 

「ふぅ、やっぱりうめぇなハンバーガー」

 

「ええ、こんなにおいしいかったなんてね」

 

「ご馳走さま、美味しかったですドナルドさん」

 

「それはよかった、ドナルドはそれだけでうれしいよ!」

 

食事を終え、ゴミなどを片し、ブルーシートを畳んでポケットにしまい、これからどうしようかと考えていた

 

「そろそろ、そこに隠れている奴に話でも聞くか」

 

覚悟を決めて出ようとした、黒ウサギは心臓を掴まれた様にビクッと驚いて再び木に隠れた

 

「あら、貴方も気付いていたの?」

 

「当然、かくれんぼじゃ負けなしだぜ。そこの猫を抱えた奴もドナルドも気付いていただろ?」

 

「…風上に立たれたら嫌でもわかる」

 

「子どもの気配に気付けないわけないよ」

 

「へえ?お前ら面白いな」

 

この場がどんどん静かになっていき、黒ウサギは冷や汗をかいた

 

「や、やだなあ皆様。そんな狼みたいに怖い顔で見られると黒ウサギは死んじゃいますよ? ええ、ええ、古来より孤独と狼はウサギの天敵でございます。そんな黒ウサギの脆弱な心臓に免じてここは一つ穏便に御話を聞いていただけたらうれしいでございますヨ?」

 

「断る」

 

「却下」

 

「お断りします」

 

「ドナルドうれしくなると、ついやっちゃうんだ♪」

 

「あっは、取り付くシマも無いですね♪...ってピエロの御方いったい何をやっちゃうんですか!?」

 

黒ウサギは降参のポーズをとっていた

 

(どうやら肝っ玉と勝ち気だけは及第点ですね。この状況でNOと言えるとは…扱いずらいのが難点ですね...ピエロの御方は何を考えているのかわかりません...)

 

黒ウサギが冷静に四人を値踏みをしていると、黒ウサギの後ろを耀がとって

 

「えい」

 

「ふぎゃ!?」

 

思いっきり耳を引っ張った。

 

「ちょ、ちょっとお待ちを!触るまでなら黙って受け入れますがいきなり黒ウサギの素敵耳を引っこ抜きにかかるとはどの様な了見ですか!?」

 

「好奇心の為せる技」

 

「自由すぎるのにも程があります!!」

 

黒ウサギは耀から離れるが

 

「へえ、このウサ耳本物なのか」

 

右耳を十六夜が

 

「じゃあ私も」

 

左耳を飛鳥が

 

「ちょ、ちょっと...」

 

黒ウサギがドナルドに助けを求めようと顔を向けたら

 

「とっ!そっ!はっ!!」

 

1人楽しくダンスを踊っていた。それをみて黒ウサギは"だからなんで今踊っているんですか!?"と思った

 

「あら、本当に本物なのね。髪もきれいだし、うらやましいわ」

 

「ヤハハ、ここには変わった兎もいるんだな」

 

「あ、ちょ、ま、いやぁあああああああああああああああああああああ!!!!!」

 

静かだった森に黒ウサギちゃんの声が響いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、有り得ないのですよ。まさか話を聞いてもらうために小一時間も消費してしまうとは。学級崩壊とはこのような状況を言うに違いないのデス!」

 

「いいからさっさと進めろ」

 

半ば本気の涙目になっている黒ウサギちゃんを十六夜君が煽った。

3人は黒ウサギちゃんの前の岸辺に座り込み、聞くだけ聞こうという程度に耳を傾けていた。

ドナルドはまだダンスを踊っているよ!ダンス好きだからね

 

黒ウサギちゃんはこほん、と咳払いをして両手を広げた。

 

「それではいいですか、御4人様。定例文で言いますよ?言いま--「早くしろ黒ウサギ」--ようこそ、"箱庭の世界"へ!我々は御四人様にギフトを与えられた者だけが参加できる『ギフトゲーム』への参加資格をプレゼントさせていただこうかと召喚いたしました!」

 

焦らす黒ウサギに十六夜君が苛立たしげに言った。冷や汗をかく、黒ウサギちゃんによる長々とした〝箱庭の世界〟についての説明が始まった。

 

ドナルドは踊っていて話を聞いてなかったけど、さっき十六夜君からまとめて話を聞いた

 

『ギフトゲーム』とは、様々な修羅神仏から、悪魔から、精霊から、星から与えられた〝恩恵〟を用いて競い合う為のゲーム。

 この箱庭はそんな力を持つ者達がオモシロオカシク生活出来る為に造られたステージ。

 箱庭で生活するには〝コミュニティ〟に必ず属さなければならない。

 〝主催者(ホスト)〟とは、暇を持て余した修羅神仏が人を試すための試練と称して開催されるモノや、コミュニティの力を誇示するために個々で開催するモノ。

 前者は自由参加が基本であり、〝主催者〟が修羅神仏な為に凶悪、難解なモノで、命の危険もある。だがそれをクリア出来れば〝主催者〟次第で新たな〝恩恵(ギフト)〟が手に入ることもあるというもの。 後者は参加の為に『チップ』というモノが必要で、そのチップは様々で、金品・土地・利権・名誉・人間………そして〝恩恵〟を賭け合うことも可能。だが〝恩恵〟を賭けて『ギフトゲーム』に敗北してしまうと自身の才能が奪われてしまうので安易に賭けられるモノではない。

 そして参加者が敗北すれば相手が賭けたもの全て〝主催者〟のコミュニティのモノになるシステム。

 最後に『ギフトゲーム』の始め方や、この箱庭も強盗や窃盗等の犯罪行為は禁止。だが『ギフトゲーム』の場合は、一方の勝者だけが全てを手にするシステムな為、クリア出来れば商品をタダで手に入れられるというものだった

 

と十六夜君が言っていたよ

なんだかややこしいような難しいような

 

「さて。皆さんの召喚を依頼した黒ウサギには、箱庭の世界における全ての質問に答える義務がございます。が、それら全てを語るには少々お時間がかかるでしょう。新たな同士候補である皆さんを何時までも野外に出しておくのは忍びない。ここから先は我らのコミュニティでお話させていただきたいのですが.....よろしいです?」

 

「待てよ。まだ俺が質問してないだろ」

 

「………どういった質問です?ルールですか?ゲームそのものですか?」

 

「そんなのはどうでもいい。腹の底からどうでもいいぜ、黒ウサギ。俺が聞きたいのは....たった一つ、手紙に書いてあったことだけだ」

 

十六夜君は視線を黒ウサギちゃんから外し、他の2人を見回し、巨大な天幕によって覆われた都市に向ける。

彼は何もかもを見下すような視線で一言

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パラッパッパッパー

 

「この世界は………面白いか?」

 

『家族を、友人を、財産を、世界の全てを捨てて箱庭に来い』

 それに見合うだけの催し物があるのかどうかこそ、3人にとって一番重要な事だった。

 そして、十六夜君の問いに、黒ウサギちゃんは満面の笑みを浮かべて答えるのだった。

 

「―――YES。『ギフトゲーム』は人を超えた者達だけが参加できる神魔の遊戯。箱庭の世界は外界より格段に面白いと、黒ウサギは保証いたします♪

ってなんですか今の音楽は!?」

 

さて、この世界の子どもたちに、心と体の元気を伝えないとね、それがドナルドの仕事だから!

 

 

 

 

 

 

 




次回は、十六夜についていくか、女の子たちについていくか、単独で行動するか悩み中ですけど頑張って書きたいです!!

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