ハンバーガー屋のピエロと問題児が異世界から来るそうですよ?   作:れんにゅう

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今回はドナルドの単独行動にしました!なぜか面白くしようと頑張っているのに、シリアスになってしまいます....

よければ読んで行ってください!


ドナルド初めてのギフトゲームだよ!

「なぁドナルド。今からさっき落ちてる時に見た世界の果てに行こうと思ってるんだけど一緒に行かねぇか?」

 

黒ウサギちゃんの説明を聞き終え、ドナルドたちはコミュニティへ向かう途中なんだ。で、歩いている時、十六夜くんに声を掛けられた。

 

「世界の果てかい?あんな崖しかないところに行っても仕方ないと思うよ?それに黒ウサギに迷惑をかけるし」

 

「そんなの行ってみねぇとわからねぇぜ?それに黒ウサギは迷惑を掛けてなんぼだろ?」

 

十六夜君、それは大人としてダメと言っておきたい。ドナルドは子どもに迷惑は、かけたくないよ

 

「十六夜君、それはだm.....おや?」

 

「ん?どうしたドナルド?行くのか行かねぇのかどっちだ」

 

この感じ...もしかして、やれやれ黒ウサギちゃんには苦労を掛けちゃうけどしかたない。あとで謝っておこうかな

 

「ごめんね十六夜君、ドナルドも少し用事ができたみたいだ」

 

「ヤハハ、そうか、ならわかったよ。俺1人で行くか!っとドナルドも早く行けよな」

 

そう言い十六夜君は、ものすごい速さで崖が見える方へと走って行った

女の子2人も気付いているようで黒ウサギが気付いた時の反応を思い浮かべ笑いをこらえていた

 

「そういうことで、十六夜君はあっちに行っちゃったんだけど、ドナルドも少し用事で出かけてくるね」

 

2人とも目で返事をして、たぶん"後で話を聞かせてね"と言っている。ドナルドは手でOKサインを出して、用事があるところに向かった

 

 

 

十六夜とドナルドがいなくなってしばらくたった頃。

残った飛鳥と春日部、黒ウサギは都市の外壁まで辿り着いていた。

入り口には、一人の少年が座っており、それを見た黒ウサギは耳をピンと立てて走り寄って行った。

 

「ジン坊っちゃーん!新しい方を連れてきましたよー!」

 

「お帰り、黒ウサギ。そちらの女性2人が?」

 

「はいな、こちらの御4人様が―――」

クルリ、と振り返る黒ウサギ。だが四人のうち、2人欠けていることに気づき、カチン、と黒ウサギは固まる。

 

「………え、あれ?もう2人いませんでしたっけ?ちょっと目つきが悪く、口がかなり悪い、全身から"俺問題児!"ってオーラを放っていた殿方と全身から不思議オーラが漂っていたピエロの方が....」

 

「ああ、十六夜君とドナルドさんのこと?十六夜君なら"ちょっと世界の果てを見てくるぜ!"と言って駆け出して行ったわ。あっちの方に

ドナルドさんは、なにやら用事があったみたいで森の奥の方に走って行ったわ」

 

久遠飛鳥が指さす先は―――上空4000mから見えた断崖絶壁と森。

呆然とした黒ウサギは、はっとして我に返ると、ウサ耳を逆立てて問い質した。

 

「な、なんで止めてくれなかったんですか!」

 

「"止めてくれるなよ"と言われたもの」

 

「ならどうして黒ウサギに教えてくれなかったのですか!?」

 

「"黒ウサギには言うなよ"と言われたから」

 

「嘘です、絶対嘘です!実は面倒くさかっただけでしょう御2人さん!」

 

「「うん」」

 

ガクリ、と前のめりに倒れる黒ウサギ。そんな黒ウサギを無視して飛鳥は言った

 

「それに、ドナルドさんが"黒ウサギちゃんに迷惑かけてごめんね"って顔をしていたわ、あんな人が迷惑をかけるほどのことだもの、よっぽど大切な用事なんでしょうね」

 

「うぅ...ドナルドさんはああ見えて、優しそうですしあとで話してくれると思いますよね...」

 

黒ウサギが涙目になり、ドナルドのことはあとでにしようと思った

 

その隣にいたジンと呼ばれた少年が話を聞くと蒼白になって叫ぶ。

 

「た、大変です!世界の果てには野放しにされている幻獣が……」

 

「幻獣?」

 

「は、はい。ギフトを持った獣を指す言葉で、出くわせば最後、とても人間では太刀打ち出来ません!」

 

「あら、それは残念。もう彼はゲームオーバーなの?それとドナルドさんは無事な予感しかしないわね」

 

「……ゲーム参加前にゲームオーバー?……斬新?でもドナルドさんは笑って帰ってきそう」

 

「冗談を言っている場合ではありませんっ!!!たしかに、ドナルドさんならそうなると黒ウサギも思いますが!」

 

黒ウサギは彼の身を案じているのか、事の重大さを必死に伝えようと声を張った。

 

「ハァ……ジン坊ちゃん。

申し訳ありませんが、御二方のご案内をお願いしても宜しいでしょうか?」

 

「分かったよ。黒ウサギはどうするの?」

 

「……問題児様を捕まえに参ります。

……事のついでに【箱庭の貴族】と謳われるこの黒ウサギを馬鹿にしたことを骨の髄まで後悔させてやりますのでっ!!」

 

そう言った黒ウサギの水色の綺麗な長髪は桃色に染まり、ウサギ耳をピンと立てた。

跳び上がった黒ウサギは外壁の傍にあった門柱に水平に張り付き、飛鳥たちを見た。

 

「一刻ほどで戻ります!

皆さんはゆっくりと素敵な箱庭ライフを御堪能ございませっ!!!」

 

黒ウサギは壁に亀裂が入るほどの力で跳びだして行った。

その速度は一瞬で飛鳥たちの視界から消える程だった。

 

「……箱庭の兎は随分早く跳べるのね……素直に感心するわ……」

 

「黒ウサギは箱庭の創始者の眷属。

力もそうですが、様々なギフトの他に特殊な権限 も持ち合わせた貴種です。

彼女なら余程の幻獣と出くわさない限り大丈夫だと思うのですが……」

 

黒ウサギの跳んで行った方角を心配そうな様子で見詰めるジン。

そんなジンに飛鳥は明るめの声で話し掛けた。

 

「……黒ウサギも堪能くださいと言っていたし、お言葉に甘えて先に箱庭に入るとしましょう。

エスコートは貴方がしてくださるのかしら?」

 

「え……あっ!はい!

僕はコミュニティのリーダーをしている"ジン=ラッセル"です。

齢十一になったばかりの若輩ですが宜しくお願いします。

所でお二方の名前をうかがっても宜しいでしょうか……?」

 

ジンはその歳の幼さを感じさせない丁寧な口調で自己紹介をした。

 

「久遠 飛鳥よ。そして、そこで猫を抱えているのが」

 

「……春日部 耀」

 

「……さ、それじゃあ箱庭に入りましょう。

まずはそうね。軽い食事でもしながら話を聞かせてくれると嬉しいわ」

 

飛鳥はそう言うと、ジン、耀を連れて箱庭の中に入って行った。

 

 

 

 

 

「さて、そろそろ黒ウサギちゃんがドナルドたちがいなくなってることに気付く頃かな?たぶん最初は十六夜君の所に向かうかもね」

 

ドナルドは今、森の中を走っているよ。え?なんでかって?それはこっちの方で子ども達の悲しんでいる感じがしたんだ

 

森を走っていると、広い場所に出た。周りを確認するとそこに何十人もの幼い子ども達が泣いていた

 

「これは、いったい」

 

驚いていると、目の前に紙が現れた。いきなりのことでわからなかったけど、ひとまず紙を見た

 

 

 

 

 

『ギフトゲーム名 【死んでしまった子ども達の解放】

 

・プレイヤー一覧

ドナルド・マクドナルド

 

・クリア条件

この場にいる、子ども達の魂を解放する

 

・クリア方法

子ども達の悲しくなっている心を救い、ここに留まってしまった魂を解放する

 

・敗北条件

プレイヤーが上記のクリア条件を満たせなくなった場合。

 

宣誓

上記を尊重し、誇りと旗印とホストマスターの名の下、ギフトゲームを開催します。

 

" "印』

 

 

 

 

 

書いてあることにドナルドは驚いた。これに書いてあることが本当ならば、この子たちは悲しいことにもう死んでしまっている

 

「どんなことでも子どもが泣いているなら、ドナルドは放ってはおけないね」

 

ドナルドは子ども達に近付き話し始めた

 

「こんにちは、ドナルドはドナルド・マクドナルドっていうんだ!君たちはどうしてここにいるのかな?」

 

「僕たちは、あるコミュニティーに誘拐されて殺されてしまいました...それで気付いたらここにいて...出ようとしても出れなくて...こうしてみんな不安がってしまって...」

 

この中で一番年長の男の子がドナルドに近付いてここにいる訳を話した

ドナルドは話を聞いて、ギフトゲームの内容についてようやく理解した

 

「このゲームは悲しい結末になってしまった子ども達の思いが集まってできたゲームなんだね」

 

悲しいから、楽しくしたかったと思う子どもたちの気持ちがゲームとして形になったんだね

 

「すいません、関係ないあなたにこんなゲームをさせてしまって...」

 

「何を言ってるのかな?ドナルドは君たち子どもが大好きなんだ!その願いを聞いてあげるのは当たり前だよ」

 

「で、でも!こんなところじゃあ...」

 

「たしかにこんな遊ぶところがない所じゃ、子ども達が楽しいなんて思えないよね」

 

周りは木ばかりで、とても楽しいとは思えない

 

「だから、こんなゲーム..は」

 

男の子が諦めているかのように、暗くなっていくが、そんな言葉をドナルドが止めた

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここがだめなら、変えればいい。さぁ!楽しい楽しい遊びの時間だよ!」

 

ドナルドが手を叩くと、森の中の景色が一変し、そこは子ども達が大好きな遊園地になっていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒ウサギが十六夜を見つけ、十六夜が蛇神を倒したのに驚き、そのあと"俺に隠していることを教えろ"言われ、正直に昔の魔王とのギフトゲームやコミュニティーの現状を話した、

十六夜がコミュニティーに入ると言ってくれたことがとても嬉しかったようだ

 

「で、このあとはどうするんだ?ドナルドはどこかに行ったし、お嬢様のところに戻るのか?」

 

「いえ、この近くでギフトゲームが行われたようです、そちらに行けばもしかしたらドナルドさんに会えると思います」

 

「この辺でギフトゲームに挑むのはそうそういねぇからな。ある意味すぐに見つけられるな」

 

黒ウサギと十六夜は、そのままギフトゲームが行われた場所へと移動した

移動中に十六夜はドナルドがどういったギフトゲームをしているのか気になっていた

 

「ギフトゲームはここら辺のはずです」

 

「おいおい、それはほんとか?こんな静かで、周りを見ても戦った後なんてねぇぞ?」

 

そう、今いる所には誰もいなく、戦闘をした痕跡すら見当たらない

 

「そ、そんなことは...ギフトゲームは戦闘以外にもさまざまなやり方がありますから、ですが人一人いないなんて...」

 

黒ウサギと十六夜は周りをよく見るがやはり、誰もいなく風で木が揺れる音だけが聞こえていた

黒ウサギが悩んでいると、十六夜が地面などをよく見て、そして口元を吊り上げ

 

「いや、ちゃんとギフトゲームは行われてるみたいだな」

 

「......え?」

 

黒ウサギは何が何だかわからないまま、頭に?マークをつけていると

 

突然、上の方が光りだした

 

「な、なんでございますか!?」

 

黒ウサギが驚き十六夜がヤハハと笑い、光っている方向を向くとそこに赤い髪をしたお馴染みのドナルドがいて

すぐそばには光っている紙があり

紙にはこう書かれていた

 

 

 

 

 

"ギフトゲーム【死んでしまった子ども達の解放】クリア

プレイヤーの勝利"

 

そこには、いつもとかわらない笑顔のドナルドが立っていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうでしたか?だんだん、ドナルドのギフトが分かってきたような?少なくとも4つくらいはあると思います。

評価感想等お待ちしています!!
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