ハンバーガー屋のピエロと問題児が異世界から来るそうですよ? 作:れんにゅう
こっちはすらすら書けるんですが....
と、とにかく頑張ります
「ドナルドさん...本当にありがとうございました...!」
男の子は笑顔で泣いている。今この場の遊園地にはあの年長の男の子しかいない
大きい遊園地の中でドナルドと男の子は向かい合っていた
「いいんだよ、ドナルドは子ども達を楽しくすることが生きがいだからね」
「それでも!子ども達は一生あそこにいると、諦めていた心をあなたは救ってくれました...僕も口では諦めないと言っていましたが...心では...」
「そんなことないよ」
ドナルドは男の子の頭を撫で、男の子に笑顔を見せた
「そんな顔していたら、他の子たちが心配しちゃうよ?こんな時だからこそ笑顔を見せなくちゃ」
「そう..ですよ..ね!」
男の子は笑顔をドナルドに向けた。その顔はとてもたくましく見え、もう心配ないとドナルドは思った
そして、ドナルドは男の子に一枚の写真を渡した
「これは...」
「それは、君が今まで頑張ってきたご褒美かな」
そこには、男の子と消えていった子どもたちとドナルドが一緒に笑っている写真だった
それを見た男の子は、涙をこらえ必死に微笑んでいた
「ここで泣いては...ダメですよね...ドナルドさん..僕はちっぽけですけど...それでも、あの子たちのためになにかできましたでしょうか...」
男の子は、手を強く握り締めていた
「君はちっぽけなんかじゃない、立派な大きな存在だったよ。それはドナルドもあの子たちもわかってる」
そして、男の子の体が光始め、このゲームの終わりが近付いてきた
「そう言ってもらえてうれしいです...もう少し、あなたと話したかったですが..あの子たちが待っていますから...」
「そうだね、寂しいけどあの子たちを放っては置けないもんね。後のことは任せたよ。"トーマ"くん」
「えっ...どうして僕の名前を...いえ..あなただからわかったんですね」
トーマは微笑み、ドナルドの近くまで歩いて右手を前に出した
「ドナルドさん、後は僕に任せてください。安心して次に困っている子ども達を助けてあげてください」
「うん、そっちは任せたよ。トーマくんなら安心できる」
2人は握手をし、お互いに信じあった
トーマの体が段々と薄くなり
トーマは最後にドナルドの顔の方を向き、笑顔で.....
「もし、あの子たちと生まれ変われたら...
あなたに絶対に会いに行きます...」
そう言い、優しくゆっくりとトーマは消えた
「うん、その時は心から楽しみに待ってるとトーマくん」
遊園地に1人になったドナルドの前に、光った紙が現れ
"ギフトゲーム【死んでしまった子ども達の解放】クリア
プレイヤー側の勝利"
と書かれていた
その瞬間、遊園地から最初あの子たちがいた森にドナルドは戻った
◇
「さて、ギフトゲームって言うゲームも終わっちゃったし、黒ウサギちゃんの所にでも行こうかな」
ギフトゲームが終わり、最初の場所に戻ってきた。クリアと書かれた紙をポケットにしまい、反対側の手には、トーマくんに渡した写真と同じ写真を持っていた。ポケットからアルバムを取り出し、その写真を入れ、大事に保管しポケットにしまった
「よぉ、ドナルド。用事はもう済んだのか?」
「十六夜君、うん、ちょうど終わったところだよ」
「ドナルドさん!無事で何よりです。それでどんなギフトゲームをしたんですか?」
「それは、飛鳥ちゃんや耀ちゃんと合流してから話すよ」
いつもの笑顔で会話を返し、あの2人がいるところに向かおうとした時
「おい、黒ウサギ。ドナルドにも話した方がいいと俺は思うが?」
「うっ...そうですよね...わかっています十六夜さん」
「ん?何のことかな2人とも?」
「ヤハハ、こいつがいるコミュニティーの現状のことだよ」
「はい....実は...」
そこからは、黒ウサギちゃんの属しているコミュニティーについての話を聞いた
魔王に敗れ、コミュニティーは"名"と"旗"と言うものを失い、そのせいで子ども達も働かないといけないと言うとても危険な状態だってことを
「もし、よかったら...私たちに力を貸してもらえないでしょうか...?」
「ドナルド、このコミュニティーに入れば、"魔王"って奴と戦えるんだぜ?」
黒ウサギちゃんは震え、十六夜君はなにかワクワクしている。でも答えなんて来た時にもう決まっている
「ドナルドでよかったら喜んで手伝わせてもらうよ。子ども達がそんな目に合っているなんて見過ごせないしね」
その言葉に、黒ウサギちゃんは泣いてしまった、嬉し涙とわかているけどそこまで泣かれるとは思っていなかった
「それでは、ジン坊ちゃんや飛鳥さんや春日部さんが待っているところまで向かいましょう!」
元気になった黒ウサギちゃんが先に行っている2人の所に連れて行ってくれた
◇
「な、なんであの短時間に"フォレス・ガロ"のリーダーと接触して、しかも喧嘩を売る状況になったのですか!?しかもゲームの日取りは明日!?それも敵のテリトリー内で戦うなんて!準備している時間もお金もありません!一体どういうつもりがあってのことです!聞いているのですか3人とも!!ゼーハーゼーハー.....!」
「「ムシャクシャしてやった。今は反省しているようなしていないような」」」
「黙らっしゃい!!このおバカ様方っ!!!」
黒ウサギちゃんのハリセンが、すごい勢いで3人の頭に当たった。ドナルドと十六夜君で苦労させたのに、ここでも苦労をさせちゃうとはね
「別にいいじゃねえか。見境なく喧嘩売ったわけじゃないんだから許してやれよ」
「い、十六夜さんは面白ければいいと思っているかもしれませんけど………はぁ~……。仕方がない人達です。まあいいです。"フォレス・ガロ"程度なら十六夜さんが一人いれば楽勝でしょう」
「何言ってんだよ。俺は参加しねえよ?」
「当たり前よ。貴方なんて参加させないわ」
フン、と鼻を鳴らす2人。黒ウサギは慌てて2人に食ってかかる。
「だ、駄目ですよ!御二人はコミュニティの仲間なんですからちゃんと協力しないと」
「そういうことじゃねえよ黒ウサギ」
十六夜は真剣な顔で黒ウサギを右手で制する。
「いいか?この喧嘩は、コイツらが売った。そしてヤツらが買った。なのに俺が手を出すのは無粋だって言ってるんだよ」
「あら、分かってるじゃない」
「………ああもう、好きにしてください」
黒ウサギはガクリと肩を落とす。そんな黒ウサギちゃんの頭をドナルドは撫でた
「なんだか、大変な目にあわせてごめんね?でも2人にも理由はあるわけだから、ここは年上でもある黒ウサギちゃんが見守ってみることも大事だと思うよ?」
「ドナルドさーん...!ってドナルドさんも参加しないんですか?」
「ここは、子どもたちの活躍に期待してみようかなって思ってね」
そう言うと、黒ウサギちゃんが泣きだし、抱き着いてきた、ここまで苦労を掛けていたんだね
ドナルドが黒ウサギちゃんの頭を撫でていると、飛鳥ちゃんが聞いてきた
「それで、ドナルドさん。十六夜君はいいとして、あなたの用事ってなんだったのかしら?」
「それは、黒ウサギも気になりました。どんなギフトゲームをしたんですか?」
「私も気になる...」
「ちなみに俺もな」
「ぼ、僕も...」
「そんなにみんな気になってるの?しょうがない、あれは、ただ子どもたちを助けただけさ―――」
仕方なく、ドナルドはあのギフトゲームのことを話した
「ってことがあってね...ってどうしたの3人とも?」
話し終えてみんなの方を向くと十六夜君は"さすがだな"と言ってくれて、黒ウサギちゃんはまた泣いてしまった
でもジン君、飛鳥ちゃん、耀ちゃんが驚いている顔をしていた
「それって...もしかして...」
「まさか、こんなところで話がかみ合うとはね...」
「びっくり...」
ドナルドと十六夜君と黒ウサギちゃんは何が何だかわからず、飛鳥ちゃんの話を聞くことにした
「という、ことになったのよ」
話を聞くと、あの男の子や他の子どもたちが殺されたのが、その"フォレス・ガロ"だったかもしれないという話だが、たぶんそれで合っているだろう
「そうでしたか...でしたら、ドナルドさんもギフトゲームに参加した方がよいのでは...?」
黒ウサギが、涙目のままドナルドに聞いてきた
「いや、ドナルドの役目は子ども達を笑わせたり楽しくさせること。その役目は飛鳥ちゃん、耀ちゃん、ジン君に任せるよ」
「ドナルドさん...」
「ええ、任せられたわ。その子たちの分まで私たちがきっちりとお返ししてやるわ」
「うん、私もがんばる...その子供たちの分まで」
「僕も!力では無理ですけど、何かで必ず!」
3人の瞳はとても強い意志を感じた。トーマくん...君たちの想いはこの子たちがちゃんと受け取ってもらえたよ
「そろそろ行きましょうか。本当は皆さんを歓迎するために素敵なお店を予約して色々とセッティングしていたのですが……不慮の事故続きで今日はお流れになっちゃいました」
黒ウサギちゃんは水樹の苗を抱き上げながら、十六夜君をジト目で見た。
「まぁ、それはまた後日に」
「いいわよ、無理しなくて。私達のコミュニティってそれはもう崖っぷちなんでしょう?」
黒ウサギちゃんはジン君を見た。ジン君の申し訳なさそうな顔を見て、黒ウサギちゃんはコミュニティのことを知られたのだと悟った。
顔を真っ赤にして黒ウサギちゃんは頭を下げた。
「も、申し訳ございません。皆さんを騙すのは気が引けたのですが……」
「大丈夫よ。私は組織の水準なんてどうでもよかったもの。春日部さんはどう?」
恐る恐る耀ちゃんの顔を窺う。しかし、耀ちゃんは無関心に首を振った。
「私も怒ってない。そもそもコミュニティがどうの、というのは別にどうでも……あ、けど」
迷いながら呟く耀ちゃん
「どうぞ、気兼ねなく訊いてください。僕らにできることなら最低限の用意はさせてもらいます」
張り切っていうジン君。だが、次に耀ちゃんが言ったことに表情が固まった。
「そ、そんな大それた物じゃないよ。ただ、毎日三食お風呂付きの寝床があればいいな、と思っただけだから」
水の確保には、それはそれは多大な労力が必要だ。だが、今は十六夜君が手に入れた水樹がある。
「それなら大丈夫です!十六夜さんがこんな大きな水樹の苗を手に入れてくれましたから!これで、水路を復活させることもできます♪」
さっきの真っ赤にした顔が一転、明るい表情に変わった。
話がまとまったのでジン君が切り出す
「それで、どうする黒ウサギ?コミュニティーに帰る?」
「あ、ジン坊ちゃんは先に帰っていてください。ギフトゲームが明日なら、"サウザンドアイズ"で皆さんのギフト鑑定もしないと。この水樹のこともありますし」
「その"サウザンドアイズ"っていうのはコミュニティの名前か?」
「YES。"サウザンドアイズ"は特殊な"瞳"のギフトを持つ者たちの群体コミュニティ。箱庭の東西南北・上層下層のすべてに精通する超巨大商業コミュニティです。幸いこの近くに支店がありますし」
「ギフトの鑑定っていうのは?」
「もちろん、ギフトの秘めた力や起源などを鑑定することデス。自分の力の正しい形を把握していたほうが、引き出せる力はより大きくなります。皆さんも自分の力の出所は気になるでしょう?」
そう黒ウサギちゃんは言い、その言葉に3人は黙って聞いていた。
え?ドナルドが出てきてないだって?ドナルドなら....
「それじゃあ、話はまとまったしその"サウザンドアイズ"に向かおうか!」
「ドナルド、お前ずっと踊っていたけど疲れねぇのか?」
そう、みんながお茶して話している時、ドナルドはすぐそばの噴水の所で子ども達と踊っていた
「ははっ、子ども達と踊るのは楽しいからね。疲れなんてあるわけないよ」
「その理屈はおかしい気がするけどまぁいいわ...」
「そ、それでは..."サウザンドアイズ"に向かいましょう」
ドナルドたちは、ジン君と別れて、"サウザンドアイズ"に向かった
どうでしたか?
やっぱり、シリアスになってしまう...なんででしょうか...
白夜叉とのギフトゲームはギャグで行こうと思っています!
評価感想お待ちしています!!