こんな自分などの小説を読んでいただけるのであれば幸いです。
それでは、どうぞ!
第一話 夢か現か幻か
「……暇だなぁ…」
彼、勇薙翔真(ゆうなぎ しょうま)は退屈していた。なぜなら…
「しょうがないでしょ?あんたが事故に巻き込まれるから悪いのよ。」
彼女は七花里菜(しちか りな)、翔真の幼馴染みだ。彼女は翔真の見舞いの為に、今日病院へ来たのであった。
「そうは言っても……ゲームまで没収される必要は無くない?」
「あんたが車に気がつかずにずっとスマホをいじってるからでしょうが!少しは理解しなさいよ!アホ!ニート!」
「それは違うよ!」
「…ハァ?」
「君は僕よりも頭が悪い!だからアホという表現は間違いだ!」
「…ぐっ」
翔真はIQ210と言う、超が何個あっても足りない様な天才である。……こんな奴なのに…ねぇ?
「次に、ニートと言う表現も間違いだと言える!」
「な、なんでよ!」
「面倒臭くなったからwiki見て?」
「馬鹿にしてる?…だとしたら…潰すよ?」
「いや、検索したら出てくるから見ときなよ。」
「…あんた、あたしが機械弱いの知ってるでしょうが!!」
「ナンノコトカナー、ボクナニモシラナイナー」
そんな翔真に対し、里菜のアームロックは実に上手く極った。
「いた”い!いた”い!折れる!!やっとくっついた腕がまた折れる!!止めてください!お願いします!」
「………」
そんな翔真を、里菜は無言でゴミを見る様な目で見た。
「止めて!僕をそんな目で見ないで!興奮してくるよ!」
「それは只の変態よ!危ない人よ!一回病院行きなさいよ!」
「ここ、病院っす。」
「そうでした。」
そんな感じで二人して駄弁っていたところにいつの間にか知らない人物が立って居た。
「えっと……どなたですか?少なくとも僕の知り合いの方では無いですよね?」
「私の知り合いでも無いわよ……?」
その人物は室内ではさす必要の無い傘をさして居て、そして服の色は主に紫だった。その不思議な雰囲気のせいか、翔真は警戒心を抱いた。それは里菜も同じの様だ。
「……誰だ?言え、言えないなら…」
「看護婦でも呼ぶ?それとも警察?うふふ…私はどちらでも良いわよ?それで私を止められるとは思っていないわよね?」
その女の言う通り、翔真はそこまで甘い考えの持ち主では無かった。むしろ翔真はその女から、とてつもない『何か』が感じられた。そしてその事が、酷く現実的な事に思えてしまい、翔真の背筋にゾクリと寒気が走った。そして本能が告げた、『こいつはヤバイ…』と。
(不味い、里菜が危ない!)
「何よ貴女!いきなり入って来てその態度は!分かったわよ!警察を呼ぶわよ!」
「里菜!……ちょっと席を外してくれないか?」
「……翔真…分かったわ、翔真がそういうなら…けど!何かあった時は直ぐに助けを呼ぶのよ!分かった?」
「あぁ、分かったよ…」
そう言って里菜が部屋から出ると…
「懸命な判断よ、流石天才ね。」
「それはどうも、後僕には勇薙翔真って言う、ちゃんとした名前があるんですが。」
「それは失礼したわね、翔真君。ついでに私の名前も言っておきましょうか…私の名前は八雲紫(やくも ゆかり)。幻想郷と呼ばれる場所の大妖怪よ。」
「……は?」
「何か驚く事が?」
当たり前だろう、いきなり幻想郷やら妖怪やら言われても、普通の人間には理解し難い事なのだから。
「…そうね、あなたは普通の人間だものね……」
その時、いきなり明らかに空気が変わり一転して更に張り詰めた空気となった。
「っ!もう気付かれた!本当はちゃんと話をしたかったのだけれど……しょうがないわね。」
そう言うと、紫はいきなり翔真を立たせ、真剣な顔つきで
「あなたにはこれから『幻想郷』に行ってもらうわ。あなたにも言いたい事はあると思うわ、でも悪いけどその話は後よ、今は私に従って。」
紫の異常な威圧に、翔真は抵抗する事すら頭によぎる事が無かった。
「わ、分かりました。」
「それじゃあ…行くわよ!幻想郷へ!」
その言葉と共に、翔真は訳のわからない恐ろしい空間へと飲み込まれ、そのまま意識は暗転した……
はい、と言う訳で如何でしたか?東方真願録は。東方要素が少ないって?すみません、久しぶりに小説を書くので疲れたんです。お許しください。さて今回はこんな感じで終わりましたが、次回はどうなりますでしょうか!
次回 『いきなり走らされるとか聞いて無いんですけどぉ!?』です!
次回も良ければ見てください!