”他力本願な不死”と”自由気ままな指揮者”も来るそうですよ?   作:バリアリーフ

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再開と

遂にゲームが再開される。

初日に心折れ、屈服したもの。病に倒れ戦えぬ者。

ジャックのように参戦資格を持たぬ者。

それらを除いて五百余名。

 

全体の参加者の一割以下の人数しか集まらなかったが泣き言を言ってはいられない。

このすべてが協力しなければこのゲームは攻略できない。

士気を鼓舞するためサンドラが行動指針を演説する。

 

その様子を黒ウサギは、宮殿の上から眺め物思いにふける。

 

(このゲームが終わったら皆さんに謝らなければいけませんね)

 

「どうした黒ウサギ?」

 

「い、十六夜さん!?」

 

「ダメ~。真下からでも見えなかった~」

 

声のする方に、下に目を向けると頼華が首だけを床から生やしていた。

 

「っって!!何やってるんですかお馬鹿様--!!!」

 

ハリセンの小気味いい音が響く。

 

「十六夜隊長、今日も黒ウサギのツッコミは絶好調であります!」

 

「うむ。報告ご苦労」

 

「本当に何をやっているんですか、お二人は」

 

「黒ウサギの様子がおかしかったんでな。

二人してからかいに来た」

 

「からかわないで下さい!」

 

「祭もだけど黒ウサギも何か、抱え込んでるでしょ~?」

 

図星を突かれた黒ウサギは慌てて話を変える。

 

「その祭さんは大丈夫なんですか?」

 

「狙撃準備万端!!バッチコーイって感じ~」

 

「狙撃はいいが何で時計塔なんだよ?」

 

祭はペストを狙撃するため、都市の時計塔の上で待機している。

この場所を指示したのは他でもない頼華だった。

 

「狙撃手は時計塔にいるというスンポー。

ゲロゲロゲロ」

 

「確かに遮蔽物の影響を受けにくい高さがありますから」

 

「しょ~ゆ~こと」

 

意味は分からないが頼華の明るさに笑みがこぼれる黒ウサギ。

 

「頼華の方は大丈夫か?」

 

「まっかせ~なさーい!

頼華さんLv2は超強いのです!」

 

「ホントかよ」

 

「まあ大丈夫だって~」

 

「十六夜さん、頼華さん。

黒ウサギのお願いを聞いていただけますか?」

 

改まって二人に向き直った黒ウサギ。

その真剣なまなざしに二人ともふざけるのを止め黒ウサギを見る。

 

「魔王の相手を任せていただけないでしょうか」

 

「オレの勘だけど、祭がいれば十分なんじゃない?」

 

「確かに祭さんの狙撃で倒せるかもしれませんが、

それが外れたとき、効果がなかった時の事も考えなければいけません」

 

「魔王との戦いに備えて行動してたのは祭だけ。

対して自分は、なんて考えてんじゃねえだろうな」

 

「・・・・・・・・・YES」

 

「気にしなくていいんじゃな~い?

みんな得意分野違うだろ~しさ~」

 

「頼華さん・・・・・・」

 

「黒ウサギは弄られ役なんだしさ~」

 

「オチを付けないと気が済まないんですかっ!!」

 

「ヤハハハ。でも緊張はとけただろ?」

 

「え?・・・・・・ぁ!」

 

「そう思い詰める必要もねえぜ黒ウサギ。

御チビがうまくやってくれたからな、奴らはタイムアップを狙うために防衛戦になる。

そのためにばらけて戦うところを各個撃破すればいい」

 

「耀も復活したし頭数は勝ってるしね~」

 

「「はあ!?」」

 

「あれ?聞いてなかった?」

 

頼華が耀と祭が行ったゲームの”契約書類”を見せる。

 

「こんな方法で復帰してくるとは!」

 

「あのじゃじゃ馬娘が!」

 

二人とも無茶をしただろうことに怒っているが、

耀が回復した証明である、『勝者、春日部耀』の文字を嬉しそうに見ている。

 

「まあ、これだけの戦力があれば大丈夫だろうな。

ペストの足止めを黒ウサギとサンドラがやれればいい」

 

「では!!」

 

「”箱庭の貴族”のフルパワー、期待してるよ~」

 

 

 

*

 

 

待ちの変貌と共にゲームが再開される。

先ほどまで目にできた境界壁も宮殿も、時計塔も見当たらない。

全く見たことのない街並みに変わってしまっていた。

 

「うろたえるな!

ゲーム舞台が変わらろうと、ステンドグラスの捜索は変わらん!

各人捜索を開始しろ!!」

 

「皆さん、まずは教会を探してください。

ここがハーメルンの街ならばほとんどは縁の地にあるはずです」

 

マンドラとジンの指示により混乱なく捜索隊が行動を開始する。

それより早く行動を開始している者たちがいた。

 

 

*

 

 

耀は単独、街を駆け、空を駆け、偽りのステンドグラスを破壊しまわっていた。

 

「これは、河だから壊せない」

 

耀がその場を離れようとしたとき、暴風が吹き荒れる。

 

「BRUUUUUM」

 

「シュトロム!!なんでこっちに!?」

 

作戦を聞いたときは頼華がシュトロムの相手をすると決まっていた。

先に暴風の吹いている場所に頼華が向かって行ったのを確認している。

 

「頼華が討ちもらした?」

 

暴風に吹き飛ばされ壁にぶつけられそうになりながらも、

踏みとどまり、思考を重ね、試行を重ね、風を克服してゆく。

 

(ありがとうグリフォンさん!)

 

耀は少しずつではあるが、暴風の中を進み、

シュトロムへと近づいてゆく。

 

「そっか!風に逆らわないってこういうことなんだ!!」

 

かつてツバメに教わった方法で空気抵抗を軽減し、

更に要領を得て飛ぶ。

 

そして遂にシュトロムに触れ、一撃を入れる。

陶器でできた体のシュトロムに、動物たちの力を込めた耀の拳は効きすぎた。

 

ひびが入り、そこから風が漏れ暴風を操れない。

耀はすかさず連撃を叩き込みシュトロムを砕く。

 

「意外とあっけなかったかも」

 

「「BRUUUUUUUUM」」

 

倒したと思ったのもつかの間、二体のシュトロムが新たに出現する。

遠くにも目視できるだけで他に七体存在した。

 

「いくらなんでもこれは・・・・・・」

 

耀は速攻を仕掛け、一体目に攻撃する。

 

 

*

 

 

「いくらなんでもこの数のシュトロムは他の参加者があぶねえ!」

 

「だからって俺を無視してあんな雑魚のところに行かないでくれよ?」

 

「オイオイ木端悪魔が。アイツもお前と同じ殺害方法を具象化した悪魔だろ」

 

「さっきまでは、

 

な!!」

 

ヴェーザーと睨み合っていた十六夜は、よそ見をしても油断はしていなかった。

それでも初手を奪われ直撃をもらう。

 

「これが神格か!!力が湧いて仕方ねえぜ餓鬼!

お前は欲しかったが、殺す以外にねえからな」

 

「ぅぐ・・・・・そう簡単に殺されてやる訳ねえだろ!」

 

「なら24時間耐えてくれよ。

そうすりゃ奴隷にしてやるからなあ!!」

 

「言ってろ!

殴り合いなんて久しぶりで加減忘れたぞコラァ!!」

 

方や、地殻変動に匹敵する力。

方や、山河を砕くがごとき力。

通常なら一発一発が一撃必殺に足る威力のラッシュ。

 

「加減なんか興ざめだ餓鬼!」

 

「心配すんなよヴェーザー!」

 

衝撃と打撃音が加速し、異常な激闘が過熱する。

 

「楽しい、楽しいぜオイ。ここまでもつ奴はいなかったからな!

神格ってのはすげえな!!」

 

「箱庭に召喚されて初めての神格だ。

たっぷり味わいな!!」

 

 

*

 

 

同じころラッテンとレティシアが戦っていた。

 

ラッテンの戦い方は巧みだった。

あえて地上に降り、操った”サラマンドラ”の兵士たちの中で魔笛を吹き鳴らし、

レティシアの攻撃を掻い潜っては攻撃をさせる。

うかつに兵士たちを傷つけるわけにいかず、

レティシアは歯がゆい思いと、魔笛に耐え戦っていた。

 

「あらあら?純血の吸血鬼さんはどうして全力を出さないのかしら?」

 

「ふん、ここでお前をおさえるだけで他が戦いやすくなる。

それだけだ」

 

神格を失ったレティシアは”龍の遺影”のギフトを持っているものの、

”サラマンドラ”の兵士たちを盾にされて使うわけにいかない。

よってランスによる直接攻撃に頼らざるを得ないのだが、

これもまたラッテンの巧みな演奏によって操られた兵士たちに邪魔される。

 

「あなた一人じゃこの数を相手にできないでしょ?

かっこつけてないで援軍を呼んだら?」

 

「今さら泣き言を言うわけがないだろう?」

 

「そう。なら私は援軍を呼びましょうか♪」

 

ラッテンの演奏する曲調が変わる。そして

 

「「「BRUUUUUUUUM」」」

 

三体のシュトロムが召喚された。

 

「なんだと!?」

 

「ごめんなさい?神格を得た私にはこれくらいどうということはないの」

 

「神格だと、じゃああの魔王はまさか!」

 

「ご明察。マスターはあれで神霊の部類なのよ」

 

 

*

 

 

「やはり”黒死斑の魔王”、貴女は神霊の類でしたか」

 

「よく分かったわね」

 

「同志達がゲームの謎を解き明かし、同時に貴女の正体も考察してくれました」

 

「まさか、”ハーメルンの笛吹き”の一三○人の殺し方から生まれたものでなく、

黒死病の死者、八○○○万人の犠牲を功績とする悪魔だったとは思いませんでした」

 

「それが分かった所でどうというの?

貴方達二人じゃ力不足よ、私は倒せないわ」

 

「いえいえ、案外そうでもないかもですヨ?」

 

(祭さん、急いでください!!)

 

 

*

 

 

耀は八体目(・・・)のシュトロムを撃破していた。

だがシュトロムの数は増え続け、

彼女の撃破スピードを上回る勢いで召喚され続けている。

 

「いい加減に・・・・・・してほしい・・・・・・」

 

耀は黒死病を克服したとはいえ、その闘病に体力を奪われた状態で参戦した。

そのため普段のスタミナはなく現在四体のシュトロムに苦戦を強いられている。

 

「クッソっ!」

 

複数のシュトロムの生み出す暴風は乱気流となり耀を苦しめる。

動きを制限されたところへ一体のシュトロムが剛腕を振り落す。

 

(ダメ!避けきれないっ!!)

 

耀が覚悟を決め、ガードの構えを取ると

 

ドォォオーーン!!

 

攻撃を加えようとしていたシュトロムが爆発した。

 

「え!?」

 

「嫌になっちゃうぜ。私はこんな奴に負けたのかよ!」

 

後ろから聞こえる声に振り向くとツインテールの少女が不敵に笑っていた。

 

「アーシャ!!」

 

「特別にこのアーシャ様が助けてやるよ耀!」

 

「でも、どうやっ

 

ドォォオーーン!

 

アーシャが指を鳴らし二体目のシュトロムを撃破する。

 

「はあ?わざわざ教えるかよ!」

 

ドォォオーーン!

 

何でも無いようにアーシャはシュトロムを倒してゆく。

彼女は教えなかったが、耀には心当たりがあった。

 

地精であるアーシャは燐や天然ガスを操る。

耀の五感はその流れが理解できた。

シュトロムの中に流れてゆく大量の燐と天然ガス、そしてわずかな砂。

アーシャが指を鳴らすと生まれる火種。

 

アーシャはシュトロムの内部で疑似的な粉塵爆発を発生させていた。

ただ爆発するだけならシュトロムは破壊できない。

しかしわずかに送り込まれた砂粒が爆発の勢いを得て、傷を内部に付ける。

その傷からシュトロムは決壊する。

 

「これでここは終わりだな」

 

アーシャが四度目の指を鳴らし、最後に残ったシュトロムが瓦礫と変わった。

 

「ありがとうアーシャ」

 

「ふん!お前には借りを返さなきゃいけないからな。

あんな雑魚にやられてもらっちゃ私が困るんだよ!!」

 

そっぽを向いて答えるアーシャの頬はわずかに紅がさしていた。

 

 

*

 

 

「早くしないとどんどん増えるわよ?」

 

ラッテンに対峙するレティシアは追い込まれていた。

飛行に邪魔なシュトロムに”龍の遺影”を使えるもののラッテンへの攻撃が減るため、

彼女に操られた兵士たちからの攻撃が増し、ラッテン自身も次々とシュトロムを召喚する。

 

「くっ、このままでは」

 

レティシアが回避を続けていると、兵士たちが動きを拘束された。

 

「レティシア大丈夫~?」

 

「ライカ!!」

 

「おまた~。それとオレだけじゃないよ~」

 

「”サラマンドラ”の兵士たちよ、魔笛に『打ち克ちなさい』!!」

 

「飛鳥も!!無事でよかった」

 

飛鳥の”威光”によって”サラマンドラ”兵士たちが徐々に意識を取り戻してゆく。

 

「俺たちはいったい・・・・・・」

 

「魔王のゲーム中、向こうにマンドラたちがいるから手伝って~」

 

「そうか私たちは操られて」

 

「かたじけない」

 

「いいから早く参戦して!」

 

飛鳥の一声で兵士たちが駆けだす。

 

「やってくれるじゃない、お嬢ちゃん」

 

「貴女には二つ借りがあるの。

今、展示会場でネズミに襲われた時の借りを返させてもらったわ」

 

「どうする~ラッテン?」

 

「彼女の相手は任せてもらえないかしら?」

 

「ずいぶん余裕じゃない。どこに行ってたの?」

 

「”ラッテンフェンガー”のコミュニティに助けられたの」

 

「邪魔しちゃ怒られるし、シュトロム狩りしてよっか~」

 

「任せていいのだな、飛鳥」

 

「ええ」

 

「オレの分も一発ヨロシク!」

 

「引き受けたわ!」

 

サムズアップで約束を交わし、

頼華とレティシアは街に散らばったシュトロムの下へむかった。

 

「「「BRUUUUUUUM」」」

 

調子に乗ってるところ悪いけど、シュトロムをあなた倒せるの?」

 

「無理よ「だったら」私はね」

 

飛鳥は自身のギフトカードを掲げ、紅い鋼の巨兵を召喚した。

 

「やりなさいディーン!!」

 

「DEEEEEEeeeeeeEEEEN!!!」

 

指示を受け、召喚されたディーンが巨腕を伸ばしシュトロムを一撃のもと砕く。

 

「それは”偽物”の!しかも神珍鉄じゃない!!」

 

「どうかしら?

”ラッテンフェンガー”の最高傑作、

神珍鉄の自動人形”ディーン”の力は」

 

「恐ろしいわね、でもあなた自身はどうかしら!」

 

神格を得たラッテンは身体能力も凄まじく、一瞬にして飛鳥に肉迫する。

 

ラッテンの一撃が飛鳥を襲う。

 

「一つじゃないわ」

 

飛鳥が攻撃を躱してみせた。

それで終わらずカウンターの蹴りをラッテンの腹に叩き込んだ。

 

「頼華君の分はこれでいいかしら?」

 

吹き飛ばされたラッテンは紅い脚甲を見た。

 

「その脚甲、赤い靴の・・・・・・」

 

「よく御存じね。作品名”踊る騎士(ダンシングリッター)”というそうよ。

それと、まだ私が蹴り飛ばされた分を返していないわ。

一曲分の演奏で私に服従しているディーンを魅了して見せなさい」

 

「神格を得た私に挑戦に用なんて、生意気な娘」

 

ラッテンがフルートを構え、

 

「幻想曲”ハーメルンの笛吹き”。どうかご静聴のほどを♪」

 

*

 

「飽きた」

 

「はあ!?」

 

十六夜とヴェーザーの戦いは単調になっていた。

なぐり合ってはフェイクとカウンター。

もともとお互いがパワーファイターでからめ手を使うことのない者同士の戦いでは無理ない。

 

「なぐり合える奴と出会えたのは良かったが、

どうも面白みに欠ける。

だからヴェーザー、お前のとっておきを出しやがれ!」

 

「何言ってやがる?」

 

「ずっと狙ってたくせに吹かしてんじゃねえよ」

 

「だったらお前も出せよ。街なんか気にしねえでな!」

 

ヴェーザーは自身の魔笛を頭上に掲げ乱舞させ、

自らの霊格を解放する。

 

「いいぜヴェーザー!俺も乗ってきたぜ!!」

 

対する十六夜も腰を落とし拳を構える。

決着の時は近い。

 

 

*

 

《またせた黒ウサギ。ペストの南西は射線上だ。注意してくれ》

 

(遅いですよ祭さん)

 

「サンドラ様!今からヤツを撃ち(・・)ます!!」

 

「!!」

 

決めておいた合言葉。

狙撃の準備が整ったことを黒ウサギが知らせる。

 

「分かりました。勝負です”黒死斑の魔王”!!」

 

サンドラが今までで一番大きな火球を作り上げ、ペストを誘う。

 

「やるじゃない。でもそれじゃあ私は倒せないわよ?」

 

「私をお忘れではございませんか!」

 

黒ウサギがギフトカードから”マハーバーラタの紙片”を出した。

そこから溢れんばかりの太陽光が輝く。

 

「そんな!!太陽神(スーリヤー)の力を!!」

 

「今です!!」

 

太陽光にペストが怯んだ瞬間、サンドラは火球をぶつける。

 

「だからこんなもの!!」

 

「《チェック》でございます」

 

離れた家屋の屋上より祭が、黒死病の特効薬より作り出された銃弾を放った。

黒ウサギはその弾道が不可避であることを理解する。

 

その銃弾はサンドラの火球を耐えきったペストに向け直進し、

 

 

 

 

 

 

ラッテン(・・・・)を撃ちぬいた。

 

 

 

 

*

 

 

ヴェーザーとぶつかり合うはずだった十六夜の前には、

十六夜の攻撃を受けた三体のシュトロム(・・・・・・・・)の残骸。

 

「一体どうなってやがる?」

 

 

*

 

 

シュトロムと戦っていた頼華とレティシアの前に、

ヴェーザー(・・・・・)が現れ、

 

「やばっ!!」

 

頼華はレティシアを突きとばし、”透過”のギフトで攻撃をやり過ごす。

 

 

 

*

 

 

「あなた、ラッテンの言ってた赤いドレスの子?」

 

「どうしてここにいるの、ペスト(・・・)!!」

 

 

*

 

 

異変は舞台中で起きていた。

 

「マンドラ様!確保していたステンドグラスがバラバラに!!」

 

「何だと!!」

 

「砕いたステンドグラスの欠片が宙を舞っています!!」

 

「そんな!ステンドグラスが混じったら大変なことに!!」

 

飛び交うステンドグラスの欠片。

その向こう、空の彼方にジンたち参加者は、

 

 

二つ目の黒く輝く”契約書類”(絶望)を見た。

 

 

 

*

 

 

 

「せっかくのお祭りなんだSi、あたしも参加させてよNe?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ホントに次回は遅くなっちゃいます。

ごめんなさい
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