戦乱のサムライキングダム〜キミと紡ぐ未来〜   作:aca

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終末?

 東軍と西軍の和議が破談に終わってしまった。

 そして西軍が再度京に攻め寄せてくるとの報があった。

 味方があまり集まらないため(西軍も同じのようだが)東軍は都から遠い地点に一時的な防衛線を張ることができず、やむなく都の喉元にあたる山崎に布陣し、付近の淀城に本陣を置いて西軍を迎撃した。

 戦況を見る。

(チャットに何も出ていない……指示が出てないのか?)

 人数が少ないのもあるが、味方は奥義も出ていなかった。自分のHPの数値から見て金剛は出ているようだ。

 信長は軍団員達のモチベが落ちているのを肌で感じた。

 味方の参加人数は7人とかなり少なく、武功はかなり押されている。

 信長はせめてもの思いで風雷7を入れた。

(これから人が来ればいくらでも逆転は効くだろうが……。今回は色々ときつい合戦になりそうな予感がする)

 互いに撃たねば撃たれる危険に晒され、自分の勢力を維持するために、大義名分なき合戦は続く。世は泥沼の戦国時代へ突入しようとしていた……。

 

【東軍】

◯イン 東軍の総督・細川勝元(HN)

5,384,072,969(武功値)

1521回(合戦参加数)《前衛》

✖️未イン 鬼石曼子・島津義弘(LG)

11,405,438,327、1443回

《前衛》

✖️越後の龍・上杉謙信(SSR)

12,750,425,143、1205回《前衛》

◯達磨爆弾・大友宗麟(SSR)

3,349,522,287、925回《前衛》

◯尾張の虎・織田信秀(SR)

3,418,943,485、1113回《前衛》

◯鉄壁の守護者・武田信繁(SR)

364,674,345、816回《回復》

◯笑顔の約束・京極高次(SR)

1,173,681,005、1474回《回復》

✖️いざ仇討ちへ!!・今川氏親(SR)

3,945,278,240、1237回《回復》

✖️五三無双の学者・太田道灌(SR)

2,854,581,086、1365回《デバフ》

✖️才を与えし将軍・伊達輝宗(SSR)

7,056,185,654、1418回《デバフ》

✖️四国の覇者・長宗我部元親(SR)

1,457,438,779、316回《デバフ》

✖️神具“賛”・立花道雪(SSR)

1,731,230,678、1078回《デバフ》

◯甲斐のちび虎・武田信玄(SR)

2,504,992,146、507回《回復》

✖️鷹を愛すもののふ・徳川家康(SSR)

3,746,259,152、842回《回復》

✖️雅なる琵琶の音・島津忠良(R)

590,723,478、1061回《パフ》

✖️舞い降りし金鳳・朝倉義景(SR)

3,842,314,788、1305回《回復》

◯尾張の大うつけ・織田信長(SSR)

1,184,435,863、241回《デバフ》

 

【西軍】

◯末世の道者・大内義隆(SR)

18,184,481,428、1749回《前衛》

✖️瀬戸内の聖女・大祝鶴姫(SSR)

17,486,167,753、1748回《前衛》

◯月をも蝕む毒牙・斎藤道三(SSR)

12,952,745,248、1391回《前衛》

✖️梟雄の将・三好長慶(SSR)

9,085,674,224、1581回《前衛》

◯夕景に輝く麗人・土岐頼芸(SR)

5,127,086,137、1235回《前衛》

◯御仏への帰依・本願寺顕如(LG)

3,613,486,966、1318回《デバフ》

◯荒ぶる鬼十河・十河一存(SR)

1,731,816,216、1304回《回復》

✖️忍城の守護者・成田長親(SR)

834,976,805、448回《回復》

◯不忍の天然くノ一・風魔小太郎(SSR)

317,605,019、204回《回復》

◯甘美なる誘惑・松永久秀(SSR)

1,715,415,653、310回《パフ》

◯日置流弓術・六角義賢(R)

1,046,742,654、728回《パフ》

◯黒翼の狙撃者・雑賀孫市(SSR)

3,270,585,513、1086回《回復》

◯戦乱の鬼将軍・佐竹義重(SSR)

7,856,384,588、1204回《回復》

✖️下町の人気者・南部晴政(SR)

12,796,394,849、1195回《パフ》

✖️葛尾の勇将・村上義清(SR)

4,405,448,043、786回《回復》

◯鮮血の白雪姫・杉谷善住坊(SR)

1,258,745,866、349回《パフ》

 

東軍    終了まで    西軍

7/17参加  22:38  11/16参加

武功4,867,601| 26,493,043武功

奥義発動まで1:47奥義終了まで0:43

(風雷7)       (紅蓮6)

攻84コンボ    攻217コンボ

 

『終末?』

 

 東軍は数分前まで参戦数がたった5人で、操作できないほどの頻度ではないが城を落とされ続けていた。

 前衛も2人であり、相手の回復が抜けていても攻めきれない状態になっていたが織田信秀が参戦して前衛が3人になりやっと時と場合によっては落とせる可能性が出てきた。

 

東軍    終了まで    西軍

7/17参加  20:00  11/16参加

武功6,912,638| 29,649,745武功

奥義終了まで2:09

(風雷7)

攻108コンボ    攻264コンボ

 

東軍

憑依装着・風雷魂(Lv7)

味方全体の風属性スキルの効果を増加させる。Lvが上がると効果が増加し、発動準備時間が短縮され、効果時間が長くなる。

発動者 尾張の大うつけ・織田信長(SSR)

 

 東軍は風雷が発動し、ほんのわずかに盛り返すも城を落とすには至らなかった。

 相手の獲得武功のうち30%程度を奪って自軍のものにできる落城は戦況への影響が大きく、これなしで戦局が変わることはめったにない。

 ちなみに人が来ない時については奥義は出せばいいというものではなく、淀城に本陣を置いて指揮をとっていた『東軍の総督・細川勝元(HN)』は

(なんだぁ……人いないんだから奥義出してもなかなか城なんか落とせやしないし、落としてもすぐ落とし返されて結局意味ないんだよね〜。本来こういう時は強い奥義をセーブして後半戦の戦略の幅を広げておかなくちゃいけないんだ。まあ初心者だもんね……。うん。)

 というふうに思っていた。

 勝元などは必ずしも信長が風雷を入れたのを高評価していなかった。

 一方西軍は紅蓮が終わった後1分近く間が空いて苛烈を出してきた。

 

西軍

苛烈攻陣(Lv4)

味方前衛生存者の攻撃力を上昇させる。Lvが上がると効果が増加し、発動準備時間が短縮される。

発動者 黒翼の狙撃者・雑賀孫市(SSR)

 

 これも繋ぎであり戦況に大きな変化はない。

 しかし、全く何も変わらないわけではなく、信秀・信長が参戦してからは一応東軍の落城は起こらなくなっていた。

 西軍は苛烈の次に氷を出して追撃を加える。

 

西軍

憑依装着・氷結魂(Lv6)

味方全体の水属性スキルの効果を増加させる。Lvが上がると効果が増加し、発動準備時間が短縮され、効果時間が長くなる。

発動者 夕景に輝く麗人・土岐頼芸(SR)

 

 西軍の氷残り2分にまた東軍は城を落とされた。しかしもともと劣勢のため両軍の武功割合はほとんど変わっていなかった。

 

      落

         城

東軍    終了まで    西軍

7/17参加  14:42  11/16参加

武功8,196,408| 34,130,015武功

       奥義終了まで1:05

            (氷6)

攻184コンボ    攻368コンボ

 

 前方右手の天王山に敵の旗が上がったのが見えた。

 織田信長はデバフしながら近くの者に向けて

「しっかし人が来ないな……」

 ともらした。

 偶然任務がなく居合わせた『剛力の鬼神・柴田勝家(SSR)』は

「やはり皆いい加減上洛しての戦いをいとうておるのでしょうな……。しかしこのままでは戦乱が地方にまで広がってしまう」

 と答える。

「というよりか、そんなことの前にこの人数では目の前の戦に勝てない……‼︎」

 信長が苦しんでいるところに『疾風の刃・河尻秀隆(SR)』が報告に上がった。

「若殿、お喜び下さい。こたびの戦より我が方に与力しております朝倉勢を中心とする援軍が京を発進致しております。もうじき戦線に到着致します」

「むっ、それが確かなれば……」

 柴田勝家が明るい感じになって言う。

「うまくいけば逆転できるかもしれないな‼︎」

 信長も少し顔色が良くなった。

 

 西軍は布陣の左手に天王山を抱えており、常にその動静を監視する必要があったものの、天王山を占拠するとそのための守りが不要となった。

 そのため西軍はその分の勢を淀川を越えて右に迂回させ、東軍の本陣がある淀城に襲撃を仕掛けた。こちらでも戦闘が開始された。

 

 

東軍    終了まで    西軍

13/17参加  10:18  11/16参加

武功14,738,634| 42,957,041武功

       奥義発動まで0:34

            (毒7)

攻243コンボ    攻523コンボ

 

【参戦】

【東軍】

◯舞い降りし金鳳・朝倉義景(SR)

3,842,314,788、1305回《回復》

◯いざ仇討ちへ!!・今川氏親(SR)

3,945,278,240、1237回《回復》

◯五三無双の学者・太田道灌(SR)

2,854,581,086、1365回《デバフ》

◯才を与えし将軍・伊達輝宗(SSR)

7,056,185,654、1418回《デバフ》

◯鷹を愛すもののふ・徳川家康(SSR)

3,746,259,152、842回《回復》

◯雷神具“賛”・立花道雪(SSR)

1,731,230,678、1078回《デバフ》

 

 

 東軍はこの2、3分で6人も人数が増えていた。

 『よし人員そろってキター( ^ω^ )よしゃあ毒→無限』。細川勝元から反撃開始の指示が出ている。

「これより反撃に出るぞ!この山崎を敵に突破させるな‼︎」

 チャットを見て信長が言った。

「おうっ‼︎」

 勝家や秀隆が信長の激励に応じた。

 

 

。゚.☆≡。゚.☆≡。゚.☆≡。゚.☆≡。゚.

閑話休題

今週のナビゲーター 初芽

初芽:今日はお前たちに大事な報告がある。単刀直入に言おう。実は見てくれている皆に対し誠に申し訳ないことなのだが、このSSは再来週の12枚目をもって終了の憂き目を見ることとなった。(ズバアッ☆)

 

 

 

 

 

ミカ:あれっ、最初の方見るととても長くなりそうな気配だったよね。打ち切り的な感じかな?

初芽:そういうことになるな。理由はただ1つ。書いたヒトが人間のくず、ゴミ箱ポイだからだ。だができる限りまとめるらしいぞ。それもどこまでできるが疑問だが。

ツクヨミ:それでは後2週間、よろしくお願い申し上げます!

ミカ・初芽:よろしくお願いしまぁす‼︎

☆≡。゚.☆≡。゚.☆≡。゚.☆≡。゚.☆≡

 

東軍    終了まで    西軍

13/17参加  10:18  11/16参加

武功14,738,634| 42,957,041武功

       奥義発動まで0:56

            (毒7)

攻243コンボ    攻523コンボ

 

 東軍が指示通り奸計毒霧を出した。

 その後しばらくして西軍が先に出していた方の毒が発動する。

 

西軍

奸計毒霧(Lv7)

敵前衛全員の攻撃力が減少する。Lvが上がると効果が増加し、発動準備時間が短縮される。

荒ぶる鬼十河・十河一存(SR)

 

 西軍は敵の人数が急に増えるとは予想していなかったので毒の後三元を出す予定で指示が出ていた。

 西軍の『末世の道者・大内義隆(SR)』は毒霧が出る数秒前に敵のHPが減らなくなって逆に自軍の方が危険になっているのに気づいた。

(相手軍の陣容が揃っているではないか! クソッ、前衛は増えてないから気づくのが遅れた。)

 前衛がインするのはこれまでずっと200だったSPが減り始めるので分かりやすいが、後衛は少し分かりにくい。

 大内は急いで様子見のため次も繋ぎとの指示を出したがチャットに『繋ぎ』と入れ普通の合戦画面に戻ると三元が入っていた。

 大内が右目を歪ませて舌打ちしたが後の祭りだった。

 天王山山麓で敵を防いでいた『甲斐のちび虎・武田信玄(SR)』が緊張していた顔の筋肉をわずかに緩ませる。

「うむ。勝利への道は、ここに切り開かれた!」

 

東軍

奸計毒霧(Lv7)

敵前衛全員の攻撃力が減少する。Lvが上がると効果が増加し、発動準備時間が短縮される。

舞い降りし金鳳・朝倉義景(SR)

 

 東軍の毒が発動する。そして間髪入れずに達磨爆弾・大友宗麟(SSR)が無限を入れた。

「よしっ、これなら落とせる‼︎」

 信長が言った。

 

 

東軍    終了まで    西軍

13/17参加  8:51  11/16参加

武功18,638,022| 46,034,801武功

奥義発動まで1:40奥義発動まで1:06

(無限3)       (三元6)

攻306コンボ    攻614コンボ

 

 西軍の三元は発動残りの66秒と発動の170秒でまだだいぶ時間が残っている。東軍は槍をフルで使える状態になった。

 

東軍

無限槍突陣(Lv3)

劣勢時、味方前衛全員の前衛攻撃及びスキル攻撃のコンボ効果を増加する。Lvが上がると効果が増加し、発動準備時間が短縮され、効果時間が長くなる。

発動者 達磨爆弾・大友宗麟(SSR)

 

 はっきり言ってかなりの参加率といってもその時の西軍に比べれば後衛支援・回復もおり、東軍は発動直後と残り1分の2回相手の城を落とすことに成功した。

 

      落

         城

東軍    終了まで    西軍

13/17参加  7:06  12/16参加

武功32,041,022 | 34,734,863武功

奥義終了まで2:55奥義終了まで2:01

(無限3)       (三元6)

攻337コンボ    攻635コンボ

 

【西軍参戦】

◯下町の人気者・南部晴政(SR)

12,796,394,849、1195回《パフ》

 

      落

         城

東軍    終了まで    西軍

13/17参加  5:03  12/16参加

武功43,279,514| 25,340,997武功

奥義終了まで0:52 奥義発動まで0:38

(無限3)       (魅了3)

攻463コンボ    攻701コンボ

 

 東軍の逆転はここに成った。西軍に1人駆けつけたが焼け石に水だった。

 信長は無限の後に指示がないので何だろうかと思ったが、勝利の喜びでスキルを使っていくうちにそれも忘れていた。

 東軍はその後自発的に魅了が出て、敵の攻撃を落とされずに防ぎきり合戦が終わった。

 

       勝利‼︎

東軍      vs     西軍

武功48,310,655 28,076,989武功

 

 各所で敵軍が敗走しているのを見て信長が言う。

「淀城の方を見ても敵さんほうほうのていで逃げてくぜ。これでまたしばらくは安心だな」

「うん。若殿。適当に追撃して京に戻りましょう」

 『お手伝い強行‼︎前田まつ(SR)』が信長に言った。

 軍団掲示板でお疲れを言ってマイページに戻ろうとするとロビの通知が入った。

(ロビでもお疲れ様か。あれ1人言うとつきあうの面倒なんだよな……)

 とか思いつつ見てみると『死にそうではない((((;゚Д゚)))))))ガクブルガクブル』とあった。

(ハァ……⁉︎)

 発信者は勝元団長だった。

 信長があっけにとられて通知を見ていると、『笑顔の約束・京極高次(SR)』から『早めに淀城来て下さい』と入った。

 勝元の発言に返すのではなく新しいスレで言って最大限見えやすいようにしている。顔文字は付いていないからガチなのか?

 他の団員がすぐ行くと答えていた。

 信長は前田まつに

「用ができた。お前と柴田勝家と河尻秀隆に処理等は任せる。俺がいないとだめな案件は保留しておけ。俺は少し淀城まで行ってこなけりゃならない」

と言うと馬を走らせて行ってしまった。

「あっ、若殿‼︎」

 まつの声に返事はなかった。信長はそれどころではなかった。

 

 細川勝元は淀城での戦闘で指揮をとっている最中に狙撃を受けて倒れたようだった。その際櫓から落ちて体ごと地面に打ちつけている。

「団長……!」

 信長は淀城に到着すると、砦の地面にむしろをひいてその上に敷かれている勝元に声をかけた。

「あ、信長。こんばんは」

 勝元が答える。

「今は夕刻ですよ!」

「あれっ、そう……なのかな?よく分からないなぁ」

 勝元が笑った。

(オイオイ変なこと言わないで下さいよ……)

「私、なんだかあなたにこの戦乱をなんとかしてくれるような……そんな力を感じるの。頑張っていってほしいな」

 勝元はそう言うと、大きくせきこんだ。

「勝元ちゃん、あんまりおしゃべりせずに」

 勝元につきっきりで様子を見ている京極高次が話しかけた。

 信長は細川勝元とはほとんど関係のない自分ごときがあまり長く話して気を使わせるのに気が引けた。

 自分が来る前に『才を与えし将軍・伊達輝宗(SSR)』に会った。結果的にとはいえ、これでは勝元は応対責めだろう。

「では細川様、体の調子もあるだろうし、これぐらいでおいとましますよ」

 信長は後ろを向くと馬の方に戻っていく。

「ちょっとだけいきづまり気味かもしれないこの世界を、よりよい方向に向けて未来を切り拓くために頑張る勇気を持って。みんながそのために1つになって戦うとする時、すぐそこによりよい世界は待っているものなの。あなたなら、その力になれる。ガンバレ」

 信長は背中を震わしてその言葉を聞いていた。

 勝元と信長の最後の対面はそんなちょっとしたもので終わってしまう。

 

 激しい戦闘を続け、互いに刀尽き矢折れた東軍と西軍は一応講話、という話になり応仁の乱は終結した。

 しかし、散発的な戦闘は依然続いていた。それを調停できるような実力者は、既に誰もいなくなっていた。

 

 

 合戦から1週間ほどして京の主を失った細川勝元館に武田信玄と武田信繁が信長・信秀を訪ねて来た。

「お前も行ってしまうのか……」

 信長が残念そうに信玄に言った。

 信玄は東軍のために京で戦うのをやめ、永久に領国の甲斐の国へ帰ることを告げにきたのだった。

 『尾張の虎・織田信秀(SR)』が

「息子が世話になり申した。これよりも恒久の両家の友好を願っておりまする」

 と言った。

「むろん……」

 信玄が返す。

「そろそろお時間ですが」

 鉄壁の守護者・武田信繁(SR)が信玄に伝える。

「あっ……。それではこの辺で」

 信玄は荷造りさせて待たせている家臣達のことを思い出してここを去ろうとした。

「では信長、さようならだ。また会える機会があるとよいな」

「平和な時が来ればいつでもまた会えるはずだ。来れば……」

「うむ。その時を楽しみに待っているとしよう」

 元気のない声だった。

 その会話の後、信玄達は行ってしまった。

 信長は勝家、秀隆、まつらと共に別れを言った。

 

 武田の一行が完全に見えなくなってからのこと。

 信秀が信長に話しかけた。

「やはり皆、国に帰るようだ。我々も近くここを出て、尾張の国に帰るとしよう」

「……」

 信長は地面を見つめて何も話さない。

「若殿、ここはふんぎりをつけるべきです。ダメなものは助けてもダメですよ」

 何かと信長と意見が合わない河尻秀隆が言った。

「クソッ……勝手にしろ」

 これからのことを考えると暗い気分になる信長だった。この後信長は信秀にたしなめられる。

 

 3日後、織田家の面々は尾張に帰っていった。

 

 

次週の更新予告『対決‼︎ 徳川軍』




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