フューチャーカードバディーファイト SLASH   作:一樂神無

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ファイトは次回かなデッキ作らないとなぁ


交差する太陽と断罪者

「ちょ、おま、なにしてんだよ」

とっさに声を上げる俺、目の前の奴は振り返りながら俺に笑いかける

「多勢に無勢、太陽番長の血が騒いじまってな」

そういい笑うやつ、俺はやっと思い出した。

『未門牙王』去年あたりから頭角を現したバディファイター学内の大会を制し

臥炎財閥の主催のトーナメントも優勝、果てはそこの総裁にケンカ売った稀代のバカである。

まぁ、バカと言っても愛すべきという言葉が頭につくがな、誰隔てなく接し導く姿は尊敬に値するし、なおかつ未だ負けなしの最強ファイター相手にしたくはない、もちろん挑まれたら話は別だがな。

そう思いにふけっているとさっき、未門に投げられた奴が復活し再度襲いかかってきた、俺は未門前に割り込みカウンター気味に喉を殴る、体格差を埋めるためなら急所を攻撃するのが常である。

喉を抑え膝をつく相手の眉間に膝を入れとどめを刺す。

その間に未門の奴が二人を無力化する、残るは最初に殴り掛かってきたリーダー格のみである。

「そろそろ、降参してくれない?」

軽い口調でそう聞く俺に相手は血走った目でポケットから一本の棒状のものを取出し慣れた手つきで展開し刃を出す。

『バタフライナイフ』テンプレ通りの状態に俺は内心顔を隠す。

「お、おもしろいもの持ってるじゃないか」

その展開にウキウキしている未門の肩に俺は手を置いた。

「すまないが、ここは引いてくれないか?『番長』さん」

俺がそういうと未門は複雑そうな顔を浮かべる

「悪いが、こいつは俺の獲物だ」

その言葉と同時に駆けだす相手、俺は突き出されたナイフを回転で受け流しその鳩尾に蹴りを突き刺す。

深々と刺さった足を引き抜き俺は静かに歩き出す。

「お、おい」

未門が俺に声をかけようとする。

「早く行こうぜ、遅刻するぞ」

気の抜けたその言葉に未門は元のやんちゃな顔に戻る

「お前強いな、名前はなんていうんだ?」

「坂神和海」

そう言い残し歩き出す俺を未門は眺め追いついた仲間と共に学校への道を歩き出した。

 

 

 

 

 

 

教室にたどり着いた俺は、机で一人うなだれていた。

ギリギリでたどり着き息も絶え絶えの状態正直何もしゃべりたくないのが本音だがこのクラスにはそれを許さない奴がいる

「そんで、牙王ちゃんの追跡を振り切って走ってきたと」

「そういうこった」

話をまとめたパル子に俺はそう返すとタコ助に買って来てもらった水を一気に飲み干した。

「あんまり、ケンカに他人を巻き込みたくないんだがな」

「まぁね、でもあの牙王ちゃんの性格だと否応なく介入してくるだろうしね」

「あ、あの……」

呆れ顔のパル子と話していると不意に声をかけられた。

振り向くとそこには見覚えのある顔がいた。

「えっと、助けていただいてありがとうございます」

その言葉を聞いて俺はやっとこの子が朝助けた女の子であることを思い出した。

黒髪に黒縁のメガネ目が隠れた重い髪型だが見えるその声は清楚系でかわいい印象を受ける。

 

「あぁ、気にするなただのお節介だから、これからは気をつけろよ」

「はい……えっと私、橘光里っていいます」

「俺は、坂神和海でこっちはまぁ知らないはずはないよな毎日どこかで騒いでるし」

「失礼ね、時と場合は選ぶわよ」

言い争う俺たちをみてミサトは笑い出す。

「ほんと、仲がいいですね」

「まぁ、昔からの付き合いだしな」

「恥ずかしながら、幼馴染ってやつなのよ」

パル子の一言に俺はあきれ天を見上げる

「相変わらず嬢ちゃんは元気だねぇ」

すると不意にどこからか男の声がする。

俺は自分の腰のベルトを見下ろし溜息をついた。

「やっとお目覚めか?相棒」

そういうとベルトのバックルに描かれた龍の眼が光り答える

「う、ああ昨日ゲームやりすぎてなぁ」

「ったく、またカードバーンとか?」

「ああ、あいつ位だしな俺とまともにゲームできるの」

「えっと、そのぉ」

俺とバックルの会話を聞いてミサトが小さく声を上げる

「う、ああ。あのバックル実は和海のバディモンスターで」

「へぇ、坂神君ファイターなんだしらなかった。」

「まぁ、学内の公式戦出てないし授業は不真面目だしね」

パル子がフォローにならないフォローをしてくれたおかげでその場はいったん収まった。

 

 

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