某県某市のとある家にて、一人の男が自分の手に持っている物を眺めながらうっとりしていた。
「…あ~、これはいい」
そう言って手に持つ物に熱い眼差しを贈る。
その手には【OZ-00MS2B トールギスIII】を持っていた。
「やっぱり、個人的に最強の機体はコイツ何だよなぁ…、機体の速度・火力・性能、全てがシンプルに高い。はぁ、コイツに乗りたいぜ」
そう言って、自分が持つ【プラモデル】を見ながら妄想する。
「…さて、仕事に行くか」
時間は時計を見たら07時07分、そろそろ出ないと電車に間に合わない。
いつもの日課の自分の組み立てたプラモデルを専用の棚に戻し、仕事用の鞄を持って出ようとした瞬間…、彼は突然そのまま倒れ込んだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ん…」
なんだ?俺は、寝ていたのか?
はて?一体なにが?確か…会社に行こうとして、どうしたんだ?
「…つか、ここはどこだ?何もかもが真っ白、立ってる、とは思うけど感覚も微妙だな」
凄く、嫌な感じだ。
まるで…
「死んだような感じ、かの?」
「誰だ!?」
俺はそう言って周りを見る。
すると、後ろに老人…に感じる人が立っていた。
「…アンタ、誰だ?さっきまでいなかったよな?」
おかしい、さっきまで確かに周りには誰もいなかったはずだ。
「…ワシか、ワシはまぁ、神と言った存在かの?」
「…神?アンタが?」
ダメだ、とりあえずコイツはイカれたジジイなだけか。
「疑うのも仕方無いが、イカれてはおらんぞ?」
「なに!?声に出してないはずだが…」
「神みたいなもんじゃからな」
…正直、疑わしいがここは話位は聞くか
「で?神のアンタがなんのようだ?」
「厳密には神では無いが…まぁ、いいわい。お主と話をしたのはな、お主の転生先を決めねばならんからじゃ」
「は?俺の転生先?俺は死んでないぞ?」
「…言いにくいが、お主は死んでおるぞ」
はっ?何を言ってるんだこのジジイ?ボケてるのか?
…まぁ、いい。ぶっちゃけ気付いてたがな!
真っ白いような景色が無限…、少なくとも見回した先が全部同じに見える場所なんて聞いた事無いしな!
「…で、俺はどうなるんだ?」
「ふむ、急に聞く気になりおって…。まぁ、よいわ。お主にはこれから転生してもらおうと考えておる」
「転生?」
「そうじゃ、実はお主の死は想定外での。本来ならこのまま平凡に暮らし、寿命で死ぬはずじゃったのだが」
「…ふむ、その想定外ってのは分かるのか?」
「いや、こちら側の管理の失態も視野に確認したのじゃが、部下らに不手際は無かったし、君の世界にも異常は無くての、原因は不明じゃ」
「…成る程?で、俺はどこに転生するんじゃ?」
「ふむ、そう割りきって貰えると助かるのぅ。お主の転生先はカードが世界の中し「ちょっとまて!」…なんじゃ?」
「…おい、転生先は漫画やアニメの世界でもいいのか?」
「ん?…構わぬが、実際に送ろうとしたのも、そうじゃしの」
…おいおい、これはあれか?「アレ」に乗れるのか!?
「…なぁ、じいさん?その転生先は俺から希望を出しても良いのか?」
「…なんじゃか、目が怖いが。まぁ、大丈夫じゃよ?」
「なら、俺は…で、…な感じで、…ーーな風に転生したいのだが?」
「…まぁ、問題は無いが。良いのか?それだと、お主、孤独じゃね?」
「いや、後半で住む人は集めるし、最初は…と…で何とかなるだろ。最悪、その2つだけで…は成り立つしな」
「…まぁ、よいわ。それでは達者での」
そう言って、じいさんが手を振った瞬間、俺は転生先に送られた。
「…まぁ、ワシのミスじゃし?そりゃあね、部下や世界に異常は無いわい。」