最後の王様   作:souやがみん

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ヴォルケンズ出してくよー


魔導師vs騎士

 

 

拳を身体で受け止める。ディオーネとのユニゾンのおかげで魔力量が底上げされているためダメージはほとんどない。なのでそのまま殴る。ザフィーラと名乗った守護獣の腹に刺さった拳を引き頭を蹴りつける。吹き飛び壁にめり込む守護獣を見下ろす。

 

「流石、盾の守護獣を名乗るだけあるなザフィーラ。今のを防御しちまうのか。」

 

壁から出てくるザフィーラは埃を払っている。

 

「防御したはずなのだがな。ダメージはデカイ。そろそろマズイか。」

 

苦しそうにするザフィーラを見て行けると感じる。ただまだ周囲の警戒を止めてはいない。ディオーネには魔力の供給以外は周りの探索をしてもらっている。ザフィーラが構えると同時に前へ出る。懐に潜る寸前でサイドステップで横へとまわりこみ拳を繰り出してくる。それを回し蹴りで相殺するとザフィーラがバックステップで距離をとる。

 

「縛れ!鋼のくびき!テォォォ!」

 

白い岩のようなものが襲ってくる。それに対し構える。

 

「ディオーネ!」

 

了解した、とディオーネが言ってくれる。すると右の鉄腕からは炎を、左の鉄腕からは氷が生み出される。左手を地面に叩きつけ大地を凍らせる。そして右手の炎を凍らしせた大地に叩きつけ全てを破壊した。ぐっ、と苦々しい顔しているザフィーラに隙ができ懐に潜り込んだ。いくぞ、ディオーネ。あぁ、やるぞアデル。逃げられないように、踏み込むように右足でザフィーラの足を踏む。右腕に風と雷を生み出し、下半身の回転の強さをそのまま腕にのせ、殴る。

 

「くらえ!風に舞う雷【カラド・ボルグ】!」

 

ザフィーラの腹に刺さり、足を離すことで吹き飛んでいく。壁にめり込み、動かなくなった。ふぅ、と一息つくアデルはユニゾンを解除する。鉄腕も解除する。ディオーネがザフィーラにバインドをかける。

 

「さて、なのはとアリサの援護に向かうか。」

 

あぁ、と呟くディオーネとともにアリサとなのはの魔力を追って走り出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

桜色の魔力弾をアイゼンで叩き潰す。魔力を使いたくないがそうも言ってられない状況になりつつある。カートリッジも残り3発。余裕がなかった。しかも茶髪のおさげはこちらを完全に近ずけないように戦っている。魔力弾を叩き潰す。何個も潰すうちに魔力弾の中にバインドが混ぜられていることに気ずく。器用な敵だと思う。あたしにはできないな、と思う。だが

 

「何もかも正面からぶっ飛ばしてやる。いくぞ!アイゼン!カートリッジロード!」

 

煙を吹き上げ、金髪を吹き飛ばしたようにアイゼンの形を変える。両手で持ち、ジェットエンジンのような音とともにヴィータが突進していく。魔力弾を避けずに真ん中を突き抜ける。おさげの少女は眼を見開くが咄嗟に杖を突き出し防御魔法を発動する。拮抗する。ただ先ほどの金髪の少女よりも硬い。歯をくいしばるおさげの少女を睨む。そして

 

「アイゼン!」

 

カートリッジをもう一発使う。防御を粉々にする。そのままの勢いが残っているようでおさげの少女が吹き飛んでいく。ビルに埋もれる。そのビルは先ほど金髪の少女を吹き飛ばしたビルで、階層も同じようだ。魔力を奪うにはちょうどいい。そう思いビルの中へとアイゼンを構えながら入っていく。

 

 

 

 

 

マズイなぁ、となのはは思う。昼間のトレーニングのせいで魔力がもうほとんど残っていない。結果としてバリアジャケットの修復もできていない。隣で同じようなことを考えていそうなアリサを見る。彼女も同じようにバリアジャケットの修復をしていない。これはアデルのせいだな。うん、アデルのせいにしよう。そう決意していたなのはにアリサが言う。

 

「とりあえず、私があのチビ騎士の足止めるから砲撃、頼むわよ。」

 

今のところはそれがベストだろう。うん、と頷いてからアデルの魔力を探す。到着まではまだかかりそうだ。魔力を練る。もともと魔力はそう残っていないのでありったけ集める。まだ粉塵が舞いアリサの姿しか確認できない。フレイムアイズを構えるアリサの姿が突然消えた。元いた場所にはあの赤いチビ騎士がいる。アリサは防御には成功しているようだが半分壁に埋もれていて出てこれない。チビ騎士がデバイスを振りあげる。魔力集めに集中していたため回避のタイミングも防御のタイミングも逃している。振り上げられたデバイスが振り下ろされる。目を瞑り敗北を覚悟した。だがデバイスはなのはの元へはこなかった。デバイスとデバイスがぶつかる音とともにあの赤いチビ騎士が苦々しそうに叫ぶ。

 

「てめぇ!なにもんだ!」

 

「友達だ!」

 

なのはが目を開けるとそこには半年前に始めは敵として戦い、友となり一緒に戦った少女、フェイト・テスタロッサが愛機であるバルディシュを構え立っていた。助かったと思うと同時に嬉しかった。また会えたことが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なのはとアリサが無事だった。まずそのことに安堵を覚える。地球に着いた時なのはとアリサの魔力は薄かった。必死に飛びここまで来た。フェイトは目の前の少女を見る。どう見ても自分たちと同じぐらいの年頃だ。そんな子がアデルの訓練を受けているなのはたちを追い詰めていたことが驚きだった。

 

「なのは!アリサ!大丈夫かい?」

 

ユーノがなのはの元へ、アルフがアリサの元へと降り立つ。回復魔法でなのはとアリサの治療が始まる。地面を蹴る音が聞こえバルディシュで防御する。デバイスとデバイスが拮抗するが赤い騎士はバックステップをとり、構え直す。

 

「此方は管理局です。管理外世界での魔法の使用は許可が必要です。それを分かっての行為ですか、これは。」

 

フェイトの質問は赤い騎士が睨むことで答えてくれていた。

 

「なら仕方ない。逮捕します。」

 

フェイトが地面を蹴る。雷を纏い速度を上げているため、防御される前に斬る。それを間一髪といった様子で回避する。そのまま外へと出て行く。

 

「ユーノ、アルフ、2人をお願い。私はあの子を捕まえる。」

 

返事を聞かずに飛び出す。外に出ると赤い騎士が飛びかかってくる。それをサイドステップで避ける。突進してくる敵への対処方はアデルから学んでいる。ただ真っ直ぐに向かってくる赤い騎士に自分の姿が映る。戦い方が似ていたからだ。きっと過去の自分はこんな感じだったのだろうと思うと腹が立つ。でも心は熱く、体はクールに。それがアデルから聞いた奥義。サイドステップからバルディシュを振るう。赤い騎士に当たると派手に吹き飛んでいった。

 

「行くよ、バルディシュ。絶対にあの子を捕まえる。」

 

赤い騎士の方に向き構える。踏み出そうとした時バルディシュの警戒音がなる。音がなった時にはバックステップをとっていた。もともとフェイトがいた場所には炎が立ち昇るクレーターが出来ていた。その真ん中に立つピンクの髪をポニーテールに纏めた騎士が立っていた。

 




これじゃ、なのはが弱すぎるような……アリサはしゃーないよねぇww

風に舞う雷【カラド・ボルグ】
風と雷を腕に生み出し殴る。風と雷で速度を加速させつつ体に雷を撃ち込むため威力は高め。ディオーネとユニゾン状態でのみ発動可能
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